JPH01242508A

JPH01242508A - ダニ駆除組成物

Info

Publication number: JPH01242508A
Application number: JP63071130A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Hara; 原　寿; Haruo Shimamura; 島村　治夫; Tatsuoki Iguchi; 井口　辰興; Shozo Kouchiwa; 小団扇　省三
Original assignee: Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1988-03-25
Filing date: 1988-03-25
Publication date: 1989-09-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明はダニ駆除組成物に関し、更に、詳しくは、各種
殺虫剤とヒノキチオールとを配合したダニ駆除組成物に
関する。

［従来の技術］ヒノキチオールには、若干の抗菌性および衣料用害虫に
対し、忌避作用のあることが早くから知られていた（特
開昭４９−８５２３０号）。

［発明が解決しようとする課題］古来、人間に被害をもたらす屋内性のダニとして、イエ
ダニが良く知られていた。

しかし、近年、畳や家屋塵から発生するコナダニ類やチ
リダニ類（ヒヨウヒダニ類）、更にこれらを捕食するツ
メダニ類などが繁殖し、アレルギー、虫咬症などの被害
が多発して問題となっている。これらのダニ類を防除す
るには、屋内に適用することから安全性を重視してピレ
スロイド系殺虫剤が、主に使用されているのが現状では
あるが、その効力はまだ十分とは言い難い。そこで、屋
内に適用し、十分な効力をえるためには、ピレスロイド
系殺虫剤の効力を増強するか、有機リン系殺虫剤または
カーバメイト系殺虫剤の毒性を下げるための処置が必要
である。

［課題を解決するための手段］本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた
結果、ピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤−Ｐた
はカーバメイト系殺虫剤１重量部に対し、ヒノキチオー
ル３〜２５重量部を配合することにより、殺虫剤のダニ
駆除効果が著しく高まることを見出し、更にこの知見に
基づき本発明を完成するに至った。

本発明は、ピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤ま
たはカーバメイト系殺虫剤１重量部に対し、ヒノキチオ
ール３〜２５重量部を配合してなるダニ駆除組成物であ
る。

本発明のピレスロイド系殺虫剤とは、ｄ−レスメ　ト　
リ　ン（５−ベンジル−３−フリルメチル（ＩＲ５）−
トランス−クリサンプメイト）、ベル　メ　ト　リ　ン
　（３−）Ｉハシベンジル（ＩＲ５）−シス、トランス
−３−（２，２〜ジクロビニル）−２，２−ジメチル−
シクロプロパンカルキキシレート）、　　フ　エノ　ト
　リ　ン　（３−）Ｉハシベンジル（ＩＲ５）シス、ト
ランスークリサンテメイト）などであり、有機リン系殺
虫剤とは、フェニトロチン　（０，０−ジメチル−０−
４−二トローｍ−）リルーフォスフオロチネイト）、　
ＤＤＶＰ（２，２−ジクロビニル−ジメチル−フォスフ
エイト）な　と゛であ　る。　また、カーバメイト系殺
虫剤とは、カルバリル（１−ナフチルメチルカーバメイ
ト）、プロポキサ−バイ　コ゛ン（２−イソブロメキシ
フＩニルメチルカーバメイト）な　と′でアル　。

また、ヒノキチオールの配合量は、使用状態、目的、時
期によって異なるが、これらピレスロイド系殺虫剤、有
機リン系殺虫剤またはカーバメイト系殺虫剤１重量部に
対し３〜２５重量部、好ましくは、１０〜２０重量部で
ある。

本発明のダニ駆除組成物は、エアゾール剤、粉剤、シー
ト剤、塗布剤、燻蒸剤、油剤、乳剤、水利剤などにして
用いることができる。

添加物質としては、テトラクロロプロピルエーテル（Ｓ
−４２１）、ピペロニルブトキサイド、トリメチルボル
ナンチオシアノアセテート（ＩＢＴＡ）などの共力剤、
デオトミゾール、マイゾール、ＩＰソルベントなどの灯
油類、クレー、タルク、カオリン、エロジール、アゾソ
リダーまたはベントナイトなどの担体などを適宜その剤
型に応じて使用することができる。

その製造方法は、大略して一般の殺虫剤の製造方法と同
じであり、例えば、エアゾール剤は、国中一部、村山晋
共著、医薬品開発基礎講座ＸＩ。

薬剤製造法（下）、′エアゾール剤の製造方法」、増大
書店（１’９７１年）に準じ、粉剤は、武藤聰雄著、農
薬概説、第２６頁、技報堂に準じ製造することができる
。

「発明の効果］本発明により、これまで防除の難しかったケナガコナダ
ニなどのダニ類に優れた駆除効果が認められるようにな
った。且つ、ピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤
またはカーバメイト系殺虫剤の使用量を減じることが可
能となった。この結果、安全性が高まり、室内の畳、カ
ーペット、さらには食料収納庫などにいたるまでその使
用が可能となった。　また、各殺虫剤特有の不快な臭い
を消して、爽快な香りを付し、その使用感を高めること
かでさた。

［実施例］以下、実施例および試験例を挙げて本発明を具体的に説
明する。

実施例１ペルメトリン　　　　　　０．２２ｇヒノキチオール　　　　　２．２５ｇ灯油　　　　　　　　全　１５０ｍ１噴射剤　　　　　　　　　１５０　ｍｌ計　　　　　　
　　　　　　　　　　　３００ｍＱ灯油にペルメトリン
とヒノキチオールを溶解させ、３００ｔ＋ｔＱ用のエア
ゾール罐に入れた。バルブをクリンパ−により装若し、
噴射剤（ＬＰＧ５．２ｋ）を充填し、エアゾール剤を製
造した。

実施例２プエニトロチン　　　　　　０．５重量部ＰＡＰ（イソ
プロピルアシドフォスフエイト）　　　２．０ｆｆｉｆ
ｆｉＷヒノキチオール　　　　　　５．０重量部無水珪
９　　　　　　　　　５．０重量部タルク　　　　　　
　　　　８７．５重量部フラッシュミキザー機にタルク
６８．２５重量部、無水珪酸５．０重量部、フエノトリ
ン０゜５重量部、ＰＡＰ２．０重量部およびヒノキチオ
ール５．０重量部を仕込みプレミックスを得た。　　こ
のプレミックスとタルク１９．２５重量部をＶ字型混合
機に仕込み３０分均一に混合して、上記の組成を持つ粉
剤を得た。

実施例３カルバニル　　　　　　　　０．５重量部ＰＡＰ　　　
　　　　　　　　　　２゜０重量部ヒノキチオール　　
　　　　５．０重量部無水珪酸　　　　　　　　　５．
０重量部タルク　　　　　　　　　　８７６５重量郡計
　　　　　　　　　　　　　１００重量部フラッシュミ
キサー機にタルク６Ｂ、２５重量部、無水珪酸５．０重
量部、カルバニル０．５重量部、ＰＡＰ２．０重量部お
よびヒノキチオール５．０重量部を仕込みプレミックス
を得る。

このプレミックスとタルク１９．２５重量部をＶ字型混
合機に仕込み３０分均一に混合して、上記の組成を持つ
粉剤を得た。

試験例１（検体）検体１；ｄ−レスメトリン１■を含有するアセトンの１
ｍｌ溶液。

検体２；フエノトリン１ｒｒｇを含有するアセトンの１
ｍｌ溶液。

検体３；カルバリル１■を含有するアセトンの１ｍｌ溶
液。

検体４；ペルメトリン１■を含有するアセトンの１ｍｌ
溶液。

検体５；ペルメトリン２■を含有するアセトンの１ｒ＋
ｔＱ溶液。

検体６；ヒノキチオール１＋Ｔｇを含有するアセトンの
１ｍｌ溶液。

検体７：ヒノキチオール６ｍｇを含有するアセトンの１
ｍｌ溶液。

検体８：ｄ−レスメトリンｌｆ１ｇとヒノキチオ−４３
ｍｇを含有するアセトンのｌ＋ｎｌ！溶液。

検体９；フェノト１）ン１ｔとヒノキチオール３■を含
有するアセトンの１ｍｌ溶液。

検゛イ本１０；カルバリル１■とヒノキチオール３■を
含有するアセトンの１ｍｌ溶液。

検体１１；ペルメトリン１■とヒノキチオール３■を含
有するアセトンの１ｍｌ溶液。

検体１２．ペルメトリン１■とヒノキチオール５■を含
有するアセトンの１ｍｌ溶液。

検体１３；ペルメトリン１■とヒノキチオール１０ｒｒ
ｇを含有するアセトンの１ｍ１ｌ溶液。

検体１４；ペルメトリンｌ＋ｙｇとヒノキチオール１５
■を含有するアセトンの１ｍｌ溶液。

検体１５；ペルメトリン１■とヒノキチオール２５■を
含有するアセトンのｌｒｄ溶液。

（供試動物）ケナガコナダニ；　マス用粉末飼料（オリエンタル酵母
社製）：乾燥酵母（朝日麦酒社製）−４＝１を配合した
培地中で飼育したものを用いた。

（試験方法）各検体を、塩化ビニル製カップ（直径９　ｃｍ　）に入
れた培地［マス用粉末飼料（オリエンタル酵母社製）：
乾燥酵母（朝日麦酒社製）−４：１］９ｇ中に添加し、
十分均一になるように良く混合した後、アセトンを完全
に揮散させる。その培地中にケナガコナダニの生息して
いる飼育培地（２００〜５００匹／ｇ）を１ｇ投入し、
良く攪拌して２５°Ｃ２湿度８０％の環境下に保存し、
２週間後この処理した培地の内から１１００ｔ１を採取
し、その中に生息するケナガコナダニの数を実体顕微鏡
下で計数した。各区でのダニ数を無処理区（アセトンの
みを処理したもの）のダニ数と比較して次式によりダニ
駆除率を立川した。

（結果）試験例２（検体）実施例１のエアゾール剤。

（供試動物）ケナガコナダニ；　マス用粉末飼料（オリエンクル酵母
社製）：乾燥酵母（朝日麦酒社製）−４：１を配合した
培地中で飼育したものを用いた。

コナヒゴウダニ；　マス用粉末飼料（オリエンタル酵母
社製）：乾燥酵母（朝日麦酒社製）−４：１を配合した
培地中で飼育したものを用いた。

（Ｆ、Ｉｔ験方法）内径１５ｃｍのガラスポット底面に拵製水を含浸させた
脱脂綿を敷き、その上に高さ５ｃｍのカップを置き、カ
ーペット（厚さ５ｍ、１０Ｘ１０Ｘ１０をのせた。ガラ
スポットの上面をビニールで覆い１日放置して十分にカ
ーペットが含水する状態にした。次いで、各々のカーペ
ット上にケナガコナダニまたはフナヒョウダニの良く生
息した飼育培地（２００〜５００匹／ｇ）を約１ｇ散布
した。但し、フナヒョウダニ区は生息にあった湿度を得
る為に、含水脱脂綿を除去した。３０後カーペット表面
の培地を軽く振り落とし、実体顕微鏡を用いて、カーペ
ットにダニが生息していることを確認する。高さｚｏｃ
ｍの位置から製造した発明品を２秒間噴霧し、１４日後
に各試験区の観察を行なった。　尚、表面のダニは、２
．５Ｘ２．５ｃｍのセロテープで接若し、実体顕微鏡下
で生ダニ数を計数した。内部のダニは、視野法（Ｘ２０
）により３〜５箇所の生ダニを調査した。その各々のダ
ニ数から次式によりダニ駆除率を立川した。

（結果）

Claims

【特許請求の範囲】

１）ピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤またはカ
ーバメイト系殺虫剤１重量部に対し、ヒノキチオール３
〜２５重量部を配合してなるダニ駆除組成物。