JPH01272973A - レーザ磁気免疫測定方法及び測定装置 - Google Patents

レーザ磁気免疫測定方法及び測定装置

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JPH01272973A
JPH01272973A JP10291888A JP10291888A JPH01272973A JP H01272973 A JPH01272973 A JP H01272973A JP 10291888 A JP10291888 A JP 10291888A JP 10291888 A JP10291888 A JP 10291888A JP H01272973 A JPH01272973 A JP H01272973A
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幸一 藤原
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水谷 裕迪
Hiroko Mizutani
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抗原抗体反応を利用した免疫測定方法及び装
置に関するものである。更に詳述するならば、本発明は
極めて微量の検体から特定の抗体または抗原を定b1的
に検出可能なレーザ磁気免疫測定方法及び装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
後天性免疫不全症候群、成人工細胞白血病等のようイ1
新型つィルス刊疾病、あるいは各種ガンの早期検査法ど
して、抗原抗体反応を利用した免疫測定法の開発が、現
イ1、世界的規模で推進されている。
従来から知られる一次反応を利用した微W免疫測定方法
としては、ラジオイムノアッセイ(以下、RIA法と記
す)、酸素イムノアラレイ(ElΔ)、蛍光イムノアラ
レイ法等が既に実用化されている。これらの方法は、そ
れぞれアイソト−プ、酵素、蛍光物質を標識として付加
した抗原または抗体を用い、これと特異的に反応りる抗
体または抗原の有無を検出する万−法である。1 RIA仏は、標識化されたアイソ1〜−ブの放射線各1
を測定することにJ、り抗原抗体反応に奇〜した検体量
を定量Jるものであり、ピ]グラム程瓜の超微H1測定
が可能2r現在川1−のlj法である。しかしながら、
この方法は放射性物質を利用覆るので、特殊設備を必要
どし、また、」′減期等による標識効果の減衰等を考慮
しなければならないので、実施には大きな制約がある。
更に、放射性廃棄物処理が社会問題となっている現状を
8處すると、その実施は自ずと制限される。
一方、酵素、蛍光体をe!識として用いる方法は、抗原
抗体反応に寄与した検体量を、発色や発光を観測するこ
とにより検出する方法であり、RIA法の如き実施上の
制約はない。しかしながら、発色あるいは発光を精密に
定量することは困難であり、検出限界はナノグラム程度
である。
また、レーデ光を利用して抗原抗体反応の有無を検出す
る方法として、主に肝臓癌の検出を目的として開発され
たAFP (アルファ・フエ1〜プロティン)を利用し
た方法がある。
この方法は、AFPに対する抗体をプラスチ・ンク微粒
子に付加し、抗原抗体反応によってプラスナック粒子が
凝集して生じる質量変化から調べる方法であり、10 
  gの検出感度を達成している。これは、従来のレー
ザ−光を用いた方法の自信以上の感度であるが、l’<
 I A法に比較すると百分の一以下に過ぎない3.更
に、この方法が水溶液中における抗原抗体複合物のブラ
ウン運動の変化を利用しているために、抗体を含む水溶
液の湿度、福江の影響あるいは水溶液に混在する不純物
粒子の影響を極めて受【ノ易く、これ以上に検出感度を
高めることは原理的に望外のものである。
上述のにうに、従来の免疫測定手段においては、高い検
出感度を有するRIA法は、放射性物質を使用するため
に、その実施については多くの制約があり、一方、実施
の容易な酵素イムノアラレイ法、蛍光イムノアッセイ法
等は感度が低く、精密な定量的測定ができなかった。
そこで、本発明者らは、本発明に先立って、R■△に匹
敵する検出感度並びに精痕を有しながら、実施上の制限
のない新規な免疫測定り法及び装「ノを提供した。すな
わち、本発明者らは、従来の方法とは原理を異にする免
疫測定方法の研究を行ない、先に、特願昭61−224
567号、特願昭61−252427号、特願昭61 
= 254.164号、特願昭62−22062号、特
願昭62−一  6 − 22063号、特願昭62−152791号、特願昭6
2−152792号、特願昭62−18/′1902号
、特願昭62−264319号、特願昭C52−267
/I 81号どじてレーザ磁気免疫測定方法及び測定装
置についての発明を特許出願している8、これらの新し
い免疫測定方法は標識材料として磁性体微粒子を用いる
点に特徴があり、アイソ1〜−ブを用いないでピコグラ
ムの超微量検出が可fil: ′cある。本発明者らは
上述の特許に基づぎ、磁性微粒子を抗原あるいは抗体に
標識し、初めてウィルスの検出等を行なった。この新し
いレーザ磁気免疫測定力法は、従来最も検出感度が高い
どされているR1へ法よりも検出感度が高いことが確認
されつつある。例えば、本発明者らが日本ウィルス学会
第35回総会(昭和62年11月 岡演番号4011r
新しく開発した免疫測定装置を用いたウィルスの検出実
験」)で発表しtCように、不活性化したインノルユー
ン1アウイルスA、B型をウィルスの−[デルとして用
いて、ウィルス検出実験を<−i 1.ヱつだところ、
1−中に1程度度のウィルスが存在する場合でも検出で
きた3、レーザ光を濃縮された検体に照射して検体から
の反射光を検出する方法は、このにうに検出感度が高い
方法である。
〔発明が解決しJ:うとする課題〕
本発明は、前記の新しい原理のレーザ磁気免疫測定方法
において、定量性の向上と装置の調整を容易にすること
をねらったものである。即ち、本発明に特有の解決サベ
き課題は、抗原あるいは抗体を磁性体微粒子にJ:り標
識した磁性体標識体と検体とを抗原抗体反応させてなる
磁性体標識体複合体の溶液中における濃縮位置での磁界
が前記複合体からの反射光の強度に直接間わる特徴に基
因するものである。そのため、磁界を再現よく一定に保
持Jることが必要になる。前記濃縮位置での磁界は傾斜
磁界発生装置と検体容器の距離に依存する。特に、前記
傾斜磁界発生装置が上方に聞ト1を右する検体容器を挟
むようにして設置された2つの磁界と磁界発生器とから
構成されている場合は、該検体容器の水面の真上に配置
された一方の!18iと水面との距離を一定にしなくて
はならない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、
まず、次のような構成を有するレーデ磁気免役よ11定
り法(・ある9、η゛なわら、所定の抗原あるいは抗体
に磁性体微粒子を標識としく付加した磁性体42識体と
、検体たる抗体あるい【よ抗原とを抗原抗体反応さける
第1王程と、前記第1丁程後の磁性体標識体と検体との
複合体である磁性体標識検体複合体を含む溶液に磁界を
作用ざぜてレーザ光照射領域に前記磁性体標識検体複合
体を誘導・濃縮させる第2工程と、を少なくども含むレ
ーザ磁気免疫測定方法において、レーザ光を傾斜磁界発
生装置と検体容器の水面の双方に照射し、イの時のそれ
ぞれの前記水面からの反射光により形成される前記傾斜
磁界発生装置の像の位置を検出することによって、前記
磁性体標識検体複合体の濃縮位置における磁界を調節す
ることを特徴とするレーザ磁気免疫測定方法である、。
前記構成において、本発明では、前記傾斜磁界発生装置
の像として、傾斜磁界発生装置に直接照射された後のレ
ーザ光が前記水面から反射して形成される実体陰影像と
、前記水面に映った前記傾斜磁界発生装置の投影像上に
照射されたレーリ゛光が該水面から反射して形成される
投影反射像との2つの像を利用て・きる。
ざらに、前記構成にJ3いて、本発明では、前記水面か
らの反射光中の前記傾斜14i5’J発件装置αの実体
陰影像と投影反射像とを対称位置とJる中心位置に受光
器を設置することを特徴とする。
また、本発明によれば、前記測定方法を好適に実施でき
る測定装置が提供される。すなわち、磁性体微粒子によ
って標識された磁性体標識検体複合体を含む溶液を収容
する検査容器と、レーザ光を前記検査容器の表面へ導く
入射光学系と、前記検査容器の表面のレーザ光照射領域
の一点に前記磁性体標識検体複合体を誘導・濃縮する傾
斜磁界発生装置と、前記磁性体標識検体複合体からのレ
ーザ光の反射光を受りる受光系と、を少なくとも含むレ
ーデ磁気免疫測定装置であって、前記レーず光を前記傾
斜磁界発生装置と検体容器の水面との双方に同時もしく
は時系列に照射した時の反射光を受光器に受【ツー(前
記傾斜磁界発生装置の像を検出する検出部と、この検出
部による像の位「?検出に基いて前記傾斜磁界発生装置
により前記磁性体標識検体複合体の濃縮位置における磁
界を調節する磁界調整機構部と、が設置)られているこ
とを特徴とJるレーザ磁気免疫測定装置である。
前記構成において、本発明では、前記検出部の受光器と
して、例えば、スクリーン、受光素子、撮像管を利用で
きる。
(作用) 周知のごとく、極微少量物体を検出する極限計測技術に
おいては常に検出@度と共に、測定の定量性、再現性を
どう確保するかが重要課題である。
本発明に従うレーザ磁気免疫測定方法は、測定の定量性
、再現性の向上に寄与するものであって、検体容器と傾
斜磁界発生装置との距離を簡単な方法でモニターするこ
とによって、磁界を再現にり一定に保つことが出来る。
特に、前記傾斜磁界発生装置が上方に開口を右する検体
容器を挟むようにして設置された2つの磁界と磁界発生
器とから構成されている場合は、該検体容器の水面の真
上に配置された一方の磁極と水面との距離を一定にしな
くてはならない。その解決策としては、検体容器の水位
を測定する方法が一般的であるが、検体容器中に設けら
れた検体収容部の直径【よ通常10ttm稈度で小さい
lcめ、水位計としては特殊なものが必要になる。本発
明は水位計を用いないで、レーザ光を磁極と検体容器の
水面の双方に照射し、その時の反射光を受光して得られ
る該磁極の実体陰影像と投影反射像との距離を測定すれ
ば、この距離は磁極と検体容器の水面どの距離と比例関
係にあるから磁極と検体容器の水面との距離を知ること
が出来る。通常、前記距離の絶対値を求める必要はなく
、前記実体陰影像と投影反射像とのv[+離をあらかじ
め定めておぎ、検体毎にこの距離を維持するJ:うに検
体容器の位置を調節覆ればJ、い。
一例どして、一定距離に離してKMした2つの受光素子
を前記距離の検出に用いることができる。
かくして、前記濃縮位置の磁界は測定の都度一定の値に
保たれることになるから、測定値の定量性、再現性を確
保することが出来る。
また、本発明の特徴の一つとして、前記実体陰影像と投
影反射像の中心対称点が磁極の真下の水面であり、この
水面は即ち前記濃縮位置に他ならない。従って、この濃
縮位置に濃縮された磁性体標識検体複合体からの反射光
は前記中心対称点を中心として出射されているから、こ
の中心対称点に受光器を設置すれば再現性よく、前記磁
性体標識検体複合体の信号を検出することが出来る。こ
の特徴を利用して、受光器の位置の調整を効果的に実m
iることが出来る。受光器としては、前記したように、
スクリーンもしくは受光素子もしくは撮像管が選択でき
る。特に、本発明者らが先に発明した干渉法にに、り検
体を定量する場合は、前記中心対称点がスクリーン上に
写った干渉縞の中心となることから、本発明の場合、干
渉縞中心が常に同じ位置に現れ、干渉縞の81測の際に
非常に役に立つ。
以下に図面を参照して本発明をより具体的に詳述するが
、以下に示すものは本発明の一実施例に過ぎず、本発明
の技術的範囲を何等制限するものではない。
〔実施例〕
第1図は、本発明の第1の実施例を説明するレーザ磁気
免疫測定装置の概略図であって、図中符号1はアクリル
樹脂製の検体容器、1aはこの検体容器中の検体収容部
、2は非磁性体からなる検体容器1を搭載する上下移動
台、3は移動ネジ、4は移動ガイド、5は左右移動台、
6は移動用モータ、7は案内面、8は架台、10は傾斜
磁界発生装置、50はHe −’N eレーザ光源、5
1はビームエクスパンダ、52は入射光束、53は反射
光束、54はスクリーン(受光器)である。
前記検体容器1には、検体と磁性体標識体との間で抗原
抗体反応を行なった後の磁性体標識検体複合体が収容さ
れている。検体の調整方法は、先に本発明者らが発明し
た特願昭61−2245678、特111 If(61
−25’1164 号ニMe載の方V、が適用できる。
前記1ば1斜磁界発生装買10は、電磁石10aど!1
極片10b、!:該vAJ4J−ilo EN7)Qg
−調節器10C1及び継n10d、10e、10fとか
ら構成され、電磁石10aから出た磁束は前記検体容器
1を貢通した後、磁極片10b、磁極片10bの高さ調
節器10c、及び継鉄10d、10e、10fを経由し
た後、再び電磁石10aに戻るように磁気回路が形成さ
れている9、前記電磁石10aは、非磁性のステンレス
鋼からなる前記ん右移動台5の上に固定された純鉄製の
継鉄10fの上に取り付【ノられている。前記磁極片1
0bは検体容器1側の先端が鋭利な形状になっているか
ら磁極片10bの先端部の真下の検体容器1表面の磁界
が最も高い。そのlζめに、磁性体標識検体複合体はこ
の位置に濃縮される。前記検体容器1の高さは、前記移
動台2が、前記左右移動台5に取っ付()られた前記七
−夕6を低速回転し、前記移動ネジ3及び移動ガイド4
にJ、って、上下に移動することにJ、って任意に調整
で・さる。また、前記左右移動台5は案内面7上を左右
に移動できるから、検体容器1中の任意の検体収容部1
E1を前記磁極片10bの真下に設定覆ることが出来る
。前記磁極片10bは、前記高さ調節器10cによって
、その高さが任意に調整可能である。このような構成に
なっているから、前記濃縮位置の磁界は、該検体容器1
及び該磁極片10bの上下移動によって任意に調整でき
る。勿論、前記濃縮位置の磁界は電磁石の励磁電流を変
化さけることで−b調整可能である1゜ 波長63.28nmのHe −N eレーリー光澱50
から出たレーザ光線はシー1アエー1−スパンダ51に
よってビーム径が拡張された入射光束52となって、検
体収容部1aと前記磁極片10bの先端を同時に照射す
る。前記スクリーン5/Iは図には示していないが、反
射光束53をその中央の位置に受光するように架台8に
固定されている。
第2図(a)(b)は第1図のスクリーン5/1の拡大
図であって、(E〕)図は、前記スクリーン54上の干
渉縞56並びに前記磁極片10bの実体陰影像10b−
1、及び投影反射像10b−2を模式的に描いたもので
ある。前記実体陰影像10b−1は、前記磁極片10b
に直接照射された後のレーザ光が前記水面から反射して
スクリーン54土に形成された像であり、前記投影反射
像10b−2は、前記水面に映った磁極片10bの投影
像上に照射されたレー量ア光が水面から反射してスクリ
ーン54上に形成された像である。これらの像10 b
 −1,10b−2は、反射光のシルエラ1〜として観
察される。スクリーン54には直径0.5#のピンボー
ル55as 55bが80allllすれた位置に2つ
設りられている。第2図(b)は前記スクリーンの裏側
の該略図であって、前記ピンホール55 a、5 E5
 bの位置にSLフAトダイオードの受光素子(受光器
)57a、57bが固定して取り(=j’ Gプられて
いる。
前記スクリーン5/lはこのような構造になっているか
ら、反射光束553がスクリーン54を照らJ際に、前
記ピンホール55a、55bを通して反射光の一部が受
光素子57 a、57bで検出される。前記検体容器1
と前記磁極片10bの間隔を広げれば、磁極片10bの
実体陰影像101) −1と投影反射像10 b −2
の間隔はそれに対応して広がり、接近させれば、像も接
近する。第2図(a)はシルエラ1へ状の前記実体陰影
像10b−1と投影反射像10 b = 2とが丁度前
記ピンホール55a、55bにかかった状態を示してい
る。
前記受光素子57 El、57bでこの位置が精度J、
く検出できるから、前記検体容器1ど前記磁極ハ10b
の間隔を常に一定にすることが出来る。従って、本発明
の方法を連用すれば、再現J、く磁界を一定にすること
が容易に実施でさる3゜なお、前記磁極片10bと前記
検体容器1のうら、一方のみの高さが可変の場合、−度
前記スクリーン54の位置を調節し終えれば、スクリー
ン54上のビンボール(よ1つあれば上記の磁界調節は
出来るが、双方の高さが独立して調整できる本実施例の
場合、該ピンホールは2つある方が好よしい。なぜなら
ば、双方の高さを独立して調整した場合、前記干渉縞は
通常、前記スクリーン54の中心位置からはずれること
がしばしばである。
この場合、ピンホールが2つあると、前記磁極片10b
の像が何れの方向に外れたかを検出できるので、調整が
容易になる利点がある。
本実施例の適用にJ、って、濃縮位置の磁界が常に一定
の値に保つことが出来るので、測定法に起因するデータ
の変動は皆無になり、定量性が大幅に改善された。
なお、本実施例の変形例として、前記スクリーン上の干
渉縞をITVカメラ(扼像管)で撮影して、画像処理に
よって干渉縞の直径、本数、輝度等を測定した。この方
法の場合、検体からの干渉縞画像をV T Rに記録J
−れば、条苗のデータの保存に右利である。120検体
の記録がV T Rチー11巻に収容でき/C0 第3図は本実施例の別の変形例であって、第1図の測定
装置のスクリーンの位置に遮光板54−1を設置した。
中央部に開口をもつ該遮光板5/l−1は、上記実施例
と同様4r2つのピンホール55a、55bを右し、そ
の裏面には受光素子57a、57b及び干渉縞を受光す
るための1次元イメージセンサ型の受光素子(受光器)
58が固定されている。上述したように、本発明の方法
を実IMずれば磁界が一定に調節されるのみならず、干
渉縞の中心位置が前記受光素子58上の特定位置に再現
よく現われるから、干渉縞の計数がit=常に簡単にな
る。なぜならば、干渉縞の中心位置が変動覆る場合、干
渉縞の直径あるいは本数を計数するためには、まず、中
心位置をなんらかの方法、例えば、ITVカメラで干渉
縞を撮影し、画像処理による方法、で決定する前処理が
必要になる。
この前処理は一般には複雑なアルゴリズムになり、処理
コス!〜がかざむ欠点がある。
別の変形例として、前記ビームエクスパンダ51の代わ
りに、偏向素子を用いて、レーザ入射ビームを上下に操
作させて時系列的に検体容器1と磁極片10bを照射す
ることににって、検体容器1と磁極片10bの間隔を調
節した。この変形例は、本発明省らが先に発明した特願
昭62−264319号に技術開示している入射ビーム
を走引して、濃縮位置と非濃縮位置からの散乱光の差分
を検出する方法と併用Jれば効果が大ぎい。散乱光を検
出りる方法の場合、レーデビーム径はできるだ【プ細い
方がS/N比の高い測定が出来るので、ビームエキスパ
ンダを用いるJ:りも有利である。
勿論、磁界の調整の時のみにビームエキスパンダを用い
て、検体の測定時に、ビームエキスパンダを入射光学系
から退避さぼる変形例も可能である。
なお、前記構成において、スクリーン54、ピンホール
55a、55b、受光素子57a、57bあるいは遮光
板54−1、ピンボール55a。
55b1受光素子57a、57b、58は、検出部(受
光系)60を構成している。また、シー1F光源50、
ビームエキスパンダ51は、入射光学系61を構成して
いる。
また、図示しないが、前記検出部60と前記傾斜磁界発
生装置10との間には、磁界調整機構部が設けられてお
り、この磁界調整機構部によって、前記検出部60によ
る像の位置検出に基づいて前記傾斜磁界発生装置10に
より前記磁性体標識検体複合体の濃縮位置における磁界
を調節するにうになっている。
〔発明の効果〕
以上詳述のように、本発明に従うレーIJ″磁気免疫測
定方法及び測定装置は、標識物質として磁性微粒子を用
いる新しい原理のレーザ磁気免疫測定方法の定量性の向
上、測定値の再現性、装置の調整を容易にするのみなら
ず、干渉法で測定する場合、干渉縞中心が常に同じ位置
に現われることから、干渉縞の計測が非常に容易になり
、計測精度が向上する効果がある。
この発明に従うレーデ磁気免疫測定方法及び測定装置は
、抗原抗体反応のみに止まらず、従来RIA法が適用さ
れていたペプヂドホルモン等の種々のホル土ンあるいは
種々の酵素、ビタミン、薬剤などの測定にも応用するこ
とが可能である。従って、従来は限定された施設でRI
A法によらなければ実施できなかった精密な測定を、一
般的な環境で広〈実施することが可能となる。集団検診
等のJζうな一般的な状況(・、各種のウィルス、癌等
のスクリーニング検査等の精密な測定が広〈実施できれ
ば、癌あるいはウィルス性疾患等の早期診断が可能とな
り、有効な早期治療を的確に実施することが可能となる
。このように、本発明が医学・医療の分野で果たづ効果
は計り知れない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を説明り−るレーザ磁気
免疫測定装置の概略図、12図は第1図のスクリーン5
4の拡大図であって、第2図(a)は前記スクリーン士
−の干渉縞56並びに前記VItlKi1’7の実体陰
影像10b−L及び投影反射像10b−2を模式的に描
いたもの、第2図(b>は前記スクリーンの裏側の概略
図、第3図は第1図の測定装flf’/のスクリーンの
位置に遮光板54−1を設訂した本実施例の別の変形例
である。 1・・・検体容器、1a・・・検体容器中の検体収容部
、2・・・十F移動台、3・・・移動ネジ、4・・・移
動ガイド、5・・・左右移動台、6・・・移動用モータ
、7・・・案内面、8・・・架台、10・・・傾斜磁界
発/I装置、50・・・レーク“光源、51・・・ビー
ムエクスパンダ、52・・・入射光束、53・・・反射
光束、54・・・スクリーン(受光器>、55a、55
b・・・ピン小−ル、56・・・干渉縞、57a、57
b−・・受光素子(受光器)、58・・・受光素子(受
光器)、60・・・検出部(受光系)、61・・・入射
光学系。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の抗原あるいは抗体に磁性体微粒子を標識と
    して付加した磁性体標識体と、検体たる抗体あるいは抗
    原とを抗原抗体反応させる第1工程と、 前記第1工程後の磁性体標識体と検体との複合体である
    磁性体標識検体複合体を含む溶液に磁界を作用させてレ
    ーザ光照射領域に前記磁性体標識検体複合体を誘導・濃
    縮させる第2工程と、を少なくとも含むレーザ磁気免疫
    測定方法において、レーザ光を傾斜磁界発生装置と検体
    容器の水面の双方に照射し、その時のそれぞれの前記水
    面からの反射光により形成される前記傾斜磁界発生装置
    の像の位置を検出することによって、前記磁性体標識検
    体複合体の濃縮位置における磁界を調節することを特徴
    とするレーザ磁気免疫測定方法。
  2. (2)前記傾斜磁界発生装置の像が、傾斜磁界発生装置
    に直接照射された後のレーザ光が前記水面から反射して
    形成される実体陰影像と、前記水面に映った前記傾斜磁
    界発生装置の投影像上に照射されたレーザ光が該水面か
    ら反射して形成される投影反射像との2つの像であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ磁気免疫測定方法
  3. (3)前記水面からの反射光中の前記傾斜磁界発生装置
    の実体陰影像と投影反射像とを対称位置とする中心位置
    に受光器を設置することを特徴とする請求項1記載のレ
    ーザ磁気免疫測定方法。
  4. (4)磁性体微粒子によつて標識された磁性体標識検体
    複合体を含む溶液を収容する検査容器と、レーザ光を前
    記検査容器の表面へ導く入射光学系と、前記検査容器の
    表面のレーザ光照射領域の一点に前記磁性体標識検体複
    合体を誘導・濃縮する傾斜磁界発生装置と、前記磁性体
    標識検体複合体からのレーザ光の反射光を受ける受光系
    と、を少なくとも含むレーザ磁気免疫測定装置であって
    、前記レーザ光を前記傾斜磁界発生装置と検体容器の水
    面との双方に同時もしくは時系列に照射した時の反射光
    を受光器に受けて前記傾斜磁界発生装置の像を検出する
    検出部と、この検出部による像の位置検出に基いて前記
    傾斜磁界発生装置により前記磁性体標識検体複合体の濃
    縮位置における磁界を調節する磁界調整機構部と、が設
    けられていることを特徴とするレーザ磁気免疫測定装置
  5. (5)前記検出部の受光器がスクリーンである請求項4
    記載のレーザ磁気免疫測定装置。
  6. (6)前記検出部の受光器が受光素子である請求項4記
    載のレーザ磁気免疫測定装置。
  7. (7)前記検出部の受光器が撮像管である請求項4記載
    のレーザ磁気免疫測定装置。
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