JPH01248980A - 扇風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、連続的な微弱運転ができる電気制御手段を備
えた扇風機に関するものである。

従来の技術 近年、送風量を大幅に抑えて風にやわらかさを与え、快
適性を追及した微弱運転可能な扇風機が使われるように
なった。

しかしながら一般に扇風機を低速回転するときは大きな
回転トルクを有するため、起動不良を起こさずに安定し
て運転できる回転数には下限があった。このとき直流モ
ータのような特殊モータを使用すれば低速運転よシ低い
微弱運転は可能であるが、コストが大幅に上昇するため
、通常は交流モータを用いておシ、安定した微弱運転を
４実現するために種々の工夫がなされている。従来この
種の扇風機は第５図および第６図に示すように、ファン
モータ１０９と電源１０１０間に制御部１０２を接続し
、ファンモータ１０９と制御部１０２は、ファンモータ
１０９よシ引出される共通線１０３と複数の速度調整用
引出線１０５とで接続されている。また速度調整用引出
線１０５は高速回転用引出線１０６と低速回転用引出線
１０７とで構成されている。そして操作部１１０の操作
スイッチ１１０ａを押すことにより、制御部１０２を介
して運転操作できるようになっている。

以上のように構成された扇風機について以下その動作を
説明すると、扇風機の運転パターンは強。

弱、微弱と３種類あり、第６図に示すように強運転状態
には高速回転用引出線１０６に連続通電信号を与え、フ
ァンモータ１０９は、第５図の直線Ａで示すような入力
電流が大なる連続通電で高速連続運転を行なう。また、
弱運転状態では、同様に低速回転用引出線１０７に第６
図の一点鎖線Ｂで示す小なる入力電流の連続通電でファ
ンモータ１０９は低速連続運転を行なう。

そして、微弱運転状態では、制御部１０２を介して低速
回転用引出線１０７に第６図の凸凹線Ｃで示す断続運転
信号を与え、ファンモータ１０９は低速断続運転を行な
うために回転数が下がシ、微弱運転が可能となっていた
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、低速断続運転で微弱
運転を行なう構成であり、ファンモータ１０９よυ通電
突入時やしゃ断時の電磁作用により、騒音や振動が発生
しやすいという課題を有していた。

本発明はこのような課題を解決するもので、騒音や振動
の発生を低減し、しかも起動不良のない安定した微弱運
転が可能な扇風機を提供することを目的とするものであ
る。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、ファンを回転する
ファンモータと、このファンモータから引出された複数
の速度調整用引出線と、この速度調整用引出線と接続し
て前記ファンモータを回転制御する制御部と、この制御
部と接続１て運転操作を指示する操作部と、前記速度調
整用引出線の中には独自で前記ファンを起動できない低
トノ′りな出力を有する極低速回転を生じる極低速回転
用引出線を有し、前記操作部により前記極低速回転を選
択したとき、前記制御部は前記極低速回転用引出線への
通電中に、前記極低速回転用引出線以外の前記速度調整
用引出線の１つに起動時と一定周期毎に数秒以内の通電
とを切替え、そして脈風運転を選択したとき、あらかじ
め定められた運転順序と運転手段に従って前記速度調整
用引出線のいずれか１つに通電を切替えるとともに、前
記極低速回転用引出線以外の前記速度調整用引出線の１
つに周期的に数秒以内の通電を切替えてなる構成を有し
ている。

作用 この構成により、扇風機を微弱運転する場合には、まず
ファンの起動トルクを有する低速以上の運転を数秒間行
ってファンを回転起動させ、その後ファンの起動ト〃り
に満たない極低速運転に切換え、数十秒後に再び低速運
転を数秒間行って回転トルクを補強し、このサイクルを
繰り返すことによりファンを停止させることなく、連続
的に微弱運転を行なうことができる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図から第３図にもとづいて
説明する。図示のよってファンモータ１１と電源１の間
に制御部２を接続し、ファンモータ１１と制御部２はフ
ァンモータ１１の共通線３と複数の速度調整用引出線６
とでそれぞれ接続されている。そして速度調整用引出線
５は高速運転用引出線６と、低速運転用引出線７と、極
低速運転用引出線８とで構成されている。また操作部１
２と制御部２とが直結され、操作部１２のスイッチ１２
ａを押すことにより運転制御できるようになっている。

第３図はファンモータ１１を各速度で運転した場合のト
ルク曲線で、トルク曲線Ａは高速運転用、トルク曲線Ｂ
は低速運転用、トルク曲線Ｃは極低速運転用を示し、各
トルク曲線とファンカーブＤとの交点の横軸の値が各運
転速度を示している。また、ファンの起動トルク線Ｅと
縦軸との交点ｅは、ファンの起動に必要なトルクの値を
示し、極低速運転用のトルク曲線Ｃはこのファンの起動
トルク線Ｅを下回シ、低速運転用のトルク曲線Ｂは、フ
ァンカーブＤとの交点すでファンの起動トルク線Ｅを上
回っている。

以上のように４Ａ成された本実施例について以下その動
作を説明すると、扇風機を運転するときは、第１図に示
すように、高速運転では直線Ａで示される入力電流が、
低速運転では破線Ｂの入力電流が連続的に供給され、フ
ァンモータ１１は第３図の交点ａおよびｂにおける回転
数でそれぞれ高速連続運転、低速連続運転を行なう。

また、微弱運転をするときは、最初に数秒間だけ低速運
転を行ってファンを起動させる。このときの起動トルク
は第３図に示すようにファンを起動させるのに充分な大
きさとなっている。その後、極低速運転用引出線８に通
電信号を切替えて、数十秒間極低速入力電流Ｃを供給し
て極低速回転を行なう。以後は、この数十秒の周期を一
周期として繰り返し運転することにより、ファンを停止
することなく微弱運転することができる。このときの電
流切換制御は制御部２により行なわれる。

なお本発明において極低速運転パターンを変化しない定
常のものとしたが、第４図に示すように極低速運転パタ
ーンはあらかじめ定められた高速。

低速を含む強弱変化する運転パターンとしてもよく、要
はファンの起動トルクに満たない極低速回転を含む連続
運転中に、ファンを起動するだけの回転トルクを有する
回転速度で周期的に短時間ファンの回転を補正するもの
であればよい。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明によれ
ば極低速回転速度を含んだ運転パターンで運転する際に
、周期的にファンの起動トルク弧上の回転トルクを有す
る回転速度で短時間だけ補正することにより、従来に比
べて電磁作用による騒音、振動を低減するとともに、連
続的に安定した微弱運転ができるという効果の得られる
優れた扇風機を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の扇風機の運転パターンを示
す特性曲線図、第２図は同ブロック回路図、第３図は同
ファンモータのトルク曲線図、第４図は他の実施例にお
ける運転パターン特性曲線図、第６図は従来の扇風機の
運転パターンを示す特性曲線図、第６図は同ブロック、
回路図である。 ２・・・・・・制御部、６・・・・・・速度調整用引出
線、８・・・・・・極低速運転用引出線、１１・・・・
・・ファンモータ、１２・・・・・・操削部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 時間→ ｇ−ａ燻祢彫１出嶽 第３図 Ｉ）８聞− 第５図 暗闇− 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ファンを回転するファンモータと、このファンモ
   ータから引出された複数の速度調整用引出線と、この速
   度調整用引出線と接続して前記ファンモータを回転制御
   する制御部と、この制御部と接続して運転操作を指示す
   る操作部と、前記速度調整用引出線の中に独自で前記フ
   ァンを起動できない低トルク出力の極低速回転を生じる
   極低速回転用引出線を有し、前記操作部により微弱運転
   を選択したとき、前記制御部は前記極低速回転用引出線
   への通電と前記極低速回転用引出線以外の前記速度調整
   用引出線の１つに起動時とその後の一定周期における数
   秒以内の通電とを切替えてなる扇風機。
2. （２）制御部は、前記操作部は脈風運転を選択したとき
   、あらかじめ定められた運転順序と運転時間の制御手段
   に従って、前記速度調整用引出線のいずれか１つに通電
   を切替えるとともに、前記極低速回転用引出線以外の前
   記速度調整用引出線の１つに周期的に数秒以内の通電を
   切替えてなる特許請求の範囲第１項記載の扇風機。