JPH01275738A - オーステナイト系不銹鋼 - Google Patents

オーステナイト系不銹鋼

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JPH01275738A
JPH01275738A JP1061963A JP6196389A JPH01275738A JP H01275738 A JPH01275738 A JP H01275738A JP 1061963 A JP1061963 A JP 1061963A JP 6196389 A JP6196389 A JP 6196389A JP H01275738 A JPH01275738 A JP H01275738A
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JP
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alloy
molybdenum
nickel
alloys
austenitic
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JP1061963A
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English (en)
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Richard K Pitler
リチャード・カルマン・ピトラー
John F Grubb
ジョン・フレデリック・グラブ
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Original Assignee
Allegheny International Inc
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    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明はオーステナイト系合金に関するものであり、特
に化学物質製造工業、石油化学工業、バルブおよび製紙
工業、発電所の除塵器市場、塩化物による孔線(ρit
ting)に対する高度の耐蝕性並びに−船釣な耐蝕性
を有する材料を必要とする他の市場において使用される
オーステナイト系合金に関する。
(2)従来の技術及び発明が解決しようとする課題当業
技術者には、上記の目的に用いられるこれまでに公知と
なった各種の綱および合金がよく知られている。これら
の合金には、(1)Deverellの米国特許第4,
007,038号および第4,043,838号の合金
、(2)Mc Cunn等の米国特許第4,545.8
26号合金、および(3) ”Avesta 254 
SMO”、合金等のオーステナイト系合金がある。これ
らの公知の材料は一般に約20%のクロム、多量部のニ
ッケル(合金(1)および(2)の場合には24%、合
金(3)の場合には18.0%)、約6.5%のモリブ
デンおよび残部としての鉄を含有するのが普通である0
合金(2)はMcCunn等の特許によるとまた0、 
15〜0.30%の窒素を含有するが、合金(2)の通
常の市販材料は0.18〜0.25%程度の目標窒素含
有率で製造されている0合金(3)は一般に0.2%の
窒素および0.7%の銅を含有する。残部は各合金中に
付随する不純物を除くと実質的に鉄である。
上記の組成の合金は、熱間加工性、強度および各種の環
境中での耐蝕性が好ましく組合わさった特性を示すこと
が知られている。
上記3種の合金と大体似た化学組成の合金材料は通常室
温で実質的にオーステナイト状の微視組織を有するが、
これらの高度に合金化した材料では、シグマ相およびカ
イ相のようなオーステナイト以外の微視組織相がいくら
か現われる傾向がある。一般に、これらのオーステナイ
ト以外の相(シグマ相およびカイ相)は、熱間加工性、
強度またはこれらの合金の他の特定の性質に好ましくな
い影響を及ぼすので忌避されるべきである。それほど高
度に合金化されていない合金材料を使用することは、シ
グマ相またはカイ相の発達を避ける観点から好ましいこ
とであるが、そのような材料では強度および/または耐
蝕性の低下が伴なうことがよくある。
この種の合金の試験および開発の際、通常の機械的性質
(極限引張り強さ、降伏強さおよび伸び)の他に、AS
TM標準G−48の試験を行なってCCCT (すなわ
ち、臨界すきま腐蝕温度)を測定するのが普通である。
上述のMcCunn等の米国特許第4,545,826
号では、合金中の窒素含有率を増加することがいかにC
CCTによい影響を及ぼすかということを明らかにして
いる。0.25wt、χ(重量パーセント)の窒素にお
ける1例では、規定の方法で熱処理および水中急冷する
と、約42℃(108下)のCCCTとなった。
この種の合金に用いられる別の公知の腐蝕試験では、材
料試料を沸騰塩溶液に浸漬させることによって、材料の
応力腐蝕割れに対する抵抗を測定する。この種の最も厳
しい試験の1つは、42wt、χの塩化マグネシウムを
含有する沸騰水溶液を用いるものであり、この環境で合
金(1)の試料は約96時間耐え、合金(2)の試料は
500時間以上耐える。
Al5Iタイプ316L不銹鋼のような別のオーステナ
イト系材料はこのような試験で、20時間台の試験に合
格しなかった。
CrやNiを多く含んだ材料の場合は、材料の熱間加工
性の維持または向上を目指す基準として、合金の硫黄含
有率を0.006wt、%以下の低いレベルに維持する
ことが知られている。また、Deverel lの米国
特許第4.007,038号および第4,043,83
8号に記載のように、この目的のために鋼をカルシウム
および/またはセリウムで処理することが好ましかった
りあるいは必要のようである。
従来法では、モリブデンの含有量が多い程、より高いC
CCT値が得られるようになるが、同時に合金の相安定
性および熱間加工性に悪い影響を及ぼすことが知られて
いる。
必要とされるのは、熱間加工性を十分に留め、望ましく
ないシグマ相微視組織の発達を避けて、49℃(120
’F)以上程度の好ましい高CCCT値、十分な強さお
よび延性、そして好ましいレベルの応力腐蝕割れ抵抗を
、周知のニッケル基合金製品のようにコスト高に陥るこ
となく得ることのできるNi−Cr −Mo含有のオー
ステナイト系不銹鋼である。
(3)課題を解決するための手段 a、総論 本発明テハ、25〜27wt、X(D りo ム、20
〜40wt、Xのニッケル、5〜7.Qwt、χのモリ
ブデン、0.25〜残部の鉄を含有する合金を溶融する
ことによって、上記の好ましい組合せの性質を持つオー
ステナイト系合金を得ることができる。特に、Al5I
タイプ316L不銹鋼よりも高いレベルの応力腐蝕割れ
抵抗を維持しながら、他の好ましい性質を有すると共に
CCCT値が49℃を越える合金を上記のようにして製
造しうることが見出された。
b、詳論 本発明の新規な合金は基本的にクロム、ニッケル、モリ
ブデン、窒素および鉄よりなるオーステナイト系合金で
ある。これらの合金はこの種の市販されている材料に較
べてクロム含有率が高く、窒素に冨むものである。別の
点で満足な性質または特性(熱間加工性、機械的性質、
応力腐蝕抵抗)を有するそのような合金は、49℃以上
の特に好ましいCCCT値を有する。これは合金成分に
過度のコストをかけることなくあるいは高価な熱処理工
程を用いることなく達成される。さらに、そのような高
合金化材料は当業技術者の予想に反し、シグマ相または
カイ相微視組織の発達によって生じるような難点を示さ
ない。
本発明の新規な合金は広い範囲のものであり、下記重量
パーセント組成よりなる。
クロム      25〜27  % ニッケル     20〜40  % モリブデン    5〜7.0% 窒素  0.25〜0.30% 鉄           残り クロムは合金の酸化および一般的な腐蝕抵抗に果たす役
割が大きい、 Crを存在させるのは、好ましい高CC
CT値に寄与せしめるのと、窒素の溶解性を促進する効
果、即ち合金をオーステナイト状に保つのに有意な要素
を得んがためである。同時に、27wt、χを越えるク
ロムレベルでは、熱間加工上の問題が生じる傾向のある
ことが分った。
ニッケルは合金をオーステナイト状にするのと応力腐蝕
抵抗に寄与させるために存在させる。ニッケル含有率は
22〜35%であるのが好ましく、24〜27%である
とさらに好ましい。
モリブデンは5〜7%、好ましくは5〜6.5%、さら
に好ましくは5〜6%の比較的狭い範囲内に保つようか
なり注意深く調整する必要がある。モリブデンがこの値
より多いと、金属間化合物相析出を伴ないかつ熱間加工
がやや難しくなり、この値より少ないと、好ましい高C
CCT値が得られない。
モリブデンは塩化物イオンによる孔線およびすきま腐蝕
に対する抵抗性に果たす役割が大きい。
版 窒素はシグマ相およびカイ相のl長を抑制し、合金のオ
ーステナイト状微視組織に寄与し、そしてCCCT値を
高める効果のために重要である。しかし窒素含有率は、
気孔が生じるのを防止しそして熱間加工が難しくなるの
を避けるのに十分に低く保つ必要がある。知られている
ように、窒素は鋼の強度を高め、すきま腐蝕抵抗を高め
る。
上述の元素は、高CCCT値と十分な熱間加工性および
他の腐蝕性との好ましい組合せを得る点で必須であると
考えられる元素であるが、不可避的不純物として少量、
あるいは補助的な目的をもって添加される元素として鉄
に付加して存在させてもよい元素がある。
そのような他の元素の中で、合金における窒素の溶解度
を高める傾向のあるマンガンを2%以下合金に含有させ
てもよい。マンガンはだいたい存在するものであるが、
それは金属間化合物相の析出を促進するので、マンガン
の含有率は0.75wt、1未満とするのが好ましい。
合金にはまた不純物レベルの炭素、燐、珪素、アルミニ
ウムおよび鋼が含まれていてもよい。炭素は0.05w
t0%以下、好ましくは0.03%以下であり、実際的
下限は約0.01%である。珪素およびアルミニウムは
一般に原料中に存在し、脱酸素剤として有効であるが、
不純物としての量を越えてはならない、mは一般に原料
中に存在し、窒素の溶解度を低下させたり熱間加工時の
問題を増やしたりする。したがって銅は0.75wt、
%以下、好ましくは0.5wt、%以下しか存在させら
れない。
Ti、 Nb、 Zr、 TaおよびIfのような安定
化元素は強窒化物形成元素であり、使用は最小限にすべ
きものである。チタンはオーステナイトの安定性を阻害
し、そして二次相の析出を促す傾向があるので、約0.
2χ未満に維持すべきである。ニオブは合金から好まし
い元素を激減させるようであるので、0.5wt、χ未
満に保つのが望ましい。
この合金は一般的なアルゴン−酸素−脱炭法(AOD)
により、不可避的不純物としての硫黄量がふつう0.0
1%未満にされている。硫黄は鋳造性、熱間加工性およ
び溶接性を低下させる傾向のある好ましくない不純物で
ある。硫黄含有率は0.006%以下であるのが望まし
い。公知のように、セリウムおよび/またはカルシウム
を加えて硫黄と結合させ、硫黄と関係する熱間加工時の
問題を最小限にすることができる。
本発明をさらに完全に理解できるよう、以下の実施例を
示す。
実施例I 一連の実験室的加熱を行なって以下の組成物を溶融し、
1.6mm (0,062インヂ)のものに加工した。
第一」−一表 合金1号 打  川   的   刹   社   n
NA−分析せず(但し、先行ヒートに準する)各組成物
は22.7kg (50ポンド)ヒートに適した真空式
誘導溶解法によってつくられ、そしてインゴνトに鋳造
された。実験装置での制約上、硫黄の効果を調整するた
めCe (!: Caが添加された。インゴットを12
60℃または1204℃、(2300゜Fまたは220
0゜F)の熱間鍛造温度に加熱して正方形断面にプレス
し、長さ約305+++1II(12インチ)、断面7
6.2mm (3インチ)平方のものにし、ついでプレ
スにより長さはほぼ同じで厚さが38.1mm(1,5
インチ)、幅は152.4 mm (6インチ)のシー
トバーに形成した。
次の工程ではこのシートバーを約1260℃(2300
下)の熱間圧延温度で12.7+wm(0,5インチ)
の厚さに熱間圧延し、そして熱間剪断した。次に熱間圧
延材料の端fJbutt portions)を126
0℃(2300゜F)に再加熱し、そして熱間圧延して
厚さが3.hm(0,150インチ)の熱間圧延帯材に
形成した。
この熱間圧延帯材の試料を所定温度で155分間焼まし
、そして空冷したが、この場合の焼なまし温度は117
7℃または1232℃(2150゜Fまたは2250゜
F)であった。次いで行った焼なました試料についての
冶金学的検査ではフェライトまたはシグマ相が検出され
た。
熱間圧延帯材に適当な焼なまし処理を行なった後、スケ
ール落しおよび酸洗いを行ない、次いで材料を1.6m
m (0,062インチ)の厚さに冷間圧延した。冷間
圧延材をさらに所定温度で5分間焼なまし、空冷し、次
いでスケールを落し、酸洗いし、カワ落しく5kin−
ρass)にて表面を滑らかにし、脱脂した。このよう
に処理した材料のいくつかを自動溶接しく完全溶は込み
部が得られるようタングステン不活性ガス溶接し)これ
らの材料から冶金学的検査試料、引張り試験用試料およ
び腐蝕試験用試料を採取した。
いくつかの供E鋼(ヒート)ではインゴットの正方形断
面へのプレスの際中に割れが進展し、それ以上加工でき
なかった。他のいくつかの供試鋼(ヒート)では上記の
シートバーを形成する鍛延中にそのような割れが進展し
た。もっと別の有望な合金組成では不本意な割れを生じ
ることなく上記熱間鍛造およびプレスに耐えることがで
き、さらに加工を進めることができた。
上記組成の合金中、合金51および52は最初の熱間加
工中に割れがひどく生じ、加工をそれ以上進めることが
できなかった。合金50は引き延ばしおよび熱間圧延中
に割れが生じたが、供試試料を得る時点まで加工するこ
とができた。
異なる温度で焼きなました熱間圧延帯試料では異なるフ
ェライトおよびシグマ相が認められた。
合金47および49の熱間圧延試料は、1176℃(2
150下)で15分間焼なまし、そして空冷した後に、
フェライトおよびシグマ相は認められなかった。同様に
処理された合金48にはシグマ相がいくらかあったが、
1232℃(2250下)で同様に焼なましだ後はフェ
ライトおよびシグマ相は認められなかった。
合金50では、1232℃(2250゜F)で同様に焼
なましだ後でも、フェライトおよびシグマ相がごくわず
か認められた。従って、この加工では、合金47および
49は1176℃(2150下)での焼なまし後に、ま
た合金48および50は1232°c (2250゜F
)での焼なまし後に、脱スケールと酸洗いを付し、そし
て厚さ1.58m+w(0,062インチ)迄冷間圧延
し、試験に供した。
上記冷間圧延に続く焼なましでは、各合金に対して前と
同じ温度を用いたが、所定温度での時間は15分を5分
に変更した。そのような条件下で焼なまし、そして空冷
した後、材料を脱スケールし、酸洗いし、カワ落しで表
面を滑らかにし、そして脱脂した。材料の一部を自動溶
接した(完全溶は込み部が得られるようタングステン不
活性ガス溶接した)、冶金学的検査用試料、引張り試験
用試料および腐蝕試験用試料を各供試鋼(ヒート)の溶
接部または非溶接部から切り出した。
室温における引張り試験特性(断らない限り、各条件に
対する2回の試験の平均)を以下の第2表に示す。
本 試験は2回;それぞれの試験で得られた値傘本試験
は1回 ASTM標if!G−48に従って行なったすきま腐蝕
試験結果を下記第3表に示す。
実施例■ 下記第4表に示す別の合金組成を有する7種の供試鋼を
溶融し、さらに試験に供した。
第一」−一部 第4表の供試合金は、第1表の供試鋼合金と比較してオ
ーステナイト状安定性がより大となるようにした。第1
表の合金は耐蝕性が予想されたものより乏しく、これは
基本的には相の安定性、つまりシグマ相の析出に帰する
問題である。設計上、第4表の供試合金はクロム含有量
を窒素と共に高くする一方、ニッケル含有量は合金のコ
ストを最小限にするよう比較的低く維持しである。従っ
て合金の相安定性は主として合金中の窒素成分およびモ
リブデン成分によって調整されている。オーステナイト
を安定化させる窒素については、熱間加工性が減少しな
い様、その含有量を可及的に低く保った。このようにク
ロム含有量がより高い合金についてはモリブデン含有量
を減じる必要があると考えられた。第4表の供試合金の
腐蝕試験データから、合金の耐蝕性能が不十分なのは試
料表面の質が劣るためだと分かった。モリブデン含有率
のより高い合金は、試料表面の調製に適当な注意を払え
ば耐蝕性のすぐれたものにすることができる。最も正確
でかつ再現性のある結果を、この種のヒートよりなる合
金に固有の耐蝕性を示すものとしての第4表に示す合金
の試料から得るため、研磨が表面が標準表面として準備
された。試験片表面の条件が問題になるのは、このよう
な合金においては酸洗い度が低いので、そのようになら
ないように注意しないとクロムの減じたサブスケール表
面が試験に供されることになるためである。
試料表面を磨くとこの状態は完全になくなる。表面を機
械で磨いた試験試料を使った合金のすきま腐蝕抵抗を以
下の第゛5表に示す。
これらの結果は、鋼(ヒート)89〜92について自ず
から一貫したものであり、臨界すきま腐蝕温度(CCC
T)として受は入れることができ、それ以下では浸蝕さ
れない温度を示している。鋼87のデータは他と一貫せ
ず、45℃未満のCCCTを示すが、50〜55℃のC
CCTを示すことも多くある。第5表で要約して示した
腐蝕試験を次の第6表にさらに詳しく示す。
1エ」L−表 0.052インチ厚ASTM G−48材についてのす
きま腐蝕試験結果(供試材は1176℃(2150下)
で5分間焼鈍復水焼入れし、表面をハンドグラインダー
で仕上げた) 87  40  0.010    0     08
7  45  0.136    1     087
  45  0.0B2    1     087 
 50  0.008    0     087  
50  0.017    0     087  5
5  1.094    4     087  55
  0.381    4     189  45 
 0.082    0     089  45  
0.079    0     089  50  0
.028    0     089  50  0.
025    0     089  52  0.0
10    0     089  52  0.01
4    1     089  55  0.946
    3     089  55  1.468 
   3     090  45  0.079  
  0     090  45  0.082   
 0     090   50   0.032  
    0        090   50   0
.032      0        090   
52   0.014      0       .
090   52   0.046      1  
      090   55   0.270   
   2        090   55   1.
246      4        091   4
5   0.060      0        0
91   45   0.0?8      0   
     091   50   0.021    
  0        091   50   0.0
17      0        091   52
   0.007      0        09
1   52   0.007      0    
    091   55   0.231     
 2        091   55   0.04
6      1        092   45 
  0.057      0        092
   45   0.021      0     
   092   50   0.032      
0        092   50   0.028
      0        092   55  
 0.025      0      .092  
 55   0.039      0       
 092   58   0.010      0 
       092   58   0.007  
    0        092   60   0
.046      0        292   
60   0.688      1        
1以上、本発明の特定の具体例を示したが、本発明は、
前記の本発明の精神および範囲を包含するものであり、
またこれらの範囲内で変更することができる。
(外4名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量パーセントとしてのクロム25〜27%、ニッ
    ケル20〜40%、モリブデン5〜7.0%、窒素0.
    25〜0.30%及び残部としての鉄より実質的に成る
    オーステナイト系合金。 2、重量パーセントにてニッケル22〜35%及びモリ
    ブデン5〜6.5%を含む請求項1に記載の合金。 3、重量パーセントにてニッケル24〜27%、モリブ
    デン5〜6.5%、硫黄0〜0.01%、炭素0〜0.
    05%及びマンガン0〜2%を含む請求項1に記載の合
    金。 4、重量パーセントとしてのクロム25〜27%、ニッ
    ケル20〜40%、モリブデン5〜7.0%、窒素0.
    25〜0.30%及び残部としての鉄より実質的に成り
    、かつ実質的に完全にオーステナイト状でフェライト、
    シグマ相及びカイ相の微視組織を呈しないシート状また
    はストリップ状製品。 5、重量パーセントにてニッケル22〜35%、モリブ
    デン5〜65%、マンガン0〜2%、硫黄0.001〜
    0.005%及び炭素0.05%以下を含む請求項4に
    記載の製品。 6、重量パーセントにてニッケル24〜27%、モリブ
    デン5〜6.5%、硫黄0〜0.006%、炭素0〜0
    .03%及びマンガン0〜2%を含む請求項4に記載の
    製品。 7、合金製シート又はストリップが48.9℃(120
    ゜F)を越える臨界すき間腐蝕温度(CCCT)と、A
    ISIタイプ316L系不銹鋼よりも優れたレベルの応
    力腐蝕抵抗で示される望ましい性質をともに備えている
    請求項4に記載の製品。
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