JP2660535B2 - 渦電流式減速装置 - Google Patents
渦電流式減速装置Info
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- JP2660535B2 JP2660535B2 JP6163388A JP6163388A JP2660535B2 JP 2660535 B2 JP2660535 B2 JP 2660535B2 JP 6163388 A JP6163388 A JP 6163388A JP 6163388 A JP6163388 A JP 6163388A JP 2660535 B2 JP2660535 B2 JP 2660535B2
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- Japan
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- rotor
- eddy current
- current type
- reduction gear
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- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、バスやトラックなど大型自動車に使用さ
れる渦電流式減速装置の改良に関する。
れる渦電流式減速装置の改良に関する。
従来の技術 大型自動車の減速装置ないし制動装置としては、主ブ
レーキであるフートブレーキ、補助ブレーキである排気
ブレーキのほか、長い坂道の降坂時などで安定した減速
を行い、かつフートブレーキの焼損を防止するための渦
電流式減速装置が使用されている。
レーキであるフートブレーキ、補助ブレーキである排気
ブレーキのほか、長い坂道の降坂時などで安定した減速
を行い、かつフートブレーキの焼損を防止するための渦
電流式減速装置が使用されている。
この渦電流式減速装置は、鉄心に電磁コイルを巻着し
た電磁石を磁極として、その磁極の多数をディスクの両
面に配設してなり、バッテリ電源からの通電により磁界
を発生させ、渦電流現象によりディスクを減速させる方
向にトルクを発生させ制動力を得るものである（特開昭
50−61574号公報）。
た電磁石を磁極として、その磁極の多数をディスクの両
面に配設してなり、バッテリ電源からの通電により磁界
を発生させ、渦電流現象によりディスクを減速させる方
向にトルクを発生させ制動力を得るものである（特開昭
50−61574号公報）。
発明が解決しようとする課題 従来の渦電流式減速装置は、鉄心に電磁コイルを巻着
した電磁石を磁極として使用するため、重量が重たく、
かつ外形寸法も大きいので、空間の限定された車両搭載
は不利である。また、バッテリの電力消耗が激しいため
バッテリ容量の増大及び発電機能力の増強が必要とな
る。
した電磁石を磁極として使用するため、重量が重たく、
かつ外形寸法も大きいので、空間の限定された車両搭載
は不利である。また、バッテリの電力消耗が激しいため
バッテリ容量の増大及び発電機能力の増強が必要とな
る。
この発明は、かかる問題点を排除することを目的に、
永久磁石を使用すると共にON−OFF操作を比較的に消費
電力の少ない電磁クラッチを使用した渦電流式減速装置
を提供するものである。
永久磁石を使用すると共にON−OFF操作を比較的に消費
電力の少ない電磁クラッチを使用した渦電流式減速装置
を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この発明の渦電流式減速装
置は、回転軸に軸支した支持リングに永久磁石の複数を
互いに極性を逆向きにして周設し、軸受けを介して回転
軸に軸支したローターを所定空隙を介して上記永久磁石
に対向せしめ、ローターと回転軸とを電磁的に断続する
電磁クラッチを設けたものである。
置は、回転軸に軸支した支持リングに永久磁石の複数を
互いに極性を逆向きにして周設し、軸受けを介して回転
軸に軸支したローターを所定空隙を介して上記永久磁石
に対向せしめ、ローターと回転軸とを電磁的に断続する
電磁クラッチを設けたものである。
作用 ローターは軸受けを介して回転自在に回転軸に軸支さ
れており、車両のプロペラシャフトに接続した回転軸が
回転していてもローターは停止している。減速を必要と
する際電磁クラッチの電磁コイルに通電して電磁クラッ
チを介してローターを回転軸に接続し回転せしめると、
ローター内を流れる渦電流により制動トルクが発生し減
速が行われる。
れており、車両のプロペラシャフトに接続した回転軸が
回転していてもローターは停止している。減速を必要と
する際電磁クラッチの電磁コイルに通電して電磁クラッ
チを介してローターを回転軸に接続し回転せしめると、
ローター内を流れる渦電流により制動トルクが発生し減
速が行われる。
実施例 この発明の実施例を図面に基いて説明する。
第１図に示すように、回転軸（１）に嵌着した軸筒
（２）に軸受（３）を介して回転自在に軸支した支持体
（４）に支持リング（５）を設け、この支持リング
（５）の外周面にポールピース（６）を重ね合せた永久
磁石（７）の偶数個を互いに極性が逆向きとなるように
して周設する。
（２）に軸受（３）を介して回転自在に軸支した支持体
（４）に支持リング（５）を設け、この支持リング
（５）の外周面にポールピース（６）を重ね合せた永久
磁石（７）の偶数個を互いに極性が逆向きとなるように
して周設する。
またコ型断面のローター（８）を軸受（９）を介して
軸筒（２）に回転自在に軸支し、ローター（８）の円筒
部内周面を所要空隙を介して上記ポールピース（６）に
対向させる。そして軸筒（２）とローター（８）との間
に軸筒（２）とローター（８）を電磁的に断続する電磁
クラッチ（10）を設け、軸筒（２）側に設けた電磁コイ
ル（11）に通電したときクラッチが接続しローター
（８）が回転軸（１）と共に回転するように構成する。
軸筒（２）に回転自在に軸支し、ローター（８）の円筒
部内周面を所要空隙を介して上記ポールピース（６）に
対向させる。そして軸筒（２）とローター（８）との間
に軸筒（２）とローター（８）を電磁的に断続する電磁
クラッチ（10）を設け、軸筒（２）側に設けた電磁コイ
ル（11）に通電したときクラッチが接続しローター
（８）が回転軸（１）と共に回転するように構成する。
なお、図中の（12）はローターの外周面に設けた冷却
フィン、（13）は支持体（４）を車体に固定するための
取付け板である。また、永久磁石は磁気特性の優れた希
土類コバルト系磁石、希土類・鉄・硼素系磁石などの希
土類磁石の使用が望ましい。
フィン、（13）は支持体（４）を車体に固定するための
取付け板である。また、永久磁石は磁気特性の優れた希
土類コバルト系磁石、希土類・鉄・硼素系磁石などの希
土類磁石の使用が望ましい。
上記装置は、回転軸（１）の両側端を十字形継手を介
して車両のプロペラシャフトの途中に接続し、取付け板
（13）を車体に取着する。したがって、制動する際は運
転室に設けたスイッチを入れ電磁コイル（11）に通電す
れば電磁クラッチ（10）が働きローター（８）が回転し
始め制動トルクが発生して車両は減速する。そして、電
磁コイル（11）への通電を止めれば電磁クラッチ（10）
が切れローラー（８）は停止し制動が解除される。
して車両のプロペラシャフトの途中に接続し、取付け板
（13）を車体に取着する。したがって、制動する際は運
転室に設けたスイッチを入れ電磁コイル（11）に通電す
れば電磁クラッチ（10）が働きローター（８）が回転し
始め制動トルクが発生して車両は減速する。そして、電
磁コイル（11）への通電を止めれば電磁クラッチ（10）
が切れローラー（８）は停止し制動が解除される。
第２図はこの発明の他の実施例を示すものであり、第
１図に示す実施例との相違は電磁クラッチ（10）及び電
磁コイル（11）をローター（８）の外側に設置したこと
にある。この実施例によればローター（８）内方に永久
磁石（７）に近接して空洞（14）ができ、この空洞（1
4）を利用して永久磁石（７）の強制冷却を目的とした
熱交換器を設置することができ、高性能永久磁石として
の希土類磁石の性能を維持するのに有効である。
１図に示す実施例との相違は電磁クラッチ（10）及び電
磁コイル（11）をローター（８）の外側に設置したこと
にある。この実施例によればローター（８）内方に永久
磁石（７）に近接して空洞（14）ができ、この空洞（1
4）を利用して永久磁石（７）の強制冷却を目的とした
熱交換器を設置することができ、高性能永久磁石として
の希土類磁石の性能を維持するのに有効である。
電磁クラッチの構成、配置は第１図，第２図の実施例
以外にローターと回転軸とを電磁的に接続または遮断す
るものであれば、公知の構成からなる電磁クラッチを所
要位置に適宜配置することが可能である。
以外にローターと回転軸とを電磁的に接続または遮断す
るものであれば、公知の構成からなる電磁クラッチを所
要位置に適宜配置することが可能である。
また、上記実施例においては磁石の磁極面にポールピ
ースを貼着した構成を示すが、該ポールピースはこの発
明を達成する上で不可欠の部材ではない。
ースを貼着した構成を示すが、該ポールピースはこの発
明を達成する上で不可欠の部材ではない。
発明の効果 この発明は、以上の構成からなり、制動トルクを発生
させるためのローターは電磁クラッチを介して制動時の
み回転させるため、機構的に単純化でき、電磁石を使用
した減速装置に比べ軽量化され、また操作も極めて簡単
である。
させるためのローターは電磁クラッチを介して制動時の
み回転させるため、機構的に単純化でき、電磁石を使用
した減速装置に比べ軽量化され、また操作も極めて簡単
である。
第１図はこの発明の一実施例をその上半部は断面して示
す正面図、第２図は他の実施例をその上半部は断面して
示す正面図である。 １……回転軸、２……軸筒 3,9……軸受、４……支持体 ５……支持リング、６……ポールピース ７……永久磁石、８……ローター 10……電磁クラッチ、11……電磁コイル 12……冷却フィン、13……取付け板 14……空洞
す正面図、第２図は他の実施例をその上半部は断面して
示す正面図である。 １……回転軸、２……軸筒 3,9……軸受、４……支持体 ５……支持リング、６……ポールピース ７……永久磁石、８……ローター 10……電磁クラッチ、11……電磁コイル 12……冷却フィン、13……取付け板 14……空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 隆 大阪府三島郡島本町江川２丁目15―17 住友特殊金属株式会社山崎製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−192441（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−61574（ＪＰ，Ａ) 実公 昭53−9810（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】回転軸に軸支した支持リングに永久磁石の
複数を互いに極性を逆向きにして周設し、軸受けを介し
て回転軸に軸支したローターを所定空隙を介して上記永
久磁石に対向せしめ、ローターと回転軸とを電磁的に断
続する電磁クラッチを設けてなる渦電流式減速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6163388A JP2660535B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 渦電流式減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6163388A JP2660535B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 渦電流式減速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01234045A JPH01234045A (ja) | 1989-09-19 |
| JP2660535B2 true JP2660535B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13176794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6163388A Expired - Fee Related JP2660535B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 渦電流式減速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2660535B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0580178U (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-29 | 住友金属工業株式会社 | 渦電流式減速装置 |
| US9933032B2 (en) * | 2012-08-13 | 2018-04-03 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Eddy-current retarding device |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP6163388A patent/JP2660535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01234045A (ja) | 1989-09-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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