JPH01283578A - 現像装置におけるトナー補給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、電子写真複写機や静電記録装置等の記録装置
における現像装置に設けてトナーを補給するトナー補給
装置に関する。

【発明の背景】

一般に、電子写真複写機や静電記録装置等の静電像を利
用した画像記録装置においては、静電像担持体上に静電
像を形成し、現像装置によって該静電像にトナーを付着
させて顕像化し、得られたトナー像を記録用紙に転写し
、定着して目的の記録物を得る。 上記した現像装置においては、トナー補給部のトナー格
納部から現像剤撹拌部へトナーが供給される。現像剤撹
拌部内に設けられた現像剤成分比率検出手段によってト
ナーの消費状況を検出し、この検出結果に基づいてトナ
ーの必要量を前記トナー格納部から供給する。こうして
トナー格納部からの供給が繰り返され、トナー格納部の
トナーが減少すると、トナー残量検知手段によって操作
パネル部等の例えばトナー補給指示灯が点灯する。 そして補給用トナーを収納したトナー補給容器をトナー
補給部の補給容器挿脱口に装着してトナーを補給する。

【発明が解決しようとする問題点】

従来知られているトナー補給容器の一例としては、補給
用トナーを収納する容器本体を円筒状になし、その周壁
の一部にトナー流出口となるスロットを形成し、該容器
を現像装置のトナー補給部に挿入した後、該容器を回転
させてトナーを落下投入するものである。しかしながら
、このような構造のトナー補給容器によってトナーを補
給する際にも、該容器を挿脱するときに、容器内のトナ
ーが外部へ流出・散乱し不測の事故を起こす可能性があ
る。また、トナー補給容器交換のために容器を補給部か
ら引き抜くときに、該容器を半回転させずに引き抜いて
しまうと、トナー流出口となるスロットが下向きのまま
取り出しこととなり、容器内に残留したトナーを周囲に
散乱させて汚損させてしまう。更に１、補給部のガイド
溝に係合する突起を手指にて把持する容器後端付近に設
けておくと、このトナー補給容器を補給部に装着すると
きに手指に引っ掛かる等、種々の欠点を有するものであ
った。

【問題点を解決するための手段】

本発明は上記した欠点を解消するためになされたもので
あって、トナー補給容器からのトナーの散乱・汚染によ
る事故を防止できる改良されたトナー補給装置を提供す
ることを目的とするものである。特にトナー補給容器を
現像装置のトナー補給部へ挿入・離脱する際に容易且つ
確実に操作してトナーの漏出を防止するようにしたトナ
ー補給装置の提供を目的とするものである。 上記目的は、周壁の一部にトナー放出開口を有する円筒
状トナー補給容器を現像装置のトナー補給部に装填して
トナーを補給するトナー補給装置において、前記トナー
補給部の補給容器挿入口実部端面付近に保合案内片を設
けると共に、前記円筒状トナー補給容器の先端部に上記
係合案内片に係合して所定位置以外での上記トナー補給
容器の挿脱を制限する第１係合部と、上記係合案内片に
係合して上記トナー補給容器の自由回転を制限する第２
係合部とを設けたことを特徴とする現像装置におけるト
ナー補給装置によって達成される。

【実施例】

本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。 第１図は本発明に係る現像装置の断面図である。 現像装置ｌｌは、トナー補給部７、現像剤撹拌部１３、
現像部１２が現像装置枠体１４内に配設されている。 トナー補給部７は、容器挿脱部７ａとトナー補給容器９
とから成るトナー補給装置およびトナー格納部８を備え
ている。 現像剤撹拌部１３は、トナー格納部８からトナーを搬出
する搬出ローラ５、トナーを撹拌位置へ搬送する搬送ロ
ーラ４、撹拌された現像剤を現像部へ供給する供給ロー
ラ６、現像剤を撹拌する撹拌部材３を備えている。 現像部】２は、その周面に薄膜状に現像剤を担持し、回
転しながら静電像担持体ｌＯ上に形成された静電潜像に
トナーを付着させて現像する現像スリーブ１１現像スリ
ーブｌ上の現像剤層の層厚を規制する現像剤層厚規制部
材２等を備えている。 トナーは、トナー補給部７のトナー補給容器９からトナ
ー格納部８に一旦格納される。現像によってトナーが消
費され、その結実現像剤撹拌部１３におけるトナー濃度
が所定値以下になると、濃度検知に基づいて搬出ローラ
５が駆動しトナーが格納部８から搬出される。搬出され
たトナーは搬送ローラ４によって現像剤撹拌位置へと搬
送される。 この撹拌位置で撹拌部材３によって撹拌され各成分が均
質に混合された現像剤は供給ローラ６によって現像部１
２へ供給され現像スリーブｌによって捕獲されやすい位
置へと移動する。現像剤は磁気ロール（不図示）等を内
設して回転する現像スリーブｌによって捕獲され該スリ
ーブｌの周面に付着する。そして、現像剤層厚規制部材
２によって現像剤は均一な薄層に形成される。現像スリ
ーブｌと静電像担持体１０との回転によって静電潜像と
現像剤薄層とが対峙し、現像スリーブ１からはトナー成
分のみが静電潜像に移行し現像が行われる。 このようにして、前記トナー格納部８からのトナーの搬
出が繰り返し行われ、トナー格納部８内のトナーが減少
すると、トナーの残量が検知され、トナー補給容器９の
交換が行われる。 第２図は本発明に係るトナー補給容器９の斜視図である
。トナー補給容器９は、トナーの収納部が中空円筒形状
をなしている。容器本体２０は上記の如く中空円筒状を
なしていてその両端は開口している。該容器本体２０の
円筒側壁面の一部には、所定幅を有し、長手方向に所定
長さをなす細長い開口溝形状のスロット２０ａが切り開
かれていて、トナーの放出落下口となっている。 容器本体２０の挿入後端部（左側）はホルダ一部材２２
によって密封状に接着閉止されている。ホルダ一部材２
２は容器本体２０の挿入後端部を封止すると共に、その
左方に突出した偏平状の把手２２ａはトナー補給容器９
を現像装置１１のトナー補給部７に着脱操作およびトナ
ー補給時の回転操作のつまみの役割をなす。 容器本体２０のスロット２０ａの外周縁は可撓性シール
部材２３を接着固定することによって封止されているか
ら、トナー補給容器９が補給前の保存状態にあるときは
、容器本体２０内に収納されているトナーはスロット２
０ａから漏出することはない。上記シール部材２３はス
ロット２０ａの長手方向の長さの約１．５倍の長さを有
していて、まずスロット２０ａの外周縁を封止したのち
、スロット２０ａの外周縁の右端付近の折り返し部で折
り返えされ、再びスロット２０ａの上方を反転して引き
回し、スロット２０ａの中程で可視性シール部材の上面
若しくは容器本体２０の外壁の一部に接着・固定されて
いる。 トナー補給容器９は、中空円筒状の容器本体２０内にト
ナーを収納したのち、キャップ部材２１を圧入・密栓す
るようになっている。このキャップ部材２１は、外側端
面２１ｂの更に外方に半円状に形成した第１係合部２１
ａと、該第１係合部２１ａと上記外側端面２１ｂとを中
央部からの半径長で連結するように形成した連結部であ
る第２係合部２１ｃとを備えている。 本発明に係るトナー補給容器を構成する各部材の材料と
しては、まず容器本体２０は金属板、プラスチック、又
はクラフト紙等の厚紙で中空円筒状に作られている。容
器本体２０を紙管で作る場合にはトナーを収納したのち
防湿性を保持するため、容器本体２０の内周面を樹脂加
工又はポリエチレン、ナイロン、アルミ箔等でラミネー
ト又は塗布加工する必要がある。又、容器本体２０は細
長い円筒状をなすもので、一端が現像装置１１のトナー
補給部７側に係止され、他端がホルダ一部材２２によっ
て捻回されるものであるから、捻回時に変形を生じない
材料でやや堅固に作る必要がある。 容器本体２０の両端開口を閉塞するホルダ一部材２２、
キャップ部材２１を形成する材料は、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニール等のプラスチック材料
が用いられる。そしてその一部に金属材料を用いる場合
もある。 可撓性シール部材２３としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニールビニリデン、ナイロン、ポ
リ塩化ビニール、ポリビニールアセテート、ポリエステ
ル等のプラスチックフィルム材やアルミ箔等の金属材料
を用い、これらの単層材又は積層材として形成する。可
撓性シール部材２３としては、可撓性を有し、且つ引っ
張り強度や曲げ強度を有する材料および膜厚が必要であ
る。また可撓性シール部材２３の容器本体２０への接着
は、両面接着テープ、接着剤、熱接着等によって行われ
る。 第３図は、トナー補給容器９を現像装置１１のトナー補
給部７へ装填する状態を示す斜視図であり、第４図（Ａ
）および第４図（Ｂ）はトナー補給容器９とトナー補給
部７との保合状態を示す斜視図である。 現像装置１１の側方上部には第１図に図示した如くトナ
ー補給部７が設けてあり、該トナー補給部７の補給容器
挿脱穴７ｃに対して前記トナー補給容器９が挿脱可能と
なっている。トナー補給容器９は第３図に図示した如く
容器本体２０のスロット２０ａが上向きになるようにし
て補給容器挿脱穴７ｃに挿入する。この時可撓性シール
部材２３を引き剥がすようにする。 上記補給容器挿脱穴７ｃの開口端部付近には、該挿脱穴
７ｃの円筒壁の下部を外方に突出形成した載置部７ｄを
設けである。該載置部７ｄにトナー補給容器９を載置し
、スロット２０ａが上方を向くようにして可撓性シール
部材２３を引き剥がす等の準備をしたのち、トナー補給
容器９を左右に回動させないようにして補給容器挿脱穴
７ｃに挿入する。この時、把手２２ａを手指で持って行
う。 トナー補給部７の容器挿脱部７ａの奥端部には係合案内
片７ｂが設けられている。該保合案内片７ｂは第３図、
第４図（＾）、第４図（Ｂ）に図示の如く、半円状をな
し容器挿脱部７ａに一体的に形成しである。 該保合案内片７ｂは前述したトナー補給容器９の第１係
合部２１ａおよび第２係合部２１ｃと係合する。 この係合案内片７ｂは、トナー補給容器９の挿入時に前
記第１係合部２１ａおよび第２係合部２１ｃとは干渉し
あわないように形成される。 トナー補給容器９を第４図（Ａ）に示すように、スロッ
ト２０ａを上向きにして容器挿脱部７ａに挿入すると、
第１係合部２１ａが係合案内片７ｂの下方を通過する。 そして外側端面２１ｂがこの保合案内片７ｂに当接して
挿入が停止される。この外側端面２１ｂが保合案内片７
ｂに当接した状態でトナー補給容器９を挿入方向に見て
時計方向に１８０°回転させる。その結果、第４図（Ｂ
）に示す状態に至る。すなわち、第１係合部２１ａは係
合案内片７ｂの内側面に沿って係合し、したがってトナ
ー補給容器９をトナー補給部７から離間させることはで
きない。そしてトナー補給容器９を１８０°回転させる
とスロット２０ａは下方に向きトナーが放出される。こ
の状態で第２係合部２１ｃは係合案内片７Ｃの一方の下
辺端７ｅに到達し、トナー補給容器９のそれ以上の回転
を妨げる。 このようにしてトナー補給容器９をその軸方向に挿入し
たのち、時計方向に１８０°回転すると容器本体２０の
スロット２０ａは真下を向き、トナー補給容器９内に収
納されていたトナーはトナー格納部８内に放出される。 トナー格納部８内のトナーが消費されトナー補給の必要
が生じたときには、トナー補給容器９を交換する。トナ
ー補給容器９を反時計方向に１８０゜回転させる。そう
すると容器本体２０のスロット２０ａが真上を向く。こ
の状態で第１係合部２１ａと係合案内片７ｂとの保合が
解除されトナー補給容器９の引き抜きが可能となる。こ
の状態でトナー補給容器９を引き抜けばスロット２０ａ
は真上を向いており、たとえトナー補給容器９内にトナ
ーが若干残留していたとしても外部に漏出することはな
い。

【発明の効果】

以上説明したように、本発明のトナー補給装置は、トナ
ー補給容器を現像装置のトナー補給部へ着脱する際に、
簡単にしかも確実に装着でき、またこの着脱の際に発生
していたトナー漏出を防ぐことが可能となって、周囲を
汚損することのないという効果を奏するものである。さ
らに手指によって把持する把手の近傍に突起等を設けな
いようにできるのでトナー補給容器の交換に際して安全
な交換作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る現像装置の断面図、第２図は本発
明に係るトナー補給容器の斜視図、第３図はトナー補給
容器を現像装置のトナー補給部へ装填する状態を示す斜
視図、第４図（Ａ）および第４図（Ｂ）はトナー補給容
器とトナー補給部との保合状態を示す斜視図である。 ７・・・トナー補給部　　７ａ・・・容器挿脱部７ｂ・
・・保合案内片　　　９・・・トナー補給容器１１・・
・現像装置　　　　２０・・・容器本体２０ａ・・・ス
ロット（トナー放出開口）２１・・・キャップ部材　　
２１ａ・・・第１係合部２１０・・・第２係合部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 周壁の一部にトナー放出開口を有する円筒状トナー補給
   容器を現像装置のトナー補給部に装填してトナーを補給
   するトナー補給装置において、前記トナー補給部の補給
   容器挿入口奥部端面付近に係合案内片を設けると共に、
   前記円筒状トナー補給容器の先端部に上記係合案内片に
   係合して所定位置以外での上記トナー補給容器の挿脱を
   制限する第１係合部と、上記係合案内片に係合して上記
   トナー補給容器の自由回転を制限する第２係合部とを設
   けたことを特徴とする現像装置におけるトナー補給装置
   。