JPH01272804A - 使い捨ておむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、使い捨ておむつに関し、さらに詳しくは、お
むつを装着状態に固定するための止着手段の改良に関す
るものである。

［従来の技術］ 一般に使い捨ておむつは、裏面シ？トの一端に粘着性の
ファスナーテープを備え、このファスナーテープの先端
を裏面シートの他端に止着させることによって装着状態
に固定できるようになっている。

従来の使い捨ておむつにおける上記粘着性ファスナーテ
ープには、アクリル系高分子か天然ゴム系高分子にテル
ペン樹脂などの粘着付与剤を添加した粘着材が用いられ
ていたが、これらの粘着材は殆どのものに対して粘着性
を示すため、おむつの着脱や排尿の確認等を行なうに当
ってファスナーテープの止着及び剥離作業を行う際に、
該ファスナーテープが手や指などに付着し、作業を行い
にくいという欠点があった０手や指などへ付着しにくく
するため粘着材の粘着性を低下させると、おむつの固定
自体が不十分なものになってしまうおそれがある。

また、上記粘着性ファスナーテープは、排尿の有無を確
認する際におむつを開閉する関係上、止着と剥離とを繰
り返し行い得るようになっていることが必要であり、そ
のために種々のものが提案されている。そのなかで３ビ
ーステーブと呼ばれているものは、−度止着することに
よってターゲットテープが付着した僅かな場所にしか再
度止着することができないため、作業性が悪く、また２
ピーステープの場合は、それを引き剥す際に裏面シート
が破損し易く、該裏面シートを補強すると、その部分が
固くなって手触りが悪くなってしまうという欠点があっ
た。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、固定用の止着片を備えた使い捨ておむ
つにおける上記従来の欠点を解消し、裏面シートに対す
る止着片の止着及び剥離作業を簡単且つ確実に行い得る
ようにした使い捨ておむつを提供することにある。

〔！！題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため、本発明は、液透過性の表面シ
ート、液不透過性の裏面シート、両シート間に配設され
た吸収体、及び裏面シートの長手方向一側に取り付けら
れた固定用の止着片を備えた使い捨ておむつにおいて、
上記止着片と、裏面シートにおける少なくとも該止着片
の止着位置とに、結合材相互間でのみ所定の接着性を示
す自着性結合材を付着させたことを特徴とするものであ
る。

裏面シートにおける自着性結合材の付着面積は、裏面シ
ート全体の５〜８５％であることが望ましく、これによ
り止着片の止着対象範囲が広くなるから、その止着及び
Δ離作業が容易になる。

上記自着性結合材は、天然ゴムラテックスにプラスチッ
クフィルムへの接着性を高めるための添加材を混合した
混合物からなっており、これら天然ゴムラテックスと添
加材との重量比は９８７２〜１０／９０の範囲である。

また、上記天然ゴムラテックスに添加される添加材とし
ては、ＳＢＲエマルジョン、ＩＲエマルジョン、　ＳＩ
Ｓエマルジョン、ネオプレンエマルジ、ン、アクリル共
重合体、アクリル酩エステル、酢酸ビニル、エチレン酢
酸ビニル共重合体、酢ビ共重合体、のいずれか１種又は
２種以上の混合体が用いられる。

［作　用］ 結合材相互間でのみ所定の接着性を示す自着性結合材を
使用しているので、おむつの着脱や排尿の確認等を行な
うに当って止着片を裏面シートに止着したり裏面シート
から剥離する際に、該止着片が手や指などに付着するこ
とがなど、その作業を容易に行うことができる。

また、止着片を裏面シートから容易に引！！洞すことが
できるため、その引き剥しに伴って裏面シートが破損す
るようなことがなく、薄くて手触りの良い裏面シートを
使用することができる。

さらに、裏面シートに対する自着性結合材の付着面積を
広くすることができるから、止着片の土着対象範囲が広
くなり、その止着及び剥離作業が非常に容易である。

［実施例コ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図及び第２図に示す使い捨ておむつは、肌に当接す
る面を覆う液透過性を有する表面シートＩと、肌に当接
しない面を覆う液不透過性の裏面シート２と、両シート
１．２間に配設された吸収体３とを備えており、裏面シ
ート２における長手方向の一側には、その左右両側端部
に、おむつを装着状態に固定するための止着片としてフ
ァスナーテープ４，４がそれぞれ取付けられ、該ファス
ナーテープ４，４と、裏面シート２における少なくとも
ファスナーテープの止着位置の周辺部とに、結合材相互
間でのみ所定の接着性を示す自着性結合材５が付着せし
められている。

上記自着性結合材５は、天然ゴムラテックスにプラスチ
ックフィルムへの接着性を高めるための添加材を混合し
た混合物からなっており、上記添加材としては、ＳＢＲ
エマルジョン、ＩＲエマルジ、ン、ＳＩＳエマルジョン
、ネオプレンエマルジョン、アクリル共重合体、アクリ
ル酸エステル、酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合
体、酢ビ共重合体、のいずれか１種又は２種以上の混合
体が用いられ、結合材中における天然ゴムラテックスと
添加材との重量比は、９８／２〜１０／９０の範囲であ
る。

このように、それ自体ではプラスチックフィルムへの接
着性に劣る天然ゴムラテ）・クスに上記添加材を混合す
ることにより、プラスチックフィルムに対する接着力は
非常に強力であるが、手や指などに対しては殆ど付着性
を示さない上記自若性結合材を得ることができる。しか
も、結合材相互間の接着力は、ファスナーテープ４を十
分に止着状態に保持することができ、且つそれを裏面シ
ートから剥離させる際にはそれほど強い力を加えなくと
も比較的容易に引き剥し得る程度の強さであり、従って
、該ファスナーテープ４を引き剥す際に、自着性結合材
自体がファスナーテープ４や裏面シート２から剥離した
り、該裏面シート２が破損するようなことはない。

上記自若性結合材５をファスナーテープ４に付着させる
方法としては、例えば、紙、不織布、プラスチックフィ
ルム等からなるファスナーテープの全体又は一部に液状
の自着性結合材を塗布する方法や、自着性結合材自体を
適切な厚みのフィルムに成形し、これでファスナーテー
プを形成する方法等がある。後者の方法で得られたファ
スナーテープは、自着性結合材がゴム状をなすものであ
るため、適度の伸縮性を示す。

また、同様に自着性結合材５を裏面シート２に付着させ
る方法としては、液状の結合材を裏面シートに直接塗布
する方法や、裏面シートの原料であるプラスチックに自
若性結合材を混合し、それをフィルムに成形して裏面シ
ートを形成する方法等がある。従って、後者の方法では
、自著性結合材が裏面シート全体に付着されることにな
るが、前者のように液状の結合材を裏面シートに直接塗
布する場合には、それを必ずしも該裏面シート全体に塗
布する必要はなく、少なくともファスナーテープ４の止
着位置周辺に若干広い範囲で局部的に塗布すればよい。

ここで、上記液不透過性の裏面シート２としては、各種
の合成樹脂製シートを使用することができ、中でもポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂か
らなるものが風合い等の点で好適である。なお、この裏
面シートを透湿防水性を持った多孔性シートとすること
もできる。

一方、上記液透過性の表面シート１は、牙等の水分を透
過させるのに十分な透孔を有するものであれば任意のも
のが使用でき、例えば不ｗＡ′ｌｒｉが好適に使用きれ
る。

また、吸収体３は、粉砕パルプ、吸収紙、吸水性ポリマ
ー等の吸収性材料の１種または２種以上を、必要に応じ
て混合または積層した後、所望の吸収能力を有するよう
に形成したものである。

上記構成を有する使い捨ておむつは、第３図に示すよう
に、ファスナーテープ４，４の先端を裏面シート２の自
着性結合材５の付着部分に押付けて止着することにより
、装着状態に固定することができる。

***の確認等のためにおむつを開放する場合には、ファ
スナーテープ４．４を裏面シート２から引き剥がせばよ
いが、自着性結合材５，５同士の接着力が、それほど強
い力を加えなくとも該ファスナーテープ４を比較的容易
に引き剥し得る程度の強さであるため、その作業が容易
であるばかりでなく、引き剥がしに伴って裏面シート２
に過剰な力が加わることもないから、該裏面シートが薄
い場合であっても破損を生じることがない、しかも、自
若性結合材５のファスナーテープ４及び裏面シート２に
対する接着力は非常に大きいから、これらのファスナー
テープ４，４及び裏面シート２から自着性結合材５が剥
離するようなことがなく、従って、ファスナーテープ４
，４の止着及び剥離を繰り返し行うことができる。ざら
に、自若性結合材５が手や指に付着してべとつかないの
で、上記ファスナーテープ４．４の止着及び剥離作業を
非常に簡単且つ円滑に行うことができる。

また、上記自着性結合材５は、裏面シート２の全体又は
ファスナーテープの止着位置周辺部に比較的広い範囲で
付着させることができ、これによって該ファスナーテー
プ４の止着及び剥離作業が非常に容易になる。

第４図は本発明の第２実施例を示すもので、この実施例
では、止着片として上記第１実施例のようなファスナー
テープを用いる代りに、おむつの左右両側端部に自若性
結合材１５を直接塗布することより、該おむつの一部に
直接止着片１４．１４を形成している。

［発明の効果］ このように本発明によれば、止着片の止着に結合材相互
間でのみ所定の接着性を示す自着性結合材を用いている
ので、おむつの着脱や排尿の確認等を行うに当って該止
着片を裏面シートに止着したり裏面シートから剥離する
際に、該止着片が手や指などに付着することがなく、そ
の作業を容易に行うことができる。

また、止着片を裏面シートから容易に引き剥すことがで
きるため、その引き剥しに伴って２面シートが破損する
ようなことがなく、薄くて手触りの良い裏面シートを使
用することができる。

さらに、裏面シートに対する自若性結合材の付着面積を
広くすることができるから、止着片の止着対象範囲が広
くなり、その止着及び剥離作業が非常に容易である。

【図面の簡単な説明】

＄１図は本発明の第１実施例を示す正面図、第２図はそ
の横断面図、第３図はその使用状態の正面図、第４図は
本発明の第２実施例の正面図である。 Ｌ　・・表面シート、 ２・・裏面シート、　　　３・・吸収体、４　・・ファ
スナーテープ、 ５．１５・・自着性結合材、　１４・・止着片。 特許出願人　　ライオン株式会社 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、
   両シート間に配設された吸収体、及び裏面シートの長手
   方向一側に取り付けられた固定用の止着片を備えた使い
   捨ておむつにおいて、上記止着片と、裏面シートにおけ
   る少なくとも該止着片の止着位置とに、結合材相互間で
   のみ所定の接着性を示す自着性結合材を付着させたこと
   を特徴とする使い捨ておむつ。