JPH01262548A - 高光透過性防塵膜およびその製造方法 - Google Patents

高光透過性防塵膜およびその製造方法

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JPH01262548A
JPH01262548A JP63090335A JP9033588A JPH01262548A JP H01262548 A JPH01262548 A JP H01262548A JP 63090335 A JP63090335 A JP 63090335A JP 9033588 A JP9033588 A JP 9033588A JP H01262548 A JPH01262548 A JP H01262548A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフォトマスクやレチクルの防塵カバーとしての
ペリクルに使用される反射防止層を有する高光透過性防
IIIIgに関するものである。
〔従来の技術〕
半導体露光工程において、ペリクルと称する防塵膜をフ
ォトマスクまたはレチクルと組合わせて使用することに
よって、塵による露光工程への影響を防止し、生産性を
向上する方法が提案されている(特公昭54−2871
6号)、ペリクルはペリクル枠の一側面に防塵膜を張っ
た構造であり、フォトマスクやレチクルに重ねて使用さ
れる。
このようなペリクルを構成する防塵膜としては、従来ニ
トロセルロースの単/fff膜が主として利用されてい
るが、露光工程におけるスループッ]・の向上等を目的
としてニトロセルロースの透明薄膜上に高屈折率ポリマ
ーおよび低屈折率ポリマーの積層膜からなる反射防止層
を設けた防塵膜が提案されている(特開昭60−237
450号、特開昭61−53601号、特開昭61−2
09449号、特開昭62−127801号)。
ここでは反射防止層を形成する高屈折率ポリマーとして
ポリスチレン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、
ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネート、芳香族ポ
リエステル等があげられているが、これらの物質を使用
して反射防止層を形成しても屈折率が低いため、400
〜450nmの最大光透過率と最小光透過率の差が大き
い防塵膜しか得られない。
特開昭62−127801号には、高屈折率ポリマーと
してポリビニルナフタレンが開示されているが、ポリビ
ニルナフタレンを塗布した上に低屈折率ポリマーとして
フッ素化ポリマーをコーティングすると、ポリビニルナ
フタレンの暦が剥離するという欠点がある。
低屈折率ポリマーとしては、特開昭60−237450
号には、フッ素系ポリマーまたはシリコン系ポリマーを
反射防止層として利用することが記載されているが、フ
ッ素系ポリマーとして示されているのはテトラフルオロ
エチレン/ビニリデンフルオライドコポリマーまたはテ
トラフルオロエチレン/ビニリデンフルオライド/ヘキ
サフルオロプロピレンコポリマーである。特開昭61−
53601号にも。
フッ素系ポリマーやシリコン系ポリマーを反射防止層と
して使用できることが示されているが、フッ素系ポリマ
ーとして具体的に示されているものはテトラフルオロエ
チレン/ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロ
ピレンコポリマーである。特開昭61−209449号
には、ポリフルオロ(メタ)アクリレートを含むフッ素
系ポリマーが反射防止層として使用できると記載されて
いるが、具体的に説明されているのは前記と同じくテト
ラフルオロエチレン/ビニリデンフルオライド/ヘキサ
フルオロプロピレンポリマーである。
しかしながら前述のような高屈折率ポリマーと低屈折率
ポリマーとを積層して反射防止層を形成すると、高光透
過率が得られる範囲が狭く、また高屈折率ポリマーの剥
離、破壊により異物が発生するという問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため。
高屈折率ポリマーおよび低屈折率ポリマーを積層するこ
とにより、高光透過率が得られる範囲が広い高光透過性
防11膜が提供することである。
本発明の他の目的は、高屈折率ポリマーの剥はおよび破
壊を防止し、高光透過性の防塵膜を製造できる方法を提
案することである。
〔課厘を薄膜するための手段〕
本発明は次の高光透過性防塵膜およびその製造方法であ
る。
(1)透明薄膜からなる基材の片面または両面に高屈折
率ポリマー、およびさらにその上に低屈折率ポリマーを
コーティングした低屈折率ポリマー/高屈折率ポリマー
/基材からなる五層構造、または低屈折率ポリマー/高
屈折率ポリマー/基材/高屈折率ポリマー/低屈折率ポ
リマーからなる五層構造の高光透過性防塵膜において、
高屈折率ポリマーとして、一般式 (式中、R1は=CH=CH,またはCH,−C=CH
2である。)から選ばれる少なくとも1種のナフタレン
誘導体上ツマ−と、一般式 キル基、−〇−〇 または−〇である。)から選ばれる
少なくとも1種のベンゼン誘導体モノマーとの9515
〜60/40 (モル比)共重合体を用いることを特徴
とする高光透過性防塵膜。
(2)基材がセルロース誘導体であることを特徴とする
上記(1)記載の高光透過性防塵膜。
(3)低屈折率ポリマーが一般式 (式中、R4はHまたは=CH,、R5は間にエーテル
酸素原子を含んでいてもよいフルオロアルキル基である
。) から選ばれる少なくとも1種のモノマーを含有する含フ
ツ素ポリ(メタ)アクリレートであることを特徴とする
上記(1)または(2)記載の高光透過性防塵膜。
(4)基材上に、高屈折率ポリマーを沸点120〜20
0℃の溶媒に溶解した溶液を供給して回転製膜法により
製膜した後、その上に低屈折率ポリマーの溶液を供給し
て1式 C式中1Mは高屈折率ポリマーの分子量である。)以下
の回転立上速度で回転製膜法により積層製膜することを
特徴とする上記(1)ないしく3)のいずれかに記載の
高光透過性防塵膜の製造方法。
上記一般式(II)において13で表わされるアルキル
基としては、 −C)!、、−CH,CH,、−CH,
C8,CI、、等があげられる。
本発明において、防塵膜の本体となる基材は透明pit
IIIからなるものであり、露光に採用される350〜
450nmの波長において吸収の無いものであればよい
が、ニトロセルロース、エチルセルロース、プロピオン
酸セルロース、アセチルセルロース等のセルロース誘導
体薄膜が好ましい、これらのうちでも膜強度の面から、
ニトロセルロースが好ましい、ニトロセルロースは11
〜12.5%、特に11.5〜12.2%の硝化度(N
%)、および150,000〜350.000、特に1
70,000〜320,000の平均分子量(重量平均
1My)を有するものが好ましい、基材の厚さは光線透
過率の面からは自由であるが、厚くなると露光時の収差
が大きくなるので、5μ履以下が好ましい。
基材の片面または両面にコーティングする高屈折率ポリ
マーおよび低屈折率ポリマーの屈折率は。
基材の屈折率をn、高屈折率ポリマーの屈折率をnl、
低屈折率ポリマーの屈折率をR2とした場合、f=n、
/n、で表わされるnい R2が好ましい。
例えば基材がニトロセルロースの場合、  n=1.5
であり、現在一般的に使用可能な低屈折率ポリマーの屈
折率nzは1.35〜1.36であることから、これに
対応する高屈折率ポリマーの屈折率は1.65〜1.6
7となる。このような条件を満す高屈折率ポリマーとし
てビニルナフタレンポリマーがあるが、ビニルナフタレ
ンポリマーの上に低屈折率ポリマーを塗布する時または
加工時に、ビニルナフタレンポリマーは破壊され、塵埃
となるため使用できない。
本発明において基材の片面または両面にコーティングす
る高屈折率ポリマーは、前記一般式(1)で表わされる
ナフタレン誘導体モノマーと、一般式(n)で表ねされ
るベンゼン誘導体モノマーとの9515〜60/40 
(モル比)共重合体であり、上記屈折率を満足するもの
が得られる。ナフタレン誘導体モノマーおよびベンゼン
誘導体モノマーはそれぞれ1種単独で、または2種以上
組合せて共重合させることができる。ナフタレン誘導体
モノマーとベンゼン誘導体モノマーのモル比が9575
より小さい場合は、低屈折率ポリマーの塗布時に、高屈
折率ポリマーの破壊が起こり、60/40より大きくな
ると屈折率が低下し、好ましい光透過性が得られない。
基材の片面または両面にコーティングした高屈折率ポリ
マー溜の上にさらに饋暦コーティングする低屈折率ポリ
マーとしては、前記一般式(III)から選ばれる少な
くとも1種のモノマーを含み、かつ重合体中のフッ素含
有率が50重量%以上の含フツ素ポリ(メタ)アクリレ
ートが好ましい。
前記一般式(III)におけるR%としては、炭素数2
〜14の、間にエーテル酸素原子を含んでいてもよいフ
ルオロアルキル基が好ましく、具体的には。
−CIl、CF、、 −CH,C,F、、 −C11C
,F、 、 −CH2C4F、 。
−CIl、C,F、□、 −CII□C7F1.、−C
112C,F、、、 −CH2C,F、、。
−CH2C,。F、1.−C)1.cH,CF、、 −
CH2C1(、C,F、。
−011□C)I、C3F、、 −CH,CH,C4F
、、 −CH□CH−CsFxz。
−CH,C)I、C,Fl、、 −CIl、CH,C,
R17,−CIl□CI、C,F、、。
−CIl□CI、C,。F、、、 −CH,(CF、)
、H,−CIl□(cF2)411゜−C11□(CF
、)、)l、 −C)1.(CF、)、+1.−CH,
(CF□)taH−−CIl(CF、)、、 −CH,
CF、CIIFCF、、 −C112CF、CIIF(
CF、)、+1゜−CH,−CF (CF、 )CHF
CF (CF、 )2゜−CIl、CF(C,F、)C
Il(CF、)、、 −C)I、C,IIF、□。
−C,HF□、、  −CH,C1゜HF、□ −CH
□−C,F、11゜−(C11□)、ocF(cp、)
t、 −(C)l、)、10CF(CF、)、。
−CH,(CF、)、OCF、、 −CICF、)、Q
C,F、。
−CL (CF、 )、 QC,F、 。
などが例示できる。
含フツ素ポリ(メタ)アクリレートは上記モノマー1種
の単独重合体でもよく、2種以上の共重合体でもよい、
共重合体の場合、エーテル酸素原子を含まない直鎖状の
フルオロアルキル基と、エーテル酸素原子を含む直鎖状
のフルオロアルキル基またはエーテル酸素原子を含んで
いてもよい分岐状のフルオロアルキル基とを組合せると
、光透過率が高くなるので好ましい。
また含フツ素ポリ(メタ)アクリレートは前記一般式[
I[1)のモノマーと他のモノマーとの共重合体であっ
てもよい、一般式(III)の七ツマ−と共重合させる
他のモノマーとしては特に限定されないが、 一般式 %式%) (式中、R1はHまたは−0111、R7はエーテル酸
素原子を含んでいてもよいアルキル基である。)から選
ばれる少なくとも1種の七ツマ−が好ましい。
一般式(V)におけるR7としては、炭素数1〜50、
好ましくは4〜24のアルキル基が好ましく、具体的に
は、−Cll> 、−CxHs 、−Cjls 、−C
sllti 。
−Cil’txt 、−CsLs 、−CtoHzx 
、−Cszl12s 、−C17H35。
−Ct、Hit l −C14H4M + −Cj41
11! などが例示でき、エーテル酸素原子を含んでい
てもよい。
−m式(IIIIの含フッ素(メタ)アクリレートモノ
マーと組合わせる一般式〔■〕のアルキル基含有(メタ
)アクリレート等の他のモノマーの混合割合は70モル
%以下、好ましくは1〜20モル%が好ましい。
含フツ素ポリ(メタ)アクリレートは、重合体のフッ素
含有率が50〜70重量%になるのが好ましい、上記範
囲にある場合に、透明で1層間の乱れによる色ムラや白
化が生じない層が得られる0重合体中のフッ素含有率が
50重景%未満になると、屈折率が高くなり、好ましい
光透過率の膜が得られなくなる。
反射防止層となる上記高屈折率ポリマーおよび低屈折率
ポリマーは、それぞれセルロース誘導体等の透明薄膜か
らなる基材の片面または両面に形成され、低屈折率ポリ
マー/高屈折率ポリマー/基材からなる三層構造、また
は低屈折率ポリマー/高屈折率ポリマー/基材/高屈折
率ポリマー/低屈折率ポリマーからなる五層構造の高光
透過性防塵膜が形成される。高屈折率ポリマーおよび低
屈折率ポリマーの膜厚は、それぞれターゲットとする光
の波長の1/4n(nは屈折率)とするのが好ましい。
本発明の反射防止層を有する高光透過性防塵膜の製造方
法は、スピンナーを用いて回転製膜法により形成した基
材の片面または両面に、高屈折率ポリマーの溶液を供給
して回転製膜法により製膜した後、その上に低屈折率ポ
リマーの溶液を供給して、前記(IV)式以下の回転立
上速度で回転製膜法により積M製膜する。
例えば基材としてセルロース誘導体を用いた三層構造の
片面反射防止型防塵膜の製造は次のように行われる。す
なわち、まずスピンナーに取付けたガラス等の平滑な基
板上にセルロース誘導体溶液を供給し、スピンナーを回
転させて回転製膜法によりセルロース誘導体の透明gI
膜からなるノル材を形成する。セルロース誘導体は溶媒
に溶解し。
濾過等の#XfIlを行った溶液を使用する。溶媒とし
てはメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メ
チルエチルケトン、アセトン等のケトン類。
酢酸ブチル、酢酸イソブチル等の低級脂肪機エステル類
、および前述のケトンまたはエステルとイソプロピルア
ルコール等との混合溶媒が使用される。形成される基材
の厚さは、溶液粘度や基板の回転速度を変化させること
により適宜変化させることができる。
基板上に形成されたセルロース誘導体透明薄膜からなる
基材は、熱風や赤外線ランプ照射等の手段によって乾燥
させ、残存溶媒を除去する。
次いで、乾燥された基材上に高屈折率ポリマーの溶液を
供給して、再びスピンナーを回転させ、回転製膜法によ
り高屈折率ポリマー層を形成する。
高屈折率ポリマーを溶解させる溶媒は沸点120〜20
0℃、好ましくは130〜180℃の溶媒であり、高屈
折率ポリマーを溶解でき、かつ基材を溶解または膨潤さ
せないものが好ましい、このような溶媒としでは例えば
キシレン、エチルベンゼン、クメン、プソイドクメン等
が使用でき、特にエチルベンゼンが好ましい、高屈折率
ポリマー溶液の濃度は0.5〜4重量%が好ましい。
次いで、前記と同様に乾燥された高屈折率ポリマー層の
上に低屈折率ポリマー溶液を供給し、前記(IV)弐以
下の回転立上速度でスピンナーを回転させて、回転製膜
法により低屈折率ポリマー層を形成する。低屈折率ポリ
マーを溶解する溶媒は、低屈折率ポリマーを溶解でき、
高屈折率ポリマーおよび基材を溶解または膨潤させない
溶媒で、沸点40〜220℃、好ましくは60〜150
℃の範囲のものが好ましく、例えばキシレンへキサフル
オライド、ペンシトリフルオライド、五フッ化プロパツ
ール等が使用できる。低屈折率ポリマー溶液の濃度は0
.3〜3重量%が好ましい。このときスピンナーの回転
立上速度を(rV)弐以下とすることにより、高屈折率
ポリマー層の剥離、破壊は防止され、高光透過性の反射
防止層が形成される。
次いで前記と同様に乾燥した後1反射防止WJを形成し
た基材を基板から剥離して三層構造の防塵膜を得る。
基材の両面に反射防止層を有する防塵膜は、上記によっ
て得られた三層構造の防塵膜を反転してスピンナーに取
付け、前記と同様の操作により、基材の反対側の層に高
屈折率ポリマーおよび低屈折率ポリマーを積層コーティ
ングして製造される。
こうして製造された防塵膜は高光透過率が得られる範囲
が広い、三層構造の防rimの場合、400〜450n
mの最大透過率は96%以上、最小透過率は95%以上
、五層構造の場合、最大透過率は100%、最小透過率
は99.5%以上が要求されているが、本発明で製造さ
れる防塵膜はその要求を満足するものが得られる。
〔発明の効果〕
以上の通り1本発明の防塵膜は高光透過率の得られる範
囲が広い、また本発明の11造方法によれば、高屈折率
ポリマーの剥離および破壊を防止して、高光透過率の防
塵膜を製造することができる。
〔実施例〕
以下1本発明の実施例について説明する。スピンナーに
取付けた石英基板上にセルロース誘導体のメチルイソブ
チルケトン溶液を滴下してスピンナーを回転させ1回転
塗布法により透明薄膜を形成し、その後熱処理で透明薄
膜を乾燥した。
この上に高屈折率ポリマーの溶液を滴下し、同様に回転
塗布法により高屈折率ポリマー層を形成した。さらにそ
の上に低屈折率ポリマーの溶液を滴下し、同様に回転塗
布法で三M膜を製膜した。
五層構造の場合は、前記で製膜した膜を仮枠に取り、仮
枠を反転してスピンナーに取付け、前記と同様の方法で
高屈折率ポリマーおよび低屈折率ポリマーの溶液を塗布
して製膜した。結果を第1表に示す。
以上の結果より、実施例のものはいずれも透過率、膜面
とも優れた結果が得られている。これに対し比較例1.
2では回転立上速度が(rV)式より大きいため膜面に
流れが発生し、比較例3ではビニルナフタレン/スチレ
ンのモル比が小さいため最小光透過率が低く、比較例4
では高屈折率ポリマーの溶媒の沸点が低いため膜面にオ
レンジビルが発生した。
代理人 弁理士 柳 原   成

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明薄膜からなる基材の片面または両面に高屈折
    率ポリマー、およびさらにその上に低屈折率ポリマーを
    コーティングした低屈折率ポリマー/高屈折率ポリマー
    /基材からなる三層構造、または低屈折率ポリマー/高
    屈折率ポリマー/基材/高屈折率ポリマー/低屈折率ポ
    リマーからなる五層構造の高光透過性防塵膜において、
    高屈折率ポリマーとして、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 (式中、R^1は−CH=CH_2または▲数式、化学
    式、表等があります▼である。)から選ばれる少なくと
    も1種のナフタレン誘導体モノマーと、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕 (式中、R^2は−CH=CH^2、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    または▲数式、化学式、表等があります▼、R^3はH
    、炭素数1〜10のアルキル基、▲数式、化学式、表等
    があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼
    である。) から選ばれる少なくとも1種のベンゼン誘導体モノマー
    との95/5〜60/40(モル比)共重合体を用いる
    ことを特徴とする高光透過性防塵膜。
  2. (2)基材がセルロース誘導体であることを特徴とする
    請求項(1)記載の高光透過性防塵膜。
  3. (3)低屈折率ポリマーが一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔III〕 (式中、R^4はHまたは−CH_3、R^5は間にエ
    ーテル酸素原子を含んでいてもよいフルオロアルキル基
    である。) から選ばれる少なくとも1種のモノマーを含有する含フ
    ッ素ポリ(メタ)アクリレートであることを特徴とする
    請求項(1)または(2)記載の高光透過性防塵膜。
  4. (4)基材上に、高屈折率ポリマーを沸点120〜20
    0℃の溶媒に溶解した溶液を供給して回転製膜法により
    製膜した後、その上に低屈折率ポリマーの溶液を供給し
    て、式 −0.379×(M/10000)^2+47.735
    ×(M/10000)−138.097(rpm/se
    c)・・・〔IV〕(式中、Mは高屈折率ポリマーの分子
    量である。)以下の回転立上速度で回転製膜法により積
    層製膜することを特徴とする請求項(1)ないし(3)
    のいずれかに記載の高光透過性防塵膜の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5643654A (en) * 1990-11-29 1997-07-01 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Pellicle structure and process for preparation thereof with dissolution of coating layer
JP2007025201A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Toppan Printing Co Ltd 反射防止材およびその製造方法

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