JPH0125082Y2 - - Google Patents

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JPH0125082Y2
JPH0125082Y2 JP13293782U JP13293782U JPH0125082Y2 JP H0125082 Y2 JPH0125082 Y2 JP H0125082Y2 JP 13293782 U JP13293782 U JP 13293782U JP 13293782 U JP13293782 U JP 13293782U JP H0125082 Y2 JPH0125082 Y2 JP H0125082Y2
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JP
Japan
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door
rain rail
roof
rain
rail
Prior art date
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JP13293782U
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JPS5938233U (ja
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Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の高速走行時において、ドアの
吸い出し防止機能を有するようにした自動車のレ
インレールに関するものである。
一般に自動車の車体、特にルーフ両側端とドア
との間には雨水がこの部分から車室内へ侵入する
のを防ぐために様々な手段が講じられており、そ
の1つの手段として、従来、ルーフにレインレー
ルを設けて雨水が滴下するのを防止するととも
に、ドアとドア開口内周縁部間にシール部材を設
けて雨水が車室内に侵入するのを防止するように
したものがあつた。しかしこのような従来構造で
は、レインレールが車体外方に突出しているた
め、高速送行時に風切音が生じ、風騒音の原因に
なるという問題があつた。
そこでこのような問題を解決するため、従来、
実開昭50−8610号公報に示されるように、車体外
方に突出するレインレールをなくし、ドアのウイ
ンドガラスとルーフ及びピラー等の車体との間を
シールするとともにレインレール溝としても機能
するシール部材を設けたものがあつた。
ところで、一般に自動車が高速走行している
時、ドアのウインドガラスの車体外側前上隅付近
では相対的な風速が高いため負圧が発生してお
り、この負圧によつて上記ウインドガラス上端が
外側へ吸い出される。従つて上記ガラスの前上隅
付近ではウインドガラスとシール部との間に隙間
が生じ、ここから車室内の空気が吸い出されて車
室内の冷暖房効果に悪影響を及ぼしたり、また上
記空気が車外に吸い出される際にやはり風切音が
発生して風騒音の原因となるという問題があり、
上記公報記載の装置でも同様の問題があつた。
本考案は以上のような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、自動車のレインレールを断面ほぼ
T字状に形成するとともにその縦辺部をルーフ下
部のドア開口内周縁に固着し、該T字状の横辺部
のドア側端部にドア開閉時ドア上端と当接せず高
速走行時のドア吸い出され時にドア上端と当接す
る当接部を形成し、上記横辺部の他端にはルーフ
に当接するストツパ部を形成し、上記両辺部の接
合点に上記横辺部を揺動させるヒンジ部を設ける
ことにより、停止時または低速走行時にはレイン
レールとして機能し、高速走行時にはドアの吸い
出しを防止する機能を果たすようにした自動車の
レインレールを提供することを目的としている。
以下本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
自動車のレインレールを示す、図中1はルーフ、
2はドアであり、該ドア2の窓枠を形成するドア
サツシユ16にはウインドガラス3が上下動自在
に設けられている。
そして上記ルーフ1はアウタパネル11とイン
ナパネル12とからなり、また上記アウタパネル
11はルーフ外壁形成部11aと、これに対しイ
ンナパネル12側にほぼ垂直に形成された内方折
曲部11bとを有し、上記インナパネル12のフ
ランジ部12aとアウタパネル11の内方折曲部
11bに続くフランジ部11cとが溶接固着さ
れ、これらはシーミングウエルト13で被覆され
ている。さらに上記アウタパネル11のルーフ外
壁形成部11aと内方折曲部11bとの間には、
ドア2を閉じることができるようにドア開口内周
縁部11dが凹設されており、その水平壁11
d′および垂直壁11d″は勿論アウタパネル11の
プレス成形時に同時に加工成形されるものであ
る。
そして上記ドア開口内周縁部11dの水平壁1
1d′には断面ほぼT字状のレインレール14の縦
辺部14aがクリツプ15で固着されている。た
だし、この縦辺部14aは接着剤等で固着しても
よい。また上記レインレール14の横辺部14b
は上記縦辺部14aに対しほぼ垂直に形成されて
おり、その下端には高速走行時のドア吸い出され
時にドア上端16dと当接する当接部14b′が一
体に形成され、上記横辺部14bの上端には同じ
く高速走行時にルーフ1に当接するストツパ部1
4b″が軟質材料からなる別部材により固着形成さ
れている。上記レインレール14は硬質、軟質の
プラスチツクまたはラバー、あるいは硬質、軟質
材料を用いた2重押し出しプラスチツクまたはラ
バーで形成されており、上記横辺部14bと上記
縦辺部14aの接合点にはこれに肉厚変化、材質
変化、あるいは硬度変化を与えてノツチ効果を有
するようにしたヒンジ部14cが形成され、上記
横辺部14bは縦辺部14aに対し揺動自在とな
つている。
一方ドア閉時において、ドア開口内周縁部11
dにより形成される凹部に挿入されるドアサツシ
ユ16はウインドガラス3とほぼ平行に形成され
た外枠部16aと、この外枠部16aの上端16
dから連続して該外枠部16aに対してほぼ垂直
に車体内側へ向かつて形成された上側内枠部16
bと、上記外枠部16aの下端から連続して該内
枠部16bと同様車体内側に向かつて形成された
下側内枠部16cとを有している。そして上記上
側内枠部16bには、ドア開口内周縁部11dに
向つて伸びるシール部材17が嵌合挿入され、該
シール部材17に形成されたシールリツプ17
a,17bはドア開口内周縁部11dの水平壁1
1d′および垂直壁11d″と当接し、これにより
各々図示の点EおよびFがシールされている。ま
た上記下側内枠部16cにはドアサツシユ16と
ウインドガラス3との間から雨水が侵入するのを
防止するためのランチヤンネル18が嵌合挿入さ
れている。
次に第2図および第3図を用いて作用効果につ
いて説明する。
先ず自動車の停止時にドア2を開閉する場合
は、従来同様にその取手2aを持つて回動すると
よい。するとドア2は第2図A方向に、即ちその
上端16dの軌跡が水平になるように回動し、こ
の上端16dがレインレール14の当接部14
b′と当ることはなく、上記ドア2は自由に開閉で
きる。
また自動車の停止時または低速走行時において
は、負圧が発生することはなく、ドア2の吸い出
しが生じることはないため、ドア上端16dは第
2図に示すようにレインレール14のドア側端部
に形成された当接部14b′と当接しない。従つて
レインレール14の横辺部14bはヒンジ部14
cの回りに回動せず、該横辺部14bのルーフ側
のストツパ部14b″はルーフ1と当接しないの
で、ルーフ1のアウタパネル11とレインレール
14のヒンジ部14cおよび横辺部14bとで形
成される溝は、この停止時または低速走行時にお
いてはレインレールとして機能する。
一方高速走行時においては、ドア2はその車外
側表面に生じる負圧によつて車外側に吸い出し力
を受け、その力の方向はドアサツシユ16の外枠
部16aの表面に対し垂直方向となるため、第
2、3図に示すように、ドア開閉方向Aより上方
へ傾いた図示Bの方向となる。従つて、上記吸い
出し力によつてドア上端16dはドア2パネル上
縁部2c付近を中心にして図示B方向に少し回動
して上記レインレール14の当接部14b′と当接
し、ドア上端16dが該当接部14b′を押すこと
によりレインレール14の横辺部14bがヒンジ
部14cの回りに第3図Cの方向に回動し、上記
横辺部14bのストツパ部14b″がルーフ1のア
ウタパネル11と当接する。このようにして高速
走行時にはレインレール14の横辺部14bの当
接部14b′がドア上端16dにより押されるが、
該横辺部14bのストツパ部14b″がルーフ1の
アウタパネル11と当たつてそれ以上横辺部14
bは回動しないため、ドア2の吸い出しが防止さ
れる。また、この場合、ドア上端16dが上記横
辺部14bの上記当接部14b′に当接することに
よつて図示の点Gでシールがなされ、車室内と車
外とは図示の点E,F,Gで三重にシールされる
ようになるため、高速走行時における防音効果は
より向上されることになる。さらにまた上記レイ
ンレール14は、そのストツパ部14b″がルーフ
1のアウタパネル11と当接し、該アウタパネル
11とで閉断面構造を形成するとともに、該レイ
ンレール14の車体外方への突出量はかなり小さ
くなるので、走行時の風切音を大きく低減でき
る。
なおこの場合、レインレール14はレインレー
ル本来の機能は達成しないこととなるが、高速走
行時にはレインレールの機能は必要なく、騒音の
方が大きな問題となるので本装置は高速走行時の
要求に非常に合致したものとなつている。
以上のように、本考案によれば、自動車のルー
フ下部のドア開口内周縁に固着される断面ほぼT
字状のレインレールであつて、停止時または低速
走行時にはルーフパネルとレインレール横辺部と
でレインレール溝を構成し、高速走行時にはドア
上端部が上記横辺部の下端当接部と当接するとと
もに横辺部の上端ストツパ部がルーフと当接する
ことによつてドアの吸い出しが防止されるように
構成したので、レインレールが必要な停止時、低
速走行時には本来のレインレールとして機能し、
高速走行時においてはドアの吸い出し防止機能を
発揮して風切音を防止し、風騒音を低減できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を適用した自動車の
全体斜視図、第2図は停止時または低速走行時に
おけるレインレール周辺の状態を示す第1図の要
部拡大断面斜視図、第3図は高速走行時における
第2図に対応する部分の断面斜視図である。 1……ルーフ、2……ドア、16d……ドア上
端、11d……ドア開口内周縁、14……レイン
レール、14a……縦辺部、14b……横辺部、
14b′……当接部、14b″……ストツパ部、14
c……ヒンジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフ下部のドア開口内周縁に、断面ほぼT字
    状でその縦辺部を固着した自動車のレインレール
    であつて、T字状の横辺部のドア側端部にはドア
    開閉時ドア上端と当接せず高速走行時のドア吸い
    出され時にドア上端と当接する当接部が形成さ
    れ、上記横辺部の他端にはルーフに当接するスト
    ツパ部が形成され、上記両辺部の接合点に上記横
    辺部を揺動させるヒンジ部が設けられていて、ド
    アの吸い出し防止機能を兼ね備えていることを特
    徴とする自動車のレインレール。
JP13293782U 1982-08-31 1982-08-31 自動車のレインレ−ル Granted JPS5938233U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13293782U JPS5938233U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 自動車のレインレ−ル

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JP13293782U JPS5938233U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 自動車のレインレ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS5938233U JPS5938233U (ja) 1984-03-10
JPH0125082Y2 true JPH0125082Y2 (ja) 1989-07-27

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ID=30300044

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JP13293782U Granted JPS5938233U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 自動車のレインレ−ル

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JPH0616836Y2 (ja) * 1986-03-19 1994-05-02 日産自動車株式会社 ドリツプモ−ル取付装置

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JPS5938233U (ja) 1984-03-10

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