JPH01242050A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 生体中に超音波を送信し、生体からの反射エコーを受信
することにより、生体断層像を得る超音波診断装置に関
し、 生体内からの反射エコー信号の強度が閾値よりも強い場
合に、虚像位置にマーク付けし、医師などが容易に実像
と虚像とを区別し得るようにすることを目的とし、 超音波受信信号の強度が所定の閾値を超えた場合に、探
触子＋１１の素子ピンチから虚像位置を算出し、超音波
断層像上のこの算出した虚像位置にマーク表示を行うよ
うに構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、生体中に超音波を送信し、生体からの反射エ
コーを受信することにより、生体断層像を得る超音波診
断装置に関するものである。

〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕アレイ
型探触子を具備した超音波診断装置は、第５図（ロ）に
示すように、アレイ型探触子を構成する素子ピッチｄと
、第５図（イ）に示すグレイティングローブ２１と呼ば
れる不要超音波ビームの放射角度θ、との間に、下式（
１１が成立する。

ｓｉｎ　θ７−ｎλ／ｄ　・　・　・　・　・　・　・
　・　・　・ｉｌ＋ここで、λは超音波の波長 ｎ−１，２，３・・・からなる整数 この式（１１で表されるグレイティングローブ２１が、
メインプローブ２２の他に発生している場合、第６図（
ロ）に示すように、超音波断層像上に実像の他に、アー
チファクトと呼ばれる虚像が現れる。この虚像を発生さ
せるグレイティングローブ２１は、アレイ型探触子の素
子ピッチｄを微細にし、素子ピッチｄく波長λとすれば
、発生しない。

しかし、素子ピッチｄの微細化に伴う送受信回路の数の
増加、コストの増加などの理由により、グレイティング
ローブ２１の発生を容認しているのが現状である。

従来、上述したグレイティングローブ２１が発生する超
音波診断装置を使用する医師などは、超音波断層像を見
て、経験により、実像と虚像とを区別しなければならな
いという問題点があった。

尚、第６図（イ）を用いて、第６図（ロ）虚像が現れる
理由を簡単に説明する。

第６図（イ）において、メインローブ２２を用いて図示
ＭＬＭ２、Ｍ３に示すように超音波の送受を走査する態
様で順次行った場合、グレイティングローブ２１によっ
て図示Ｇ１、Ｇ３の方向についても合わせて同時に超音
波の送受が行われる。このため、あたかも図示ＭＬＭ３
に対応する位置に図示Ｇｌ、Ｇ３の方向に存在する超音
波反射媒体が存在するかのように見える。この結果とし
て、第６図（ロ）に示すように実像の他に虚像が超音波
断層像上に現れてしまう。

本発明は、生体内からの反射エコー信号の強度が閾値よ
りも強い場合に、虚像位置にマーク付けし、医師などが
容易に実像と虚像とを区別し得るようにすることを目的
としている。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図を参照して問題点を解決するための手段を説明す
る。

第１図において、探触子１は、メインローブの他にグレ
イティングローブを発生するアレイ型の探触子であって
、媒体に対して超音波を放射および受信するものである
。

比較器４は、受信して増幅した超音波信号の値が、閾値
３より大きいか否かを比較するものである。

虚像位置演算部５は、虚像位置を算出するものである。

〔作用〕

本発明は、第１図に示すように、比較器４によって、探
触子１を用いて受信した超音波信号の大きさが所定の閾
値３によりも大きいと判別された場合に、虚像位置演算
部５が虚像の現れる虚像位置を算出し、ＣＲＴＱ上の超
音波断層上にマークつけするようにしている。

従って、医者などが超音波断層上に表示された虚像位置
を示すマークを見て、経験に頼ることなく、容易に実像
と虚像との区別を行うことが可能となる。

〔実施例〕

次に、第１図から第４図を用いて本発明の１実施例の構
成および動作を順次詳細に説明する。

第１図において、送受信回路２は、探触子１から超音波
信号を生体に放射させたり、反射して探触子１によって
受信した超音波１３号（エコー信号）を増幅などするも
のである。

閾値３は、受信した超音波信号のうち、ある値以上のも
のについて、虚像位置にマークつけさせるための可変し
得る値である。

世較器４は、受信した超音波信号が、閾（！３よりも大
きいか否かを比較するものである。

制御部６は、各種制御を行うものである。

ＤＳＣ（ディジタル・スキャン・コンバータ）及びフレ
ームメモリ７は、受信した超音波信号に基づいて、ＴＶ
画像信号を生成すると共に、これを保持するものである
。

表示回路８は、ＤＳＣ及びフレームメモリ７中のフレー
ムメモリから読み出した画像信号、および虚像位置演算
部５によって演算された虚像位置に対してマークをＣＲ
ＴＱ上に表示するものである。

次に、第２図フローチャートに示す順序に従って、第３
図および第４図を用いて、第１図構成の動作を詳細に説
明する。

第２図において、図中■は、数値θの設定を行う、これ
は、アレイ型の探触子１が放射するグレイティングロー
ブの角度θ（メインローブとグレイティングローブとの
間の角度θ）について予め求めたものを本発明に係わる
超音波診断装置に設定することを意味している。

図中■は、反射エコーの強度が閾値以上か否かを判別す
る。これは、第１図比較器４が探触子ｌおよび送受信回
路２によって受信・増幅された超音波信号の強度が、閾
値３以上の信号部分が存在するか否かを判別することを
意味している。ＹＥＳの場合（閾値３以上の超音波信号
が存在した場合）には、図中■ないし■を実行する。Ｎ
Ｏの場合には、図中■を繰り返す。

図中■は、反射エコーの時間差からＬを求める。

これは、例えば探触子ｌによって超音波を放射してから
反射エコー信号を受信するまでの時間差から深さＬを算
出することを意味している。例えば第３図（イ）実像ま
での深さＬを算出する。

図中■は、虚像位置を算出する。これは、例えば第３図
（イ）に示すように、メインロープの他に存在するグレ
イティングローブによって現れる虚像位置を算出するこ
とを意味している。第３図（イ）において、メインロー
プＭｌによる実像の深さは図中■によって深さＬとして
算出されたから、グレイティングローブＧ２の角度θと
すると、図示のように距、１ｌｌｘだけ翻れた位置、か
つ深さＬ゛の位置に虚像が現れる。これらＸおよびり。

は、第３図（ロ）に示す式（２）、（３）によって算出
される。この式（２）に、図中■で設定したθ、および
図中■で算出したＬを代入することにより、距離Ｘが算
出される０次に、式（３）に、口中■で算出したしおよ
び図中■で設定したθを代入することにより、Ｌ′が算
出される。従って、第３図（イ）虚像位置は（ｘ、　Ｌ
’　）として算出される。

図中■は、虚像の出る位置（ｘ、　Ｌ’　）にマークを
付ける。これは、第４図図中の虚像の位置にマーク“×
”を表示させることを意味している。

また、マーク“×”の代わりに、虚像を囲む閉曲線、色
などを用いて虚像である旨を表示するようにしてもよい
。

以上の処理によって、第４図から判明するように、超音
波断層像上で目立ち易い、ある閾値以上の強いエコー信
号に対して計算によって求めた虚像位置にマークを自動
的に表示することにより、医者などが経験に頼ることな
く、容易に実像と虚像とを区別することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、探触子１を用い
て受信した超音波信号の大きさが所定の閾値３によりも
大きい場合に、虚像位置演算部５が虚像の現れる虚像位
置を算出して超音波断層上にマーク表示する構成を採用
しているため、医者などが超音波断層上に表示された虚
像位置を示すマークを見て、経験に頬ることなく、容易
に実像と虚像との区別を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例構成図、第２図は本発明の動
作説明フローチャート、第３図は本発明に係わる虚像位
置算出説明図、第４図は本発明に係わるマーク付は例、
第５図は超音波素子の送受信特性例、第６図は従来技術
の説明図を示す。 図中、１はアレイ型の探触子、３は閾値、４は比較器、
５は虚像位置演算部、８は表示回路、９はＣＲＴを表す
。 オ（撥−日月の勤イ丁官愛−日月フローナヤート方　　
２　　閃

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 生体中に超音波を送信し、生体からの反射エコーを受信
   することにより、生体断層像を得る超音波診断装置にお
   いて、 超音波受信信号の強度が所定の閾値を超えた場合に、探
   触子（１）の素子ピッチから虚像位置を算出し、超音波
   断層像上のこの算出した虚像位置にマーク表示を行うよ
   うに構成したことを特徴とする超音波診断装置。