JPH01285274A - 薬剤徐放装置 - Google Patents

薬剤徐放装置

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JPH01285274A
JPH01285274A JP63115333A JP11533388A JPH01285274A JP H01285274 A JPH01285274 A JP H01285274A JP 63115333 A JP63115333 A JP 63115333A JP 11533388 A JP11533388 A JP 11533388A JP H01285274 A JPH01285274 A JP H01285274A
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drug
polymer membrane
membrane
reservoir
living body
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JP63115333A
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Isami Hirao
平尾 勇実
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、生体内の目的部位にインシュリン、制癌剤
、狭心症薬、避妊薬、ホルモン剤等の薬剤を供給する薬
剤徐放装置に関する。
[従来の技術〕 生体の目的部位に薬剤を徐々に放出させる方式を掲載し
た文献として、筏 義人;化学、42巻7号(1987
)rドラッグデリバリ−システム」が知られている。こ
の方式は、たとえばシリコーン製カプセルに避妊薬のレ
ボノールゲストレルを包含し、女性の上腕の皮下に数本
埋め込み、カプセルから一定速度で薬剤が徐放され、排
卵を抑制し、さらに子宮顎部の粘膜を肥厚させて***の
貫通を阻止する等、薬剤を入れた基材を埋め込み、この
基材から薬剤を徐、放する方式である。そして、薬剤の
徐放を止めたいとき、たとえば再び妊娠を希望する時に
は前記カプセルを生体内より除去すればよい。
また、避妊薬の徐故に限らず、制癌剤においても癌組織
の外部と周辺に局所投与できることから、通常の抗癌剤
のように癌細胞のみならず、正常細胞まで殺傷し、白血
球減少などの副作用を防止できることで効果がある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前述した従来の薬剤徐放方式は、シリコーン
製カプセルに、薬剤を包含し、カプセルから一定速度で
薬剤が徐放されるようにしたものであり、薬剤の徐放量
を制御することはできない。また、使用中に薬剤の徐放
を一時的に中止したい場合にはわざわざ生体内よりカプ
セル等の摘出を行なっていた。さらに、抗癌剤の徐故に
関しては患者の体力状況に合せて薬剤の放出を増減して
やることが望ましいが、常に一定量の薬剤が放出される
ため、患者の体力が低下しているときも薬剤が放出され
、過剰投与による副作用の心配がある。
この発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは、薬剤を生体内の目的部位へ局所的に
繰返し送り込め、また体外から制御することによって必
要な量を必要な時に送り込むことが可能な薬剤徐放装置
を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用]前記課題を達
成するために、この発明は、容器本体内に設けた薬剤リ
ザーバに、この薬剤リザーバ内の薬剤と一面が接するよ
うに、しかも外部刺激により薬剤が放出されるように膜
孔径が変化する高分子膜を設けるとともに、この高分子
膜に外部刺激を供給する手段および外部刺激を制御する
手段を備え、薬剤リザーバ内の薬剤を徐放させるときに
は、前記高分子膜に刺激を与えて膜孔径を拡張し、必要
な時、必要か量の薬剤が徐放されるようにしたことにあ
る。
[実施例] 以下、この発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は第1の実施例を示すもので、1は生体に対して
為害性のないセラミック材料、金属材料あるいは高分子
材料等で形成された容器本体である。この容器本体1は
円筒状で、その一端の閉塞部2側の内部には電装室3が
、他端の開口部4側の内部はリザーバ収納室5に形成さ
れている。このリザーバ収納室5は電装室3よりやや大
径に形成され、その開口縁にはねじ部6が刻設されてい
る。また、前記リザーバ収納室5の内部には有底円筒状
の薬剤リザーバ7が着脱自在に挿入され、この内部には
インシュリン、制癌剤、狭心症薬、避妊薬、ホルモン等
の薬剤8が充填されている。
さらに、薬剤リザーバ7の開口縁にはパツキン9を介し
て固定リング10が装着され、この固定リング10には
高分子膜11が前記薬剤8と一面が接するように張設さ
れている。高分子膜11は、ポリ2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸(PAMPS)を含浸重
合させたポリビニルアルコール(PVA)シート等であ
って、元来薬剤が透過できないほど小さな膜孔径を持ち
、かつ電圧を印加することにより高分子膜自身が等尺性
収縮を起して薬剤8が透過できる有効な膜孔径に拡大す
る小孔を多数有している。また、前記容器本体1の開口
部4は、ねじ部6に螺合される蓋体12によって閉塞さ
れ、この蓋体12の周縁部で前記固定リング10を押圧
することにより、薬剤リザーバ7を固定的に保持してい
る。さらに、蓋体12は前記高分子膜11との間に空間
部13を形成しているとともに、その板面には複数個の
薬剤放出孔14・・・が穿設されている。
また、前記高分子膜11の両端部には電圧を印加するた
めの白金ワイヤからなるリード線15a115bの一端
が接続されている。これらリード線15a、15bは前
記薬剤リザーバ7の底部に穿設された貫通孔16を貫通
して前記電装室3に導かれ、また貫通孔16には薬剤8
が電装室3へ流出しないようにシリコーンゴム等の固定
部材17によって液密状または気密状に閉塞されている
さらに、前記一方のリード線15aは前記電装室3内に
設置した電池からな、す、前記高分子膜11に外部刺激
を供給する電源18に接続され、このリード線15aは
他方のリード線15bとともに、容器本体1の閉塞部2
に穿設された貫通孔19から外部に導出されている。ま
た、前記貫通孔19には体液等が電装室3へ流入しない
ようにシリコーンゴム等の固定部材20によって液密状
または気密状に閉塞されている。
前述のように容器本体1から導出されたリード線15a
、15bは生体の皮膚に固定した経皮端子21を介して
体外に導出され、前記電源18を制御する制御手段とし
ての可変抵抗器22に電気的に接続されている。
つぎに、前述のように構成された薬剤徐放装置の作用に
ついて説明する。
生体内の患部等の目的部位に容器本体1を埋入し、経皮
端子21を介して体外に設けられた可変抵抗器22によ
って電源18の電圧を制御し、高分子膜11に印加する
電圧を調整する。高分子膜11は固定リング10によっ
て周縁部が固定されているため、膜自身の大きさが固定
されているが、電圧を印加すると収縮応力を生じ、等尺
性収縮を起す。したがって、電圧を印加していないとき
には薬剤8が透過できないほど小さな膜孔径であったが
、電圧を印加することで薬剤8が透過する有効な膜孔径
に拡大し、さらに印加する電圧を調整することで膜孔径
も自在に調節できる。そして、高分子膜11が有効な膜
孔径である場合、生体内との浸透圧の差によって薬剤リ
ザーバ7内の薬剤8は高分子膜11を透過して空間部1
3へ流出し、さらに蓋体12の薬剤放出孔14・・・を
通って生体内の目的部位へ徐放される。徐放される薬剤
8の量は体外に設置した可変抵抗器22によって電源1
8の電圧を制御することによって任意に調節することか
でき、また薬剤徐放を一時的に中止したい場合、たとえ
ば避妊薬の徐放を中止し、再び妊娠を希望する場合等に
はn1変抵抗器22の抵抗を無限大にすることによって
高分子膜11に電圧が印加されず、膜孔径は薬剤8が透
過できないほど小さくなり、薬剤リザーバ7内の薬剤8
は生体内に放出されない。
このように、薬剤徐放装置を生体内に埋入し、体外より
電圧を制御するという簡単な操作で、薬剤8を目的部位
に必要なときに必要な量を送り込むことができる。また
薬剤8の徐放を一時的に中止することもでき、従来のよ
うに、わざわざ生体内から薬剤徐放装置を摘出する必要
はなくなる。
以下、この発明の他の実施例を説明するが、第1の実施
例と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。
第2図は第2の実施例を示すもので、23は体外に設置
した送信信号発生器である。この送信信号発生器23に
は信号を増幅するためのアンプ24が接続され、このア
ンプ24はプローブホルダ25に設けられた複数の圧電
素子からなる超音波発振素子26が接続されている。一
方、容器本体1の閉塞部2における外壁には前記超音波
発振素子26より発振される超音波エネルギを受ける圧
電素子からなる超音波受信素子27が設けられ、これは
電装室3内に設けられ、生じた電気信号を検出する信号
検出部28に接続されている。さらに、信号検出部28
は電源部29の駆動を制御するスイッチ回路30と接続
されている。また、前記超音波発振素子26から発振さ
れる超音波エネルギを超音波受信素子27に効率良く伝
達させるために、超音波発振素子26の前面側に内部に
液状の超音波伝達媒体を充填したパウチ31を設け、生
体の表面に密着させるようにしてもよい。
この実施例によれば、生体内の患部等の目的部位に容器
本体1を埋入もしくは直接飲込む。その後、体外に設け
られた送信信号発生器23から電源部29を駆動させる
送信信号を送ると、その信号はアンプ24により増幅さ
れ超音波発振素子26の各圧電素子に印加し、この各圧
電素子を発振駆動させる。発振した超音波は生体内の容
器本体1の超音波受信素子27の圧電素子に集束し、こ
の圧電素子を駆動させる。この超音波受信素子27で生
じた電気信号は信号検出部28で検出され、電源部29
の駆動を制御するスイッチ回路30をオンする。そして
、電源部29よりリード線15a、15bを介して、高
分子膜11に電圧が印加され、第1の実施例で述べたよ
うに、高分子膜11の膜孔径が拡大し、薬剤リザーバ7
内の薬剤8が透過する有効な膜孔径となり、薬剤8は高
分子膜11を透過して空間部13へ流出し、さらに蓋体
12の薬剤放出孔14・・・を通って生体内の目的部位
へ徐放される。徐放される薬剤8の量は体外に設置した
送信信号発生器23によって電源部29を駆動あるいは
停止させる間隔を制御することによって任意に調節する
ことができ、また薬剤徐放を一時的に中止したい場合、
同様に送信信号発生器23により電源部29を停止する
ことにより、膜孔径は薬剤8が透過できないほど小さく
なり、薬剤リザーバ7内の薬剤8は生体内に放出されな
い。
このように、薬剤徐放装置を生体内に埋入もしくは飲込
むことによって、薬剤8の徐放量を自在に制御できる他
、第1の実施例と同様な効果がある。
第3図は第3の実施例を示すもので、第2の実施例の送
信信号発生器23に代りに、体外に駆動信号発生器32
を設けている。また、容器本体1の電装室3内に超音波
受信素子27および生じた電気エネルギを整流するため
のA/Dコンバータ33を設けている。そして、このA
/Dコンバータ33に高分子膜11に接続するリード線
15a115bを接続して整流された電気エネルギを高
分子膜11に印加するように構成したものである。
この実施例によれば、第2の実施例と同様に、生体内の
患部等の目的部位に容器本体1を埋入もしくは直接飲込
む。その後、体外に設けられた駆動信号発生器32から
駆動信号を送ることによって、その信号はアンプ24に
より増幅され超音波発振索子26の各圧電素子に印加し
、この各圧電素子を発振駆動させる。発振した超音波は
生体内の容器本体1の超音波受信索子27の圧電素子に
集束し、この圧電素子を駆動させる。この超音波受信索
子27で生じた電気信号はA/Dコンバータ33によっ
て交流から直流に整流され、リード線15a、15bを
介して高分子膜11に電圧が印加される。したがって1
.第1の実施例と同様に生体の目的部位に薬剤8を徐放
てきるという効果の他に、容器本体1内に電源が不用と
なり、電源を交換する必要がなく、また容器本体1を小
形化できるという効果がある。
第4図は第4の実施例を示すもので、第2の実施例の送
信信号発生器23と第3の実施例の駆動信号発生器32
を混合器34に接続したものである。この混合器34は
両発生器23.32より送られる信号を増幅するアンプ
24を介して超音波発振素子26に接続されている。一
方、容器本体<1の電装室3内には超音波受信素子27
と接続するバイパスフィルタ35とローパスフィルタ3
6が並列に接続され、バイパスフィルタ35には第2の
実施例と同様の信号検出部28およびスイッチ回路30
が接続されている。また、ローパスフィルタ36は第3
の実施例と同様のA/Dコンバータ33を介して整流さ
れた電気エネルギを充電するための蓄電池37に接続さ
れ、この蓄電池37は高分子膜11と接続するリード線
15a115bに接続され、スイッチ回路30は蓄電池
37の駆動を制御すべく接続されている。
この実施例によれば、駆動信号発生器32からの駆動信
号は、混合器34を介して超音波発振索子26を発振駆
動させ、そして、超音波受信素子27に超音波を集束さ
せてこの圧電素子を駆動させる。この電気信号は前記バ
イパスフィルタ35とローパスフィルタ36に印加され
るが、この駆動信号は低周波であるためローパスフィル
タ36を介してA/Dコンバータ33に印加される。そ
して、このA/Dコンバータ33により整流され蓄電器
37を充電する。この動作を所定時間繰返すことによっ
て蓄電器37の充電量を高める。また、高分子膜11に
電圧を印加すべく、充電済の蓄電器37を駆動させるに
は、前記送信信号発生器23より蓄電器37を駆動させ
る送信信号を送り、同様に超音波受信素子27を駆動す
る。このときも生じた電気信号はバイパスフィルタ35
とローパスフィルタ36に印加されるが、この送信信号
は高周波であるためバイパスフィルタ35を通じて信号
検出部28に送、られ、この信号検出部28にて検出さ
れる。そして、前記スイッチ回路30のスイッチをオン
として充電済の蓄電器37を駆動させて前記高分子膜1
1に電圧を印加する。
電圧が印加された高分子膜11は第1の実施例で述べた
ように、膜孔径が拡大し、薬剤8を透過させて生体の目
的部位に薬剤8を徐放することになる。なお、薬剤8の
放出を中止したい場合には、前記送信信号発生器23に
よって蓄電器37に駆動停止信号を送信し、高分子膜1
1に対する電圧の印加を停止する。また、蓄電器37を
駆動あるいは停止させる送信信号を送る間隔を調整する
ことで薬剤8の徐放量も自由に制御でき、さらに蓄電器
37を充電させる駆動信号は適宜送信すればよく、また
送信信号と駆動信号を同時に送信してもよい。
第5図は第5の実施例を示すもので、第2の実施例にお
いては、電圧を印加すると、高分子膜自身が収縮し、膜
孔径が拡大する高分子膜11を使用したが、この実施例
は、ポリイソプロピルアクリルアミド等、元来薬剤8が
透過できないほど小さな膜孔径を持ち、高分子膜自身の
温度が上昇すると、等尺性収縮を起し、薬剤8が透過で
きる有効な膜孔径に拡大する小孔を多数有する高分子膜
38を固定リング10に張設したものである。そして、
この高分子膜38の内部に電熱線39を埋設し、この電
熱線39をリード線15a、15bに接続したものであ
る。
この実施例によれば、送信信号発生器23から電源部2
9に駆動信号を送信すると、電源部29よりリード線1
5a、15bを介して電熱線39に電圧が印加され、電
熱線39は発熱して高分子膜38を加熱する。高分子膜
38は発生した熱によって収縮応力を生じ、等尺性収縮
を起して膜孔径が拡大し、薬剤リザーバ7内の薬剤8が
透過する有効な膜孔径となり、薬剤8は高分子膜38を
透過して空間部13へ流出し、さらに蓋体12の薬剤放
出孔14・・・を通って生体内の目的部位へ徐放される
。徐放される薬剤8の量は体外に設置した送信信号発生
器23によって電源部29を駆動あるいは停止させる間
隔を制御することによって任意に調節することができ、
また薬剤徐放を一時的に中止したい場合、同様に送信信
号発生器23により電源部29を停止することにより、
膜孔径は薬剤8が透過できないほど小さくなり、薬剤リ
ザーバ7内の薬剤8は生体内に放出されない。
第6図は第6の実施例を示すもので、薬剤徐放装置の容
器本体を偏平状に形成し、皮下端子と同様に生体の皮下
に埋設できるようにしたものである。すなわち、40は
生体に対して為害性のないセラミック材料、金属材料あ
るいは高分子材料等で形成された容器本体で、これは基
板41と、この基板41の上部に着脱可能に螺合された
偏平円筒状の蓋体42とから構成されている。容器本体
41の内部には第1の実施例と同様に有底円筒状の薬剤
リザーバ7が収納され、この内部には薬剤8が充填され
ている。さらに、薬剤リザーバ7の開口縁にはパツキン
9を介して固定リング10が装着され、この固定リング
10には高分子膜11が前記薬剤8と一面が接するよう
に張設されている。高分子膜11は、元来薬剤8が透過
できないほど小さな膜孔径を持ち、かつ電圧を印加する
ことにより高分子膜自身が等尺性収縮を起して薬剤8が
透過できる有効な膜孔径に拡大する小孔を多数有してい
る。また、前記容器本体40の基板41の外壁には第2
の実施例と同様に超音波受信素子27が設けられ、これ
は基板41の上部に設けた信号検出部28、スイッチ回
路30を介して電源部29に接続され、この電源部29
はリード線15a、15bを介して高分子膜11に電気
的に接続されている。なお、43は蓋体42に設けた薬
剤放出孔である。
この実施例によれば、容器本体41を生体の皮下に設置
することによって、薬剤8を目的部位に必要な時、必要
な瓜だけ放出させることができる。
第7図は第7の実施例を示すもので、44は体外に設置
した送信信号発生器である。この送信信号発生器44は
アンプ45を介してプローブホルダ46に設けられたマ
イクロ波発振素子47に接続されている。一方、高分子
材料で形成された容器本体1の電装室3にはマイクロ波
発振素子47より発振されるマイクロ波を受けるポリビ
ニルアルコール(PVA)ハイドロゲル等の誘電体で包
まれたサーモスタット48が電源部49に接続され、こ
の電源部49は第1の実施例と同様にリード線15g、
15bを介して高分子膜11に接続されている。
この実施例によれば、送信信号発生器44から送信する
と、この信号はアンプ45により増幅され、マイクロ波
発振素子47に印加されてマイクロ波が発振駆動される
。発振されたマイクロ波は容器本体1内のサーモスタッ
ト48に集束され、熱を発生しサーモスタット48を作
動させる。サーモスタット48の作動によって電源部4
9は駆動し、高分子膜11に電圧が印加され、高分子膜
11は収縮応力を生じ、等双性収縮を起して膜孔径が拡
大し、薬剤リザーバ7内の薬剤8が透過する有効な膜孔
径となり、薬剤8は高分子膜11を透過して生体内の目
的部位へ徐放される。徐放される薬剤8の量は体外に設
置した送信信号発生器44によって電源部49を駆動あ
るいは停止させる間隔を制御することによって任意に調
節することができ、また薬剤徐放を一時的に中止したい
場合、同様に送信信号発生器44からの送信を止めるこ
とにより、サーモスタット48は作動せず、電源部49
は駆動しないので、高分子膜11の膜孔径は薬剤8が透
過できないほど小さくなり、薬剤8は放出されない。
なお、前記第7の実施例においては、マイクロ波によっ
てサーモスタット48を加熱するようにしたが、第5の
実施例に示すように、加熱によって等双性収縮を起し、
膜孔径が拡大する高分子膜38を使用し、サーモスタッ
ト48を加熱する代科イイクロ波を高分子膜38または
薬剤リザーバ7内の薬剤8に集束させることによって、
直接または間接的に高分子膜38を加熱し、薬剤8の徐
放を制御してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、生体内に入れ
る容器本体内に設けた薬剤リザーバに、外部刺激により
膜孔径が変化する高分子膜を設け、体外から前記高分子
膜に通電・加熱等を行なうことによって薬剤リザーバの
薬剤を必要な時、必要な量だけ目的部位に徐放させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す薬剤徐放装置の
縦断側面図、第2図はこの発明の第2の実施例を示す薬
剤徐放装置の縦断側面図、第3図はこの発明の第3の実
施例を示す薬剤徐放装置の縦断側面図、第4図はこの発
明の第4の実施例を示す薬剤徐放装置の縦断側面図、第
5図はこの発明の第5の実施例を示す薬剤徐放装置の縦
断側面図、第6図はこの発明の第6の実施例を示す薬剤
徐放装置の縦断側面図、第7図はこの発明の第7の実施
例を示す薬剤徐放装置の縦断側面図である。 1・・・容器本体、7・・・薬剤リザーバ、8・・・薬
剤、11・・・高分子膜、18・・・電源、22・・・
可変抵抗器。 出願人代理人 弁理士 坪井 淳 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 手続補正書 1、事件の表示 特願昭63−115333号 2、発明の名称 薬剤徐放装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (037)  オリンパス光学工業株式会社4、代理人 東京都千代田区霞が関3丁目7番2号 UBEビル〒1
00  電話 03 (502)3181 (大代表)
/′− 7、補正の内容 (1)明細書第4頁第3行目の「必要か量」を「必要な
量」に訂正する。 (2)図面全部を別紙の通り訂正する。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生体内に入れる容器本体と、この容器本体内に設けた薬
    剤リザーバと、この薬剤リザーバ内の薬剤と一面が接す
    るように設けられ外部刺激により薬剤が放出されるよう
    に膜孔径が変化する高分子膜と、この高分子膜に外部刺
    激を供給する手段および外部刺激を制御する手段とを具
    備したことを特徴とする薬剤徐放装置。
JP63115333A 1988-05-10 1988-05-12 薬剤徐放装置 Pending JPH01285274A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63115333A JPH01285274A (ja) 1988-05-12 1988-05-12 薬剤徐放装置
KR1019890006292A KR920005570B1 (ko) 1988-05-10 1989-05-10 차량용 전조등의 경동장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63115333A JPH01285274A (ja) 1988-05-12 1988-05-12 薬剤徐放装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505591A (ja) * 2006-10-10 2010-02-25 ボストン サイエンティフィック リミテッド 制御された治療薬の曝露または放出のための多孔質領域を有する医療デバイス
JP2012524574A (ja) * 2009-04-23 2012-10-18 セントレ オスピタリエ ユニヴェルシテール ド ルーアン 電力供給装置と埋め込み型医療機器とを接続する電気接続システム

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