JPH01234043A

JPH01234043A - 渦電流式減速装置

Info

Publication number: JPH01234043A
Application number: JP6163188A
Authority: JP
Inventors: Kenji Araki; 荒木　健詞; Junichi Miyamae; 宮前　順一; Takashi Kobayashi; 隆小林
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd; Sumitomo Special Metals Co Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp; Proterial Ltd
Priority date: 1988-03-14
Filing date: 1988-03-14
Publication date: 1989-09-19
Anticipated expiration: 2013-02-04
Also published as: JP2709821B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、パスやトラックなど大型自動中に使用され
る渦電流式減速装置の改良に関する。

従来の技術大型自動車の減速装置ないし１１１動装置としては、主
ブレーキであるフートブレーキ、補助ブレーキである排
気ブレーキのほか、長い坂道の降板１１５などて安定し
た減速を行い、かつフートブレーキの焼損を防止するた
め渦電流式減速装置か使用されている。

この渦電流式減速装置は、鉄心に電磁コイルを巻着した
電磁石を限外として、その磁極の多数を１イスクの両面
に配設してなり、バッテリ電源からの通電により磁界を
発生させ、渦電流現象によりディスクを減速ざける方向
にトルクを発生させ制動力をｊ７るものである（特開昭
５０−６１５７４号公報）。

発明が解決しようとする課題従来の渦電流式減速装置は、鉄心に電磁コイルを巻着し
た電磁石を磁極として使用するため、組型が単たく、か
つ外形寸法も大きいので、空間の限定された車両塔・戊
は不利である。また、制動ＯＮ時は常時通電しておく必
要かあり、バッテリの電力消耗が激しいためバッテリ容
量の増大及び発電は（ｊヒカの増強か必要となる。

この発明は、かかる問題点を排除することを目的に、１
１１動時の通電が短時間ですむ渦電流式減速装置を提供
することを目的とする。

課題を解決するための手段上配り的を達成するために、渦電流式減速装置において
、回転軸の片側端部にローターを嵌着し、隣接する磁石
の極性が互い）こ逆向ざとなるようにして複数個の永久
磁石を周設した支持リングを、上記回転軸の軸線方向に
永久磁石の極面が所要空隙でローターに全面対向する位
置から全面離脱する位置までの長さを進退自在に設ける
ことにおる。

なお、上記永久磁石は希土類コバルト系磁石、希土類・
鉄・硼素系磁石などの磁気特性の優れた希土類磁石を使
用することが望ましい。

作　　　　用上記のごとく構成された減速装置の永久ｖｉ１石を周設
した支持リングを移動して、永久磁石をローターに全面
対向させると、隣接する永久磁石間ごとに構成される磁
気回路によりローターには渦電流が流れ、大きな制動ト
ルクが発生する。

そして、上記のローターに全面対向した永久磁石を次第
に後退させれば発生する制動トルクは次第に小さくなり
制動力が減少し、永久磁石が後退し終ってローターから
全面離脱すれば制動は解除される。

実施例この発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図、第２図に示すように、回転軸（１）の片側端部
にコ形断面で外周面に冷却フィン（２）を有するロータ
ー（３）を嵌着し、また回転軸（１）に軸支した軸受箱
筒（４）に放射状配置で軸線方向に伸びた支持部ｖＪ（
５）の複数（図面には３個の場合を示す）を突設し、そ
の支持部材（５）の頂面にそれぞれカイトレール（６）
を取着する。ローター（３）の円筒部に対応する筒長さ
の支持リング（７）の内周面に上記ガイドレール（６）
に跨架するスライド鞍（８）を設け、支持リング（７）
がガイドレール（６）上を移動してローター（３）に対
し進退できるように設ける。そして、支持リング（７）
の外周面にはポールピース（９）を貼着した希土類磁石
からなる永久磁石（１０）の複数個（図面には１２個（
偶＠個）の場合を示す）を隣接する磁石の磁極が互いに
逆向ざとなるようにして周設する。

上記ローター（３）の円筒部の延長線上に同内径の円筒
（１１）を、ローター（３）とは切り離して軸受箱筒（
４）の端面に取着した蓋板（１２）に行段し、円筒（１
１）と蓋板（１２）で磁気シールドケーシングを形成し
、装置外へ磁気が漏洩しないように構成する。

また、ローター（３）とケーシングを構成する内筒（１
１）とを共に磁束を通しやすい材質（例えばＦθなど）
から構成することにより永久磁石（１０）の進退を円滑
に行うことができる。ケーシングの構成は実施例に示す
ものだ【ブに限らず、磁気シールド効果を有し永久磁石
（１０）の進退をさまたげない構成であれば任意に選定
できる。そして、上記支持リング（７）の内周面に設け
た３つのスライド鞍（８）の各中間点にナツト（１３）
を突設し、このナツトに螺合するねし棒（１４）の一端
を上記蓋板（１２）に取着した軸受（１５）に軸支する
。上記ねじ捧（１４）の軸支端部寄りには歯車（１６）
が設けられ、軸受箱筒（４）に軸受（１７）により軸支
された大径の中間歯車（１８）と噛合する。さらに中間
歯車（１８）は蓋板（１２）に取着したモータ（１９）
の主軸に設けた駆動歯車（２０）　（第４図参照）と噛
合する。

上記減速装置は円筒（１１）に設けた取付は金具（２１
）を車体へ取着し、回転軸（月の両端を十字継手を介し
てプロペラシ、ヤフトの中間に接続する。

この減速装置は第３図に示すように、支持リング（７）
が後）ｖして永久磁石群がローター（３）から離脱した
位置にあるときは、ローター（３）内に渦電流は流れな
いため、ローター（３）は所定のトルクで回転しており
、いわゆるブレーキＯＦＦの状態にある。

このブレーキＯＦＦの状態でモータ（１９）を始動すれ
ば、駆動歯車（２０）、中間歯車（１８）及び歯（ド（
１６）を経てねじ棒（１４）が回転し、ナツト（１３）
を介して支持リング（７）はロータ（３）側へ前進し、
ついにはローター（３）の円筒部内面に所定空隙を介し
てポールピース（９）の全面が対向する。このとき最大
の制動１〜ルクが１７られ、車両は大きく減速する。

この最大の制動トルクが得られる状態からモータ（１９
）を先とは逆向きに回転させ、支持リング（７）すなわ
ら永久磁石群を後退させると、ローターと永久磁石との
対向面積が減少するに従って１１１動トルクは減少し、
再び第３図のブレーキ叶Ｆの状態にもどる。

したかって、制動力が少なくてよい場合には、永久磁石
とローターとの対向面積か全面対応と全面離脱の中間位
置にあるように磁石の進退を加減すればよい。その制御
は各種の位置レンサー（図面省略）を組込みモーターの
駆動を制御すればよい。上記実施例においては、磁石磁
極面にポールピースを貼着した構成を示したが、該ポー
ルピースはこの発明を達成する上で不可欠の部材ではな
い。

ｔｌ制御１〜ルク試験を行った結果を第５図に示す。

すなわら、各車速において希土類磁石を全面対応させた
場合Ａ、３７４面対応させた場合Ｂ、及び１／２面対応
させた場合について制動１−ルクを測定した結果である
。

また、永久磁石の進退はねじ俸とナラｌへによるねじ力
を利用したか、これに限ることなく他の機構を利用する
ことができる。

発明の効果この発明は上記のごとく構成されており、ローターと永
久磁石の対応面積を変えることにより発生する制動１ヘ
ルクか加減できるため、制動力の制御か容易で広範囲の
減速に適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施による減速装置の制動状態にお
ける縦断面図、＠２図は第１図Ａ−Ａ線上の側面図、第
３図は非制動状態における縦断面図、第４図は第１図の
右側面図で永久磁石群を有する支持リングを進退させる
ための駆動系の概略を示す説明図、第５図は希土類磁石
を使用した減速装置の車速と制動１〜ルクの関係を示す
グラフである。１・・・回転軸　　　　　　２・・・冷却フィン３・・
・ローター　　　　　　４・・・軸受箱筒５・・・支持
部（Ａ６・・・ガイドレール７・・・支持リング　　　
　８・・・スライド鞍９・・・ポールピース　　　１０
・・・永久磁石１１・・・円筒　　　　　　　１２・・
・蓋板１３・・・ナラ１へ　　　　　　　１４・・・ね
じ棒１５・・・軸受　　　　　　１６・・・歯車１７・
・・軸受　　　　　　　１８・・・中間歯車１９・・・
モータ　　　　　　２０・・・駆動歯車出願人　　住友
金属工業株式会社同　　　住友特殊金屈株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

１　回転軸の片側端部にローターを嵌着し、隣接する磁
石の極性が互いに逆向ざとなるようにして複数個の永久
磁石を周設した支持リングを、上記回転軸の軸線方向に
永久磁石の極面が所要空隙でローターに全面対向する位
置から全面離脱する位置までの長さを進退自在に設けた
渦電流式減速装置。