JPH01268503A

JPH01268503A - トランク

Info

Publication number: JPH01268503A
Application number: JP3009089A
Authority: JP
Inventors: Egon R Dipl Ing Potzolli; エゴン　エル　ポッツォリ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-02-12
Filing date: 1989-02-10
Publication date: 1989-10-26
Also published as: DE3804313C1; EP0327922A2; EP0327922A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は底部と、２つの下部側部部分と、グリップと、
それぞれ１つの水平な分割面のまわりに傾倒可能で壁部
分を有する２つの上部部分とを備えたトランクであって
、下部側部部分が底部とともに安定な下部部分を形成し
、側部部分とこれに付設される上部部分との間の分割面
が底部上方に間隔をもって配置されているトランク、特
に書類用トランクに関するものである。

〔従来の技術と問題点〕

この種の公知のトランク（英国特許第６４７８０７号公
報）は底部と２つの側部部分とを備えた箱状の下部部分
を有している。２つの側部部分には傾倒可能な上部部分
の壁部分が低い位置にあるヒンジによって枢着されてい
る。雨上部部分は、その側方の旋回領域が９０°に限定
されているように箱状の下部部分と支柱によって結合さ
れている。従って傾倒した側部部分は水平な開き位置で
箱状の下部部分の上方で保持される。この箱状のトラン
クは開き位置では非常の幅広に張出し、その結果側部部
分がアンバランスに荷重されると倒れるのが欠点である
。

米国特許第４６４３２８］号公報から公知のトランクは
、比較的大きな桶状の下部部分を有している。この下部
部分は、トランクカバーとしての高くはね上げ可能な上
部部分を備えたヒンジを具備している。上部部分はトラ
ンクの幅狭の底面に設けられている軸の周りに分割され
ていて、前記ヒンジによりこのトランクカバーの中心に
位置する軸のまわりに半分だけはね上げ可能になってい
る。従ってこのトランクの問題点は、トランクの内部に
比較的小さな物品を出し入れするために必ずトランクカ
バーを全部開かなければならないことである。このこと
は特にトランクを重ねる場合とか、場所が狭い場合とか
、飛行機や汽車の棚にトランクを置く場合とかに不便で
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は、通常幅狭に構成されているこの種のト
ランクを次のように改善すること、即ち垂直位置と開き
位置で立脚面が拡大し、従って安定であり、トランク内
部への物品の出し入れが便利で、特に書類を簡東且つス
ムーズに取り出すことができるようにトランク内部の見
通しが良いように改善することである。

〔発明の構成〕

本発明は、」１記課題を解決するため、２つの分割面の
それぞれがトランクの高さのほぼ半分の位置にあり、上
部部分が側部部分に平行な位置へ下方へ１８０°傾倒可
能であることを特徴とするものである。

〔実施例〕

次に５本発明の実施例を添付の図面を用いで説明する。

書類用トランク１は底部４を備えた２つの側部部分２，
３を有している。底部４から上方へ延びている側部部分
２，３はそれぞれ比較的大きな側壁５と幅狭の端壁６と
を有している。書類用トランク１のほぼ中央に、即ち書
類用トランク１の高さの！ｉ分の位置に、底部４に平行
に延びる分割面７が設けられている。水平な分割面７の
下方にある側部部分２，３はその底部４とともに筒状で
不動の安定した下部部分８を形成している。下部部分８
はトランクの中味１例えば書類や印刷物を収容するため
に設けられている。側部部分２，３には、詳細には図示
していないヒンジ（枢着軸線１２を参照）を介して上部
部分９，１０が結合されている。上部部分９．１０は公
知のように垂直な壁部分１３と端壁２０とを有している
。上部部分９，１０の互いに対向している縁は、書類用
トランク１が密閉されている位置で中央の鉛直面１１に
て互いに当接し、書類用トランク１の内部を密閉する。

と部部分９，１０は点線で示したように密閉位置から下
方へ１８０°傾動することができるようにヒンジ（枢着
軸線１２を参照）を介して側部部分２，３に枢着されて
いる。枢着軸線１２は分割面７内にして上部部分９，１
０と下部部分２．３との間に設けられている。分割面７
は、上部部分９．１０を下方へ倒した時に立脚面を広げ
るため。

書類用トランク１の半分の高さに設けられており、より
厳密には、上部部分９，１０を倒したときにその幅狭の
壁部分１３が側部部分２，３の左方及び右方に且つ側部
部分２，３に平行に位置し、それによって開いた書類用
トランク１の立脚面を広げるように設けられている。上
部部分９，１ｏを倒した状態ではグリップ１４は書類用
トランク１の置き面に平らに位置し、従って書類用トラ
ンク１を両側で支持する。グリップ１４を壁部分１３に
埋没するように配置すると、書類用トランク１の立脚面
が拡がる。

耳順用トランク１の重量が詳細に図示していないヒンジ
だけで受は止められずに、ヒンジが書類用トランク１の
重力から解放されるようにするため、補強部材１６が設
けられている。補強部材１６は書類用トランク１の密閉
位置で、旋回可能な上部部分９，１０を５部部分８と、
従って側部部分２，３と結合させている。補強部材１６
はＵ字形のフレーム部分１７を有することができる。

フレーム部分１７は上部部分９，１０にも下部部分８に
も配置することができるが１図示した実施例では、下部
部分８はフレーム部分が必要でないように安定に形成さ
れている。倒すことができる上部部分９，１０のそれぞ
れには１つのＵ字形のフレーム部分１７が付設されてい
る。各フレーム部分１７は水平なアーム１８を有し、該
水平なアーム１８はその端部に垂直アーム１９を備えて
いる。この場合水平なアーム１８を上部部分９或いは１
０の上部壁部分１−３に配置し、一方垂直アーム１９を
上部部分９，１０の幅狭の端壁部分２０に配置するのが
合目的である。フレーム部分１７を傾倒可能な上部部分
９，１０の側壁５′に付加的に、またはそこだけに設け
ることができる。

図示した実施例では、フレーム部分１７の垂直アーム１
９の下端にそれぞれ１つのフック２１が設けられている
。フック２１は書類用トランク１を閉じたときに分割面
７のすぐ下に位置する６分割面７下方の１箱状下部部分
の隅角領域には、それぞれ１つの対向支持部材２２が設
けられている。

図示した密閉位置ではフック２１は対向支持部材２２に
係合する。上部部分９，１ｏと下部部分８との機械的な
結合は補強部材１６を介して他の方法でも行なうことが
でき、例えばフック２１を下部部分８の隅角領域に配置
し、垂直アーム１９に、フック２１を係合させるための
四部を形成させることができる。垂直な２つの端壁部分
２ｏと上部壁部分１３とに設けることができるＵ字形に
形成されたフレーム部分１７によって、重力が上部部分
９と１０に均等に分割され、従ってヒンジが書類用トラ
ンクの重量から解放される。

有利な実施例では、補強部材１６はグリップ１４の受容
部をも形成するように構成することができる。この場合
グリップ１４はフレーム部分１７の上部水平アーム１７
に、リベット、ねじ等の固定部材として形成することが
できる結合部材２３を介して固定するのが有利である。

その結果引張り力はＵ字形のフレーム部分１７と結合部
材２３とを介して直接グリップ１４に移行する。従って
ヒンジは書類用トランク１の重力から最適に解放され、
同時にグリップ１４が確実に固定されるとともに書類用
トランク１の重力をグリップ１４に伝達させることがで
きる。さらに２つの傾倒可能な上部部分９，１０にはそ
れぞれ１つのＵ字形のフレーム部分１７とそれぞれ１つ
のグリップ１４が設けられている。この場合雨上部部分
９゜１０と同一に構成することができる。破線で示した
ように、両グリップ１４は上部部分９，１０を倒した後
はぼ底部４の面内に達し、その結果面グリップ１４は上
部部分９．１０の幅と両グリップ１４の分だけ書類用ト
ランク１の立脚面を拡大させる。

さらに書類用トランク１の下部部分に、即ち分割面７の
下方に、傘などの収容空間２４を設けるのが好ましい。

この収容空間２４は底部４の上方にあり、対向する端壁
６まで書類用トランク１の長手方向に延びている。その
幅は書類用トランク１の幅とほぼ同一であるのが合目的
である。収容空間２４の高さは分割面７から底部４まで
の距離。

即ち安定な下部部分８の深さのほぼ１１５乃至１／３で
あり、有利には１／４である。収容空間２４はフラップ
２５によって閉じられる。フラップ２５は下部部分８の
１つの端壁６に、または両端壁６に配置することができ
る。有利な構成では、フラップ２５は軸２６を介して底
部４に旋回可能に枢着させることができる。フラップ２
５はかんぬき錠などによって閉じることができる。この
種の錠はもちろん上部部分９，１０にも設けることがで
きる。

立脚面が拡大するという利点の他に、上部部分９．１０
を倒した後書類用トランク１は非常に大きなトランク開
口部を有するという利点がある。

従って下部部分８に垂直に立つ書類がほぼ半分露出し、
視認でき、従って簡単に取扱うことができる。錠が壊れ
た場合とか、用を成さなくなった場合には、２つのグリ
ップ１４によって搬送中書類用トランク１がひとりでに
開くことはない。

次に、本発明の実施態様を列記しておく。

（１）側部部分（２，３）と傾倒可能な上部部分（９，
１０）との間に水平なヒンジが設けられている請求項１
に記載のトランクにおいて、ヒンジのそれぞれの軸（１
２）が分割面（７）内に設けられていることを特徴とす
るトランク。

（２）各側部部分（２或いは３）がヒンジの荷３１【を
軽減させる少なくとも１つの補強部材（１６）を有し、
該補強部材（１６）がトランク（１）を閉じたときに箱
状の下部部分（８）とこれに付設される旋回可能な上部
部分（９或いは１０）とを結合させることを特徴とする
請求項１または上記第１項に記載のトランク。

（３）各補強部材（１６）が傾倒可能な上部部分（９或
いは１０）及び／または各側部部分（２，３）の定置の
下部部分（８）に設けられていることを特徴とする。上
記第２項に記載のトランク。

（４）補強部材（１６）が、旋回可能な上部部分（９，
１０）に設けられ力を吸収する少なくとも１つのフレー
ム部分（１７）を有していることを特徴とする、上記第
２項または第３項に記載のトランク。

（５）フレーム部分（１７）が下方へ傾倒可能な上部部
分（９，１０）の端壁部分（２０）及び上部壁部分（１
３）及び／または端壁（５）に設けられていることを特
徴とする、上記第４項に記載のトランク。

（６）グリップ（１４）が、旋回可能な上部部分（９，
１０）のフレーム部分（１７）に配置される水平な上部
アーム（１８）に固定されていることを特徴とする請求
項１または上記第１項から第５項までのいずれか１つに
記載のトランク。

（７）補強部材（１６）が、上部部分（９，１０）を内
側へ旋回させたときに対向支持部材（２２）に係合する
少なくとも１つのフック（２１）を有していることを特
徴とする。上記第３項から第６項までのいずれか１つに
記載のトランク。

（８）フック（２１）が、フレーム部分（１７）の少な
くとも１つの垂直アーム（１９）に配置されていること
を特徴とする。上記第７項に記載のトランク。

（９）フック（２１）が係合可能な対向支持部材（２２
）が箱状の下部部分（８）の隅角領域に、有利には側部
部分（２，３）の分割面（７）の近くに設けられている
ことを特徴とする。上記第７項または第８項に記載のト
ランク。

（１０）箱状の下部部分（８）の下部領域に、底部（４
）によって画成される雨傘（折りたたみ傘）用の空間（
２４）が形成され、この空間（２４）は下部部分（８）
に枢着されるフラップ（２５）によって密閉可能である
ことを特徴とする請求項ｌまたは上記第１項から第９項
までのいずれか１つに記載のトランク。

（１１）空間（２４）を密閉するフラップ（，２５）が
、安定な下部部分（８）の端壁（６）に設けられる軸（
２６）に旋回可能に支持されていることを特徴とする、
上記第１０項に記載のトランク。

【図面の簡単な説明】

添（＝Ｊの図面は本発明によるトランクの斜視図である
。１・・・・・・トランク（書類用トランク）２．３・・
・・側部部分４・・・・・・底部７・・・・・・分割面８・・・・・・下部部分９．１０・・・上部部分

Claims

【特許請求の範囲】

（１）底部（４）と、２つの下部側部部分（２、３）と
、グリップ（１４）と、それぞれ１つの水平な分割面（
７）のまわりに傾倒可能で壁部分（１３）を有する２つ
の上部部分（９、１０）とを備えたトランク（１）であ
って、下部側部部分（２、３）が底部（４）とともに安
定な下部部分（８）を形成し、側部部分（２、３）とこ
れに付設される上部部分（９、１０）との間の分割面（
７）が底部（４）上方に間隔をもって配置されているト
ランクにおいて、２つの分割面（７）のそれぞれがトラ
ンク（１）の高さのほぼ半分の位置にあり、上部部分（
９、１０）が側部部分（２、３）に平行な位置へ下方へ
１８０°傾倒可能であることを特徴とするトランク。