JPH0123934B2 - - Google Patents

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JPH0123934B2
JPH0123934B2 JP55080171A JP8017180A JPH0123934B2 JP H0123934 B2 JPH0123934 B2 JP H0123934B2 JP 55080171 A JP55080171 A JP 55080171A JP 8017180 A JP8017180 A JP 8017180A JP H0123934 B2 JPH0123934 B2 JP H0123934B2
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JP
Japan
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coil
substrate
recess
coil device
electrode layer
Prior art date
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JP55080171A
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English (en)
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JPS577112A (en
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Hidetoshi Ito
Minoru Higure
Hisashi Osada
Shigemoto Ikeda
Shigeru Pponma
Yoshinobu Sasaki
Kyoshi Shimozawa
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TDK Corp
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TDK Corp
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Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくともコイルLとコンデンサC
とを有する複合形回路部品及びその製造方法に関
するものである。
従来の複合形回路部品として第1図に示すよう
なものを挙げることができる。即ち、この回路部
品は誘電体からなる基板21の辺部に2つの凹部
21a,21aを形成し、該凹部より大きい直径
を有するフランジ部を備えた鼓状コアを備えたコ
イル装置22,22のコイル溝の一部を該凹部に
挿入し、前記コイルから引き出される4本のコイ
ル端末22aを基板21の底辺部に形成された4
個の凸起部21bにそれぞれ絡げて張設すること
によつて前記コイル装置を固定し、該コイル端末
22aと各電極23及び各電極部分に配置された
リード線24とを同時に接続してなるものであ
る。尚、25は基板21の裏面に形成された電極
であり、表裏の電極によつて挾まれた部分がコン
デンサとして機能する。このような回路部品によ
れば、装置の薄型化及び製造の容易化、更には電
気的特性の向上が図れるという効果を有する。
しかしながら、前記回路部品においてはコイル
装置22の固定のためにコイル端末22aを基板
の凸部21bに絡げるようにしているため工数が
かかり、又、基板21自体の薄型化の傾向に伴な
い前記絡げの際の基板割れが生ずるいう問題を有
する。又、電気的特性の高級化に伴ない1つの回
路基板に取付けられるコイル装置22の数が多く
なつて来ており、これに応じて絡げ用凸部21b
の数も増加するため、リード線24間の短絡事故
を生じさせることのないような配慮を必要とし、
このために必然的にリード線24の取付位置等が
制約されるという問題がある。更に、組立後の電
気的特性の調整のために基板21上に取着された
電極23を削り取つてコンデンサの容量値を調整
する作業がしばしば必要になるが、前記従来装置
では電極23上にコイル端末22aが走つている
ため、これを断線させる虞れがあるので、特に特
性調整用の電極を選定する配慮が必要となるとい
う問題があつた。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであ
り、前述した問題点を一挙に解決することによ
り、信頼性の向上を図ると共に、製造の容易化を
図ることができる複合形回路部品とその製造方法
を提供することを目的とするものである。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
第2図は本発明に使用されるコイル装置と基板
の構造を示す一実施例斜視図である。同図におい
て1はセラミツク基板等からなる基板であり、3
はコイル装置である。前記コイル装置3は、その
捲体3aの形状が周側面の一部に平坦面3bを有
する略円柱状を成し、その中央部にコイル4が巻
回されている。又、このコイル装置3の捲体3a
の両端面には、それぞれの中心部を通ると共に前
記平坦面3bに直交する方向に向つて切溝3c,
3cが形成されている。又、各切溝3c,3cに
は、その内面において例えば導電ペーストの焼付
け或いは金属箔の被着等によつて形成される薄膜
状の導電層5が設けられており、このような各切
溝3c,3c内にはコイル4からそれぞれ同一方
向に引き出されるコイル端末4a,4aが、捲体
3aの平坦面3b側から前記導電層5上を這うよ
うにして載置されている。この場合、コイル端末
4a,4aには予備半田が付される。この予備半
田時の加熱によりコイル端末に施されていた絶縁
被膜が剥離され、導電部が露出されることにな
る。又、これと同様に必要に応じて前記捲体3a
の平坦面3bにおけるコイル端末4a,4bの引
き出し部には耐熱性接着剤6,6が適宜手段によ
り塗布される。一方、基板1の辺部には前記コイ
ル装置3の各切溝3c,3cを挿入し得る間隔を
有する一対の対向辺2a,2aを備えた凹部2が
形成されており、かつこれらの対向辺のそれぞれ
には、その端部に迄亘つて電極層1a,1aが印
刷又は蒸着等により延在形成されている。尚、前
記コイル装置3に形成された各切溝3c,3cの
溝幅は略基板1の板厚(電極層1aの膜厚は基板
1の板厚に対して無視できる程度である)と同等
若しくはそれよりも僅かに広くなるように設定さ
れ、これにより基板1に対するコイル装置3の固
定配置を確実に行なうようになつている。
第3図は前記基板1の全体構造の一実施例を示
す斜視図である。この基板1はその辺部に前述の
ような構成からなる2個の凹部2,2が形成さ
れ、表面には所定の間隔を置いて3個の電極層1
a1,1a2,1a3が印刷又は蒸着より形成されてお
り、裏面には前記表面の各電極層1a1〜1a3の全
てに対応するような幅広の電極層1a4が形成され
ている。尚、前記表面に形成された電極層1a1
1a3は前記凹部2,2の各対向辺の端部に迄亘る
ように延在形成されている。又、7a〜7cは後
述する製造段階で前記各電極層に接続されるリー
ド線である。尚、この基板の裏面に形成された電
極層が凹部2の対向辺部分に迄延在形成される場
合もある。
次に、前記各部材を組立てて複合形回路部品を
製造する方法を工程順に説明する。
前記第2図に示したコイル装置3を得るには、
平坦面3bを有する略円柱体状の捲体3aの中央
コイル巻回部に所定数のコイル4を巻回した後、
そのコイル端末4a,4bを平坦面3b方向から
引き出し、それを折曲して捲体3aの両端の切溝
3c,3c内に形成された導電層5上を這わせる
ようにし、そのコイル端末4a,4aの折曲部近
傍の平坦面3bに耐熱性接着剤6,6を塗布す
る。
このようにして得られたコイル装置3を2個用
意し、前記基板1の2個の凹部2,2内に前記コ
イル装置3,3の平坦面が基板凹部の係止片2
c,2cに対向するようにして挿入配置する。こ
のとき、コイル装置3の切溝3c,3cの相対間
隔及び溝幅は前述の如く、基板1の凹部2に適合
し得るように設計されているので、前記挿入は円
滑に行なわれることになり、かつ平坦面3bと凹
部の係止辺2cとは耐熱性接着剤6を介して接着
されることになるので両者の固定は確実に行なわ
れ、次の工程のために装置を移動させた場合でも
基板1からコイル装置が脱落してしまうような虞
れは全くない。又、捲体3aには平坦面3bが形
成されているので挿入の際の位置決めが極めて容
易になる。尚、前記挿入固定の際には基板1の凹
部2の対向辺2aとコイル装置3の切溝3c上に
形成された導電層5との間にコイル端末4aが挾
持されることになる。
そして次に、第3図に示したような装置本体
(図示せず)に固定されて先端部が突出している
リード線7a〜7cに前記基板1を挾持させる。
即ち、両側のリード線7a,7cが基板1の表面
における両端部の電極層1a1,1a3にそれぞれ当
接するようにし、中央のリード線7bが基板1の
裏面に形成された電極層1a4に当接するようにし
て基板1をリード線に挾持させる。
しかる後、このようにして得られた装置全体を
予熱して半田浴槽(図示せず)内に浸漬する。こ
のようにすると、各切溝3C,3C内の導電層5
及びコイル端末4aは基板1の電極層と半田付さ
れ、同時に電極層とリード線とが半田付されるこ
とになる。
このときコイル装置は前記耐熱性接着剤により
基板に固定されているので、半田処理時に倒立状
態となつても基板から脱落することはない。ま
た、前述の如くコイル端末に予備半田が施されて
絶縁被膜部分が剥離されているので、コイル端末
と電極層との電気的接続は確実に行われる。
このようにして、第4図に示すような複合形回
路部品が得られる。この装置は例えばその等価回
路を第5図に示すような低域通過フイルタ(ロー
パスフイルタ)となる。
本発明は前記実施例に限定されず、種々の変形
が可能である。例えば、コイル装置3の構造につ
いては、第6図及び第7図に示すように、捲体3
aの両端に形成された切溝3cを基板1の凹部2
に挿入される側を幅広として形成し、その内面に
導電層5を設けることによつて挿入作業の容易化
を図るようにしてもよい。又、第8図に示すよう
に切溝3cに形成される導電層5を平坦面3bと
直交する側とは反対側に一部のみ残るようにして
導電層形成作業の簡略化及び材料の節減を図るよ
うにするとか、或いはコイル端末4aの引出し面
に円弧部Rを設けて基板1の凹部に挿入される際
のコイル端末4aの断線を防止する等の方法が考
えられる。尚、前記実施例におけるコイル装置3
は全て挿入時の位置決めに便利な平坦面3bを設
けたものであるが、必ずしもこれに限定されず例
えば第9図に示すように単なる円柱形状としても
よいし、その他の形状であつてもよい。更に、基
板1については、例えば第10図に示すように凹
部2の対向辺2a端部に円弧部Rを形成し挿入作
業の一層の容易化を図つてもよい。
尚、前記実施例ではコンデンサCが3個形成さ
れ、コイル装置Lを2個使用したローパスフイル
タについて述べたが、単体のLC回路であつても
よいし、又、更に多くのコンデンサやコイル装置
が使われる装置であつてもよいことは言う迄もな
い。
以上のような本発明によれば、捲体の切溝にコ
イル端末をセツトした状態で基板の凹部に挿入固
定することができるから、従来のように基板の凸
部にコイル端末を絡げる作業が全く不要となり大
幅な工数の低減化が図れると共に、絡げによる基
板の割れというような事故が無くなる。切溝内に
導電層が設けられていることにより、半田付時
に、導電層と電極層1aに半田が付着して、導電
層上のコイル端末が基板の電極層に確実に電気的
に接続される。
又、従来は基板底面の凸部にコイル端末を絡げ
ていたので本体のリード線がそこに接触して短絡
事故を起す危険性があつたが、本発明においては
コイル端末が基板の凹部で半田付されているため
前記危険性は全くなく、従つてリード線の位置決
めの自由度が増大すると共に、組立中における短
絡事故が激減する。
更に、従来はコイル端末が電極層上を走つてお
り、高精度の特性の要求の基に特性のバラツキを
無くすため基板上の電極層を削り取つて調整を行
なう場合にコイル端末を断線させないように細心
の柱意を払わなければならなかつたが、本発明で
は自由に電極層に加工を施すことができるので容
易に電気的特性の向上を図ることができる。
従つて、本発明によれば、信頼性の向上が図れ
ると共に、製造の容易化が図れ、特に組立時の自
動化に極めて有効な複合形回路部品及びその製造
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一例を示す正面図、第2図
は本発明に用いられるコイル装置と基板の構造の
一実施例を示す斜視図、第3図は本発明に使用さ
れる基板の全体構造の一実施例を示す斜視図、第
4図は本発明装置の組立状態の一実施例を示す正
面図、第5図はその等価回路図、第6図乃至第9
図は本発明に用いられるコイル装置の他の実施例
を示す斜視図、第10図は本発明に用いられる基
板の他の実施例を示す斜視図である。 1……基板、2……凹部、3……コイル装置、
3a……捲体、3c……切溝、4……コイル、4
a……コイル端末、5……導電層、6……接着
剤、7a〜7c……リード線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンデンサ電極層が表裏に形成され、辺部に
    凹部が形成されると共に、前記表裏面の電極層が
    前記凹部の対向辺に延在形成されてなる誘電体基
    板と、コイル及びコイル端末を有する捲体の両端
    面に前記基板の凹部に係合される切溝が形成さ
    れ、該各切溝内に導電ペースト又は金属箔からな
    る導電層が形成され、かつ該各導電層上にそれぞ
    れ同一方向に引き出される前記コイル端末が載置
    されてなるコイル装置と、前記基板の各電極層及
    び前記コイル端末と電気的に接続されるリード線
    とを具備することを特徴とする複合形回路部品。 2 前記コイル装置には前記基板の凹部に挿入さ
    れる際に鍔部の周面と凹部の底面とが接するよう
    な平坦部が設けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の複合形回路部品。 3 捲体の両端面に切溝を設け、該各切溝内に導
    電層を形成し、該各導電層上にそれぞれ同一方向
    に引き出されるコイル端末を載置することによつ
    てコイル装置を構成する一方、基板の辺部に凹部
    を形成すると共に基板の表裏にコンデンサ電極層
    を形成し、このコンデンサ電極層のいずれか一方
    を前記凹部対向辺迄延在形成し、前記コイル装置
    を基板凹部内に挿入固定し、基板の電極層にリー
    ド線を当接させて挟持し、前記コイル端末と電極
    層及びリード線を同時に半田付することを特徴と
    する複合形回路部品の製造方法。 4 前記基板の凹部にコイル装置を挿入する際に
    耐熱性接着剤を用いて両者を固定したことを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の複合形回路部
    品の製造方法。
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