JPH01265877A - 同軸型シガレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、実質的に残留物を残さずに燃焼する材料、特
にタバコ材料で構成された内芯部、該内芯部のためのラ
ッパー、該内芯部あるいは該ラッパーの周囲にそれぞれ
配された、タバコ及び／又はタバコ以外の材料で構成さ
れた外側ジャケット、及び該外側ジャケットのためのラ
ッパーを備えた同軸型シガレットに関する。

（従来の技術とその課題） いわゆる「同軸型喫煙用品目」、特に、タバコ材料でで
きたジャケットに包まれた内芯部を備えている同軸型シ
カ−又は同軸型シガレットに関する公表が多数なされて
いる。そのような同軸型シガレットは、例えば、仏国特
許明細書第９９８．５５６号により公知である。この場
合、内芯部は低品質のタバコで作製され、その周囲に品
質の高いタバコでできた環状のジャケットが配されてい
る。このため、使用するタバコ材料の価格面での節約が
可能となる。

そのような同軸型シガレットの他の型のものは、仏国特
許明細書第１．３２２．２５４号、米国特許明細書箱３
．６１４．９５６号、米国特許明細書箱４．２１９．０
３１号、英国特許明細書箱２．０７０．４０９号、及び
英国特許明細書箱１．０８６．４４３号により公知であ
る。

先に定義した型の同軸型シガレットは独国特許公開公報
第３．６０２．８４６号により公知である。これは、残
留物を残さずに燃焼する材料で構成された内芯部、該内
芯部のためのラッパー、該内芯部の周囲に配されたタバ
コ及び／又はタバコ以外の材料で構成された外側ジャケ
ラＩ・、及び核外側ジャケットのためのラッパーを備え
ている。この同軸型シガレットの主な利点は、特に改造
されたシガレット製造機によって、通常の製造技術での
製造が可能であることである。

しかし、欠点として、この同軸型シガレットには、望ま
しくない煙成分を捕らえるフィルタが備えられていない
ことが挙けられる。

最後に、米国特許明細書節３．３５６．０６４号には、
内側中空管及び狭い出口を有する煙霧質室を備えた同軸
型シガレットが開示されている。

しかし、この同軸型シガレットの製造は、非常に複雑で
あり、したがって経費もかかる。さらに、該シガレット
の多様な構成部分は互いに離れており、このために煙は
異常な模様を描く。

したがって、本発明の目的は、上記の欠点が生しること
のない、上記の型の同軸型シガレットを提供することで
ある。

特に、望ましくない煙成分がほぼ完全に捕らえられ得る
同軸型シガレットを提案するものである。

（課題を解決するための手段〉 したかって、本発明は、実質的に残留物を残さすに燃焼
する材料、特にタバコ材料で構成された内芯部、該内芯
部のためのラッパー、該内芯部あるいは該ラッパーの周
囲に配された、タバコ及び／又はタバコ以外の材料で構
成された外側ジャケット、及び核外側ジャケットのため
のラッパーを備えた同軸型シガレットを提案するもので
あり、その特徴は、内芯部の直径に実質的に対応する内
径を有するフィルタ芯部とフィルタジャケットとを備え
た、通気性を有する同軸型フィルタを備えていることで
ある。さらに、該フィルタ芯部には非通気性のラッパー
が備えられ、該フィルタジャケットには通気性を有する
ラッパーが備えられ、内芯部及び外側ジャケットの各ラ
ッパーには燃焼物質又は添加物が備えられ、また、内芯
部の、吸引力に対する抵抗は、外側ジャケットよりも小
さいことを特徴とする。

好ましい実施例に関しては、特許請求の範囲の欄に記載
する特徴により定義する。

（作用及び効果） 本発明により達成される利点は以下のような作用による
ものである。各吸引間に於いて、ロッド部に生じた燃焼
生成物は同軸型シガレットの環状外側ジャケット内を軸
方向に導かれ、したがって内芯部から離れた状態で特殊
な同軸型フィルタに吸収される。該同軸型フィルタはそ
のフィルタジャケット内を流れる周縁部煙とそのフィル
タ芯部内に流れる中央部煙とを処理する。それらの処理
は、フィルタの効果が最適になるように、上記２種類の
煙にそれぞれ適合するような非常に異なる方法で行われ
る。

具体的には、煙の気体相は拡散及び通気により減少する
が、粒子相は通気により減少し、同時に高効率のフィル
タ部で吸収される。

この同軸型シガレットのタバコロッド部及び同軸型フィ
ルタは、基本的に従来技術に於いて既知の、現存する技
術により製作が可能であるなめ、現在の機械に、対応す
る改変を加えるだけでよい。

最終的に生じた、喫煙者が吸い込む煙は、満足される風
味を備え、凝縮物を殆ど含まず、さらに、＝９− 該凝縮物には、他のシガレットに通常台まれる燃焼生成
物は実質的に含まれない。喫煙の過程は変化しないため
、喫煙者の「喫煙の習慣」は保持される。

本発明では、喫煙中に燃焼生成物が実質的に周縁部、つ
まり、同軸型シガレットのジャケット部からのみ生じる
ということか利用されている。そのため、該部分におい
て、望ましくない煙生成物を捕らえるために特定の適切
な処置を取ることができる。さらに、最適化されたタバ
コロッド部が、最適化された二流路フィルタに適切に連
結されることかできるようになり、望ましくない煙成分
が大幅に減少すると共に、所望の風味が得られる。

（実施例） 本発明を添付図面を参照して、実施例についてより詳細
に以下に説明する。

参照番号１０により総括的に示されている同軸型シガレ
ットは、通常の製造技術により同軸型フィルタ１５が取
り付けられているロッド部１２を備えている。該ロッド
部１２はラッパー１６を有＝１０〜 する内芯部１４及びラッパー２０を有する外側ジャケッ
ト１８を備えている。

同様に、同軸型フィルタ１５は、ラッパー２４を有する
フィルタ内芯部２２及びラッパー２８を有するフィルタ
ジャケット２６を備えている。同軸型フィルタ１５は、
以下に説明するように、通気されている。通気手段は、
同軸型フィルタ１５の外周上に一列に配されている点状
通気孔３０として示されている。

ロッド部１２の内芯部１４の直径は３から５ｍｍであり
、ロッド部１２の外側ジャケット１８の直径は最大で８
ｍｍであるため、該ロッド部１２は実質的に「普通の」
シガレットの通常の直径に一致する。

内芯部１４は、芳香及び／又は風味材料の組合せに対す
る吸収率の大きい、ｒケーシング（ｃａｓｉｎｇ）Ｊと
も称される多孔性キャリヤ物質で構成されている。それ
らの材料は、通常溶媒中に存在し、［ソーシンク（ｓａ
ｕｃｉｎｇ）　Ｊとしても知られている砂糖、湿潤剤、
及び類似の物質を含んでいる。この「ケ−シンク」は、
切断前にタバコ材料に添加される。

キャリア物質を基準として、「ケーシング」に対する吸
収率は３重量％を超えるものでなければならない。

好ましいキャリヤ物質は、タバコ材料、つまり刻まれた
タバコ、タバコシート、または押し出し成形されたタバ
コであるが、タバコ以外の、熱によって分解され得る材
料も使用され得る。重要なことは、内芯部１４のキャリ
ア物質が実際に残留物を残さずに燃焼するということで
ある。

最終的な残留物は極めて少なくなる。このなめ、内芯部
１４のキャリヤ物質にカラス繊維あるいは鉱物繊維を添
加することが可能であり、該芯部１４に既に備わってい
るフィルタ作用をある程度高めることができる。

内芯部１４にタバコ材料が含まれる場合は、該タバコ材
料は、高い芳香性を有し、そして／あるいは凝縮物生成
の可能性が高く一酸化炭素生成の可能性が低い。

ロッド部１２の内芯部１４のラッパー１６は、比較的有
孔性が低い。ラッパー１６として、特にシガレットペー
パーが使用され得るが、少なくとも部分的にはタバコ原
材料で構成されるシガレットペーパーとするのが有利で
ある。

内芯部１４のラッパー１６の材料には、これに変わるも
のとして、タバコホイル又はシート、あるいは天然の材
料でできた他のシートが使用され得る。

ロッド部１２の外側ジャケット１８は、凝縮物生成の可
能性が低く、パッケージ濃度が最大２２０ｍｇ／ｍｌの
高い充填能力を持つ、タバコ材料又はタバコ以外の材料
から成る。

外側ジャケットのラッパー２０としては、３０ＣＵ　（
Ｃｏｒｅｓｔａ　　Ｕｎｉｔｓ　＝　ｃｍ３／ｍｉｎ　
Ｘ　ｃ＋＋＋２Ｘ　　１００　ｍｍ　ＷＳ）を超える通
気性を有する多孔性のシガレットペーパーが使用される
。

重要な点は、一般的に異なる燃焼物質、より具体的には
発光燃焼又は燃焼塩類及び発光燃焼物質の濃縮物が添加
物として、ロッド部１２の、内芯部１４の内側ラッパー
１６および外側ジャケット１８の外側ラッパー２０に、
その全体に均一に、あるいは、発光燃焼物質の模様が描
かれるように塗布又は加えられているということである
。各々の場合に、特定の発光燃焼物質又はいくつかの異
なる発光燃焼物質を組み合わせたものが使用され得る。

ロッド部１２の内芯部１４及び°外側ジャケット１８の
双方において、双方の物質変換が一致しつつ適切に均等
に行われるような燃焼率が得られるように、内側ラッパ
ー１６及び外側ラッパー２０の発光燃焼物質の量は適合
していなければならない。

ロッド部１２の内芯部１４の吸引抵抗は、タバコロッド
部１２の外側ジャケット１８よりも小さくされなければ
ならない。

同軸型フィルタ１５の外径はロッド部１２の外径に対応
する。つまり、最大８ｍｍである。

フィルタ芯部２２の直径は、実質的にはロッド部１２の
内芯部１４の直径に対応するが、好ましい実施例によれ
は、外側ジャケット１８からフイルタ芯部２２へ煙が決
して流入しないように、図に示したように、該内芯部１
４よりも約０．１から１＋＋＋ｍ小さくされなければな
らない。

同軸型フィルタ１５は通気性を有し、通気率は５０から
８０％である。

これを達成するために、外側ラッパー２８として、有孔
性の高いラッパー及び有効性の高い先端包装用ペーパー
（ｔｉｐｐｉｎｇ　ｐａｐｅｒ）が使用され、またこれ
らに加えて、少なくとも該先端包装用ペーパーにレーサ
ーで穴が開けられた通気領域３０が設けられている。該
通気領域が、図示されているように、周縁方向に一列に
伸びた複数の点状通気孔３０として形成された場合は、
該通気孔３０の列は、同軸型フィルタ１５の吸い口側先
端がら少なくとも１０ｍｍ距離をおいた箇所に配されな
ければならない。

同軸型フィルタ１５の長さは、２１から３０ｍｍまでの
範囲でなければならない。したがって、通気領域３０は
、同軸型フィルタ１５の、ロッド部１２側の端面から少
なくとも９ｍｍ距離をおいた箇所に配されることになる
。その際には、吸い口側端面からの距離ができるたけ小
さく維持される。

同軸型フィルタ１５の吸い口側端面と通気領域３０との
間の距離をＬｌ、通気領域３０の幅をΔし、同軸型フィ
ルタ１５の長さをり５、そして通気領域３０と、同軸型
フィルタ１５のロッド部１２側の端面との距離をＬ２と
すると、次の式か成り立つ。

ＬＦ−Ｌ２＝Ｌ、＋ΔＬ 既に記述したように、フィルタジャケット２６のラッパ
ー２８は多孔性のものてあり、ラッパーペーパー及び先
端包装用ペーパーで構成されている。先端包装用ペーパ
ーの有孔度は、５０００ＣＵ以上、ラッパーペーパーの
有孔度は、１００００ＣＵ以上でなけれはならない。

フィルタの２つの領域、つまり、フィルタ芯部２２及び
フィルタジャケット２６の材料としては、現在タバコ産
業て使用されている通常のフィルタ材料が可能である。

これに変わるものとしては、フィルタ芯部２２は、非常
に特殊な表面を備えた多孔性キャリヤ材料、特に、石炭
、タバコ、又はタバコ以外の材料などの、発泡され、押
し出し成形され、焼結され、圧縮され、あるいは型によ
り成形された材料によって構成され得る。この様な場合
にも、フィルタジャケット２６は、通常のフィルタ材料
で構成され得る。

双方の各種材料に於て、フィルタ芯部２２のキャリヤ材
料は、添加物を含む必要があるが、これは、第一に、例
えばトリアセチン、風味と芳香材は物質及び／又は内芯
部の煙に対する高い透過率を有する実質的に無風味の物
質などの通常の添加物である６ フィルタ芯部２２の周囲には、例えば非有孔性のフィル
タペーパーで構成され得る非通気性のラッパー２４が備
えられる。

フィルタの２つの領域２２及び２６には、以下の仕様が
規定され得る。

フィルタジャケット２６の吸引抵抗の、フィルタ芯部２
２の吸引抵抗に対する割合は、「閉した状態で計測」し
た場合、つまり、通気孔を考慮に入れずに計測した場合
、少なくとも１．４倍である。

周縁部の煙流に関しては、周縁部のフィルタジャケット
２６での減少率が、通気孔３０による通気作用も加えら
れ、少なくとも９０％となる。また、内芯部の煙に関し
ては、フィルタ芯部２２のフィルタ作用の効率が、最大
４０％となる。

したがって、記述した同軸型シガレット１０に於て、燃
焼生成物は、ロッド部１２の内芯部１４及び外側ジャケ
ット１８の双方で作り出される。

吸引中には、燃焼生成物は、実質的に、ロッド部１２の
外側ジャケット１８からのみ発生するなめ、はぼ全ての
燃焼生成物が、分離した経路に沿って導かれ得る。そし
て同軸型フィルタ１５内に導かれ、該フィルタにより、
特定の処理が行われることができ、その結果、風味か損
なわれることなく凝縮物量が減少し、通常の燃焼生成物
が実質的に含まれないようにされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、同軸型シガレットの軸方向略断面図である。 １０・・・同軸型シガレット、１２・・・口・ンド部、
１４・・・内芯部、１５・　　・同軸型フィルタ、１８
・・・外側ジャケット、２２・・・フィルタ芯部、２６
・　・・フィルタジャケット、３０・・・通気領域。 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、実質的に残留物を残さずに燃焼する材料、特にタバ
   コ材料で構成された内芯部、該内芯部のためのラッパー
   、該内芯部あるいは該ラッパーの周囲にそれぞれ配され
   た、タバコ及び／又はタバコ以外の材料で構成された外
   側ジャケット、及び該外側ジャケットのためのラッパー
   を備えた同軸型シガレットにおいて、 内芯部の直径に実質的に対応する内径を有するフィルタ
   芯部と、フィルタジャケットとを備えた通気性を有する
   同軸型フィルタが備えられ、該フィルタ芯部には非通気
   性のラッパーが備えられ、該フィルタジャケットには通
   気性を有するラッパーが備えられ、内芯部及び外側ジャ
   ケットの各ラッパーには発光燃焼又は燃焼物質が備えら
   れ、また、内芯部の、吸引力に対する抵抗は、外側ジャ
   ケットよりも小さくされた、同軸型シガレット。 ２、前記同軸型フィルタの通気性が５０から８０％であ
   る、請求項１に記載の同軸型シガレット。 ３、前記フィルタ芯部の内径が前記内芯部の内径より幾
   分小さい、請求項１に記載の同軸型シガレット。 ４、前記フィルタ芯部のラッパーが、非通気性のシガレ
   ットペーパーを備えている、請求項１に記載の同軸型シ
   ガレット。 ５、前記フィルタジャケットのラッパーが、有孔性の高
   いラッパーペーパー及び有孔性の高い先端包装用ペーパ
   ーを備え、さらにレーザーにより穴が開けられた通気領
   域が少なくとも該先端包装用ペーパーに備えられた、請
   求項１に記載の同軸型シガレット。 ６、前記包装用ペーパーの有孔度が少なくとも５０００
   ＣＵであり、前記ラッパーペーパーの有効度が少なくと
   も１００００ＣＵである、請求項５に記載の同軸型シガ
   レット。 ７、前記フィルタ芯部が、広い特殊な表面を備えた多孔
   性キャリヤ材料で構成されている、請求項１に記載の同
   軸型シガレット。 ８、前記キャリヤ材料として、例えば石炭、タバコ又は
   タバコ以外の材料などの、発泡され、押し出し成形され
   、焼結され、圧縮され、あるいは型により成形された材
   料が使用されている、請求項７に記載の同軸型シガレッ
   ト。 ９、前記フィルタ芯部及び／又はフィルタジャケツトの
   フィルタ材料に、添加物が備えられている、請求項１に
   記載の同軸型シガレット。 １０、「閉じた状態で計測した」前記フィルタジャケッ
   トの固有吸引抵抗と前記フィルタ芯部の固有吸引抵抗と
   の比が少なくとも１．４である、請求項１に記載の同軸
   型シガレット。 １１、前記フィルタジャケットによる周縁部の煙流の減
   少率が、備えられている通気孔の作用も加わり、少なく
   とも９０％である、請求項１に記載の同軸型シガレット
   。 １２、内芯部分の煙に関しては、前記フィルタ芯部が、
   最大４０％のフィルタ作用効率を有する、請求項１に記
   載の同軸型シガレット。 １３、前記内芯部が、「ケーシング」のために高い吸収
   性を有する多孔性キャリヤ物質を含んでいる、請求項１
   に記載の同軸型シガレット。 １４、前記キャリヤ物質として、タバコ材料及び／又は
   熱分解され得るタバコ以外の材料が使用されている、請
   求項１３に記載の同軸型シガレット。 １５、高い芳香性を有し、及び／又は凝縮物生成の可能
   性が高く、かつ一酸化炭素生成の可能性が低いタバコ材
   料が使用されている、請求項１４に記載の同軸型シガレ
   ット。 １６、前記内芯部のラッパーが、わずかに有孔性を備え
   ている、請求項１に記載の同軸型シガレット。 １７、前記内芯部のラッパーが、シガレットペーパー、
   タバコホイル、又は他の天然材料のシートあるいはホイ
   ルを備えている、請求項１６に記載の同軸型シガレット
   。 １８、前記シガレットペーパーが、少なくとも部分的に
   タバコ原材料を含んでいる、請求項１７に記載の同軸型
   シガレット。 １９、前記外側ジャケットが、凝縮物生成の可能性が低
   くかつ充填容量が大きいタバコ材料及び／又はタバコ以
   外の材料を含んでいる、請求項１に記載の同軸型シガレ
   ット。 ２０、前記外側ジャケットのラッパーが、３０ＣＵを超
   える通気性を有する多孔性のシガレットペーパーを備え
   ている、請求項１に記載の同軸型シガレット。