JPH0124108Y2 - - Google Patents

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JPH0124108Y2
JPH0124108Y2 JP1986072138U JP7213886U JPH0124108Y2 JP H0124108 Y2 JPH0124108 Y2 JP H0124108Y2 JP 1986072138 U JP1986072138 U JP 1986072138U JP 7213886 U JP7213886 U JP 7213886U JP H0124108 Y2 JPH0124108 Y2 JP H0124108Y2
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pressing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はズボン等を人体に止めるとき使用され
るベルトとバツクルとよりなるベルト装置に関す
る。
〔考案の概要〕
本考案のベルト装置においては、バツクルがベ
ルトを内部に二重に挿通できるようになされると
ともに、ベルトがいずれの端部をも外側にできる
ようになされる。
〔従来の技術〕
第9図は従来のベルト装置の構成を表してい
る。同図におけるバツクル1にはその中央に係止
部2が形成され、この係止部2にベルト3の一方
の端部が係止されている。この端部は縫合されて
おり、係止部2から離脱できないようになつてい
る。また係止部2にはピン4が回動自在に係止さ
れており、ベルト3の他方の端部に複数個形成さ
れた孔5のうちの任意のものに挿通することによ
り、ベルト3を所望の長さにして使用することが
できるようになつている。
斯かる構成のバツクルにおいては、使用者の身
体が太つたり、あるいは痩せていたりして、既存
の孔5だけでは長さが調節できなくなつたような
場合、孔5を新たに形成しなければならない。し
かしながら一般使用者が斯かる孔5をきれいに形
成することは困難である。
そこで第10図に示すような構成のバツクルが
案出されている。同図におけるバツクル1にはフ
ランジ11が設けられ、そこに押圧部12が回動
自在に支持されている。押圧部12にはさらに係
止部13が回動自在に支持されている。係止部1
3には止金14が装着されており、ベルト3の一
方の端部を任意の位置で切断し、係止部13に挿
入したとき、鋸歯状部15により係止できるよう
になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第10図に示した構成のバツクルは、ベルトの
切断面が係止部13の内部に隠されるため、第9
図に示したバツクルに較べ、使用者が比較的容易
に体裁よくその長さを調節することができる。し
かしながらベルトの一端を切断してしまうため、
使用者が太つたような場合には最早ベルトを長く
することができない欠点があつた。また鋸歯状部
15の先端は押圧部12の先端に較べて鋭利に形
成されており、ベルトを損傷する欠点があつた。
さらにベルトを使用する位置が常に同じとなり、
長年使用しているとベルトが塑性変形する欠点が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はベルトと、ベルトが挿通されるバツク
ルとからなるベルト装置において、バツクルは、
人体側に配置される第1の平面部と、人体から離
れる側に配置される第2の平面部と、ベルトの右
側の端部を該第1及び第2の平面部の右側から内
部に挿通し、左側から送り出し、かつベルトの左
側の端部を第1及び第2の平面部の左側から内部
に挿通し、右側から送り出すことができるよう
に、第1の平面部と第2の平面部とを結合する結
合部と、ベルトを任意の位置で押圧する押圧部と
を備え、ベルトは、2つの該端部のうちいずれを
も外側にできるように両方の該端部が装丁されて
いることを特徴とする。
〔作用〕
バツクルの第1の平面部と第2の平面部が結合
部により結合され、第1の平面部と第2の平面部
の間にベルトが二重に挿通される。ベルトの端部
は両方ともバツクルの内部に留まることなく反対
側に送り出される。ベルトはその両端部がいずれ
を外側にしてもよいように装丁されているので、
押圧部により任意の位置で押圧される。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本考案のベルト装置の構成
を表している。同図において21,22は相互に
対向する平面部であり、平面部21が使用者の人
体側に、また平面部22が人体と離れる側に各々
配置される。平面部21,22は、例えば金属等
により構成される。平面部21,22は図におい
ては所謂平面状に表現されているが、例えば人体
の形状に沿うように、若干の曲率で曲がる曲面状
に形成することができる。23は結合部であり、
平面部21と平面部22をその上下において一体
的に結合している。24は押圧部であり、その上
下の面25の中心にピン26が植設され、ピン2
6が結合部23の孔27に嵌入されているので、
回動自在になつている。28は結合部23(又は
平面部21若しくは22)と押圧部24の間に張
設されたスプリングであり、押圧部24を図中時
計方向に付勢している。29はストツパであり、
非使用状態においてスプリング28に付勢された
押圧部24を所定位置に係止する。31は平面部
21又は22に固定されたガイドであり、平面部
21又は22との間に空間部32を形成し、そこ
に挿通されるバンド3が、ストツパ29と当接し
ないようにその位置を規制している。33は押圧
部24のベルト3と当接する位置に形成された波
形部である。
しかしてその使用状態を説明するに、先ずベル
ト3を例えばズボンのベルト止内に挿通する。次
にベルト3の左側の端部をバツクル1の平面部2
1とそのガイド31とにより形成される空間部3
2の内部に挿通する。端部が押圧部24に当接し
たときベルト3をさらに押し込むと、スプリング
28の付勢力に抗して押圧部24が反時計方向に
回動する。ベルト3の端部をさらに平面部21の
反対側(右側)の空間部32内に挿入して、所望
の位置まで送り出す。
次に同様にしてベルト3の右側の端部を平面部
22側の空間部32内に挿入する。このときも押
圧部24はベルト3の端部に押圧され、反時計方
向に回動する。ベルト3の端部を所定位置まで送
り込んだとき、両方の端部を掴んでさらに身体に
巻き付くように若干引張つた後手を離す。すると
ベルト3は身体への巻き付けを解除する方向に戻
ろうとする。すなわち第2図において矢印で示す
方向にベルト3が若干移動する。押圧部24はス
プリング28により時計方向に付勢されているの
で、その波形部33がベルト3の表面に押圧され
ている。従つて波形部33とベルト3との間に摩
擦力が発生し、この摩擦力により押圧部24に回
転モーメントが発生する。その結果押圧部24は
時計方向に回動する。押圧部24は時計方向に回
動すると、押圧部24の波形部33と平面部2
1,22との距離が小さくなるように構成してあ
るので、ベルト3は押圧部24と平面部21,2
2との間に押圧、挾持される。波形部33の断面
形状は必ずしも波形である必要はなく、所望の摩
擦力が得られる形状に選定すればよいが、できる
だけベルト3に損傷を与えない形状にすることが
好ましい。従つて原理的にはスプリング28は必
ずしも必要でないがスプリング28の付勢力によ
り摩擦力を大きくし、その分波形部33の形状を
鋭利でないものにするのがよい。
ベルト3を外すときは、ベルト3を一旦より巻
き付ける方向に引張つて、押圧部24を反時計方
向に回動させる。そして大きな摩擦力が発生しな
いようにしてベルト3を引き出す。
バツクル1をこのような構成にすると、ベルト
3を所定の位置で切断する必要がない。従つて太
つたり、痩せたりした場合においてもベルト3に
何等の変更を加えることなく長さの調節が可能と
なる。またバツクル1は平面部21,22を平面
状に形成した場合面対称となるから、平面部21
を外側(平面部22を内側)に向けて使用するこ
とも可能である。従つて例えば平面部21,22
の各表面とベルト3の表裏を各々リバーシブルに
使用可能な状態に装丁すれば、4種類の組み合わ
せが可能になる。
さらにベルト3として、例えば第7図bに示し
たように、一方の端部が切断され、他方の端部が
きれいに装丁されているものを用いることも可能
であるが、この場合切断側は常に人体側に用いな
ければならなくなる。ベルトは常に同じ位置で長
時間使用すると塑性変形する。そこで第7図aに
示すように両方の端部がきれいに装丁されたベル
トを用い、使用(押圧部24で押圧)する位置
(方向)を随時変化させ、塑性変化を防止するよ
うにするのが好ましい。またこのようにすればベ
ルトを使用できる時間も長くなる。
第4図は本考案の他の実施例を表している。第
1図及び第2図の実施例においては、ベルト3を
平面部21側に押圧する押圧部24と平面部22
側に押圧する押圧部24とが一体的に形成されて
いるが、この実施例においては独立に形成されて
いる。このように構成することによりバツクル1
の厚さをより薄くすることが可能となる。また前
の実施例においてはベルト3の一方の端部をバツ
クル1から離脱させると他方の端部も離脱させる
ことになるが、この実施例においては、その取り
外しを相互に独立に行うことができる。
第5図は、前2者の実施例が、平面部21と2
2の間に二重に挿通されたベルト3を各々1枚づ
つ押圧するようにしているのに対し、2枚を一緒
に押圧するようにした実施例を表している。この
実施例もより薄型化を図るのに適している。
以上の実施例においては押圧部24が平面部2
1,22と独立に構成されているが、第6図は、
平面部21,22に押圧部24(波形部33)を
一体的に構成した実施例を表している。この実施
例においてはまた、平面部21,22と結合部2
3が軸41を介して回動自在に結合されており、
平面部21と平面部22とは平行移動して相互に
位置が変更できるように構成されている。
この場合結合部23が平面部21に対して略垂
直となるまで平面部22を平行移動する。このと
き平面部21と平面部22との距離が最も長くな
り、ベルト3の挿通が容易となる(第6図b)。
平面部21と平面部22の間にベルト3の両方の
端部を各々挿通した後、平面部22を図中右方向
に移動させ、押圧部24(波形部33)をベルト
3の表面に当接させる。ベルト3が図中矢印で示
す方向に緩もうとすると、摩擦力により平面部2
1は右方向に、平面部22は左方向に、各々移動
しようとする。その結果両者の距離がますます短
くなり、ベルト3は両者の間で押圧、挟持され
る。摩擦力をより充分なものとするため、結合部
23を平面部21又は22の軸41を中心に時計
方向に回動するようにスプリング(図示せず)で
付勢してもよい。
この実施例は薄型化を図ることができるばかり
でなく構成を簡略化することができる。
第8図はさらに他の実施例を表わしている。こ
の実施例においては平面部22にフランジ部51
が設けられ、フランジ部51の孔52に第1の押
圧部24Aのピン53が挿入され、第1の押圧部
24Aは平面部22に対して回動自在となつてい
る。また平面部21のピン54が第1の押圧部2
4Aのピン53の反対側に形成された孔55に挿
通され、平面部21は第1の押圧部24Aに対し
て回動自在になつている。すなわちこの実施例に
おいては孔52、ピン53、孔55、ピン54に
よつて結合部が構成されている。平面部21には
切欠部56を有するフランジ部57が形成され、
そこに係止部58を有する第2の押圧部24Bが
脱着自在となつている。第2の押圧部24Bはそ
の一辺を平面部21に回動自在に結合しておき、
他方の辺のみを平面部21に係止するようにして
もよい。
使用時においては先ず第2の押圧部24Bを平
面部21から取り外し、ベルト3の一方の端部を
平面部21に挿通する。ベルト3を所定位置まで
挿通したとき、第2の押圧部24Bを切欠部56
で位置決めされるようにして平面部21の方向に
押圧する。すると第2の押圧部24Bは弾性変形
して、その係止部58が平面部21の裏側に係止
される。この状態においてベルト3が第2の押圧
部24Bと平面部21との間に押圧、挟持され、
固定される。次にベルト3の他方の端部をベルト
3の一方の端部と平面部22との間に形成される
空間部に挿通する。ベルト3の他方の端部をさら
に若干引いた後、手を離すと、ベルト3は図中矢
印方向に戻ろうとする。このとき押圧部24Aの
波形部33とベルト3との間の摩擦力により押圧
部24Aが図中時計方向に回動する。その結果ベ
ルト3は押圧部24Aと平面部22との間に押
圧、挟持され、固定される。この実施例において
はベルト3の一方の端部を常に確実にバツクル1
に固定しておくことができ、操作性が向上する。
尚本考案は腕時計を支持する場合等にも応用が
可能である。
〔効果〕
以上の如く本考案によれば、バツクルをベルト
の左右の端部が両方とも反対側に送り出されるよ
うに構成するとともに、ベルトの左右の端部を両
方とも装丁するようにしたので、痩せた場合はも
とより太つた場合でもベルトに変更を加えること
なく長さの調節が可能となる。また永年使用して
もベルトの塑性変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバツクルの斜視図、第2図は
その平断面図、第3図はその波形部の拡大斜視
図、第4図乃至第6図はその他の実施例の平断面
図、第7図はそのベルトの平面図、第8図は他の
実施例の斜視図、第9図は従来のベルト装置の斜
視図、第10図は従来の他のベルト装置の分解斜
視図である。 1……バツクル、3……ベルト、11……フラ
ンジ部、12……押圧部、13……係止部、14
……止金、21,22……平面部、23……結合
部、24……押圧部、26……ピン、27……
孔、28……スプリング、29……ストツパ、3
1……ガイド、32……空間部、33……波形
部、41……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ベルトと、該ベルトが挿通されるバツクルと
    からなるベルト装置において、 該バツクルは、人体側に配置される第1の平
    面部と、該人体から離れる側に配置される第2
    の平面部と、該ベルトの右側の端部を該第1及
    び第2の平面部の右側から内部に挿通し、左側
    から送り出し、かつ該ベルトの左側の端部を該
    第1及び第2の平面部の左側から内部に挿通
    し、右側から送り出すことができるように、該
    第1の平面部と該第2の平面部とを結合する結
    合部と、該ベルトを任意の位置で押圧する押圧
    部とを備え、 該ベルトは、2つの該端部のうちのいずれを
    も外側にできるように両方の該端部が装丁され
    ていることを特徴とするベルト装置。 (2) 該第1の平面部と該第2の平面部、並びに該
    ベルトの表側と裏側は、各々リバーシブルに使
    用できるように装丁されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のベルト
    装置。
JP1986072138U 1986-05-13 1986-05-13 Expired JPH0124108Y2 (ja)

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JP1986072138U JPH0124108Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

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JPS6334120U JPS6334120U (ja) 1988-03-04
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JPS5925243Y2 (ja) * 1978-02-21 1984-07-25 有限会社ホシナ産業 止具

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