JPH01263050A - 印刷物の検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷物の検査装置に関し、特に同一絵柄が同一
紙面内に搬送方向と同一方向に直列に配列されて印刷さ
れた印刷物、例えば同一紙面内に同一絵柄が印刷されて
いる証券あるいは切手シート等の印刷面の汚れを検出し
て判定する印刷物の検査装置に関する。

〔従来の技術〕

従来この種の印刷物の検査装置においては、複数の同一
絵柄が搬送方向と並列にも印刷されていることに着目し
、印刷物の搬送方向と直角方向に複数個の検出器を設け
、これらの検出器により、それぞれ隣接する絵柄の同一
部分を走査して、各検出器により得られる検出信号の差
をとり、その差の大小により印刷物の良否を判定してい
た。その−例としては、例えば特願昭４１−５６８８８
号による例があげられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の印刷物の検査装置は、隣接する複数の同
一パターンの絵柄の同一走査部分を複数の検出器を用い
て比較判定しているために、前記複数の検出器のそれぞ
れの受光ビームが、相互に隣接する同一パターンの絵柄
の同一部分に対して常時一対一の関係で対応しているこ
とが検査精度を維持するための前提条件となる。このた
め、前記複数の検出器の設定に関しては、複雑な調整お
よび固定機構が必要となるという欠点があるばかりでな
く、検出器の光学系あるいは照明系に関連して、光電変
換検出用の受光素子の感度のばらつき、シェーディング
および投光むら等があり、同一パターンの絵柄の同一部
分に対応する光電変換検出信号にも相互に誤差信号が存
在゛しているため、前記誤差信号のレベル以内の差しか
得られない場合には、印刷物の良否の判定ができないと
いう欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の印刷物の検査装置は、同一紙面内に、複数の同
一パターンの絵柄方向と直列に配列されて印刷された印
刷物を、所定の搬送方向に搬送しつつ、自己走査型光電
変換検出手段を介して前記絵柄の良否を判定する印刷物
の検査装置において、前記自己走査型光電変換検出手段
により、前記絵柄に対応して順次出力される光電変換検
出信号をＡ／Ｄ変換回路を介してデジタル・パターン信
号に変換する手段と、その結果を順次基準パターンとし
て記憶する手段と、絵柄の搬送方向に対し、同一箇所を
走査するための自己走査型光電検出器のタイミング制御
手段と、自己走査型光電変換検出器より得られる走査位
置情報と前記タイミング制御より得られる搬送方向位置
情報により常に絵柄の同一箇所を基準パターンメモリの
同一箇所に格納する手段と、かつ記憶された基準パター
ンと他の絵柄を走査した時に得られるデジタル・パター
ン信号との差をとりその大小により前記印刷物の良・不
良を判定する比較判定手段と、淡い汚れを検出するため
の差信号を積分する手段とを有している。

〔実施例〕

以下、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例の要部を示すブロック図で
ある。第１図に示されるように、本実施例は、搬送方向
１０１に沿って搬送される印刷物２に対応して、投光器
１と、自己走査型光電変換検出器３と、Ａ／Ｄ変換器４
と、基準パターンメモリ５と、光電変換検出器駆動制御
回路６と、ロータリ・エンコーダ７と、タイミング制御
回路８と、メモリアドレス制御回路９と、差動増幅回路
１０と、差出力積分回路１１と、判定回路１２とを備え
ている。

第１図において、印刷物２は搬送方向１０１に沿って、
搬送される。投光器１から照射されて印刷物２によって
反射される反射光１゛０２は自己走査型光電変換検出器
３によって受光され、電気信号に変換されて光電変換検
出信号としてＡ／Ｄ変換器４に送られる。自己走査型光
電変換検出器３としては、本実施例においてはＣＯＤを
用いて構成されており、光電変換検出器駆動制御回路６
により送られてくるＣＯＤ駆動パルス信号により制御さ
れる。光電変換検出器３の走査は印刷物２の搬送方向１
０１に対してほぼ直交する向きに行ない、印刷物２の絵
柄に対応する光電変換検出信号が搬送方向１０１に沿っ
て順次出力される。

前記光電変換検出信号はＡ／Ｄ変換器４によってＡ／Ｄ
変換され、印刷物２の各絵柄に対応するディジタルパタ
ーン信号として基準パターンメモリ５および差動増幅回
路１０に送られる。

前述の基準パターンメモリ５への格納は印刷物２の搬送
位置を検出するロータリエンコーダ７により搬送方向の
絵柄位置即ち５搬送方向位置情報により制御すると同時
に、搬送速度の変動等によって基準イ（ターンメモリ５
に格納されたディジタル・パターン情報とＡ／Ｄ変換器
４の出力が常に絵柄の同一箇所が走査できないことがな
いように、ロータリエンコーダ７によりある一定距離印
刷物２が移動した時に自己走査型光電変換検出器３の走
査を開始するようにタイミング制御回路８によって自己
走査型光電変換検出器３の走査を制御し、かつメモリア
ドレス制御回路９に搬送位置情報がメモリアドレスに変
換されると同時に自己走査型検出器３の走査位置情報も
メモリアドレス制御回路に入力されメモリアドレスが生
成される。

基準パターンメモリ５は、メモリアドレス制御回路９か
ら入力されるアドレス指定信号により制御されて、Ａ／
Ｄ変換器４から入力される前記デジタルパターン信号を
前記各絵柄ごとの所定のアドレスに格納すると共に、既
に格納されている直前の絵柄のデジタル・パターン信号
を出力し、差動増幅回路ｌＯに送り出す機能を有してお
り、Ａ／Ｄ変換器から出力されたデジタルパターンと直
前の絵柄のデジタル・パターンの差信号が出力される。

なお、印刷物２に存在する汚れとして例えば油じみのよ
うな比較的淡いが面積の大きい汚れやローラ傷等の縦１
の淡い汚れを検出するために差信号をある一定面積ごと
に積分する差出力積分回路１１にて差信号の積分出力を
得る。判定回路１２は前記差動増幅回路１０または差出
力積分回路１１のいずれか一方でもその出力がある一定
値を超えた時に良否判定信号Ｅを出力する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は一台の自己走査型光電検出
器を用いて、同一紙面上において搬送方向と直列方向に
配列されて印刷された同一パターンの絵柄を走査するこ
とにより、複数の自己走査型光電検出器を用いることに
より発生する。機構的に複雑な取付調整および固定機構
が不要となり、しかも受光系における感度のばらつき、
シェーディングおよび投光むら等の影響を完全に排除す
ることができ、かつ淡い汚れをも検出できるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 図において、ｌ・・・・・・投光器、２・・・・・・印
刷物、３・・・・・・自己走査型光電検出器、４・・川
・Ａ／Ｄ変換器、５・・・・・・基準パターンメモリ、
６・・・・・・光電検出器駆動回路、７・・・・・・ロ
ータリエンコーダ、８・・・・・・タイミング制御回路
、９・・・・・・メモリアドレス制御回路、１０・・・
・・・差動増１ｉ回路、１１・・用差出カ積分回路、１
２・・・・・・判定回路。 代理人　弁理士　　内　原　　　音 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一紙面内に複数の同一パターンの絵柄が搬送方向と同
   一方向に配列されて印刷された印刷物を、自己走査型光
   電検出器により順次走査し、各絵柄ごとに読取ったデー
   タを基準パターンとして記憶することが可能な基準パタ
   ーンメモリを備え、基準パターンメモリに格納する情報
   を自己走査型光電検出器による走査位置情報と印刷物の
   搬送位置情報により作成する手段と、自己走査型光電検
   出器の走査を搬送位置情報より制御する手段と、同一紙
   面内の他の絵柄との差をとり、その差信号の大小により
   印刷物の良・不良を判定する手段を備え、淡い汚れを検
   出するための差信号を積分する手段を備えた印刷物の検
   査装置。