JPH01251594A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、直流電源により放電灯を点灯するための放電
灯点灯装置に関する。

［従来の技術］ 従来、放電灯（ランプ）を直流電源で点灯するための装
置として、該直流電源より負荷へ供給される電流を高周
波（例えば２０ｋＨｚ〜１００ｋＨｚ）でオン・オフし
て限流する降圧形チョッパと、該チジッパの出力を平滑
するＬＣフィルタと、該ＬＣフィルタからの直流出力を
インダクタを介して人力し、これを矩形波交流出力（例
えば５０Ｈｚ）に変換して放電灯に供給するブリッジイ
ンバータとを具備するものが知られている。

ここで、降圧形チョッパは、点灯時、負性抵抗である放
電灯のランプ電流を限流するためのものであり、ＬＣフ
ィルタは、放電灯に高周波電流が流れて点灯が不安定に
なるのを防止するためのものであり、インダクタは、ブ
リッジインバータのスイッチング素子のターンオン時に
ＬＣフィルタのコンデンサの放電電流を抑え該スイッチ
ング素子の損失を低減するためのものである。また、ブ
リッジインバータは、通常の放電灯は直流点灯できない
ため、直流出力を交流出力に変換するためのものである
。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、このような放電灯点灯装置においては、上記
ブリッジインバータの出力電流反転時に出力電流にリン
ギングが生じ、ランプによっては安定に点灯しないもの
があるという不都合があった。

本発明は、上述の従来形における問題点に鑑みてなされ
たもので、直流電源より降圧形チョッパで限流した電流
をブリッジインバータで矩形波交流に変換して放電灯を
点灯する放電灯点灯装置において、ブリッジインバータ
のスイッチング時に発生するリンギングを抑えてこのブ
リッジインバータの出力をより矩形波に近い電流波形に
し、ランプを安定に点灯させることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため本発明では、直流電源と、該直
流電源より限流した電流を出力する降圧形チョッパと、
該チョッパの出力を平滑するＬＣフィルタと、該ＬＣフ
ィルタの出力を第２のインダクタを介して入力しこれを
矩形波交流出力に変換して放電灯を駆動するブリッジイ
ンバータとを具備する放電灯点灯装置において、上記Ｌ
Ｃフィルタのコンデンサと並列、かつ上記直流電源に対
して逆方向にダイオードを接続している。

［作用］ 従来の装置におけるブリッジインバータのスイッチング
時のリンギングは、ＬＣフィルタのコンデンサと他のイ
ンダクタンス素子、特にブリッジインバータのスイッチ
ング素子のターンオンロス低減用のインダクタによるも
のである。本発明においては、上記コンデンサに並列に
ダイオードを接続してコンデンサに逆極性の電荷が蓄積
されないようにしたため、上記コンデンサとインダクタ
ンス素子との電気的振動が制限され、リンギングを減少
させることができる。

［効果］ このように、本発明においては、コンデンサに装置の動
作上不必要な逆極性の電荷が蓄積されることを防止する
ことによりリンギングを抑えるようにしているため、Ｌ
Ｃフィルタの高周波リップルおよびブリッジインバータ
のスイッチング素子の損失を増大させることなく、リン
ギングを減少させることができ、ランプを安定に点灯さ
せることができる。

［実施例］ 以下図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る放電灯点灯装置の構
成を示す。この装置は、直流電源１からの入力を降圧形
チョッパ２により限流し、ＬＣフィルタ３により平滑化
し、ブリッジインバータ５によって矩形波交流に変換し
た電流で放電灯（ランプ）６を点灯するようにしたもの
である。

降圧形チョッパ２は、直流電源１からの電流をオン・オ
フして出力するスイッチングトランジスタ２１、このト
ランジスタ２１を駆動するパルス発生回路２２およびＬ
Ｃフィルタ３と協働して該チョッパ２の出力を平滑化す
るダイオード２３等を具備する。ＬＣフィルタ３は、イ
ンダクタ３１とコンデンサ３２とを逆り形に接続したも
ので、コンデンサ３２には並列に本発明の特徴とするダ
イオード３３が直流電源１の極性に対し逆方向に接続さ
れている。

ブリッジインバータ５は、ブリッジ接続された４つのト
ランジスタ５１．５２．５３．５４およびこのブリッジ
回路の直流入力端に直列接続されたインダクタ５５等を
具備する。ランプ６はブリッジ回路の交流出力端に接続
されている。

次に、第１図の装置の作用を説明する。

降圧形チョッパ２のスイッチングトランジスタ２Ｉは、
パルス発生回路２２によりベースを駆動され、直流電源
からの電流を高周波でオン・オフする。

ＬＣフィルタ３のインダクタ３１は、トランジスタ２１
のオン時にそのオン電流を制限しながらブリッジインバ
ータ５へ供給するとともに、電磁エネルギーを蓄積し、
トランジスタ２１のオフ時にはこの蓄積した電磁エネル
ギーによりインダクタ３１、ブリッジインバータ５のイ
ンダクタ５５、トランジスタ５１．５２（または５３．
５４）　、ランプ６、チョッパ２のダイオード２３およ
びインダクタ３１等からなる回路の電流を維持する。Ｌ
Ｃフィルタ３のコンデンサ３２は、ＬＣフィルタ３の出
力電圧を平滑化する。これにより、ブリッジインバータ
５へはトランジスタ２１とインダクタ３１とにより限流
され、かつインダクタ３１とダイオード２３とコンデン
サ３２とにより平滑化された電流が供給される。

ブリッジインバータ５においては、図示しない制御回路
により、トランジスタ５１．５２と５３．５４とが交互
にオン・オフ駆動され、トランジスタ５１゜５２のオン
時にはランプ６に図中左から右方向への電流が供給され
、トランジスタ５３．５４のオン時にはランプ６に図中
布から左方向への電流が供給される。すなわち、ランプ
６はブリッジインバータ５からの矩形波交流出力により
駆動されて点灯する。

ところで、従来の点灯装置においては、ブリッジインバ
ータ５のトランジスタ５１．５２．５３．５４のスイッ
チングにより出力電流（ランプ電流）が反転する際、Ｌ
Ｃフィルタ３のコンデンサ３２とブリッジインバータ５
のインダクタ５５、さらには図示しない他のインダクタ
ンス素子（例えば第２図の変流器７のインダクタンス分
等）とにより、リンギングを発生し、ランプに高周波リ
ップルが印加されたときと同様に、ランプ６の点灯が不
安定になるという欠点があった。

ここでは、ＬＣフィルタのコンデンサ３２と並列にダイ
オード３３を接続しているため、コンデンサ３２が一側
の電荷を蓄えることができないので、コンデンサ３２と
インダクタ５５等とによる電気的振動が抑えられ、発生
するリンギングが減少する。この結果、ランプが安定に
点灯するようになる。また、高周波リップルは増大せず
、また、損失も少ない。

［変形例］ なお、本発明は、上述の実施例に限定されることなく適
宜変形して実施することができる。例えば第２図に示す
ように、ランプ電流検出用の変流器７を設け、この変流
器７の出力、すなわちランプ電流に応じてパルス発生回
路２２から出力されるパルス幅を制御することにより、
ランプ電流を安定化するようにしてもよい。また、この
ランプ電流に基づいてランプの片道放電や断などの負荷
異常を検出し、チョッパ２のトランジスタ２１をオフす
る等して、回路およびランプを保護するいわゆる安全動
作を行なわせるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る放電灯点灯装置の概
略回路図、 第２図は、本発明の他の実施例に係る放電灯点灯装置の
概略回路図である。 １：直流電源、２：降圧形チョッパ、３’：ＬＣフィル
タ、５ニブリツジインバータ、６：ランプ、３２：コン
デンサ、３３：ダイオード、５１．５２゜５３、５４：
　トランジスタ、５５：インダクタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、直流電源と、 該直流電源より負荷へ供給される電流を高周波でオン・
   オフして限流する降圧形チョッパと、該チョッパの出力
   を平滑するＬＣフィルタと、該ＬＣフィルタの出力をイ
   ンダクタを介して入力しこれを矩形波交流出力に変換し
   て放電灯を駆動するブリッジインバータと、を具備する
   放電灯点灯装置において、 上記ＬＣフィルタのコンデンサと並列、かつ上記直流電
   源に対して逆方向にダイオードを接続したことを特徴と
   する放電灯点灯装置。