JPH01288657A - 回転変動発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、モーりが一回転する間に角速度が複数回変化
するように従動軸に回転運動を伝達するための回転変動
発生装置に関するもので、内燃機関における駆動軸の回
転動作に近い状態を電気動作型のモータにより作り出そ
うとしたものである。

かかる回転変動発生装置は、自動車等の内燃機関におけ
るディストリビュータ等の機器の作動状態の信頼性試験
を行なう為に使用きれる。

従　　来　　技　　術 自動車部品の１つであるディストリビュータはエンジン
と接続され、エンジンを作動させた場合にそのエンジン
の仕様（気筒数）により、回転に角速度が与えられた状
態となる。

その為ディストリビュータの試験装置として実車の状況
を再現きせるためにモータを亘気的に制御して角速度変
動を得る実験が行なわれている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらかかる従来方式の電気的制御による角速度
の変動は、モータにかかる負荷が非常に大きくまた特定
回転域（例えば１．ＯＯＯｒｐｍ）までしか目標角速度
変動率が得られない。

、さらに気筒数に合わせて角速度に変化を持たせるため
には制御装置を代える必要があり、装置が複雑になると
共に高価になり易いといった不都合がある。

そこで本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、従来のよ
うに電気的制御を行なうことなく、機械的制御により角
速度の変動を簡単に実現することのできる装置を提供す
ることを目的とする。

さらに特定回転数域ばかりでなくあらゆる回転数域にお
いて角速度の変動を起こすことができる装置を提供する
ことを目的とする。

問題点を解決するための手段 すなわち本発明はモータの駆動軸と、該駆動軸と平行に
設置された従動軸と、前記駆動軸及び従動軸に装着きれ
たプーリーとからなり動力伝達手段を介して連動するよ
うに構成したものにおいて、前記駆動軸に装着するプー
リーを正多角形型又は楕円型のもので構成し、従動軸に
装着するプーリーを駆動軸側プーリーの整数倍又は整数
分の一散の正多角形型又は楕円型のもので構成すると共
に、従動側プーリーの位置を駆動軸側プーリーに対して
π／　ｍ　（ｍは角数）たけずらした回転変動発生装置
により本目的を達成する。

作　　　　　用 モータを駆動させると、駆動軸はプーリーと共に一定速
度にて回転する。しかし従動側プーリーが正多角形型又
は楕円型で形成されている関係から、従動側が動力伝達
手段を介して駆動される際にプーリーの半径が変化する
関係からトルクに変化が起こり、従動軸に角速度の変化
が起きる。

妨らにその変化を大きくするために駆動軸側のプーリー
と従動軸側のプーリーの位置を所定角度　・（π／　ｍ
　）ずらし、駆動軸側のプーリーの半径が一番大きい時
に従動側プーリーの半径が一番小さくなるように構成き
れているので、従動軸における角速度の変化は大きいも
のとなる。

また従動軸側のプーリーが正多角形型又は楕円型で構成
されている関係からモータが如何なる回転数において回
転しようとも１回転する間に必ずｍ回の角速度の変化が
起こる。

実　　施　　例 以下に本発明を図面に示された実施例に従って詳細に説
明する。

第１図において１は駆動軸であり、図示しない駆動モー
タにより所定の回転を行なうように構成されている。駆
動軸１には楕円状の歯車プーリー２が装着きれており、
該歯車プーリー２は動力伝達手段としての歯付ヘルド４
を介して９０″位置がずれた楕円状の従動側プーリー６
と接続きれ連動するようになっている。駆動側楕円状の
プーリー２は、慣性モーメントが大きくなるように、均
等に重くしである。

従動側プーリー６は従動軸８に装着されており、駆動軸
１の回転に伴い同方向に回転するようになっている。

＝４− 尚、各プーリー２，６は第２図に示すように２４の歯が
等間隔で形成きれている。

第３図に示すものは第二実施例を示すもので、前記第一
実施例のプーリーの代わりに略正三角形状のプーリー２
，６がπ／３だけずらして各軸１．８に装着されている
。

プーリー２．６は第４図に示すように各辺に８つの歯が
等間隔で形成きれている。

第５図に示すものは第３実施例を示すもので、前記第一
実施例のプーリーの代わりに略正四角形状のプーリー２
，６がπ／４だけずらして各軸１．８に装着詐れている
。

第６図に示すものは第四実施例を示すもので、前記第一
実施例のプーリーの代わりに略正六角形状のプーリー２
，６がπ／６だけずらして各軸１．８に装着きれている
。

プーリー２，６は第７図に示すように各辺に４つの歯が
等間隔で形成きれている。

尚駆動プーリー２及び従動プーリー６は、長径をａ、短
径、をｂ（ａ＞ｂ）として直径の変動率αα　＝（ａ−
ｂ）／［（ａ＋ｂ）／２コ占００５となるように設計し
である。

また本実施例では、正多角形型又は楕円型からなる各プ
ーリーの歯数をエンジン２，３，４．６気筒数の最少公
倍数の２４のものを用いた。

そして各辺にあたる部分には均等に１２．８゜６．４の
歯を設（つた。

以上述へた構成において、本発明にかかる装置では、駆
動モータを介して駆動軸１を回転させると駆動プーリー
２は一定速度にて回転を始める。

駆動プーリー２の回転に伴い歯付ヘルド４を介して同方
向への回転が従動プーリー６に働く。

このとき駆動プーリー２と従動プーリー６とが、同し多
角形のプーリーで構成きれている場合には駆動プーリー
２と従動プーリー６との間を渡ｒ歯付ヘルド４の長さに
大きな変動が生しないので、ベルトが緊張されたり緩ん
だりすることなくスムースに回転する。

すると駆動プーリー２と従動プーリ−６とが、π／　ｍ
　（ｍは角数）だけずらして装着しである関係から、角
速度の変動率は１０％の範囲で２π／ｍ周期毎に変化す
る。

従って駆動軸１が一回転する間に例えば第８図に示すよ
うに角速度が６回変化することになり、自動車のエンジ
ンにおける６気筒の場合と同じような環境となる。

尚本実施例では、歯数２４の歯車プーリーを用いたがこ
れに限定きれるものではなく、試験を行なう各気筒数の
公倍数にあたる歯数（例えば４８）にしても差し支えな
い。

効　　　　　果 以上述べたように本発明にかかる装置は、駆動モータの
回転数を制御することなくプーリーの形状及びプーリー
の位置関係を調節することにより所定の周期で角速度を
大きく変化さゼることかできるので、ディストリビュー
タ等のエンジン関連機器の信頼性試験を行なうのに適す
る。

きらに駆動プーリーと従動プーリーとを同じ多角形型の
プーリーにてπ／　ｍ　（ｍは角数）だけずらして装着
しであるので、駆動プーリー・従動プーリー間を渡す動
力伝達手段の必要長さに大きな変化がなく滑らかな回転
を行なうことができる。また駆動モータを制御する方式
ではなく一定回転数を維持すれは良いため、低速回転（
例えば１１００ｒｐ　）から高速回転（例えば４．００
Ｏｒｐｍ　）までのあらゆる領域において回転試験を行
なうことが可能となる。

きらに駆動軸及び従動軸に装着するプーリーを適宜交換
することによりあらゆる気筒数のエンジンに対応した試
験を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第８図は本発明にかかる装置の実施例を示す
もので、第１図はプーリーが楕円型の場合の接続関係を
示す説明図、第２図は楕円型プーリーの正面図、第３図
はプーリーが正三角形型の場合の接続関係を示す説明図
、第４図は正三角形型プーリーの正面図、第５図はプー
リーが正方形型の場合の接続関係を示す説明図、第６図
はプーリーが正六角形型の場合の接続関係を示す説明図
、第７図は正六角形型プーリーと歯付ベルトとの関係を
示す正面図、第８図は正六角形型プーリーの場合におり
る駆動軸が一回転する間の角速度の変化状態を示すタイ
ムチャートである。 １・・・駆動軸　　　　　２・・・駆動プーリー４・・
・歯付ヘルド　　　６・・・従動プーリー８・・・従動
軸

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータの駆動軸と、該駆動軸と平行に設置された
   従動軸と、前記駆動軸及び従動軸に装着されたプーリー
   とからなり動力伝達手段を介して連動するように構成し
   たものにおいて、前記駆動軸に装着するプーリーを正多
   角形型又は楕円型のもので構成し、従動軸に装着するプ
   ーリーを駆動軸側プーリーの整数倍又は整数分の一数の
   正多角形型又は楕円型のもので構成すると共に、従動側
   プーリーの位置を駆動軸側プーリーに対してπ／ｍ（ｍ
   は角数）だけずらしたことを特徴とする回転変動発生装
   置。
2. （２）駆動軸及び従動軸に装着されたプーリーが歯車プ
   ーリーであり、動力伝達手段が歯付ベルトである請求項
   １記載の回転変動発生装置。
3. （３）駆動軸側のプーリーの歯数が、従動軸側プーリー
   の歯数と同数又は整数倍若しくは整数分の一である請求
   項２記載の回転変動発生装置。