JPH0125344Y2 - - Google Patents

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JPH0125344Y2
JPH0125344Y2 JP1982006572U JP657282U JPH0125344Y2 JP H0125344 Y2 JPH0125344 Y2 JP H0125344Y2 JP 1982006572 U JP1982006572 U JP 1982006572U JP 657282 U JP657282 U JP 657282U JP H0125344 Y2 JPH0125344 Y2 JP H0125344Y2
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JP
Japan
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pipe
diameter portion
end plate
container
hole
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JP1982006572U
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JPS58109076U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば高速増殖炉(FBR)に使
用される高温用中性子検出器等に用いられる気密
容器、特にその気密封止部の改良に関するもので
ある。
従来、この種の中性子検出器の容器構造として
第1図に示すものがあつた。第1図において、1
は金属容器、21,22はこの金属容器1の両端
部にV溝溶接3及びすみ肉溶接4により固定され
た端板、5は端板21に突合せ溶接6により固定
された真空排気用のパイプ、7は中性子検出用の
エレメント、8はこのエレメント7に電気的に接
続された無機絶縁物よりなる同軸ケーブル、9は
同軸コネクタ、10は容器1内に封入されたガス
である。
第2図は従来の中性子検出器の別の例を示し、
パイプ5を端板21にろう付け11により固定し
たものである。
なお、上記容器1、端板21,22は気密容器
の壁体を構成している。
このように構成された従来の中性子検出器は、
容器1内に中性子検出器特有のガス10を封入
し、大気、外気としやへいするために高真空気密
に封止されており、管内封入ガス圧は3気圧〜5
気圧と種々の物がある。
これらのガス10の気密封止方法としてV溝溶
接3、つき合せ溶接6、すみ肉溶接4、或いはろ
う付11が用いられている。
パイプ5は特に薄肉である為にV溝溶接やすみ
肉溶接法を採用することが困難であり、従つて、
つき合せ溶接6或いはろう付法により接合されて
おり、使用温度の上限は約600℃に限られていた。
それ以上の高温使用においては、薄肉パイプ状の
継手部の気密封止が維持できない欠点があつた。
従つて、このような中性子検出器を高温用として
高温雰囲気中で使用するには問題がある。
即ち、このような高温用中性子検出器を800℃
の高温で使用すると、容器内の圧力は初期封入圧
力の273+800/273+封入時温度倍、すなわち約3.6倍と
な となり、高温時の容器内圧力は10気圧以上とな
る。又、一方高温時において、ろう材自身の強
度、構成材料の強度は常温時の強度に比べ1/10以
下に低下する。このため800℃以上の高温使用に
対して薄肉のパイプ5の耐圧力特性を向上させる
ことが必要であつた。
この考案は上述のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、パイプの外周部に
容器の壁体に係合する係合部を設け、容器内部の
圧力に対するパイプの耐圧力特性を向上させるよ
うにした気密容器を得ることを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第3図において、51は、容器内封入ガス1
0側すなわち高圧力側に大径部51aを有し、容
器外側すなわち低圧力側に小径部51bを有する
薄肉金属よりなる真空排気用のパイプ、211は
上記パイプの大径部51a及び小径部51bの各
外径にほぼ一致する大径部及び内径部の貫通穴を
有するフランジ状の端板である。
上記パイプ51は、図のように上記端板211
の貫通穴にはめ合され、その開口端部において端
板211の内壁部につき合せ溶接6により固着さ
れている。その他の部分は従来の装置と同様であ
る。
以上のように構成された気密容器において、真
空気密封止は、つき合せ溶接部6にて行われる。
高温雰囲気において、容器内圧力が上昇した場
合、パイプ51が容器外側(低圧力側)におしや
られるが、パイプ51の大径部51aと小径部5
1bとにより形成される係合部51cが、端板2
11の貫通穴の大径部の底面に当接されているの
で、パイプ51の移動は阻止され、つき合せ溶接
部6に加わる剪断応力が無くなり、真空気密封止
の信頼性が向上する。
なお、上記実施例では大径部と小径部の2種の
寸法を有する場合について述べたが、同様の効果
を有するものとして、第4図に示す如くパイプ5
1と端板211をねじ結合とした構造や、第5図
の如くパイプ51の開口部を広げたフレヤー加工
構造としてもよい。
また、接合方法においても、つき合せ溶接6を
一例で説明したが、本構造を採用すれば、パイプ
と端板とをろう付としても、あるいはろう付と溶
接を併用しても信頼性の高い真空気密封止が可能
となる。
第4図、第5図中、12はろう付をする場合の
ろう付部を示す。
以上のようにこの考案による気密容器によれば
パイプの外周部に壁体に係合する係合部を設けて
いるので、パイプの耐圧力特性が向上し、従つて
パイプを薄肉の材料で形成しても従来のような問
題を生じることがなく、安価で信頼性の高い気密
容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の高温用中性子検出器
の気密容器を示す断面側面図、第3図はこの考案
の一実施例による気密容器の部分断面側面図、第
4図及び第5図はこの考案の他の実施例の部分断
面側面図である。 1……容器、211……端板、51……パイ
プ、51c……係合部。なお、図中同一符号は
夫々同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉塞された中空を構成する端板を有する壁体
    と、この端板の一部に貫通孔を設け、この貫通孔
    を通して固定された閉塞されてなるパイプとを有
    し、内部が外部に対して高圧となる高温用中性子
    検出器の容器において、上記端板の内側に上記貫
    通孔の径よりも大きい径部を設けると共に、上記
    パイプに大径部及び小径部を設け、上記パイプの
    小径部を上記貫通部に貫通させ、上記大径部を上
    記端板の大きい径部に係合させて、パイプの耐圧
    力特性を向上させるようにしたことを特徴とする
    気密容器。
JP657282U 1982-01-20 1982-01-20 気密容器 Granted JPS58109076U (ja)

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JP657282U JPS58109076U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 気密容器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP657282U JPS58109076U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 気密容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58109076U JPS58109076U (ja) 1983-07-25
JPH0125344Y2 true JPH0125344Y2 (ja) 1989-07-28

Family

ID=30019360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP657282U Granted JPS58109076U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 気密容器

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JP (1) JPS58109076U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132233Y2 (ja) * 1971-02-19 1976-08-11
JPS5019482U (ja) * 1973-06-18 1975-03-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58109076U (ja) 1983-07-25

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