JPH01255740A - サイレント・タイミングチェーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は自動車或は産業上の駆動装置の用途のための改
良されたサイレント・タイミングチェーンに関する。

（ロ）従来技術 通常のサイレント・タイミングチェーンは自動車の軸の
間で動力及び運動を伝達するために長い間使用されてき
た。これらのチェーンの大多数は歯付きリンクの隣接す
る列に差し込まれかつ整合された穴を有する歯付きリン
クの列で形成され、その穴は列を接続しかつチェーンが
駆動及び被駆動スプロケットの回りを通過するときチェ
ーンの関節運動を許容するようにピボットピンを受けて
いる。ガイドリンクはチェーンをスプロケット上で横方
向に位置決めするためにチェーンのリンクの交互の外縁
に使用されている。リンクの各列の歯は内側フランクか
外側フランクかのいずれかでスプロケット歯と係合しか
つ各接続部は一つの列のリンクによって支持される。駆
動スプロケットの各歯はチェーンに負荷を伝達し、スプ
ロケットとの円滑な係合及び静寂な動作を与える。

ブロック構造を使用したサイレントチェーンが１９００
年代の初期に生産された。しかしながら、そのサイレン
トチェーンは強度が低くいため用途に限界がありかつ前
述のサイレントチェーンによって置き換えられた。これ
らの初期のブロックチェーンの係合特性は知られていな
いが、多分、通常のサイレントチェーンに存在する差し
込まれたリンクの欠如を補うことなくガイド列の内側リ
ンクを省略することによって、他の歯との接触がまばら
になるように、造られている。他の形式のタイミング駆
動チェーンとしては、特に産業用の用途にはローラチェ
ーンがある。

本発明は、機械式運動伝達機構として作用すると同時に
軸間にトルク及び動力を伝達するように設計された改良
された二重係合サイレント・タイミングチェーン駆動装
置に関する。チェーンは密に積層された内側リンクのグ
ループ又はブロックを含むブロック形状としてつくられ
、その内側リンクは駆動及び被駆動スプロケットと駆動
接触するように設計され、その内側リンクは隣接する列
の対の外側ガイドリンク又は中央ガイドリンクと互い違
いになりかつそれと側面が接する。ガイドリンクを有す
る列に通常見られる差し込まれた内側リンクは省略され
、その結果、チェーンは少ない構成要素でつくられて重
量が少なくなりかつ製造コストが低くなる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、リンクの先行内側フランクが駆動スプ
ロケットの南と駆動係合し、同じ内側リンクの後続外側
フランクが次に隣接するスプロケット歯と接触するよう
に内側リンクが作られかつ配列された新規なサイレント
・タイミングチェーンを提供することである。

本発明の他の目的は、最も簡単で、効率が良く、経済的
でかつ組立て及び運転が簡単な構造を提供することであ
る。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、円周方向に等しく隔てられた歯を有する駆動
スプロケットと共に使用するためのサイレント・タイミ
ングチェーンにおいて、対の側面に接するガイドリンク
と互い違いになっているブロックを形成する同一の密に
積層された歯付きリンクであって、ガイドリンク及び歯
付きリンクの両者が対の隔てられた穴を有する歯付きリ
ンクと、歯付きリンクの次に隣接するブロックの穴と整
合された穴を有する一対のガイドリンクと、駆動スプロ
ケットの歯の総てがチェーンへの負荷の伝達を助けるよ
うにチェーンの関節運動のために整合された穴の各列内
に受けられたピボットピンとを備えて構成されている。

（ホ）作用 スプロケットの歯の総ては負荷をチェーンに伝達する上
うに作用し、かつヂエーンの各接続部は駆動スプロケッ
トと係合するとき支持される。これにより差し込まれた
リンクの列によって形成された従来のサイレントチェー
ンと同様に動作が静寂となる。

（へ）実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図及び第２図において自動車エンジンのカム軸を駆
動するのに使用される一定ピッチのサイレント・タイミ
ング駆動チェーンＩＯが示され、そこにおいて、チェー
ンは、丸いピボットピン又は他の適当なピボット装置に
よって接続された対の側面に接する従来の設計の外側の
ガイドリンク１３と互い違いになっている密に積層され
た内側リンク１２（第３図）のブロック１１から成って
いる。各ガイドリンク１３は、第１図にも示されるよう
に、スプロケット（第４図、第５図及び第６図参照）に
関するチェーンの横方向移動を阻止するためにのみ使用
されているので、歯の形状は有しないが、ピボットピン
Ｉ　４．１４’を受ける隔てられた穴＋　５．１５’が
設けられている。そのピンは穴１５内にプレス嵌めされ
或は各端において１６で潰されてリンクを共に保持する
ように穴を通して突出される。

ブロックの各内側リンク１２は、第３図に示されるよう
に、ビボ、ットピン１４を受ける一対の隔てられた穴２
２．２２’を有するリンク本体２１と、リンク本体から
突出している一対の歯２３．２３′から成る逆向きの（
１ｎｖｅｒｔｅａ）歯の付いたリンクから成っている。

各歯はほぼ真っすぐな外側フランク２４又は２４°と、
丸くなった先端２６．２６’で終わっている曲がった内
側フランク２５又は２５°とを有している。歯２３の内
側フランク２５は、リンクの囲いの外側に配置された中
心をＲに有する半径ｒの曲線によって形成され、かつ内
側フランク２５°は同様に第二の半径（図示せず）の曲
線によって形成される。内側フランク２５．２５°は穴
２２，２２°の中心を通る線の上の丸くなった股２７で
終わっている。はぼ直線のように示されているが、外側
フランク２４．２４゜はリンクの囲いの外側に中心を有
する半径の曲線によって曲面に形成され得る。

第４図ないし第６図において、駆動スプロケット３１は
、スプロケットの外周に等しく隔てられた複数の同一の
歯３２．３３．３４．３５等、を有し、各スプロケット
歯は外側端面３７で接合されたほぼ直線の縁すなわちフ
ランク３６．３６’を有している。第４図において、チ
ェーンＩＯは矢印Ａの方向に右に動いて水平線すなわち
チェーンピッチ線でスプロケット３１と係合する。「上
部死点」においてスプロケット歯３３の側面に接する二
つのピンｌ　４．１４’があり、その点においてチェー
ンのピッチ線４１はスプロケットの弦のピッチ直径、す
なわち、チェーンがスプロケットを包むときに形成され
る弦４３に接する円４２よりも小さな円の正接である。

スプロケットが時計回り方向に回転すると、スプロケッ
ト歯３３の右側のピン１４はスプロケットピッチ直径す
なわちチェーンがスプロケット３１に巻かれるときチェ
ーンのピン１４Ｊ４°の中心を通る円の円弧４２に従う
。

このように、このビンが「上部死点」にありかつ二つの
歯によって挟まれときビン１４°は垂直に上昇して最大
値になるる。スプロケットが時計回り方向に回転し続け
ると別の歯が「上部死点」になるまでスプロケットのピ
ッチ直径の円弧に続く。

ビンはスプロケット歯の右手位置になりかつ自由ストラ
ンド（ｓｔｒａｎｄ）におけるビンの中心を通る水平ピ
ッチ線４１が弦のピッチ直径に接する。

スプロケット３１とのリンク１２の係合を考えると、第
１のリンクＩ２はスプロケットが矢印Ａの方向に回転す
るとき隣接するスプロケット歯３２及び３３とほぼ完全
に係合する。次に続く歯３４は、そのフランクすなわち
縁３６が最初チェーンリンク１２°に対するリンクｖ！
２３の内側フランク２５と係合し、他方の歯２３°がス
プロケツ１−！３５から隔てられる。スプロケット歯３
４とのリンクの係合は内側フランクの下部分Ｂにおいて
である。

スプロケットの回転が続くと（第５図参照）スプロケッ
ト歯３４の上フランク３６は、接触区域Ｂから接触区域
Ｃまで内側フランク２５上で動き、かツ次に続く歯３５
のフランクは近付いて後続リンク歯２３″の外側フラン
ク２４°と接触する。

スプロケット３１が矢印への方向に更に回転し続けると
、歯３４のフランク３６は接触区域りまで歯２３の内側
フランク上を更に滑り、そこにおいて、スプロケット歯
とリンク歯が完全に係合する（第６図）。また、スプロ
ケット歯３５の外側フランク２４′は後続歯２３°の外
側フランク２４“と係合し、かつ次のリンク１２“の先
行する歯は接近して次に続くスプロケット歯と係合する
。チェーンがスプロケットに巻かれると、リンクがスプ
ロケットから離れようとしかつ被駆動スプロケット（図
示せず）に向かって移動するまで十分に係合し続ける。

被駆動スプロケットはチェーンがスプロケットを離れか
つ矢印Ａの方向に駆動スプロケットへの張りストランド
に入るまでチェーンによって駆動される。被駆動スプロ
ケットの他の側でスプロケットはチェーンの緩みストラ
ンドと関連して駆動装置として作用する。

第４図、第５図及び第６図に示されるように、リンクが
スプロケット歯と完全に係合しているとき、チェーンに
張力が加えられているとスプロケットで接触が保たれ、
各スプロケット歯はスプロケットの強度にたいして負荷
を支持する。チェーンの構造はより経済的であり、チェ
ーンの動作は静寂である。騒音試験は本発明のチェーン
が同等のローラチェーンよりも騒音が少ないことを示し
ている。

（ト）効果 本発明のチェーンは係合過程全体を通して生ずるローリ
ング及び滑り作用の組み合わせを許し、騒音及び摩耗を
最小限にする。また通常のサイレントチェーンと同様に
動作が静寂になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサイレント・タイミング駆動チェーン
の一部の側面図、第２図は第１図のチェーンの上面図、
第３図はチェーンのリンクの側面図、第４図ないし第６
図はスプロケット歯と係合する一連のチェーンリンクの
側面図であって前ガイドリンクを取り除いて示す図であ
る。 １０・サイレント・タイミングチェーン１１ニブロツク
　　　　Ｉ２：内側フランク１３ニガイドリンク ＋　４．１４°：ピボットビン １５、＋　５’、２２．２２°：穴 ２Ｉ：リンク本体　　　２３．２３°：歯２４．２４’
、外側フランク ２５．２５°：内側フランク 外４名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、円周方向に等しく隔てられた歯（３２、３３、３４
   等）を有する駆動スプロケットと共に使用するためのサ
   イレント・タイミングチェーンにおいて、対の側面に接
   するガイドリンク（１３）と互い違いになっているブロ
   ック（１１）を形成する同一の密に積層された歯付きリ
   ンク（１２）であって、ガイドリンク及び歯付きリンク
   の両者が対の隔てられた穴（１５、１５’、２２、２２
   ’）を有する歯付きリンクと、歯付きリンクの次に隣接
   するブロックの穴（２２、２２’）と整合された穴（１
   ５、１５’）を有する一対のガイドリンク（１３、１３
   ’）と、駆動スプロケット（３１）の歯（３２、３３、
   ３４等）の総てがチエーンへの負荷の伝達を助けるよう
   にチェーンの関節運動のために整合された穴の各列内に
   受けられたピボットピン（１４、１４’）とを備えたサ
   イレント・タイミングチェーン。 ２、各ブロック（１１）のリンク（１２）の先行及び後
   続歯（２３、２３’）の両者がスプロケットの連続する
   歯（３２、３３、３４等）と係合する特許請求の範囲１
   に記載のサイレント・タイミングチェーン。 ３、各リンクの各歯（２３又は２３’）が内側フランク
   （２５又は２５’）及び外側フランク（２４又は２４’
   ）を備え、チェーン（１０）が前記スプロケット（３１
   ）と係合するときリンクブロック（１１）の先行歯（２
   ３）の内側フランク（２５）が一つのスプロケット歯（
   ３２）と係合しかつリンクブロックの後続歯（２３’）
   の外側フランク（２５’）が次に隣接するスプロケット
   歯（３３）と係合する特許請求の範囲１に記載のサイレ
   ント・タイミングチェーン。 ４、チェーンリンクのブロック（１１）の内側フランク
   （２５、２５’）及び外側フランク（２４、２４’）の
   両者はチェーン（１０）とスプロケット（３１）との間
   で動力を伝達し、かつチェーンがスプロケットを囲むと
   き接続部を半径方向に支持する特許請求の範囲３に記載
   のサイレント・タイミングチェーン。 ５、スプロケット歯（３２）が最初先行リンク歯（２３
   ）の内側フランク（２４）の下部（Ｂ）と係合しかつチ
   ェーンがスプロケットとより十分に係合するとフランク
   を滑り上がる特許請求の範囲３に記載のサイレント・タ
   イミングチェーン。 ６、内側フランク（２５、２５’）がリンク（１２）に
   対するピッチ線（４１）より上に配置された丸みの付け
   られた股（２７）に続いている特許請求の範囲３に記載
   のサイレント・タイミングチェーン。 ７、リンク歯（２３、２３’）の内側フランク（２５、
   ２５’）がリンク（１２）の囲みの外側に配置された曲
   率中心を有する半径（■）によって限定された曲がった
   縁を有する特許請求の範囲３に記載のサイレント・タイ
   ミングチェーン。 ８、前記チェーン（１０）がリンク穴（２２、２２’）
   の中心を通って伸びるピッチ線（４１）を有し、前記ス
   プロケット（３１）がスプロケット歯（３２、３３、３
   ４等）の先端に接する円形のピッチ線（４２）を有し、
   前記チェーンのピッチ線がチェーンがスプロケットを巻
   くときスプロケットのピッチ線とほぼ一致する特許請求
   の範囲３に記載のサイレント・タイミングチェーン。