JPH01257513A - 放電加工機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、放電加工機に関する。

［従来の技術］ 従来のワイヤカット放電加工機は、第３図に示すように
、電源Ｂと極間１１との間に、電圧の印加を制御するト
ラジスタＴと、放電電流を制限する制限抵抗Ｒとが直列
に接続されている。トランパフスタＴには、第４図（１
）に示すゲート信号Ｇが印加され、極間１１に断続的に
電源Ｂの電圧を印加している。

［発明が解決しようとする課題］ ｌ；記従来例において、ゲート信号ＧをトランジスタＴ
に供給すると、ゲート信号Ｇと同じ電圧波形が極間１１
に印加されるはずであるが、極間１１と一並列に加わる
浮遊容ＩｉＣによって、その状況が少し変わる６ つまり、極間１１に電圧をかけても極間１１で放電しな
い場合には、第４図（２）に示すように、ゲート信号Ｇ
がなくなっても、上記浮遊容量Ｃに充電された電荷によ
って、極間１１に電圧が残っている。そして、次のゲー
ト信号Ｇによって極間１１で放電が行なわれると、極間
１１に放電電流が流れる。

この放電電流は、第４図（３）に示すように、バッテリ
Ｂから制限抵抗Ｒを経由した電流ＩＢだけではなく、浮
遊容１ｃに充電していた電荷による放電電流ＩＣが含ま
れるや電流ＩＢは、制限抵抗Ｒの値を調整することによ
って制御することができるが、制限抵抗Ｒを調整しても
電流ＩＣ１制御することができない。このために、放電
加工エネルギーを小さくすることができず、面粗度が低
下するという問題がある。

また、同電位で放電を繰返すと、電解を生じ、変質層が
生成し、加工不能になる場合があるという問題がある。

本発明は、面粗度が低下することがなく、電解を生じる
ことによる加工不能を防上できる放電加工機を提供する
ことを目的とするものである。

［課題を解決する手段］ 本発明は、所定数の電圧パルス毎に、上１ア、電圧パル
スの極性を変えるものである。

［作用］ 本発明は、所定数の電圧パルス毎に、上記電圧パルスの
極性を変えるので、面粗度が低下することがなく、電解
を生じることによる加工不能を防止できる。

［実施例〕 第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。

この実施例は、極間１０と、２つの電源Ｂ１、Ｂ２．２
つのトランジスタＴ１、Ｔ２と、２つの制限抵抗Ｉ（１
，Ｒ２と、制御回路２０とを有する。

トランジスタＴ１は、電［Ｂｌｉ、’：よって極間１０
に所定方向の電流供給を制御するものであり、トランジ
スタＴ２は、電源Ｂ２によって極間１０にに記とは逆の
方向の電流供給を制御するものである。

次に、上記実施例の動作につい−Ｃ説用する。

第２図（１）〜（４）は、上記実施例の動作の説ν１図
である。

制御回路２０は、トランジスタＴ１を制御するゲート信
号Ｇ１と、トランジスタＴ２を制御するゲート信号Ｇ２
とを発生し、ゲート信号Ｇ１のパルスとゲート信号Ｇ２
のパルスとの位相を異ならしである。

まず、第２図（１）に示すゲート信号Ｇ１がオンになる
と、トランジスタＴｆｆがオンし、ゲー（・信号Ｇｌの
オン期間だけ極間ｌＯに極間電圧（第２図（３））が発
生し、極間１０には、第２図（４）に示す放電電流■Ｊ
が流れる。その後、制御回路２０が第２図（２）に示す
ゲート信号Ｇ２を発生することによって、トランジスタ
Ｔ２がオンし、この期間だけ、極間１ｏに逆方向の電圧
が印加され、これによって放電電流ｌ２（Ｉｊと逆方向
）が流れる。上記のように１７で、ゲート信号Ｇ１とＧ
２とが交互に発生するので、極間１０には、極性が交互
に異なる電圧が発生し、放′ｉ！電燈も交互に異なる方
向の電流が流れる。

このように、１回毎に極性が異なる電圧が極間１０に印
加されるので、極間１０と並列に存在する浮遊容量によ
る放電がない、つまり、たとえば、トランジスタＴ１が
オンすることによって極間１０と並列に存在する浮遊容
量に電荷が充電したとしても、次のタイミングでトラン
ジスタＴ２がオンすると、この時点で、上記浮遊容量に
充電された電荷が極間１０を通らずに、トランジスタＴ
２．制限抵抗Ｒ２、電源Ｂ２を経由して放電される。１
．たがって、浮遊容量に充電された電荷による放電′ｆ
Ｌ流が極間１０に流れない。

このように、浮遊容量に充電された電荷による放電電流
が極間１０に流れないので、制限抵抗Ｒ１、Ｒ２によっ
て、放電電流を制御することができ、放電加工エネルギ
ーを小さくすることができるので、加工面粗度を向上す
ることができる。

また、極間１０において、交互に逆極性の放電が繰返さ
れるので、極間１０に酸化皮膜が生成せず、アルミニュ
ウムまたはセラミック等の放電加工に有利である。

なお、極間の極性が常に逆であるために、放電しやすい
状態になり、はぼ全てのパルスに対して確実に放電され
、加工速度が速くなる。つまり、従来装置においては、
絶縁回復時間を十分にとるために、ある放電から次の放
電に至るまでの時間を長くとるようにしている。したが
って、従来装置においては、−単位時間当りの放電回数
が少ないが、上記実施例においては、絶縁の回復時間を
それほど長くとる必要がないので、単位時間当りの放電
回数を多くすることができ、加工を速くすることができ
る。

また、極間１０の電圧が見かけ上高くなるので、待機時
間を少なくすることができ、単位時間当りの放電の繰返
し回数を多くすることができるので、加工速度が速くな
る。

上記実施例においては、ある方向の電圧パルス１つに対
して、逆極性の電圧パルスを１つ発生し、互いに極性が
異なるパルスを交互に発生するようにしているが、ある
極性の電圧パルス１つに対して、その極性と反対極性の
パルスが連続して複数極間１０に印加されるようにして
もよい。

上記の場合、電極側が負でありワーク側が正である極性
の電圧パルスが連続して極間１０に印加される数を、電
極側が正であり、ワーク側が負である極性の電圧パルス
が連続して極間１０に印加される数よりも多くするよう
にしてもよい。′ｆｒＬ極側が負でありワーク側が正で
ある極性の電圧パルスのときに加工が速いので、上記の
ようにすれば、全体の加工速度が向上する。

さらに、所定極性の電圧パルスにおける放電電流の値と
、所定極性と反対極性の電圧パルスにおける放電電流と
の値は、制限抵抗Ｒ１，Ｒ２を調整することによって異
なるようにしてもよい。このようにすることによっても
加工速度を向上することがでＳる。

なお、ゲ・−ト信号Ｇ１またはＧ２のオン時間、オフ時
間を盛装に応じで変更することができる。

また、電源Ｂ１．、Ｂ２の電圧を互いに異なるように設
定してもよく、トランジスタＴ１、Ｔ２の代りに他のス
イッチング素子を使用してもよく、ワイヤカット放電加
工機にも形彫り放電加工機にも本発明を応用することが
できる。

［発明の効果］ 本発明によれば、面粗度が低下することがな（、また電
解を生じることによる加工不能を防Ｉトできるという効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す回路図である。 第２図（１）〜（４）は、上記実施例の動作説明図であ
る。 第３図は、従来装置における放電回路図である。 第４図（１）〜（３）は、上記従来装置の説用図である
。 Ｂ１．Ｂ２・・・電源、 Ｒ１、Ｒ２・・・制限抵抗、 １０・・・極間。 特許出願人　　株式会社ソディック 同代理人　　　用久保　　新　− ｒｔ　　　　　　　　　ｒｔ 第３図 （１）ゲート心労Ｇ （２）極間電瓦 ［゛”レー、Ｉ　（：。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）極間に矩形波の電圧パルスを印加する放電加工機
   において、 所定数の上記電圧パルス毎に、上記電圧パルスの極性を
   変えることを特徴とする放電加工機。
2. （２）請求項（１）において、 所定極性の上記電圧パルス１つに対して、上記所定極性
   と反対極性の上記電圧パルスが少なくとも１つ上記極間
   に印加されることを特徴とする放電加工機。
3. （３）請求項（１）において、 所定極性の上記電圧パルスと、上記所定極性と反対極性
   の上記電圧パルスとが交互に上記極間に印加されること
   を特徴とする放電加工機。
4. （４）請求項（１）において、 電極側が負でありワーク側が正である極性の上記電圧パ
   ルスが連続して上記極間に印加される数を、電極側が正
   でありワーク側が負である極性の上記電圧パルスが連続
   して上記極間に印加される数よりも、多く設定すること
   を特徴とする放電加工機。
5. （５）請求項（１）において、 所定極性の上記電圧パルスにおける放電電流の値と、上
   記所定極性と反対極性の上記電圧パルスにおける放電電
   流の値とが異なることを特徴とする放電加工機。