JPH01272966A - 金属溶融物における測定の為の測定用ランスの為の金属接触部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は測定用ランスの底端部に配設される金属接触部
材に関する。該金属接触部材には電気的結合を為すため
の消耗し得るプローブを嵌装し得る。前記プローブは金
属溶融物中での測定の為の測定用手段を具備し、金属接
触部材は２本のチューブから成立つ。前記チューブは、
スリーブ形態の断熱部材を介在する状態で一方のチュー
ブのテーバ部分を他方のチューブの拡開された開口内部
に押入することによって相互に結合され、２本のチュー
ブの外壁部分は、スリーブ形態の断熱部材の金属接触部
材と同一外径を有するフランジと衝接される。プローブ
と電気的に結合された金属接触部材の、拡開された端部
の内部にコツプ型の断熱部材が挿入される。コツプ型の
断熱部材はその台座を介して接触部材を通して引出され
た導線と結合される断絶された接点を具備する。

〔従来技術の説明Ｊ この種の測定用ランスは酸素活性度及び或は溶鋼の温度
の判定に使用される。それらの測定値が実用上誤差を生
ずること及び変化することは初期に於ては解明出来なか
った。徹底的な実験によって、測定誤差は測定用のプロ
ーブ及び接触部材を包囲する板紙製の保護チューブ内に
存在する水分によるものであることが示された。溶融物
内へのプローブの浸漬に際し、水分は遊離され且つ断熱
部材及び接触部材のチューブの金属壁同土間の毛細開口
を通して、フィラーが充填されたその内部へと侵入する
。フィラーと金属デユープとの間はこれらパーツの熱膨
張係数の違いから完全にシールすることは不可能である
ことから、水分は好ましからざる状況下に於て電気的接
触部を越えて侵入しそれによって測定値を不正確なもの
とする。

［発明の目的］ 本発明の目的は、測定用ランスに配設された接触部材を
シールし、侵入する水分に基く測定誤差〔発明の概要〕 本発明に従う、先に説明された形式の金属接触部材に於
ては、スリーブ形態の断熱部材が金属接触部材の一方の
チューブの拡開部分の壁から且つ他方のチューブのテー
パ部分の壁からシールされ、環状シールを挿入すること
によりコツプ型の断熱部材が、プローブと結合されたチ
ューブ端部の拡開部分の内壁からシールされる。本発明
の好ましい実施例に於ては、金属接触部材は以下の如く
構成される。

（ａ）金属接触部材の一方のチューブのテーパ部分及び
他方のデユープの拡開部分には周囲衝接面を形成する段
状の肩が設けられる。

（ｂ）スリーブ形態の断熱部材には、各チューブの周囲
半径方向衝接面と対向する周囲半径方向衝接面を形成す
る為の概略位置に段状の凹所が配設され、対向する各衝
接面同士間には、金属接触部材の２本のチューブが互い
に嵌着された場合にクランプする弾性材料から成るシー
ルリングが配設される。

（ｃ）コツプ型の断熱部材の台座の、チューブの内側に
面する端部位置には、チューブ内壁の段状の肩に対応し
て位置付けられた段状の周囲凹所が具備され、コツプ型
の断熱部材のチューブ端部への挿入に際し、弾性部材か
ら成るシール用リングが２つの対向する半径方向衝接面
同士間でクランプされる。

有益には、ランスホルダに結合されたチューブは底部が
拡開され、測定用のプローブを結合し得るチューブは先
端にテーパ部分を有する。

本発明の別の有益な実施例に於ては、コツプ型の断熱部
材の台座にはチューブ内腔内に伸延する２本の筒状突起
が設けられ、該筒状突起はスリーブ内側に伸延する長手
方向孔が設けられる。接点ソケット及び接点ビンに結合
する導線が筒状突起内の長手方向孔を通して引出され、
各長手方向孔の入口は導線及び筒状突起と密着するシュ
リンクチューブによって被覆される。

チューブ尖端部のランスに隣接する部分に、従来から使
用されるフィラー材料に代えてシリコーン材料を充填す
ることが有益であることも分った。

〔実施例の説明］ 第１図に示される浸漬測定用ランスは、ランスホルダ２
と、鋼チューブ３と、衝接部材４と、ハンドル５とから
成立っている。ケーブル７は、それが貫通する連続内孔
から断熱され、ランスの先端部に於て、差し込み結合部
６を介し測定用機器に通じるアウターケーブル８に接続
される。一方ランスの底端部は、ランスホルダ２に固定
されその特定構造が本発明の対象であるところの金属接
触部材１に接続される。そこに例えば酸素活性度及び或
は金属溶融物の温度を測定する為の交換可能な測定用プ
ローブを脱着自在に電気的に結合し得る電気接点が金属
接触部材１の端部に取付けられる。測定用プローブ及び
金属接触部材は共に、通常は厚紙製の１つ以上の保護用
チューブ（図示せず）によって包囲される。金属接触部
材１を包囲する外側の保護用チューブを、ランスホルダ
２第２図及び３図に示されるように、金属接触部材１は
、連続的に配設され且つ互いに差込むことによって相互
結合された２本の筒状の金属チューブ１０．１１から成
立っている。

上方の、ランス側のチューブ１０は測定用ランスに電気
的に結合され、一方、下方のチューブ１１は測定用プロ
ーブに電気的に結合される。チューブ１０の内腔はその
底端部領域が拡開され、拡開部分１２には段状の第１の
肩１３が設けられる。該第１の肩１３は周囲方向に伸延
する半径方の周囲衝接面を形成する。デユープ１０と同
一外径を有するチューブ１１はその上端がテーバ付けさ
れ、テーパ部分１４にはその直径を段階的に低減して半
径方の周囲衝接面を形成する第２の肩１５が設けられる
。第２の肩の上方に位置付けられた部分１６はチューブ
１０の拡開された内側より小さい外径を有する。デユー
プ１０．１１は、その重なり合う端部領域を伸延するス
リーブ形態の断熱材１７を介在する状態で、一方を他方
の内側形態の断熱材１７は、金属接触部材１のチューブ
の各端部がそこに衝接する、外径が各チューブと同一の
底部フランジ１８を具備する。本発明に従えばスリーブ
形態の断熱材１７はチューブ１０．１１の段状の肩１３
．１５と対応する段状の第１の凹所１９、第２の凹所２
０を具備し、各凹所ばそれらの形成する衝接面が金属接
触部材のチューブの衝接面と対向して位置付けされるよ
うに配設される。例えば弾性材料製の０−リング２１が
対向する衝接面の間に介装される。０−リング２１は、
チューブ同士が嵌着された場合に圧縮され且つ包囲する
壁にクランプする。斯くして、接触部材の金属部品及び
断熱材間の毛細開口を通しての水分の浸透が簡単な手段
によって回避される。

第２図に示されるように、４本の測定用導線の内の、接
触部材及び測定用ランスを貫いて測定用機器、即ち導線
２２．２３に結合される２本は、接触ソケット２４及び
接触ピン２５を構成する接点と電気的に接続される。接
点はコツプ型断熱材２６の内側に配設される。コツプ型
断熱材２６は接触部材のチューブ１１の、測定用プロー
ブに面する底端部内に押し込まれそして固定される。接
触ピン２５はコツプ型断熱材２６の台座２７の中央を貫
いて伸延し、一方、接触ソケット２４はコツプ型断熱材
２６の横方向内壁を覆う金属クイナを構成する。

この場所での水分の浸透を同様に回避するために、コツ
プ型断熱材２６の台座２７にはチューブ１１の内腔に面
する端部の位置に内側へと段状に伸延する周囲凹所２８
が設けられる。該周囲凹所２８はチューブ１１の内壁の
段状の第３の、Ｆｆ　２９と対向配置される。そこに結
果的に形成される半径方向衝接面同士間に弾性材料製の
シール用リング３０が挿入されそしてコツプ型の断熱材
が挿入された場合に前記衝接面と係合される（第３図参
照）。

本発明の好ましい実施例に於ては、コツプ型断熱材２６
の台座２７には２本の筒状突起、即ち第１の筒状突起３
１及び第２の筒状突起３２が設けられ、これら筒状突起
はチューブ１１の内腔内部に伸延しそれによってスリー
ブ内部番こ伸延する長手方向孔を形成する。第１の筒状
突起３１は中央に配置されて接触ピン２５の細長部分を
受ける作用を為し、一方、第２の筒状突起３２は中心を
ずらして配置され導ｌｌ１Ｉ２２を接触ソケット２４へ
と送る作用を為す。本発明に従えば、シュリンクチュー
ブ３３が導線２２．２３を、それらが各筒状突起３１．
３２に入る以前に被覆する。シュリンクチューブ３３は
導線に密着し且つまた筒状突起を密着状態で覆って引伸
される。

チューブ１０．１１の内腔３４は都合良くは、２成分エ
ポキシ樹脂から成るフィラーで充填される。参照番号３
５はマンドレルを示し、参照番号３６は４つの孔が設け
られたスペーサプレートであり、導線はこれによって離
間状態に保持され得る。実質的にマンドレル３５までに
も伸延する、ランスに隣合うチューブ１０の端部の内腔
部分３７を、接触部材先端への水分浸透を防止するシリ
コーン材料で充填することが有益であることもま−ン材
料のこの領域への使用は、接触部材の先端の温度上昇が
その中間部及び底部よりも小さいことから可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は浸漬測定用ランスの部分省略側面図である。 第２図は接触部材の断面側面図である。 第３図は接触部材の底部の部分拡大断面側面図である。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 ２：ランスホルダ ３：鋼チューブ ４　衝接部材 ５　ハンドル ７：ケーブル ６：差し込み結合部 ８：アウターケーブル １　金属接触部材 １２：拡開部分 １３・第１の肩 １５　第２の肩 １７、スリーブ形態の断熱部材 １８、底部フランジ １９・第１の凹所 ２０：第２の凹所 ２１０−リング ２２．２３：　　導糸泉 ２４　接触ソケット ２５：接触ビン ２６：コツプ型断熱材 ２７、台座 ２８・周囲凹所 ２９：第３の肩 ３０：シール用リング ３１６第１の筒状突起 ３２　第２の筒状突起 ３３：シュリンクチューブ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、測定用ランスの底端部に配設され電気的結合のため
   の消耗し得るプローブを嵌装し得る金属接触部材にして
   、前記プローブは金属溶融物中での測定の為の測定用手
   段を具備し、金属接触部材は２本のチューブから成立ち
   、前記チューブはスリーブ形態の断熱部材を介在する状
   態で一方のチューブのテーパ部分を他方のチューブの拡
   開された開口内部に押入することによって相互結合され
   、２本のチューブの外壁部分をスリーブ形態の断熱部材
   の、金属接触部材と同一外径を有するフランジと衝接さ
   せ、プローブと電気的に結合される金属接触部材の、端
   部の拡開部分内側にコップ型の断熱部材を挿入し、コッ
   プ型の断熱部材は、その台座を介し金属接触部材を貫い
   て引出された導線と結合される断絶された接点をその内
   部に収納する前記金属接触部材に於て、スリーブ形態の
   断熱部材１７を金属接触部材１の一方のチューブ１０の
   拡開部分１２の壁からシールし且つ他方のチューブ１１
   のテーパ部分１４の壁からシールし、環状シール２１、
   ３０を挿入することによりコップ型の断熱部材２６を、
   プローブと結合するチューブ端部の拡開部分の内壁から
   シールしたことを特徴とする金属接触部材。 ２、（ａ）金属接触部材１のチューブ１１のテーパ部分
   １４及びチューブ１０の拡開部分１２には周囲衝接面を
   形成する段状の肩１３、１５が設けられ、（ｂ）スリー
   ブ形態の断熱部材１７には、各チューブの半径方向の周
   囲衝接面と対向する半径方向の周囲衝接面を形成する為
   の概略位置に段状の凹所１９、２０が配設され、対向す
   る各衝接面同士間には金属接触部材の２本のチューブが
   互いに嵌着された場合にクランプする、弾性材料から成
   るシールリング２１が配設され、（ｃ）コップ型の断熱
   部材２６の台座２７のチューブ１１の内側に面する端部
   位置には、チューブ１１の内壁の段状の肩２９に対応し
   て位置付けられた段状の周囲凹所２８が具備され、コッ
   プ型の断熱部材のチューブ端部への挿入に際し、弾性部
   材から成るシール用リング３０が２つの対向する半径方
   の向衝接面同士間にクランプされるようになっているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の金属接触部
   材。 ３、ランスホルダ２に結合されたチューブ１０は底部に
   拡開部分１２を具備し、測定用プローブを結合し得るチ
   ューブ１１は先端にテーパ部分１４を具備する特許請求
   の範囲第１項及び第２項記載の金属接触部材。 ４、コップ型の断熱部材２６の台座２７には、チューブ
   １１の内部へと伸延する２本の筒状突起３１、３２が設
   けられ、該筒状突起３１、３２はスリーブ内部へと伸延
   する長手方向孔を具備している特許請求の範囲第１項か
   ら第３項に記載の金属接触部材。 ５、接点ソケット２４及び接点ピン２５に結合する導線
   ２２、２３が筒状突起３１、３２の長手方向孔を通して
   引出され、長手方向孔の各入口は導線及び筒状突起と密
   着するシュリンクチューブ３３によって被覆されている
   特許請求の範囲第１項から第４項に記載の金属接触部材
   。 ６、チューブ１０の先端部３７の測定用ランスに隣接す
   る部分には従来から使用されるフィラー材料に代えてシ
   リコーン材料が充填される特許請求の範囲第１項から第
   ５項に記載の金属接触部材。