JPH01280751A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JPH01280751A
JPH01280751A JP10988188A JP10988188A JPH01280751A JP H01280751 A JPH01280751 A JP H01280751A JP 10988188 A JP10988188 A JP 10988188A JP 10988188 A JP10988188 A JP 10988188A JP H01280751 A JPH01280751 A JP H01280751A
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JP
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layer
density
resin
polyolefin resin
coating layer
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Application number
JP10988188A
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English (en)
Inventor
Tsunehisa Omotani
重谷 恒久
Takefumi Hirabayashi
平林 武文
Tatsumi Okada
岡田 辰巳
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/775Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
    • G03C1/79Macromolecular coatings or impregnations therefor, e.g. varnishes

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は写真印画用紙支持体に関するものである。更に
詳しく述べるならば、本発明は、基体の表面側に二酸化
チタン含有ポリオレフィン樹脂組成物を、二層構造をな
すように被覆し、その裏面側にはポリオレフィン樹脂を
被覆した構成を有し、耐水性と耐傷性にすくれ、ホール
パンチ性に優れ、かつカールバランスの良い樹脂被覆写
真印画紙用支持体に関するものである。
〔従来技術〕
従来、写真印画紙用支持体としてバライタ紙が使用され
ていたが、近年シー1−状基体の両面にポリオレフィン
樹脂からなる被覆層を設けた耐水性支持体が用いられる
様になって来た。この耐水性支持体は、それから製造さ
れる印画紙の現像時に於ける水洗および乾燥時間を短縮
し、フェロタイプを不要とし、薬品消費量を節減し、剛
度および諸強度を高レベルに保持し、かつ薬品浸透によ
る汚れを少なくする等、多数の利点を有している。
写真印画紙用支持体は、一般に、その一方の面(裏面側
)に透明なポリオレフィン樹脂被覆層が設けられ、他の
面(表面側)に二酸化チタンのような高白色性、高不透
明性顔料を含む不透明なポリオレフィン樹脂組成物被覆
層が設けられており、このような支持体の前記表面側の
不透明なポリオレフィン樹脂組成物被覆層の上に写真乳
剤層を設けて印画紙が形成される。
一般に支持体に使用されるポリオレフィン樹脂は、支持
体全体の耐水性を付与し、支持体の表面(乳剤塗布側)
の平滑性を維持し、基体と被覆層との接着性を高め、支
持体全体のカール性のバランスをとり、かつ、ホールパ
ンチ性を良くするという役割を有するものであって、こ
のため表面用ポリオレフィン樹脂としては低密度樹脂を
、裏面用ポリオレフィン樹脂としては表面用のものより
高密度の樹脂を使用し、両者を使い分けている(特開昭
58−93049)。しかし、この種の表面樹脂被覆層
に低密度ポリエチレンを使用した支持体ては、支持体の
製造時、乳剤塗布時、印画紙の現像時などに支持体、又
は印画紙が、送りロールでこずられ、その表面にこすれ
傷か発生ずることかある。支持体表面に傷がつくと、そ
の表面の光沢度が低下し、かつ平滑性か低下し、この支
持体から製造された印画紙の品質を低下させるという重
大な問題が発生ずる。また表面層用樹脂として低密度ポ
リエチレンが使用されると、支持体の製造巻取りの際に
、裏面のマント加工面の凹凸が、表面側の柔かな樹脂面
に転写されてしまい、そのため表面側被覆層の、平滑性
の低下および光沢度の低下を生じ、このこともまた、こ
の支持体から得られる品質を低下させることになる。
そこで、支持体表面の耐傷性向上のために、特定物性の
低密度ポリエチレンを使用する方法(特開昭58−93
0.1.9) 、特定物性の高密度ポリエチレンを使用
し耐傷性と共にカッl−性をも向上させる方法(特開昭
58−95731)などが提案されているが、之等は何
れも表面層を単一樹脂で被覆するものであり、前者ば耐
傷性に於いて不充分であり、後者ばシート状基体に対す
る接着性に於いて劣るなどの不都合がある。また、表面
層を2層構造とし内側半層を低密度ポリエチレン、また
は少くとも50重量バーセン1〜の低密度ポリエチレン
を含む配合物で構成し、外側単層を少くともQ、 5 
GPaの剛性モジュラスを有する重合体、例えばポリカ
ーボネ−1・で形成し、それによって支持体の剛性を改
善する技術く特開昭6l−132949)があるか、こ
の様な方法では、支持体の剛性は向上するが、そのポー
ルパンチ性に問題があり、またカールのバランスのため
の配慮がなされていないためこの点に問題が残っていた
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、シート状基体の両面をポリオレフィン
樹脂で被覆した写真印画紙用支持体に於いて、そのカー
ル性およびホールパンチ性を悪化させることなくその耐
傷性を著るしく向上さセた表面側被覆層を有する写真印
画紙用支持体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の写真印画紙用支持体は、シート状基体とこの基
体の表面側(写真乳剤塗布面側)と、裏面側とを被覆し
ており、かつポリオレフィン樹脂を主成分とする被覆層
とを含み、前記表面側被覆層が、互に組成の異なる、二
酸化チタン含有ポリオレフィン樹脂組成物からなる内側
半層(基体側)と、外側単層とからなり、前記外側単層
に含まれているポリオレフィン樹脂の密度が、前記内側
半層に含まれているポリオレフィン樹脂の密度より高く
、および、前記外側および内側両半層のポリオレフィン
樹脂の平均密度が0.940以下であって、かつ、前記
裏面側被覆層に含まれているポリオレフィン樹脂の密度
よりも低いことを特徴とするものである。
上記表面側被覆層の外側単層は2〜10μmの厚さを有
していることが好ましい。
また、上記表面側被覆層の内側および外側両生層は、溶
融押出被覆法によってシート状基体表面側に同時に形成
されることが好ましい。
従来技術の欄において述べた様に、写真印画紙用支持体
用樹脂は、写真適正に関係する特性、すなわち表面樹脂
層の平滑性、積層体物性とての耐カール性、基体への接
着性等を勘案して表裏夫々別個に選定される。しかしな
がら、これらの特性の微妙なバランスを、表、裏側側層
のそれぞれに単一種の樹脂を用いて達成することは極め
て困難である。特に近年、印画紙が高品質化し、このた
め支持体においても、表面樹脂被覆層への高チタン配合
、高被覆量化の傾向があり、このような情況下において
は、表面側被覆層を構成する樹脂を低密度化しなければ
、裏面側層の樹脂をまずます高密度化、および高被覆量
化しないと耐カール性のバランスがくずれることとなる
。上記のような要求に対応して、本発明は、表面側樹脂
を全体く内側と外側の両層の平均値)としては低密度に
維持しながら、耐傷性が良く、かつカールバランスの良
好な支持体を得ようとするものであり、このために、表
面側被覆層を単一樹脂層でなく、密度の異なる2種のポ
リオレフィン樹脂により、内、外側2層構造とするもの
である。
本発明の支持体は、表面側被覆か互に組成の異なる内〜
外単層からなる2層構造を有し、外側半層に含まれるポ
リオレフィン樹脂の密度か、内側半回に含まれるポリオ
レフィン樹脂の密度より高く、更に、これら内、外側両
単層に含まれるポリオレフィン樹脂の平均密度が0.9
40以下であり、かつ、裏面側被覆層に含まれるポリオ
レフィン樹脂の密度より低い点に特徴がある。第1図に
おいて、支持体1は、シート状基体2と、その表面側に
形成された表面側被覆層3と、その裏面側に形成された
裏面側被覆層4とを含んでなり、表面側被覆層3は、互
に異る樹脂組成物からなる外側半層3aと内側半層3b
とからなるものである。
支持体の被覆層のポリオレフィン樹脂密度とその耐傷性
には相関関係があり、樹脂密度か高い時には耐傷性が優
れ、本発明の表面被覆層のように2層構造をとるまても
なく耐傷性に関しては全く問題がない。しかしながら、
このような高密度のポリオレフィン樹脂で表面側被覆単
一層を形成すると、裏面側被覆層は更に高密度のポリオ
レフィン樹脂を使用するか、又は、被覆量を増加させな
りれば、カール性のバランスをとることができず、又、
このような構成とすると、被覆層全体の樹脂密度が過度
に高くなりこのために支持体、又はそれから得られる写
真印画紙のホールパンチが非常に悪化する。従って本発
明の支持体においては、表面層に使用する内、外側両単
層のポリオレフィン樹脂の平均密度は0.940以下で
あることが必要である。この平均密度が、0.940よ
り高くなると、得られる支持体の耐カール性およびホー
ルパンチ性が悪化する。
表面側層の耐傷性は、それに含まれるポリオレフィン樹
脂の平均密度により支配されるが、これを上述のような
2層構造とする時、耐傷性は外側半層の樹脂の密度によ
りほぼ支配されることを本発明者等は見出した。内、外
側両単層の夫々の被覆量には格別の限定はないが、少な
くとも外側半層の密度が内側半層の密度より高いことが
重要である。全被覆量は、従来の支持体に一般に用いら
れている10〜50μmの範囲内で自由に、亦内、外側
両単層の被覆量比率も自由に選ぶことかできる。
また両生層中の二酸化チタン含有率も各単層ごとに自由
に選ぶことができる。一般に、両単層平均の二酸化チタ
ン含有量は5〜30%の範囲内にあることが好ましい。
表面側被覆層の外側半層の厚さを2〜10μmにすると
、表面側被覆層の耐傷性に殆んど影響を与えることなく
、耐カール性とホールパンチ性とを更に改良することが
できる。
第2図において支持体1に含まれる表面側被覆層3は、
極めて薄く形成された外側半層3aと、その内側に形成
された内側半層3bとからなるものである。シート状基
体の両面を樹脂被覆した積層体のカール性は、両面層の
樹脂の収縮性の差、即ち蜜度差によって定まる。表面側
層の樹脂密度(平均密度)と、裏面側層の樹脂密度とを
それぞれ一定値に固定し、かつ表面側層を樹脂組成の互
に異る2層構造とした時には、内側半層を外側半層より
高密度にしても、或は、これを逆にしても、そのカール
性には殆んど影響がない。しかしながら、外側半層を内
側単層より高密度とし、かつ被覆層厚さを薄くすること
により、表面側被覆層の樹脂の平均密度を下げることが
でき、この分だけ発生するカールが小さくなる。即ち外
側半層の樹脂被覆厚さを薄くすることにより、耐傷性を
必要な水準に維持しながら、表面側層全体の樹脂の平均
密度を低下させ、その分だけ支持体全体としてのカール
バランスをとりやすくし、また裏面側被覆層のポリオレ
フィン樹脂の被覆量を減少させる等の経済的効果が得ら
れ、更に裏面側被覆層の樹脂を高密度化を回避し、それ
によりパンチ性の低下を防止することが出来る。しかし
ながら裏面側被覆層の樹脂密度を表面側2層の平均樹脂
密度より高くすることは本願発明の必須の要件である。
外側半層の厚さが2μmより小さくなると、膜割れ、被
覆ムラなどが発生ずることがある。また、その厚さが1
0μmより大きくしても、その耐傷性改良効果は頭打ち
となり、格別の効果は少ない。
本発明の表面側被覆に含まれる二酸化チタンの含有率ば
、両単層平均として5〜30%であることが好ましい。
亦各単層の二酸化チタン含有率は0〜35%の範囲内に
あることが好ましい。本発明の支持体において外側半層
の二酸化チタン含有量を内側単層のそれより多くしたり
、或は、少なくしたりして、支持体表面側被覆層の光学
的性質を改善することができる。
本発明の支持体において、表面側の内、外側半層を形成
するには各土層を別々に2段被覆する方法でもよく、或
はコニキストルージョン(同時押出被覆)法によって両
単層を同時に押出被覆する方法でもよいが、効率上同時
押出被覆法が好ましい。コニキストルージョンの方法は
例えば「新ラミネート加工便覧」 (加工技術刊行金利
)P84〜92に記載されている様な何れの方法をも使
用することができる。
シート状基体の表面を被覆するために用いられる耐水性
、熱可塑性樹脂は、ポリオレフィン樹脂である。ポリオ
レフィン樹脂はエチレン、α−オレフィン類、例えばプ
ロピレンなどの単独重合体、前記オレフィンの少なくと
も2種の共重合体およびこれ等各種重合体の少なくとも
2種の混合物質から選ぶことが出来る、特に本発明に好
ましいポリオレフィン樹脂は低密度、中密度、高密度ポ
リエチレンおよびこれらの混合物である。これらポリオ
レフィン樹脂の分子量には特に制限は無いが、通常20
,000〜200,000の範囲のものを用いることが
好ましい。
実用的には内側単層に含まれるポリオレフィン樹脂がポ
リエチレン樹脂であり、その密度が0.915〜0.9
40であり、そのメルトインデックス(Ml)が1〜2
5であり、更にそのスエリングレショ(S R)が0.
8〜2.0の範囲にあるものから選ばれることが好まし
い。また、外側半層に含まれるポリオレフィン樹脂かポ
リエチレン樹脂であり、その密度が0.930〜0.9
45であり、そのMIが1〜25であり、かつそのSR
が0.8〜2.0の範囲にあることが好ましい。
外側半層のポリオレフィン樹脂密度は0.945を越え
ると、支持体全体としてのカールバランスがとりにく\
なるのみならず、ホールパンチ性の低下をまねくことが
ある。また、外側半層の樹脂密度が0.930未満にな
ると、表面側被覆層表面にこすれ傷が発生し易くなる。
ポリオレフィン樹脂の密度はASTM D−1505に
より測定することができる。混合品の実測密度と計算密
度とはほぼ一致するので、本発明の実施に於ては、計算
密度を用いることにより十分に管理可能である。
樹脂組成物被覆に当っては、シート状基体に予めコロナ
放電処理を施しておくことが好ましく、また被覆後、ク
ーリングロールにより樹脂面を鏡面加工、或は型付は加
工することもできる。また、表面側被覆層と、写真乳剤
層との接着性を改善するために、その上にコロナ放電を
施したり、サブコートを施すこともできる。また本発明
の支持体に用いられる被覆層用樹脂は、所望量の添加剤
、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシ
ウム、アルミナなどの白色顔料、ガラス繊維、アスベス
ト、ボイスカーなどの繊維状フィラー、カーボンブラン
ク、フタロシアニン系顔料、黄鉛、チタンイエロー、ヘ
ンガラ、群青などの着色顔料、通常の樹脂に混合れる安
定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、可塑剤、分散剤、滑剤
、螢光剤などを含んでいてもよい。これらの添加剤の種
類、添加量、および添加方法などについては、例えば米
国特許第3,833,380号、第4.169.188
号、第3,501.298号、第3.449,257号
、および第3.499,762号などに記載されている
。また、米国特許第3,884,692号に記載されて
いるように、それらの添加剤を、ポリオレフィン樹脂被
覆層の形成後に、その」二に塗布することもできる。さ
らに、米国特許第2.715,075号、第2,846
,727号、第3,549,406号、および第3.5
90.107号等に記載されているように、ポリオレフ
ィン樹脂被覆層の表面活性化処理を、必要に応じて行う
こともできる。
本発明に用いられるシート状基体としては、広葉樹パル
プ、針葉樹パルプ、広葉樹針葉樹混合パルプ等の木材パ
ルプ、また、クラフトパルプ、サルファイI・パルプ、
ソーダパルプ等通常使用されているパルプから成る原紙
が使用できる。また、必要によっては合成パルプ、合成
繊維、天然繊維も使用することができる。
原紙の種類および厚味に関しては特に制限はないが、原
紙を抄造後、これにカレンダーにて圧力を印加して圧縮
するなどした表面平滑性を改善したものが好ましく、そ
の坪量ば、50〜250g/ n(であることが好まし
い。
本発明にシート状基体として用いられる原紙は、通常の
紙用各種添加剤、例えば乾燥紙力増強剤(カチオン化澱
粉、カチオ化ポリアクリルアミド等)、サイズ剤(脂肪
酸塩、ロジン、マレイン化ロジン、カチオン化すイス剤
、反応性サイズ剤等)填料(クレー、カオリン、チタン
等)、湿潤紙力増強剤(メラミン樹脂、エポキシ化ポリ
アミド樹脂など)、定着剤、(硫酸アルミニウム、カチ
オン化澱粉など) 、Pl+調節剤(苛性ソーダ、炭酸
ソーダ等)などの1種以」二を含んでいてもよい。また
原紙は水溶性高分子添加剤、サイズ剤、無機電解質、吸
湿性物質、顔料、染料、円I調節剤などの1種以上を含
む処理液でタブザイズ、又はサイズプレスされたもので
あってもよい。
〔実施例〕
以下実施例により本発明の詳細な説明する。なお、各実
施例および比較例に於て調製された支持体の光沢度(耐
傷性の代用特性)、カール度および、ホールパンチ性は
次の様にしてテストされ評価された。
1、光沢度 こすれ、押圧による表面側被覆層の傷つき易さを、押圧
による光沢度低下の値で表わした。即ち150 X 1
50mm角に裁断した支持体試料を、30℃×65%R
Hの試験室内で調温し、この試験片5枚を重ねこれに5
kg/cI11の圧力を60分かけ、中間部の3枚のシ
ートについて、支持体裏面のマット加工面による表面の
光沢度低下を75°光沢度で測定した。
2、カール度 支持体試料を5mmWX50n+Lの短冊形に原紙の流
れに対して横目に切断し、この試験片を25゛cx80
%RHの条件で24時間調湿し、この試験片のカール度
を別に作製した10段階に分級されたカールグレード図
と比較して評価した。支持体の表面側にカールしたもの
をプラス(+)、裏面側にカールしたものをマイナス(
−)と表示した。数値の絶対値の小さいもの程カールが
小さく、すなわち、耐カール性が高いことを示す。支持
体はそれに乳剤塗布後の印画紙のカールが0〜−(マイ
ナス)であるようなものであることが望ましいので、支
持体の段階では、そのカール度は、少くともマイナスで
あることが望ましい。
3、ホールパンチ性 支持体試料を1穴バンヂ機(プラス社製)で切断し、そ
の切断面について、ポリエチレン樹脂被覆層の、引伸ば
され変形した状態を観察し、その結果を「切断面が極め
て平滑で毛羽立ちが全くなくポリオレフィン層に変形が
認、められないもの」(グレード1)から、「切断面全
体にわたりポリエチレン樹脂被覆層が大きく引伸ばされ
変形の大きなもの」 (グレート10)まで10段階に
評価した。グレード1のホールパンチ性が最も良好でグ
レード10のボールパンチ性が最悪である。
−乍11−5、および此漱1m−7− カナゾイアンスタンダードフリーネス(JIS P−8
121−76)250 MEまで叩解した針葉樹間亜硫
酸パルプ(NBSP) 20%と、フリーネス280 
rrdlまで叩解した広葉樹間硫酸塩パルプ(1、[P
) 80%とを混合して米坪量17h/ rrf、緊度
1.0g/cnt、水分8%の紙基体を抄紙した。この
とき、下記製紙用添加剤を、バルブ絶乾重量に対し下記
の量添加した。
カチオン化澱粉           2.0%アルギ
ルケテンダイマー樹脂    0.4%オニオン性ポリ
アクリルアミド樹脂 0.1%苛性ソーダ      
    PH7,5に調節また、サイズプレス薬品とし
て、カルボキシル変性PVAと塩化すI−リウムとを2
:1の重量比率で混合し、これを水に溶解して調製した
5%サイズ液を紙の両面に25 g/rd塗布した。こ
のようにして紙基体が得られた。
先づ、紙基体の裏面にコロナ放電処理を施し、その処理
面上に第1表注記の樹脂Cを、330°Cで熔融押出し
て積層し、これにクーリングロールによりマント型付を
施し′Yら冷却し、厚さ30μmの裏面側被覆層を形成
した。
次いで紙基体の表面側にコロナ放電処理を施し、この処
理面上に第1表記載の種類の樹脂を、第1表記載の構成
を有する内、外側半層を樹脂温度320℃、で熔融押出
し法により積層し、合計厚さ30、#mの表面側被覆層
を形成した。光沢のある樹脂被覆支持体が得られた。得
られた支持体の光沢度、カール度、ホールパンチ性は第
1表記載の通りであった。
第1表には、実施例1〜2および比較例1〜4からなる
第1ブロツクと、実施例3〜4および比較例5〜7から
なる第2ブロツクが比較されている。第1ブIコツクの
実施例1に於ては表面側被覆層を、内側半層を低密度樹
脂入で厚さ9μmに、外側半層を、それより高密度の樹
脂Bで厚さ21μmに共押出し被覆を行った。実施例2
では、内外検測単層の厚さをそれぞれ21μmと9.u
mとし、実施例1とは反対に被覆した。比較例1に於て
は、内側半層に中密度樹脂Bを21μmの厚さに、また
外側半層には低密度樹脂Aを9μmの厚さに被覆(平均
密度は実施例1と同様0.928となる)した。比較例
2〜4に於ては、A樹脂単独、A/B=3/7の混合樹
脂、B樹脂単独をそれぞれ30μmの厚さに単層押出被
覆した。
また第2のブロックの実施例3および4〜比較例5〜7
においてもそれぞれ実施例1〜2および比較例1〜4と
同様の実験を行った。但し、中密度樹脂Bを高密度樹脂
で置き換え、また、表面側被覆層において、先づ内側半
層を形成し、その上に外(jllllll別層に形成し
た。
各ブロックにおいて外側半層に、相対的に高密度の樹脂
を使用した実施例1〜2および3〜4の支持体は、それ
ぞれ外側半層が低密度樹脂で形成された比較例1および
5よりも光沢度において数段と優れ、また、カール度、
ボールパンチ性に於では殆んど差がなく、むしろ良好で
あった。亦各ブロックにおいて、実施例1および3で得
られた支持体は比較例1および3、ならびに5および6
で得られた支持体と比較すると、それぞれ対応する表面
側層の平均密度は同一であるが、その光沢は、実施例1
および3の支持体の方がずくれている。比較例2におい
て形成された表面層が低密度にすぎ、表面光沢の低下が
大きく、比較例4において、形成された表面層の光沢は
良好であるがカールおよびホールパンチ性において不十
分である。
比較例7の支持体の表面側層は優れた光沢度を示すが樹
脂密度が0.940以上であり、ボールパンチ性および
カール性が不良であり、このカール性を改善するために
裏面側被覆層の樹脂の密度および被覆量を高めるとボー
ルパンチ性が悪化するおそれがある。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明の支持体において、その表面側被覆層を、特定密
度を有するポリオレフィン樹脂を用いて、内外検測単層
の2層構造に構成することにより、耐傷性を高め、カー
ル性およびホールパンヂ性を適度にコントロールするこ
とができる。このような支持体は、高品質写真印画紙を
製造するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明支持体の一実施態
様の断面説明図である。 ■、1a・・・支持体、   2・・・シート状基体、
3・・・表面側被覆層、   3a・・・外側半層、3
b・・・内側半層、    4・・・裏面側被覆層。 畠1図 帛2図 3・11表面側被覆層 4、・、裏面側被覆層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シート状基体と、この基体の表面側(写真乳剤塗布
    面側)と、裏面側とを被覆しており、かつ、ポリオレフ
    ィン樹脂を主成分とする被覆層とを含み、 前記表面側被覆層が、互に組成の異なる、二酸化チタン
    含有ポリオレフィン樹脂組成物からなる内側半層(基体
    側)と外側半層とからなり、前記外側半層に含まれてい
    るポリオレフィン樹脂の密度が、前記内側半層に含まれ
    ているポリオレフィン樹脂の密度より高く、および、 前記外側および内側両半層のポリオレフィン樹脂の平均
    密度が0.940以下であって、かつ、前記裏面側被覆
    層に含まれているポリオレフィン樹脂の密度よりも低い
    、ことを特徴とする写真印画紙用支持体。
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