JPH01274150A - フィルムの乾燥方法及びフィルムの乾燥装置 - Google Patents

フィルムの乾燥方法及びフィルムの乾燥装置

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JPH01274150A
JPH01274150A JP10264588A JP10264588A JPH01274150A JP H01274150 A JPH01274150 A JP H01274150A JP 10264588 A JP10264588 A JP 10264588A JP 10264588 A JP10264588 A JP 10264588A JP H01274150 A JPH01274150 A JP H01274150A
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film
drying
air
buffer chamber
wind
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JP10264588A
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English (en)
Inventor
Osamu Nonaka
治 野中
Hiroshi Matsuoka
寛 松岡
Tatsuya Emoto
江本 辰弥
Akinobu Azuma
我妻 顕宣
Michisane Ashizawa
芦沢 陸実
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば現像工程を経て水洗されたマイクロフ
ィルム等のフィルムのK P% 方m及びフィルムの乾
燥装置に関する。
〈従来の技術〉 大量の文書を記録保管する場合、一般にはマイクロフィ
ルム等で文書のマイクロ化を行い、必要に応じてマイク
ロフィルムに記録された文書の拡大投影をしたり、或い
はこれを拡大複写している。
このような一連のマイクロフィルムシステムにおいては
、カメラにて撮影されたマイクロフィルムの現像処理、
定着処理、水洗処Jl。
乾燥処理を自動的に行うフィルム処理装置が開発されて
いる。
このような従来のフィルム処理装置において、現像処理
後に水洗されたフィルム(よ、該フィルムを挾んで押圧
しながら水分を除去するスクイズローラを通過すること
によりあろ程度水分が除去され、その後乾燥のために乾
燥処理工程へ搬送される。この従来の乾燥処理の概要を
第9図(al、 (blに示す。同図に示すように、搬
送されたフィルム01の乳剤塗布面01a側には、該表
面に直交するように送風02が送風8103から吹き付
けられている。
この送風機03は、軸方向に亘って送風羽04aが多数
設けられているシロッコファン04と、このファンの上
方に垂直に設けられた吹出し口05とを有しており、こ
の吹出し口05はフィルム搬送方向に亘って細長く形成
されている。そして搬送されたフィルム01をこの吹出
し口05に沿って通過させろことにより乾燥が行なわれ
ている。その後乾燥されたフィルム01は、フィルム巻
取装置へ送られリールに巻取られている。
このように従来の乾燥工程においては搬送されるフィル
ムに有効に送風するため、縦長の大型のシロッコファン
を用いているため、大量で有効な風圧の送風が得られフ
ィルムの乾燥が十分になされている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、従来より用いられているフィルム処理装置は
大型であったため、例えば持ち運びして遠隔地において
フィルムを処理することは不可能であった。このためコ
ンパクトで持ち運び可能なフィルム処理装置が望まれて
いる。
このようなコンパクトなフィルム処理装置に才jいては
、乾燥工程を出来ろt!けコンパクトにさせなければな
らないが、従来のように大型のシロッコファンを設置す
ると場所を大幅に々1有ずろために問題がある。
本発明は以上述べた事情に鑑み、フィルムを効率よく迅
速に乾燥しうろフィルムの乾燥方法並びにコンパクトで
且つ風量のロスが最小限であり、方向性のよい送風を行
うことができるフィルムの乾燥方法及び乾燥装置を提供
することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するための本発明のフィルムの乾燥方法
の構成は、現像、水洗処理後のフィルムを送風により乾
燥するフィルムの乾燥方法において、フィルムの側方か
らフィルム面と平行な風を送って送風乾燥することを特
徴とし、又、フィルムの乾燥装置の構成は、現像、水洗
処理後の搬送されるフィルムを送風によゆ乾燥するフィ
ルムの乾燥装置において、送風を行う軸流ファンを有す
る軸流送風機と、この軸流送風機の前方に設けられて風
を一時的に蓄えるバッファ室と、このバッファ室に連通
されるとともにフィルムの側端に沿ってその搬送方向に
亘って延設され且つフィルム面にほぼ平行な風を吹き出
す吹出口とを有することを特徴とする。
く作   用〉 軸流送風機からの風はバッファ室に一度蓄えられた後、
吹出口から一定方向に吹き出される。このような一定方
向に吹き出される風を、製送されてくる現像、水洗処理
されたフィルムに、その表面にほぼ平行になるように送
ると、最小の風で効率よくその表面が乾燥される。
く実 施 例〉 本発明によるフィルム処理装置の一実施例の外観を表す
第1図及びその内部構造を表す第2図及びそのI[−I
矢視断面形状を表す第3図に示すように、携行用のキャ
リングハンドル11が回動自在に枢着されたケーシング
12の前面部には、前蓋13が蝶番14を介して前後に
開閉自在に枢支されており、更にこのケーシング12に
は、このケーシング12内を三つに仕切る二つの仕切り
フレーム15゜16が固設されている。第一の仕切りフ
レーム15には供給リール17を収納する遮光ケース1
8が固定され、この遮光ケース18内には供給リール1
7を転勤自在に保持する一対のリール受はローラ19が
回転自在に取付けられている。なお、この供給リール1
7は露光済みのフィルム20が巻回収納されたものであ
る。又、仕切りフレーム15の上端部には固定ガイドロ
ーラ21が回転自在に取付けられ、この固定ガイドロー
ラ21と供給リール17との間には、露光済みのフィル
ム2゜の有無を検知する一対の光電式のフィルムセンサ
22が配設されている。
仕切りフレーム15.16の相互に対向する側には、左
右一対の受は皿案内ローラ23が前後二組それぞれ回転
自在に取付けられており、これら受は皿案内ローラ23
上には処理液槽24を着脱自在に載置するための受は皿
25がYd後に出し入れ自在に搭載されている。処理液
槽24内は三つの仕切り壁26によって四分割され、現
像液27と定着液28と第一の洗rp液29と第二の洗
浄液30とがそれぞれ貯溜されている。本実施例では処
理液槽24の現像液27及び洗浄液29,30が貯溜さ
れた箇所に、後述するマグネチック、X、ターラ31a
、31b、31cの作動に伴って連れ回りする攪拌羽根
32がそれぞれ回転自在に組付けられ、これら現像液2
7及び洗浄i29.30の攪拌を行うようにしている。
又、この処理液槽24の上端部には、四つの方向変換用
ローラ33を回転自在に支持する各支持軸34の前後両
端部がそれぞれ保持されている。
受は皿25上に載置される処理液槽24の後方には、左
右両端部が仕切りフレーム15゜16に連結されたビー
ム35が配置されている。このビーム35に蝶番36を
介して前後に回動自在な揺動ホルダ37の前端部には、
現像液27を加温する棒状の現像用ヒータ38と、現像
液27の温度を検知する液温センサ39と、現像液27
の液面が一定レベル以上あるかどうかを電気的に検知す
るための液面センサ40とがそれぞれ下向に突設されて
いる。又、揺動ホルダ37の後端部には蝶番36を中心
にこの揺動ホルダ37の前端部を上方に跳ね上げ、処理
液槽24に対して現像用ヒータ38及び液温センサ39
及び液面センサ40を退避移動させるようなばね力を有
ずろ引張りばね41の一端が連結され、この引張りばね
41の他端はビーム35に固定されている。更に、前端
部が受は皿25上の処理液槽24の後端に当接して蝶番
36を中心に揺動ホルダ37の前端部を前方に倒し、現
像用ヒータ38及び液温センサ39及び液面センサ40
の下部を現像液27中に浸漬させろための板ばねで形成
されたコンタクトプレート42は、その後端部が蝶番3
6よりも後方に位置するように揺動ホルダ37に連結さ
れている。
なお、コンタクトプレート42のばね力は、第3図に示
す状態で引張りばね41のばね力よりも強めに設定され
ている。従って、コンタクトプレート42に処理液槽2
4が押し当っている状態では、コンタクトプレート42
により横動ホルダ37の前側は下方に押し下げられてい
るが、受は皿25と共に処1’JJ液槽24を前方に引
き出すことによって、コンタクトプレート42の前端部
がフリーな状態となり、引張りばね41のばね力により
揺動ホルダ37の前側が上方に跳ね上げられる。
処理液槽24に近接して攪拌羽根32とそれぞれ対向す
るように配置される三つの前記マグネチックスターラ3
1a〜31cは、仕切りフレーム15.16間に配設さ
れたスターラ支持ビーム43に支持軸44を介してそれ
ぞれ回転自在に支持されている。そして、現像液27用
のマグネチックスターラ31aの支持軸44と第二の洗
浄液30用のマグネチックスターチ31cQ支持軸44
との間には、無端のチェノ45が巻回され、更に現像液
27用のマグネチックスターラ31aの支持軸44と供
給リール17の遮光ケース18の後ろ側に設けられた1
拌用モータ46の図示しないスピンドルとの間には、無
端の駆動チェノ47が巻回されている。なお、マグネチ
ックスターラ31 a、 31 b間には、チェノ45
を第一の洗浄液29用のマグネチックスターラ31bの
支持軸34に噛み合わせろためのテンシロンスプロケッ
ト48が配設されている。従って、攪拌用モータ46を
駆動すると全てのマグネチックスターラ31a〜31c
が同方向に回転し、これに伴って処理液槽24中に組込
まれた攪拌羽根32が磁力により連れ回りし、現像液2
7及び洗浄11i29,30を攪拌する。
前記ケーシング12の上端面には、上下に開閉自在の上
M49が設けられている。この上M49には仕切りフレ
ーム15.16を隔てて対向するようにケーシング12
の上端部に固定された一対の案内筒50に対し、yji
擦力棒刀ってそれぞれ上下に摺動自在に貫通する一対の
案内棒51が下向きに突設され、上蓋49はこれら案内
棒51によって上下に昇降自在となっている。上M49
の前端側には、現像液27及び定着液28及び洗浄液2
9゜30中にそれぞれ浸漬する処理用ローラ52を下端
部に回転自在に取付けたローララック53がラックブラ
ケット54を介して下向きに突設されている。なお、ロ
ーララック53には処理液槽24の仕切り壁26との干
渉を防止するため、上下方向の切欠55を三箇所形成し
ている。又、前記ラックブラケット54の左右両側には
、上i49を下降きせた際にこの上1149をケーシン
グ12に密着固定するためのロック爪56をそれぞれ有
する一対のロック操作つまみ57が回動自在に上蓋49
に取付けられており、上蓋49をケーシング12に密着
固定しであるか否かは、ケーシング12の上端部に組付
けられたタッチセンサ58によって検出されるようにな
っている。
仕切りフレーム16によって仕切られた処理+i槽24
と反対側のケーシング12には、この部分のケーシング
12内を前後に仕切る隔壁59が固定されている。この
隔壁59の後ろ側には、処理済みのフィルム20を乾燥
させろための軸流ファン101を具えたファンモータ1
02を有するフィルムの乾燥装置100が設けられてお
り、このフィルムの乾燥装置[100からの送風は、隔
壁59に形成された温風の吹田口103からフィルム2
0の表面と平行に吹き出される。この温風の吹出口10
3と軸流ファン101との間には、フィルム20の乾燥
時間を短縮させろため、乾燥用ヒータ104が配設され
ている。
第2図中、隔壁59の右端上部には、フィルム搬送用モ
ータ64に連結されたフィルム駆動用ローラ65が回転
自在に取付けられている。同様に、隔壁59の左端下部
には巻取軸66が回転自在に設けられ、この巻取軸66
には乾燥済みのフィルム20を巻取る巻取り−ル67が
着脱自在に装着されるようになっている。又、この巻取
軸66の上方にはブラケット68を介して回転自在に隔
壁59に取付けられた左右二つの固定スクイズローラ6
9が位置している。そして、これら固定スクイズローラ
69とフィルム駆動用ローラ65と巻取軸66とには、
無端の同期チェノ70が巻き掛けられているが、本実施
例では固定スクイズローラ69とフィルム駆動用ローラ
65との間に配置される一対の退避用スプロケット71
と巻取軸66の左右に配置される巻付は用スプロケット
72とを隔壁59に回転自在に取付け、同期チェノ70
に噛み合わせている。従って、フィルム搬送用モータ6
4の作動により固定スクイズローラ69.フィルム駆動
用ローラ652巻取軸66は同期回転するが、これらの
駆動機構は全て隔壁59の後ろ側に配設されている。
前記固定スクイズローラ69と共働して処理済みのフィ
ルム20に付着した水滴を拭う左右二つの押えスクイズ
ローラ73は、前記上N49にローラブラケット74を
介して吊り下げられたローラホルダ75に回転自在に支
持されている。そして、ローラブラケット74とローラ
ホルダ75との間には、固定スクイズローラ69の回転
軸心と押えスクイズローラ73の回転軸心とを平行に保
持するための回り止めビン76と、押えスクイズローラ
73を固定スクイズローラ69側に押圧するための圧縮
ばね77とが介装されている。
実際の作業に際しては、まず装置全体を机上等にSat
し、ケーシング12の裏側に設けられたコード巻取装置
90に巻取りされている電源コード78を引き出し、電
源コード78先端の差込プラグ79を室内の電源コンセ
ント等に差し込む。
そして、前蓋13を開くと共にロック操作つまみ57を
回し、ケーシング12に対するロック爪56の係合を解
除したのち、上蓋49に設けられた把手80を掴/しで
上M49と共に処理用ローラ52を処理液槽24の上方
へ引き上げる(第2図及び第3図参照)。一方空の処理
液槽24を受は皿25と共に前方に引き出すが、この時
、受は皿25の引き出し操作の途中でコンタクトプレー
ト42の先端が自由な状態となるため、引張りばね41
のばね力によって揺動ホルダ37が蝶番36を中心に回
動し、現像用ヒータ38 、 )i温センサ39.液面
センサ40が処理液槽24の上方に退避する。ケーシン
グ12の前方に引き出した処理液槽24の所定箇所に現
像液27、定、1111液28、洗fp液29,30を
それぞれ一定量ずつ注入し、この処理液槽24を受は皿
25と共にケーシング12内の元の位置へ戻す。この時
、コンタクトプレート42の先端が処理液槽24に押し
当るため、引張りばね41のばね力に抗して揺動ホルダ
37が回動し、現像用ヒータ38や液温センサ39及び
液面センサ40は現像液27中に浸る(第2図及び第3
図参照)。
次に、遮光ケース18の図示しない蓋を開き、現像済み
のフィルム20が巻かれた供給リール17を遮光ケース
18内のリール受はローラ19上に載せ、フィルム20
のリーダ部分の先端部を引き出した状態で遮光ケース1
8の蓋を閉めろ。そして、このフィルム20のリーダの
先端部を固定ガイドローラ21から処理液槽24及び固
定スクイズローラ69の上方を通し、更に温風の吹田口
103の前方を通してフィルム駆動用ローラ651C巻
き掛け、巻取軸66に装着された巻取リール67に固定
する(第2図参照)。
しかるのち、前M13を閉じると共に上蓋49を押し下
げ、ロック操作っまみ57を操作してロック爪56をケ
ーシング12に係止させ、上M49をケーシング12に
固定する。
この時の状態を表す第4図に示すように、上蓋49の下
降途中でフィルム20のリーダ部分に処理用ローラ52
が押し付けられ、そのまま処理液槽24中に入って行く
結果、フィルム20は処理用ローラ52と方向変換用ロ
ーラ33とに交互に巻き掛けられ、上下に蛇行した状態
で現像w!L27、定i′tei、21’l、洗浄液2
9.30に浸漬する。又、固定スクイズローラ69と対
向する押えスクイズローラ73も上IE49の下降動作
に伴って正円ばね77のばね力によりフィルム20を挟
圧した状態で固定スクイズローラ69に押付けられろ。
そして、スタートスイッチ81をONにすると、現像用
ヒータ38及び乾燥用ヒータ104に通電されると共に
撹拌用モータ46及びファンモータ102が作動し、現
@液27及び洗浄液29,30を攪拌すると共に一定温
度の2温風が温風の吹田口103がら吹き出される。現
像液27の液温が所定の温度に達したことを液温センサ
40が検出すると、フィルム搬送用モータ64が作動を
開始する。これにより、フィルム20は現像処理、定着
処理、水洗処理されて上下二組のスクイズローラ69゜
73により表面に付着した水滴が除去され、温風の吹田
口103の前方を通過ずろ間に乾燥して巻取り−ル67
に巻取られて行く。フィルムセンサ22がフィルム2o
の無くなったことを検出すると、一定時間後に通電が全
てOFFとなり、前蓋13を開いて巻取軸66から処理
済みのフィルム2oが巻がれな巻取リール67を取り外
す。なお、現像液27や定II液28及び洗浄液29.
30は必要に応じてこの時に交換するか若しくは廃棄す
れば良い。
ここで前述したフィルム乾41 H’111001cつ
いて更に詳言する。
第5図は第2図の■−V線矢視断面図、第6図は第2図
の■−■線矢視断面図である。
これらの図面に示すように、隔壁59に設けられた吹田
口103の後方には断面形状が該吹出口103と同形の
吹田室105が連通しており、この吹出室105は前側
が前壁108で仕切られるとともに該吹出室1050幅
寸法と同寸の幅及び高さを有するバッファ室106の上
端側に連通している。このバッファ室106の後方には
、該バッファ室106の幅及び高さが同寸の外形を有す
るとともに嫂数の羽根から構成される軸流ファン101
とこれを回転駆動するファンモータ102とが一体とな
った軸流送風@107が設けられている。又、このバッ
ファ室106と吹出室105との連通部には乾燥用ヒー
タ104が配設されており、乾燥時間を短縮している。
上記バッファ室106は送られた風を一時的に蓄えるも
のであり、このバッファ室106の前後方向の厚みdは
軸流ファンの厚みとほぼ同寸以上で最大的2.5倍程度
とするのが好ましい。これはバッファ室106の厚みd
、かうずいとバッファ室106の前壁108に当たった
風が軸流ファン101の方に逆流して風量及び風圧が適
正に得られなくなり、また逆に厚みdlが大幅に大きく
なるとほとんどの風がバッファ室106内に蓄えられて
しまい適正な風量、風圧が得られなくなるからである。
更に、吹田室105(よ、バッファ室106の周縁部の
一部にフィルム搬送方向に亘って設ければよく、その吹
出口103の開口の大きさはフィルム搬送方向の横幅d
2を軸流ファン101の直径とほぼ同寸で、且つ吹出口
103の高さdを軸流速fi41107の寸法の115
〜1/6とするのが好ましい。これは高さd3があまり
小さすぎると風圧は高くなるが大きな風量が得られず、
逆に大きすぎろと風量(よ大き(なるが大きな風圧が得
られなくなるからである。
軸流ファン101がファンモータ102によって回転さ
れると、風は前方に設けたバッファ室106に一時的に
蓄えられるとともにバッファ室106の前壁108の上
部に設けた吹出室105の吹田口103へ一様に流れる
。この際、風は、この吹出室105の側壁109に平行
な方向に塾えられ、この側壁109に直交する吹田口1
03から一定方向へ吹き出される。この吹田口103は
、その横幅d2と高さd3とを前述したようにフィルム
搬送方向に横幅d2を長く、且つ高さを狭くしているた
め、風圧が得られろとともに上述した均一な風量が得ら
れる。また、フィルム2oの搬送時にフィルムの乾燥を
効率よく行うので、乾燥工程のコンパクト化を図ること
ができろ。
又、第2図に示すように、本実施例のフィルム処理装置
においては、現像工程の後、水等の洗浄液29.30を
通過したフィルム20は、フィルムの撤退方向の前後に
二組設けられた一対のスクイズローラ69,73を通過
して水分がある程度除去されるとともに、駆動用ローラ
65によって、フィルム20の表面がほぼ水平に維持さ
れた状態で乾燥工程へ搬送される。そして、上記二組の
スクイズローラ69,73の後流には、上記乾燥装置1
00の吹出口103が搬送されるフィルム20に沿って
且つフィルム20と吹田口103の中央線とが直交する
ように配設されている。したがって、吹田口103から
吹出される風は、フィルム20の表面とほぼ平行になり
、該フィルム20の両表面に送られろ。このように、フ
ィルムの乾燥装置100で1vられた方向性がよく且つ
風圧が高い風量の均一な風をフィルム20の側方からそ
の両表面に治って送ることにより乾燥を行っているので
、最小限のスペースで効率よく完全な乾燥が行える。
又、本実施例では、乾燥されたフィルム20は、フィル
ム駆動ローラ65により左下方へ反転されて送られ、上
記吹田口103の左下方に位置する巻取り−ル67によ
り巻取られるようになっている。すなわち、隔壁59の
前方部分は乾燥室とフィルム巻取室とを兼ねており、こ
れら乾燥及び巻取りを同室内で行うことにより、従来で
は別々に設けられて大幅なスペースを占めていたものが
コンパクト化され、又、巻取リール67に巻取られたフ
ィルム20を常に乾燥状態に維持される。
次に吹田室105とバッファ室106との形状を変化さ
せて、風圧、風量及び風景分布について測定した。
試験例1の乾燥装置100nは、本実施例に供したフィ
ルムの乾燥装置’/100にかかるものであり、バッフ
ァ室106aの上部に設けられた吹出口103aは23
 mu+X 120 mm。
バッファ室106aの前後方向の厚さdは42m1Iで
ある。試験例2の乾燥装置100bは、試験例1のバッ
ファ室106aの厚さdlを2(1)の84 nunと
した他は試験例1と全く同様である。
また、比較例1の乾燥装置100Cは、吹出室105C
を軸流ファン101の中央位置としその吹出口103C
の横幅dを80mnと狭いものとし、その後端と軸流送
風8!107 cとを斜めの仕切り108Cで連結して
バッファ室106としたものである。比較例2の乾燥装
置100dは、試験例1のバッファ室106aを無くし
て軸流送風機107dの上部に直接23mmX 120
mmの吹田口103dを設けたものである。比較例3の
乾燥装置100eは試験例1のバフ’77室106aの
前!8!108aの代りに、軸流送風機107eの下端
部と吹田口103eの後部下端部とを斜めに連結する仕
切り108eで連結したものである。
これらの乾燥装置100a〜100θを用いオリエンタ
ルモータ製の軸流送風機(MU1238A−113N)
を用いて、風圧、風景及び風1分布の度合いを測定した
。なお、この送風機は5枚羽の軸流ファンを有している
これらの結果を第7吟第1表に示す。
なわ第7図中(a−1) 、  (b−1) 。
(c−1) 、  (d−1) 、  (e−1)は乾
燥機の正面図、(a−2)、(b−21,(C−2L(
d−2)、  (e−2)はその側面図を示す。
第7図2第1表に示すように、本実施例で使用した試験
例1及びバッファ室の厚みdlを2倍に変化させた試験
例2は風圧が4mm1,0で風址が1.34m’/帽n
であり、フィルムの乾燥に好適であることが判明した。
又、比較例1及び比較例2はいずれも風圧、風址が試験
例より劣り使用に適さず、比較例3も乾燥が不十分とな
る。
一段に、水分を有するフィルムを乾燥する場合、スクイ
ズローラを通過した後に直ちに乾燥を行うと、フィルム
の一部分で急激な乾燥が生じ、乾燥むらを生じてしまう
という問題がある。しかしながら、本実施例の乾燥装置
において1よ、吹出口におけるフィルムの搬送方向に亘
っての各ポイントの温度が第2表及び第8図に示すよう
に変化しているので、上記の乾燥むらが防止されている
本実施例の好適な温度勾配を第2表及び第8図に示す。
第2表 開口の各測定位置での温度変化すなわち、本実
施例で1よ、先ず、吹田口103のスクイズローラG9
,73の近傍の測定点k lの温度は31℃と低(、N
a2.NaL3と中央部に行くに従って高くなり、No
、 3では55℃と最高温度となっており、又、No、
4.No、5と中央部を過ぎろと温度が徐々に下って駆
動ローラ65に達したときには26℃と最低温度となっ
ている。このような温度分布となることにより、乾燥む
らが防止されていると思われろ。この後フィルムは吹田
口103の下側の反対方向に送られて巻取リール67に
巻取られるが、吹出口103の下側に位置しているため
、この範囲では温度が38℃〜41℃と少し高(なって
おり、フィルム巻取時には約40℃前後で巻取られ乾燥
状態が維持されている。
rL本実施例においてはマイクロフィルムのフィルム処
理装置を例に゛して本発明を説明したが、本発明;よこ
れに限定されず、一般の大版のフィルムの乾燥に用いて
もコンパクトに構成出来有用なものである。
〈発明の効果〉 以上、″A施例、試験例とともに詳しく説明したように
、本発明のフィルムの乾燥方法は、フィルム側方からフ
ィルムの搬送方向に亘ってフィルムの表面に平行な風に
より乾燥するようにしたので、最小限のスペースでフィ
ルムの両面が効率よく乾燥されるという効果を奏する。
又、本発明のフィルム乾燥装置は、軸流乾燥機の前方に
設けたバッファ室に一時的に風を′M犬た後上部に連通
した吹出口より風を送り出しているので方向性が良好で
あるとともに風圧が大で且つ均一な風景の送風を行うこ
とができ、コンバクI・な装置でフィルムを効率よく乾
燥するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明方法を実施するフィルム処理装
置に係り、第1図は該装置の外観斜視図、第2図は該装
置の内部構造図、第3図は第2図中I−IN矢視図、第
4図11フイルム処理中のフィルムの搬送状態を示す作
業概念図、第S図はM2図巾v−■矢視図、第6図は第
2図中■−■矢視図、第7図は乾燥装置の形状を種種変
化させた概説図、第8図(a)はフィルム処理装置の要
部正面図、第8図(blは温度変化を表すグラフ、第9
図(11)(b)は従来のフィルム乾燥状態を示す概略
図及び送風機の断面図である。 図  面  中、 12はケーシング、 16は仕切りフレーム) 17は供給リール、 24は処理液槽、 29.30は洗浄液、 59は隔壁、 64はフィルム搬送用モータ、 65はフィルム駆動用ローラ、 67は巻取リール、 69.731.tスクイズローラ、 100はフィルム乾燥装置、 101は軸流ファン、 102はファンモータ、 103は吹出口、 104は乾燥用ヒータ5. 105は吹田室、 106はバッファ室、 107ば軸流送風機である。 特  許  出  願  人 富士写真フィルム株式会社 代     理     人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)現像、水洗処理後のフィルムを送風により乾燥する
    フィルムの乾燥方法において、フィルムの側方からフィ
    ルム面と平行な風を送って送風乾燥することを特徴とす
    るフィルムの乾燥方法。 2)現像、水洗処理後の搬送されるフィルムを送風によ
    り乾燥するフィルムの乾燥装置において、送風を行う軸
    流ファンを有する軸流送風機と、この軸流送風機の前方
    に設けられて風を一時的に蓄えるバッファ室と、このバ
    ッファ室に連通されるとともにフィルムの側端に沿って
    その搬送方向に亘って延設され且つフィルム面にほぼ平
    行な風を吹き出す吹出口とを有することを特徴とするフ
    ィルムの乾燥装置。
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