JPH01249415A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH01249415A
JPH01249415A JP8034288A JP8034288A JPH01249415A JP H01249415 A JPH01249415 A JP H01249415A JP 8034288 A JP8034288 A JP 8034288A JP 8034288 A JP8034288 A JP 8034288A JP H01249415 A JPH01249415 A JP H01249415A
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mold
molds
injection
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movable
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Toshiharu Taniguchi
谷口 登志治
Koji Onishi
耕司 大西
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/03Injection moulding apparatus
    • B29C45/04Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves
    • B29C45/0408Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves involving at least a linear movement
    • B29C45/0416Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves involving at least a linear movement co-operating with fixed mould halves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主として熱可塑性樹脂の射出成形機に関す
るものであり、とくに、異種または同種の2組の金型を
用いて成形品を効率よく生産するのに適した射出成形機
に関するものである。
(従来の技術) この種の射出成形においては、金型内に熱可塑性樹脂を
射出したのち成形品を取り出すまでに数秒〜数十秒の冷
却時間が必要なことから、従来、1台の射出装置に対し
2組の金型を用いて量産性を高める方法が提案され、一
部実用化されている。この方法では、1組の金型内に射
出充填された樹脂が冷却される間に他方の金型に樹脂を
射出し、射出過程と冷却(および成形品の取り出し)過
程とを並行させることにより、一定時間内に多数の成形
品を成形することができるからである。
たとえば実開昭58−17119号公報に開示されてい
る射出成形機も、上記の方法によって成形品を生産する
ものである。
その射出成形機は、締め付けた金型内に樹脂を射出する
射出部の両側に、樹脂成形品の冷却固化およびその取り
出しを行う取り出し部を配設し、これら射出部と取り出
し部に2組の金型を交互に搬送する方式をとっている。
射出部には射出装置と、型締めシリンダを用いた金型締
め付は手段とを備えるとともに、取り出し部には、シリ
ンダを用いた金型開度調整手段と、エジェクトシリンダ
を用いた成形品取り出し手段とを備える。そして、金型
開閉・搬送手段として、複数の金型開閉シリンダを介し
て対向する1個の移動プレートと左右2個の可動金型取
付盤、ならびに前記移動プレートの左右移動機構を有す
る構造となっている。
上記の金型開閉・搬送手段において、2組の金型は、各
固定金型が移動プレートに、各可動金型が各可動金型取
付盤にそれぞれ取り付けられたうえ、金型開閉シリンダ
が伸縮することによって各粗金型が開閉される。また、
2組の金型を閉じた(組み合わせた)状態で移動プレー
トが移動し、金型開閉シリンダおよび可動金型取付盤と
ともに、金型を2組同時に左または右へ搬送する。こう
して2組の金型は、交互に1組が射出部に搬送されると
ともに、他方が左右いずれかの取り出し部に位置するの
で、これら2個所で射出と冷却(および取り出し)とが
同時に施される。
なお、上記の射出成形機の射出部には成形品を金型から
取り出すための手段は設けられていないので、射出部に
て樹脂を射出充填された金型は、取り出し部へ搬送され
たのちにしか成形品が取り出されない。また、前記のよ
うに2組の金型は連動して一度に搬送されるので、1組
の金型が取り出し部に搬送されると他の組の金型が射出
部ζこ搬送され、射出装置が今度はこの金型に樹脂を射
出する。したがって、ある形状の成形品を多数量のN個
生産する場合、同一形状の金型を2組用意し、各組の金
型によってN/2個ずつ受けもたせて成形することにな
る。
(発明が解決しようとする問題点) 射出部と取り出し部に2組の金型を交互に移動させる方
式の射出成形機は、従来、上記のように、金型を搬送す
る手段の構造が複雑であった。つまり、金型を搬送する
手段が金型を開閉する機構を備えており、金型とともに
この開閉機構をも射出部および左右の取り出し部に搬送
する必要があった。これは、金型各組の固定金型と可動
金型とのパーティング面(合わせ面)に、ゲート部(樹
脂の湯道)を分離するためのバネが装着されていて、自
然状態ではこのバネの反力により搬送中に金型が開いて
しまうからである。前記した公報に記載の公知例でも、
金型開閉・搬送手段の内に複数の金型開閉シリンダが備
えられており、これによって金型を組み合わせた状態に
保ったまま左右に搬送するようになっている。
金型の開閉機構としては、固定金型を取り付けるプレー
ト、可動金型を取り付ける可動盤、可動盤のガイドロッ
ド、可動盤を前後させて金型を開閉するシリンダおよび
そのシリンダの配管(可撓管)などが必要なので、これ
らとともに金型を左右に搬送する手段は非常に複雑な構
造にならざるを得なかった。このため、射出成形機とし
てのコストが高くなるほか、故障が頻発するおそれもあ
った。
一方、前記のように射出部に成形品取り出し部をもたな
い従来の射出成形機は、同一形状の成形品を極めて多量
に生産する場合には能率的であるが、形状の異なる成形
品を、それほど多くない一定数だけ生産する場合には有
効でない。
すなわち、原則として金型を2組製造して使用しなけれ
ばならないので、多品種の少量生産にはかえって製造コ
ストの高くつく場合がある。
金型を1組だけ使用することも可能であるが、そのとき
には一方の取り出し部がアイドル状態になって射出成形
機の量産能力が生かせない。
しかも、こうして一方の取り出し部が休止している間に
も、使用する金型が射出部と取り出し部との間を搬送さ
れるのに連れて、前記の金型開閉・搬送手段も往復移動
し、休止中の取り出し部にも出入りするので、たとえば
他の組の金型を開閉・搬送手段に取り付ける(いわゆる
段取り替え)作業は、1組の金型によって成形品全数の
射出成形が終わるまで実施できない。またこの理由で、
樹脂材料が共通な2種類以上の成形品を射出成形する場
合でも、これらの生産個数が異なれば、量産効果をほと
んど得られないことになる。
(発明の目的) この発明は、上記の問題点を解消するためになされたも
ので、金型の開閉機構を金型搬送手段とは別に設けるこ
とができ、このため金型搬送手段の構造がシンプルで設
備コストが低く、しかも故障の発生が少ない射出成形機
を提供しようとするものである。
さらに、金型を1組だけ使用して射出成形する場合には
射出部にて成形品の取り出しが行え、したがって、休止
中の成形品取り出し部で他の組の金型の段取り替えが行
えて、多品種の成形品も能率的に生産できる射出成形機
を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この発明の請求項1の射
出成形機では、金型内への樹脂の射出装置を有する射出
部の両側方に、成形品の冷却後に前記金型を開いて成形
品を取り出し再び金型を組み合わせる成形品取り出し部
を備え、金型搬送手段により、前記射出部と成形品取り
出し部との間で2組の金型を交互に搬送して成形品を成
形する射出成形機において、萌記金型搬送手段には、前
記射出装置の前方において前記成形品取り出し部の一方
と前記射出部とに跨り前記2組の金型の固定金型を保持
する移動可能なプレートを配設すると共に、各組の金型
の、前記固定金型またはそのホルダーと可動金型または
そのホルダーとを、係脱可能なロック部材を介して結合
するように構成している。
また請求項2の射出成形機においては、上記に加え、前
記射出部にも、成形品の冷却後に前記金型を開いて成形
品を取り出し、再び金型を組み合わせる成形品取り出し
手段を設けている。
(作用) 請求項1の射出成形機によれば、2組の金型は、各固定
金型が金型搬送手段の前記プレートに保持され、前記ロ
ック部材を介して各可動金型が固定金型に結合されて、
前記射出部と成形品取り出し部とに搬送される。前記ロ
ック部材はその締め付は力によって自然状態では離脱し
ないので、可動盤やシリンダなどを用いて可動金型を保
持しておかなくとも、搬送中に金型が開いてしまうこと
はない。各金型は、成形品取り出し部において、固定金
型に対して可動金型を、前記ロック部材の締め付は力を
上回る力で引っ張ることにより開かれる。
また請求項2の射出成形機によれば、1組の金型を用い
て射出成形する場合には、金型に樹脂を射出したのちそ
の射出部で成形品が取り出されるので、金型および金型
搬送手段の前記プレートを左右に移動する必要がない。
したがって射出部にて射出および成形品の取り出しを行
う間に、休止中の一方の成形品取り出し部において、他
の金型を前記金型搬送手段に取り付けるなどの、段取り
替え作業を行うことが可能である。
(実施例) 第1図はこの発明の射出成形機の実施例を示す平面図で
、第2図、第3図はそれぞれ第1図の■−■線および■
−■線における側断面図である。
第1図のように射出成形機lは、熱可塑性樹脂を射出す
る射出部100の左右(図では上下方向。以下、「右」
「左」とはそれぞれ第1図の上方、下方をさす)両側に
等距離りを隔てて、成形品取り出し部200および同3
00を備え、これらの3個所に2組の金型AおよびBを
、金型搬送手段400によって交互に搬送しながら射出
成形するようにしたものである。金型搬送手段400は
、2組の金型AおよびBをプレート401上に距離りの
間隔で保持して左右に搬送するので、図のように金型B
を射出部100に搬入した際には金型Aが取り出し部2
00に位置し、逆に金型Aを射出部100に搬入すれば
金型Bが取り出し部300に位置する。
射出部100は型締めシリンダ110と射出装置120
などを備え、締め付けた金型(Aまたは80以下、特記
なければ同じ)内に樹脂を射出する個所である。射出装
置120は、樹脂材料を供給するホッパ121.射出ス
クリューを内蔵するバレル122、射出ノズル123、
スクリュー駆動モータ(図示せず)および射出装置12
0の前後方向(以下、r府J r後」とはそれぞれ図の
右、左をさす)の移動手段(図示せず)からなる。型締
めシリンダ11Gは、射出成形機lの全体を固設する平
板10およびこれに固着された固定盤101に対して垂
設された4本のタイロッド102の先端部に、固定板1
09を介して固定されている。このシリンダ110の伸
縮ロッド110aに接続された中空ロッド110bの先
端部に可動盤103を固定し、これと前記固定盤101
との間に金型を挟み、シリンダ110の油圧力によって
金型を締め付けて、射出される樹脂の漏れを防止する。
可動盤103は、その4隅に設けた自己潤滑性のある摺
動ブシュ!03aを介して前記タイロッド102を挿通
させているので、このタイロッド102にガイドされて
前後に移動する。なお、この射出部100には成形品取
り出し手段をも設けであるが、これについては後述する
成形品取り出し部200は、金型A内に射出された樹脂
が冷却固化したのち、金型Aを開いてこの成形品を取り
出し、さらに再び金型Aを閉じる(組み合わせる)個所
であり、そのため、金型開閉シリンダ210、エジェク
トシリンダ211などを有する。
金型開閉シリンダ210は、面記の平板10に対して垂
設された4本のタイロッド202の先端部に固定板20
9を介して固定されており、平板10に固着された固定
盤201に対して、可動盤203を伸縮ロッド210a
が前後させることにより金型Aを開閉する。可動盤20
3は、前記可動盤103と同様に、その4隅に設けた自
己潤滑性のある摺動ブシュ203aを介して前記タイロ
ッド202を挿通させており、これにガイドされて前後
に移動する。金型A(金型Bら同様。金型については後
述する)は、固定金型A1に対して可動金型A2を、そ
のホルダーA21. A23、A24およびボルダ−基
板A29ごと前後に移動して開閉されるので、シリンダ
210のロッド210aが伸長して可動盤203を固定
盤201寄りに押し付けることにより金型Aを閉じる(
組み合わせる)ことができる。可動盤203の金型取り
付は面の上下側端部には、金型ホルダー基板A29の側
端部に係合して金型を開くための長尺突片208および
206が、第2図のように、それぞれブロック20?、
204を介し、可動盤203とはやや間隔を置いた位置
で突出縁部を内側に向けて取着されている。したがって
金型Aを開く際には、シリンダ210のロッド210a
を引き込み可動盤203を前方へ移動すると、上下(以
下、「上」「下」とは第2図と第3図における上下をさ
す)の突片208.206が、金型ホルダー基板A29
の上下側端部にそれぞれ係合してこれを前方へ引くので
、金型Aを開くことができる。なお、金型開閉シリンダ
210は、各種の金型を開閉できるように十分な伸縮ス
トロークが与えられているが、金型に応じてストローク
を制限し金型開度を調整するために、伸縮ロッド210
aの先端側に当て板214を取着するとともに、これに
当接するように、交換可能な適当厚のスペーサ213を
固定板209に固定している。
さらに成形品取り出し部200には、金型開閉シリンダ
210のロッド210aに接続して、圧抜きシリンダ2
12およびエジェクトシリンダ211が設けられている
。エジェクトシリンダ211は、シリンダ本体の一端が
可動盤203に固設され、その伸縮ロッド211aが可
動盤203の中央開孔内で伸縮するようになっている。
可動金型A2には成部品を突き出すためのエジェクター
ビンA25が摺動可能に配設され、押し板A26を架設
した一端が常態では前方に突出している(第1図参照)
が、前記したように金型開閉シリンダ210と可動盤2
03の作用により金型Aを開いたのち、エジェクトシリ
ンダ211のロッド211aを仲ばすと、その先端が、
ホルダー基板A29に摺動部材A28を介して支持され
た突き出し棒A27を押し出し、さらにこれが押し板A
26およびピンA25を押し出すので、成形品が金型A
2より取り出される。
また、圧抜きシリンダ212は、その本体がエジェクト
シリンダ211側に固設され、前記ロッド210aにロ
ッド212aが接続されており、前記の金型開閉シリン
ダ210を作動させずに小ストロークだけ可動盤203
を前後に移動することができる。つまり、金型開閉シリ
ンダ210のロッド210aを伸ばし金型Aを閉じた状
態で、ロッド212aを引き込むことにより、可動盤2
03の金型Aへの押し付は圧力が解除され、可動盤20
3は金型ホルダー基板A29の前面から離れる。ただし
可動盤203の移動量は小さいので、このときに突片2
06.208が基板A29に係合することはない。
成形品取り出し部200について上記したが、成形品取
り出し部300 b同様の構造となっている。したがっ
て第1図で取り出し部300の各構成部分には、百位を
3とする以外は、取り出し部200と同一の2桁数字お
よび英字を用いた符号を付している。また図では取り出
し部300には、金型Aでなく、頭文字Bの各構成部品
からなる金型Bが出入りするものとしている。
金型搬送手段400は、射出部100およびその左右の
成形品取り出し部200.300に、2組の金型Aおよ
びBを搬送するしのである。前記したように2組の金型
AおよびBを保持するプレート401は、前記平板10
の前面において左右に延設された2本のレール403に
、4組の滑動支持部材410を介して支持されており、
射出装置120の前方で、前記固定盤101.201.
301の前面に沿って左右に移動可能に配設されている
。プレート401を移動するための駆動源として、プレ
ート401に固設されたブラケット402を、平板10
の開口部10a内で左右にスライドさせるロッドレスシ
リンダ420か、平板lOの後方に取り付けられている
。滑動支持部材410は、断面コの字状の直線動ベアリ
ング部411がレール403を把持し、その前方の軸4
12がプレート401を貫通して支持するが、ベアリン
グ部411とプレート401との間にはコイルバネ41
3が圧縮して配装され、プレート401と軸412の萌
端部止めナツト416との間には摺動ブンユ414およ
び弾性スペーサ415が介装されている。したがって、
Ai記型締めシリンダ110や圧抜きシリンダ212.
312などの作用により可動盤103.203.303
の押し付は圧力を解除すれば、プレート401はコイル
バネ413に押されて固定盤101.201.301か
ら離れるので、ロッドレスシリンダ420を作動さける
ことにより、プレート401およびこれに保持される金
型A、Bをスムーズに左右へ移動することができる。
なお、射出部100において金型への樹脂の射出を可能
にするため、平板10および固定盤101の中央部と、
プレート401の金型取り付は部分には、射出装置12
0の前部を挿入可能な開口が形成されている。また、プ
レート401を移動した際の停止位置は、金型の一方が
正確に射出部100の中央に来るよう、平板IOなどに
設けられた位置検出センサーを用いて制御される。
金型Aは、金型ホルダーAllおよびホルダー基板A1
3に拘持される固定金型A1と、金型ボルダ−A21.
 A23、A24およびホルダー基板A29に拘持され
る可動金型A2とを組み合わせて1組となる。図示して
いないが、固定金型AI、可動金型A2にはいずれも、
射出された樹脂の冷却度合いを調節するための冷却液配
管が配備されており、外部の冷却液供給源との間は可撓
管て接続されている。また金型Aに付属の計器として、
樹脂を射出されるたびにその回数(成形品の個数)を数
えるカウンターと、樹脂を射出されてからの冷却時間を
計るタイマー(いずれら図示せず)も装備されている。
固定金型Alは、基板A13をプレート4吋にボルトな
どで固定することにより保持されるが、可動金型A2は
、ホルダーA21がっぎのようにボルダ−Allと結合
することにより、固定金型AIに組み合わされて保持さ
れるようにしている。すなわち、ホルダーAllの左右
両側方に張出したブロックAI2の前方には、係脱自在
なロック部材としての、側面にU字状バネ片Aeを取着
した嵌合突片A12aを形成するとともに、ボルダ−A
21の左右両側方に張出したブロックA22には、内側
面に前記バネ片Aeか嵌入する凹部を有する嵌合孔A2
2aを開設し、両者が嵌合すればバネ片Aeの弾性的な
締め付は力によってホルダーA21がホルダーAllに
結合する。
本実施例では、バネ片Aeによる緊締力が約200kg
に設定されており、前記したゲート分離用バネの反力や
、可動金型^2(ホルダーA21、A23、A24、ブ
ロックA22、ホルダー基板A29、ビン^25などを
含む)の総重量などに比して十分大きいため、金型Aは
、移動中に突片A12aが嵌合孔A22aより離脱して
開いてしまうことはない。移動の際、金型ホルダーA2
3の下面が、前記可動盤103のブロック104に取着
された搬送用コロ105(第3図参照)、または可動盤
203のブロック204に取着された同コロ205(第
2図参照)上に設置されるので、金型Aは左右にスムー
ズに搬送される。また可動金型A2を固定金型Atから
分離するためには、シリンダ210または110によっ
て前記の緊締力(約200kg)を上回る力で可動金型
A2を引けばよい。
なお、金型Bについては説明を省略するが、成形品形状
に応じて固定金型B1および可動金型B2内部の射出ス
ペース(キャビティ)か異なるのみで、その外部形状や
ホルダー、計器などの各構成部分は金型、Aと同じであ
る。図では各部分に、頭文字をBとする以外は対応する
金型Aの各部分と同じ符号を与えて示している。また前
記したように、金型Bは射出部100と成形品取り出し
1300との間を搬送される。
この射出装置!では、前記の射出部100にも、つぎの
ように成形品取り出し手段を設けている。
すなわち前記取り出し部200.300におけるのと同
様に、可動盤103の金型取り付は面の上下側端部に長
尺突片108および106を、それぞれブロック107
.104を介して取着(第3図参照)して金型を開くよ
うにするとともに、前記中空ロッド110bに内装して
可動盤103の前面にエジェクトシリンダ111を固設
し、このロッド1llaを可動盤103の中央開孔内で
伸縮させて成形品を取り出すようにした。したがって、
型締めシリンダ110と可動盤103の作用により金型
を開いたのち、エジェクトシリンダIllのロッド1l
laを伸ばずことにより成形品を取り出すことかできる
また、型締めシリンダ110には金型を開くための十分
なストロークをもたせるとともに、ストロークの設定・
制御手段(図示せず)と、ボテンソヨメータなどによる
可動盤103の変位量検知手段(図示せず)を備えて、
金型への押し付は力を解除するためにロッド110aを
小ストロークだけ引き込み、可動盤103をわずかに移
動して止めることもできるようになっている。
以上のように構成した射出成形機lについて、つぎに作
動態様を説明する。
2組の異種の金型AおよびBを用いて2種類の成形品を
得る場合の各金型の動きを、まず概略的に説明するとっ
ぎのようになる。たとえば、組み合わされた金型Δが射
出部100に搬入されると、型締めシリンダ110で締
め付けられて射出装置12(lで樹脂を射出され、金型
A内の樹脂圧が0になるまで型締め圧力を保持(保圧)
されたのち、成形品取り出し部200へ搬送されろ。
このとき、それまで取り出し部300にあった金型Bが
射出部100に搬入され、そののち上記と同様にして樹
脂を射出される。一方、取り出し部200に搬送された
金型Aは、成形品を冷却し゛たのち、金型開閉シリンダ
210で可動金型A2が固定金型AIより分離されて開
かれ、エジェクトシリンダ211の作用で内部の成形品
が取り出され、再び可動金型脣が固定金型Alに組合わ
されたうえ、上記のように射出部100へ搬送される。
同時に金型Bは、射出部100から取り出し部300へ
搬送され、ここで上記と同様に成形品を取り出され、再
び組み合わされる。以上を繰り返して2種類の成形品を
交互に生産する。なお、射出装置120は2組の金型A
、Bに、各成形品に対応して適量の樹脂を、それぞれ最
適な圧力および速度で射出するが、一方の金型(たとえ
ばA)に樹脂を射出したのしすぐに、他方の金型(同B
)に射出する樹脂を計量しサックバックする。また、金
型搬送手段400によって金型A、Bを左右に搬送する
際には、これに先立ち圧抜きシリンダ212.312ま
たは型締めシリンダ110により可動盤203.303
または103をやや前へ移動し、各金型の押し付は圧力
を解除(圧抜き)して、プレート401を前記のように
固定盤lO1,201,301から離ず必要がある。
つぎに、上記した構成からなる射出成形機■の作動態様
のフローチャートを第4図(a)、(b)に示す。この
うち同図(a)は、上述したように2組の金型Aおよび
Bを用いる場合の作動態様を示すものである。開始過程
Pは、最初にAlBどちらの金型が射出部100にある
かを指示して射出成形を開始する過程であり、金型Aま
たはBに射出する樹脂を射出装置120が計量・サック
バックして準備する。
そののち射出部100では、まず金型を締め付けたうえ
射出装置120のノズル123を金型の射出孔に圧接さ
0゛(射出準備過程Q)、射出金型にしたがい(RO)
、金型Aまたは金型Bに樹脂を射出し、カウンターと冷
却タイマーを作動さ什るとともに他方の金型用の樹脂を
計量・サックバックする(A射出過程RaまたはB射出
過程Rb)。一方これらの間に、成形品取り出し部20
0または300においては、射出金型にしたがい(S。
)、前記冷却タイマーが所定時間を刻んだあと、金型を
開いて成形品を取り出し、さらにその金型を閉じ(組み
合わせ)ておく(B冷却・取り出し過程sbまたはA冷
却・取り用し過程Sa)。以上の過程が終了すれば(T
)、射出装置120を後退させて、射出部100および
成形品取り出し部200.300で1圧抜き」を行った
うえ、金型搬送手段400によって金型ASBを搬送す
る(金型搬送過程U)。
カウンターが数えた金型A、Bの射出回数(成形品個数
)がいずれも所定数に達しなければ(V)、以上の過程
Q 、Ro、Ra、Rb5So、5aSSbST 。
U、Vを繰り返して2種類の成形品を生産する。
なお本図中で、「エジェクト」とは金型より成形品を取
り出すことを指し、「圧抜用」とは圧抜きシリンダ21
2.312のロッド212a、 312aを伸ばし可動
盤203.303にて金型を押し付けること、「圧抜戻
」とは同ロッド212a、 312aを引き込んで前記
「圧抜き」を行うことをそれぞれ色味している。
第4図(b)は、金型A、Bいずれかの射出回数か所定
数に達した(カウント満了)場合、前記の過程U、Vに
続けて、カウント未了側の金型のみを用い、射出部10
0で射出・冷却・成形品取り出しを行うことを示すフロ
ーチャートである。
つまり、カウント未了側の金型が搬入された射出部10
0では、前記過程Qと同じく金型を締め付けてこれにノ
ズル123を圧接させ(射出準備過程Q°)、前記過程
RaまたはRbと同様にその金型に樹脂を射出するとと
もに次回の射出用樹脂を計量・サックバックする(カウ
ント未了側射出過程R’)。上記の過程が終了すれば(
T′)、成形品の冷却時間が経過したのち型締めシリン
ダ110で金型を開き、エジェクトシリンダ111によ
って成形品を取り出す(射出部冷却・取り出し過程W)
。これらの過a Q ’ 、R’、T“、Wは、この金
型による成形品の個数か満了しない限り(X)、射出部
100において操りとされる。
一方その間に、既にカウントが満了した側の金型が搬入
された成形品取り出し部200または300においては
、成形品の冷却・取り出しくカウント満了側冷却・取り
出し過程S’)を行ったのち、必要に応じて、その金型
に換えて別の金型(図示せず)を取り付ける(金型交換
過程Y)。
この過程Yと、射出部100における過程Wとが完了す
れば(Z)、第4図(a)の過程QおよびS。の萌に戻
り、2組の金型を用いた射出成形を再開する。なお、射
出部100において一方の金型のみを用いて射出成形し
ている間(過程Q°、R’、T’、W)には、他方の金
型および金型搬送手段400が移動しないので金型交換
(過程Y)は安全かつ容易に行われるが、このとき射出
部100をカバーなどで覆えば、開閉される金型に誤っ
て指を挟まれたりすることがなく、より安全に作業を遂
行することができる。
(発明の効果) 本発明の射出成形機によれば、シリンダなどを用いて金
型を組み合わせる金型開閉機構を、金型とともに射出部
と成形品取り出し部とに搬送する必要がないので、金型
搬送手段の構造がシンプルであり、したがって射出成形
機としての設備コストを低減でき、また故障の発生も少
くなる。
さらに、請求項2の射出成形機によれば、金型を1組だ
け使用して射出成形する場合に、休止中の成形品取り出
し部で他の組の金型を取り2a・・・嵌合孔、U・・・
金型搬送過程、W・・・射出部冷付けまたは段取り替え
てきるので、多品種成形品の生産も効率的に行える。ま
たこの点から、形状および生産個数の異なる何種類かの
成形品であっても、樹脂材料が同じであれば、並行して
射出成形作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例に関するもので、第1図
は熱可塑性樹脂の射出成形機の平面図、第2図は第1図
の■−■線における側断面図、第3図は同じ<III−
III線における側断面図、また第4図(a)、(b)
は第1図に示す射出成形機の作動態様を示すフローチャ
ートである。 ■・・・射出成形機、100・・・射出部、103・・
・可動盤、110・・・型締めシリンダ、lit・・・
ニジエフトンリング、120・・・射出装置、200,
300・・・成形品取り出し部、203,303・・・
可動盤、210,310・・・金型開閉シリンダ、21
1,311・・・ニジエフトンリング、212,312
・・・圧抜きシリンダ、400・・・金型搬送手段、4
01・・・プレート、A、B・・・金型、A1.B1・
・・固定金型、A2゜B2−・・可動金型、A12a、
B12a−嵌合突片、A22a、B2却・取り出し過程
、Y・・・金型交換過程。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金型内への樹脂の射出装置を有する射出部の両側
    方に、成形品の冷却後に前記金型を開いて成形品を取り
    出し再び金型を組み合わせる成形品取り出し部を備え、
    金型搬送手段により、前記射出部と成形品取り出し部と
    の間で2組の金型を交互に搬送して成形品を成形する射
    出成形機において、 前記金型搬送手段には、前記射出装置の前方において前
    記成形品取り出し部の一方と前記射出部とに跨り前記2
    組の金型の固定金型を保持する移動可能なプレートを配
    設すると共に、各組の金型の、前記固定金型またはその
    ホルダーと可動金型またはそのホルダーとを、係脱可能
    なロック部材を介して結合するように構成したことを特
    徴とする射出成形機。(2)前記射出部にも、成形品の
    冷却後に前記金型を開いて成形品を取り出し、再び金型
    を組み合わせる成形品取り出し手段を設けた請求項1に
    記載の射出成形機。
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