JPH0123760Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0123760Y2 JPH0123760Y2 JP1984089821U JP8982184U JPH0123760Y2 JP H0123760 Y2 JPH0123760 Y2 JP H0123760Y2 JP 1984089821 U JP1984089821 U JP 1984089821U JP 8982184 U JP8982184 U JP 8982184U JP H0123760 Y2 JPH0123760 Y2 JP H0123760Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- rotary blade
- motor
- braking
- deceleration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Cutting Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、DCモータにより駆動される回転
式カツタ装置において、機械的手段を用いず、切
断後の回転刃のオーバランを抑制できるカツタ駆
動装置に関するものである。
式カツタ装置において、機械的手段を用いず、切
断後の回転刃のオーバランを抑制できるカツタ駆
動装置に関するものである。
従来、回転式カツタにおいて、回転刃のオーバ
ランを防止、抑制するためには機構的手段を利用
したものが大半である。また他のこの種の方法と
しては第1図に示すように、固定刃2とともに紙
を切断する回転刃1が予め定められた制動位置を
通過した直後、回転刃1を駆動するDCモータ3
の両極を短絡するというカツタ駆動方式が知られ
ているが、回転刃1のオーバランの量は大きく、
さらにDCモータ3の諸元、減速比にも左右され
るが、電源電圧の変動、気温の変化等の要因によ
り30゜程度オーバランの量が変動する。従つて、
例えばプリンタ装置等のような紙切断の用に供す
るカツタ装置にこの駆動方式を用いた場合、回転
刃1のオーバラン量の変動によつて、回転刃1が
紙の進行を妨害し、紙ジヤムの原因となる可能性
があり、機械的補助手段を併用しない限り、実用
には不向きであつた。
ランを防止、抑制するためには機構的手段を利用
したものが大半である。また他のこの種の方法と
しては第1図に示すように、固定刃2とともに紙
を切断する回転刃1が予め定められた制動位置を
通過した直後、回転刃1を駆動するDCモータ3
の両極を短絡するというカツタ駆動方式が知られ
ているが、回転刃1のオーバランの量は大きく、
さらにDCモータ3の諸元、減速比にも左右され
るが、電源電圧の変動、気温の変化等の要因によ
り30゜程度オーバランの量が変動する。従つて、
例えばプリンタ装置等のような紙切断の用に供す
るカツタ装置にこの駆動方式を用いた場合、回転
刃1のオーバラン量の変動によつて、回転刃1が
紙の進行を妨害し、紙ジヤムの原因となる可能性
があり、機械的補助手段を併用しない限り、実用
には不向きであつた。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、回転刃を駆動する
DCモータに、最初は一定速の高トルク駆動のた
めのモータ定格電圧を加え、その後減速位置以降
は減速して低トルク駆動するための低電圧を、そ
の後制動位置に達したときはこの低トルク状態で
制動のための電圧を加えることにより、制動のた
めの機構的補助手段を用いることなしに、回転刃
のオーバラン量を実用上差しつかえない程度に抑
制することのできるカツタ駆動装置を提供するこ
とを目的としている。
去するためになされたもので、回転刃を駆動する
DCモータに、最初は一定速の高トルク駆動のた
めのモータ定格電圧を加え、その後減速位置以降
は減速して低トルク駆動するための低電圧を、そ
の後制動位置に達したときはこの低トルク状態で
制動のための電圧を加えることにより、制動のた
めの機構的補助手段を用いることなしに、回転刃
のオーバラン量を実用上差しつかえない程度に抑
制することのできるカツタ駆動装置を提供するこ
とを目的としている。
以下、この考案の実施例を図について説明す
る。
る。
第2図は本考案の一実施例を示し、図におい
て、21は回転刃、22はこの回転刃21に接す
るように取付けられた固定刃、23は上記回転刃
21の回転軸に取付けられた検知板であり、これ
にはスリツト24が設けられており、第1エツジ
25は減速位置に、第2エツジ26は制動位置に
対応している。また、27は上記第1エツジ2
5、第2エツジ26を検知する位置検知器であ
り、検知板23と位置検知器27により位置検知
手段が構成されている。28は位置検知器27の
検出出力を受けてDCモータ29を制御する制御
回路、29は回転刃21を駆動するDCモータ、
30はこのDCモータ29の回転を減速し、上記
回転刃21に伝える減速器である。
て、21は回転刃、22はこの回転刃21に接す
るように取付けられた固定刃、23は上記回転刃
21の回転軸に取付けられた検知板であり、これ
にはスリツト24が設けられており、第1エツジ
25は減速位置に、第2エツジ26は制動位置に
対応している。また、27は上記第1エツジ2
5、第2エツジ26を検知する位置検知器であ
り、検知板23と位置検知器27により位置検知
手段が構成されている。28は位置検知器27の
検出出力を受けてDCモータ29を制御する制御
回路、29は回転刃21を駆動するDCモータ、
30はこのDCモータ29の回転を減速し、上記
回転刃21に伝える減速器である。
第3図は上記制御回路28の一例を示す。35
はトリガー入力端子、36は位置検知器27の検
出出力の入力端子、37はカツタへの印加電圧出
力端子、41〜44はトランジスタ、45,46
は抵抗、51〜53はインバータ、54,55は
フリツプフロツプ、56はNAND回路、57〜
62は抵抗、70はタイマ、Vccは電源電圧であ
る。
はトリガー入力端子、36は位置検知器27の検
出出力の入力端子、37はカツタへの印加電圧出
力端子、41〜44はトランジスタ、45,46
は抵抗、51〜53はインバータ、54,55は
フリツプフロツプ、56はNAND回路、57〜
62は抵抗、70はタイマ、Vccは電源電圧であ
る。
次に動作について説明する。
まず、待機状態において、回転刃21は制動位
置から順転方向31に数度回転した位置にある。
ここで、制御回路28のトリガー入力端子35に
トリガーパルスが加えられると、フリツプフロツ
プ54,55の出力が“H”、インバータ53、
NAND回路56の出力が“L”となつてトラン
ジスタ41及びトランジスタ42がONとなり、
出力端子37の電圧はほぼVccとなり、DCモー
タ29に定格電圧が印加され、回転刃21は回転
を開始する。回転刃21が減速位置に到達する
と、位置検知器27が第1エツジ25を検知し、
位置検知器出力レベルが“L”から“H”とな
り、これによりフリツプフロツプ55の出力が
“L”となり、タイマ70で決定される一定時間、
トランジスタ41がOFF、トランジスタ42が
OFF、トランジスタ44がONとなつて、出力端
子37の電圧は0となり、DCモータ29の両極
が保護抵抗45を介して短絡され、これにより
DCモータ29は制動状態となる。上記一定時間
経過後、タイマ70出力の変化によつてNAND
回路56出力が“H”、トランジスタ41が
OFF、トランジスタ42がON、トランジスタ4
4がOFFとなつて、出力端子37には抵抗46
によつて生ずる電圧降下分だけ低い電圧が現わ
れ、これがDCモータ29に印加される。さらに
回転刃21が回転して位置検知器27が第2エツ
ジ26を検出すると、検知器出力レベルが“H”
から“L”になり、トランジスタ41及び42が
OFF、トランジスタ44がONとなり、再びDC
モータ29の両極が短絡され、DCモータ29の
回転が停止する。この時のオーバランの量は従来
の方法に比べて1/3〜1/4程度となる。
置から順転方向31に数度回転した位置にある。
ここで、制御回路28のトリガー入力端子35に
トリガーパルスが加えられると、フリツプフロツ
プ54,55の出力が“H”、インバータ53、
NAND回路56の出力が“L”となつてトラン
ジスタ41及びトランジスタ42がONとなり、
出力端子37の電圧はほぼVccとなり、DCモー
タ29に定格電圧が印加され、回転刃21は回転
を開始する。回転刃21が減速位置に到達する
と、位置検知器27が第1エツジ25を検知し、
位置検知器出力レベルが“L”から“H”とな
り、これによりフリツプフロツプ55の出力が
“L”となり、タイマ70で決定される一定時間、
トランジスタ41がOFF、トランジスタ42が
OFF、トランジスタ44がONとなつて、出力端
子37の電圧は0となり、DCモータ29の両極
が保護抵抗45を介して短絡され、これにより
DCモータ29は制動状態となる。上記一定時間
経過後、タイマ70出力の変化によつてNAND
回路56出力が“H”、トランジスタ41が
OFF、トランジスタ42がON、トランジスタ4
4がOFFとなつて、出力端子37には抵抗46
によつて生ずる電圧降下分だけ低い電圧が現わ
れ、これがDCモータ29に印加される。さらに
回転刃21が回転して位置検知器27が第2エツ
ジ26を検出すると、検知器出力レベルが“H”
から“L”になり、トランジスタ41及び42が
OFF、トランジスタ44がONとなり、再びDC
モータ29の両極が短絡され、DCモータ29の
回転が停止する。この時のオーバランの量は従来
の方法に比べて1/3〜1/4程度となる。
このように本実施例によれば、カツタの回転刃
21を駆動するDCモータ29に、高トルクの必
要な切断時までは定格電圧を加え、切断時の1/4
〜1/5程度のトルクで充分な切断後には低電圧を
印加し、さらにはその後DCモータ29の両極を
短絡するようにしたので、制動のための機構的手
段を用いることなく、回転刃21のオーバランの
量を極めて小さくすることができる。
21を駆動するDCモータ29に、高トルクの必
要な切断時までは定格電圧を加え、切断時の1/4
〜1/5程度のトルクで充分な切断後には低電圧を
印加し、さらにはその後DCモータ29の両極を
短絡するようにしたので、制動のための機構的手
段を用いることなく、回転刃21のオーバランの
量を極めて小さくすることができる。
なお上記実施例では減速位置に達したのちは一
定時間零電圧を加え、該一定時間後低い電圧を加
えるようにしたが、この低い電圧の値又は一定時
間の長さを、電源電圧又は気温に応じて可変とす
れば、より精度よくオーバラン量を抑えることが
できる。
定時間零電圧を加え、該一定時間後低い電圧を加
えるようにしたが、この低い電圧の値又は一定時
間の長さを、電源電圧又は気温に応じて可変とす
れば、より精度よくオーバラン量を抑えることが
できる。
また制動位置に達したのちはDCモータの両極
を短絡、即ちDCモータに零電圧を加えるように
したが、これは、逆電圧を加えたのち両極を短絡
するようにしてもよい。
を短絡、即ちDCモータに零電圧を加えるように
したが、これは、逆電圧を加えたのち両極を短絡
するようにしてもよい。
以上のように、この考案によれば、カツタの回
転刃を駆動するDCモータに、高トルクの必要な
最初はモータ定格電圧を加え、その後減速して低
トルク駆動するための低電圧を、さらにはその後
この低トルク駆動状態で制動のための零電圧を加
えるようにしたので、制動のための機構的手段を
用いることなく、回転刃のオーバランの量を極め
て小さくすることができる効果がある。
転刃を駆動するDCモータに、高トルクの必要な
最初はモータ定格電圧を加え、その後減速して低
トルク駆動するための低電圧を、さらにはその後
この低トルク駆動状態で制動のための零電圧を加
えるようにしたので、制動のための機構的手段を
用いることなく、回転刃のオーバランの量を極め
て小さくすることができる効果がある。
第1図は従来の回転式カツタ装置を示す斜視
図、第2図はこの考案の一実施例によるカツタ駆
動装置を示す斜視図、第3図は上記実施例の制御
回路を示す回路図である。 21……回転刃、22……固定刃、23…検知
板、27……位置検知器、28……制御回路、2
9……DCモータ。
図、第2図はこの考案の一実施例によるカツタ駆
動装置を示す斜視図、第3図は上記実施例の制御
回路を示す回路図である。 21……回転刃、22……固定刃、23…検知
板、27……位置検知器、28……制御回路、2
9……DCモータ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転刃と、 該回転刃に接するよう設置された固定刃と、 上記回転刃を駆動するDCモータと、 上記回転刃の減速位置及び制動位置を検知し
て各々の検出信号を出力する位置検出手段と、 上記回転刃の駆動開始時上記減速位置まで該
回転刃を一定速で高トルク駆動するためのモー
タ定格電圧を、上記減速位置検出信号の入力を
受けて上記回転刃を低トルク駆動するための減
速電圧を、さらに上記制動位置検出信号の入力
時、上記回転刃を停止させるための制動電圧を
上記低トルク駆動状態で上記DCモータに印加
する制御装置とを備えたことを特徴とするカツ
タ駆動装置。 (2) 上記減速電圧を、一定時間の間零電圧、該一
定時間後上記制動位置までの間上記モータ定格
電圧より低い所定電圧としたことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のカツタ駆
動装置。 (3) 上記減速電圧のうちの所定電圧を電源電圧又
は気温に応じて可変としたことを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第2項記載のカツタ駆動
装置。 (4) 上記減速電圧を零電圧とする一定時間を電源
電圧又は気温に応じて可変としたことを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第2項記載のカツ
タ駆動装置。 (5) 上記制動電圧を零電圧としたことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項記載のカツタ
駆動装置。 (6) 上記制動電圧を一定時間の間逆電圧、その後
零電圧としたことを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載のカツタ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8982184U JPS615593U (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | カツタ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8982184U JPS615593U (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | カツタ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS615593U JPS615593U (ja) | 1986-01-14 |
JPH0123760Y2 true JPH0123760Y2 (ja) | 1989-07-20 |
Family
ID=30644262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8982184U Granted JPS615593U (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | カツタ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS615593U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5106080B2 (ja) * | 2007-12-14 | 2012-12-26 | 富士通コンポーネント株式会社 | ロータリカッタ装置及び該ロータリカッタ装置を備えたプリンタ装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50145993A (ja) * | 1974-05-15 | 1975-11-22 | ||
JPS5112288A (en) * | 1974-07-19 | 1976-01-30 | Glory Kogyo Kk | Kokahosokiniokeru hososhisetsudansochi |
JPS5415148B2 (ja) * | 1975-02-06 | 1979-06-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819379Y2 (ja) * | 1977-07-04 | 1983-04-21 | 株式会社クボタ | 油圧クラッチ式変速装置 |
-
1984
- 1984-06-14 JP JP8982184U patent/JPS615593U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50145993A (ja) * | 1974-05-15 | 1975-11-22 | ||
JPS5112288A (en) * | 1974-07-19 | 1976-01-30 | Glory Kogyo Kk | Kokahosokiniokeru hososhisetsudansochi |
JPS5415148B2 (ja) * | 1975-02-06 | 1979-06-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS615593U (ja) | 1986-01-14 |
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