JPH01233142A - 洗車機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ１発明の目的 （１）産業上の利用分野 本発明は洗車機、特に車両を跨いでその前後方向に往復
動し得る門型走行フレームに、その走行フレームの走行
時に前記車両の車体面を自動的に洗浄し得る洗車装置を
設けた移動式洗車機に関する。

（２）従来の技術 従来、乗用車等の車両の車体面に対する洗浄は上記移動
式洗車機を使用して、その門型走行フレームが車両の前
後を往復動する間に自動的に行うようにしている。とこ
ろが車体面に水垢その他の汚れが強固に付着しているよ
うな場合には、上記洗車機による自動洗浄工程だけでは
その汚れを充分に除去することは困難であり、そのため
従来では上記洗車機による自動洗浄工程前において、成
いはその工程途中の門型走行フレームの一時停止時にお
いて、洗浄液供給源に連なるボースの自由端に接続した
洗浄具を作業員が手に持ち、該洗浄具より車体面各部に
洗浄液を勢いよく噴射させて上記汚れを洗い落とす、と
いった手作業による洗浄工程を特別に実施するようにし
ていた。

（３）発明が解決しようとする課題 しかしながら上記手作業による洗浄工程を実施するに当
っては、作業員が上記洗浄具を手に持って車両の周囲を
動き回る必要があり、その際に上記ポースを地面や車体
面に対して引き擦る虞れがあって作業が行いづらい、と
いった問題があった。

本発明は、上記に鑑み提案されたもので、上記手作業に
よる洗浄工程を容易且つ能率よく行うことができるよう
にした、洗車機を提供することを目的とする。

Ｂ１発明の構成 （１）課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、車両を跨いでその
前後方向に往復動し得る門型走行フレームに、その走行
フレームの走行時に前記車両の車体面を自動的に洗浄し
得る洗車装置を設けてなる、洗車機において、前記門型
走行フレームに支持アームの基部を旋回可能に支持し、
その支持アームの先部に、洗浄液供給源に連なるポース
を支持させ、そのボースの自由端部に、前記洗浄液供給
源からの供給洗浄液を車体面に吹き付け得る、手作業用
の洗浄具を接続したことを特徴とする。

（２）作用 車両に対し近接した位置に門型走行フレームを停止させ
た状態で、作業員が上記洗浄具を手に保持して該作業具
より洗浄液を車体面に向けて吹き付けると、車体面の汚
れを手作業で除去することができる。

上記手作業に際し作業員が洗浄具を手に持って車両の周
囲を移動すると、上記支持アームは洗浄具の動きに応じ
て自由に旋回しつつホースを支持することができるから
、その作業中に同ホースが地面や車体面に対して引き擦
られるような虞れはない。

（３）実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。

まず第１．第２図において、床面上に敷設された一対の
案内レール２．２′上には、門型走行フレーム１が走行
用車輪３．３′を介して往復走行可能に載置されている
。その門型走行フレーム１の内側には、水平軸回りに回
転駆動され、かつ車両の形状に従って門型走行フレーム
１に対し相対的に上下動される上面回転ブラシ４と、垂
直軸線回りに回転駆動され、かつ車両の形状に従って門
型走行フレーム１に対して相対的に横移動される一対の
側面回転ブラシ５が配備される。また門型走行フレーム
１の内側には、車両の両側部に向げて乾燥用空気を吹き
付けるための側部乾燥用空気吹付けノズル６と、車両の
上面部に向けて乾燥用空気を吹き付けるための上面部乾
燥用空気吹付けノズル７が同様に配備され、さらに車体
面に向けてワックスを吹き付けるためのワックス吹付管
８と、車体面に向けて洗剤溶液を吹き付けるための洗剤
吹付管９と、リンス液としての清水を車体面に向けて吹
き付けるための清水吹付管１０とが配備される。門型走
行フレーム１の一方の脚部前面には、操作者が制御操作
するための操作盤１１が配設されている。而して上記各
回転ブラシ４．５、ノズル６．７、吹付管８，９．１０
及び制御盤１１は互いに協働して本発明の洗車装置Ｃを
構成するものであって、門型走行フレーム１の走行時に
車体面に対して後述するようなブラッシング洗浄、リン
ス及び乾燥の各工程を順次且つ自動的に行うことができ
るようになっている。尚、移動式洗車機において以上の
構成は従来周知である。

さらに門型走行フレーム１には、車体面の汚れ、特に水
垢（これは車体面上の雨水等に溶けた無機物が車体面に
強固に付着して黒ずんだものをいう）を手作業により除
去するだめの水垢除去装置１２が組み込まれており、こ
の水垢除去装置１２は第３図に示すように、洗浄液供給
源としての水垢除去液供給部１３と、これにボース１４
を介して接続された洗浄具としてのブラシ１５とより構
成されている。水垢除去液供給部１３は、第１〜第３導
入ロ１６〜１８と排出口１９を有するエゼクタ２０を備
え、第１導入口１６は第１電磁弁２１を有する接続管２
２を介して水ポンプＰに、また第２導入口１７は接続管
２３を介して水垢除去原液タンク２４に、さらに第３導
入口１８は減圧弁２５および第２電磁弁２６を有する接
続管２７を介して圧縮空気供給タンクＡにそれぞれ接続
される。排出口１９には前記ブラシ１５に連なるホース
１４が接続される。

上記構成において、操作盤１１の作動スインチ２９を閉
じると、水ポンプＰが駆動され、また第１電磁弁２１が
開くので、高圧水がエゼクタ２゜に導入され、これによ
りタンク２４より水垢除去原液がエゼクタ２０内に吸引
される。また第２電磁弁２６が開くので圧縮空気がエゼ
クタ２ｏに導入され、これにより水垢除去液に空気が混
入された泡状水垢除去液が生成され、それはホース１４
を介してブラシ１５の毛先部に導かれて、そこから勢い
よく噴出する。従って作業員がブラシ１５を手に持って
その毛先部を車体面に近づけると、ブラシ１５より泡状
水垢除去液を車体面に勢いよく吹き付けることができる
。

門型走行フレーム１の上面には、その前端部の左右方向
略中央に中空パイプよりなる支持アーム２８の基端部が
左右に旋回自在に取付けられており、その支持アーム２
８の中間部は略水平に直線状に延び、その先端部２８ａ
は下方に略り字状に屈曲形成される。前記水垢除去液供
給部１３から延出するホース１４ば、門型走行フレーム
１内を通過した後、前記支持アーム２８内を挿通案内さ
れて同アーム２８の前記屈曲先端部２８ａより延出、垂
下しており、この延出部分１４ａはその一部が弾力的に
伸縮できるようコイル状に形成されると共に、自由端に
前記ブラシ１５が接続される。

尚、前記支持アーム２８内にボース１４を挿通させるの
ではなく、該アーム２８自身の内部空間を、水垢除去液
供給部１３に連なる水垢除去液供給通路の一部にそのま
ま利用し、該アーム２８の先部にボース１４を接続する
ようにしてもよい。また門型走行フレーム１５の一側面
には、非使用状態のブラシ１５を吊持するための鉤片３
０が突設されている。而して、後述するように作業員が
ブラシ１５を手に持って車両の周囲を移動する際には、
支持アーム２８がブラシ１５の動きに応じて左右に自由
に旋回しながらホース１４の中間部を支承することがで
きるので、作業員がいちいち手でホース１４を持ち上げ
なくても該ホース１４が地面や車体面を引き擦られるよ
うな虞れはない。

次に第４Ａ、第４Ｂ図〜第７Ａ、第７Ｂ図を参照して本
発明による車両■の洗車工程について説明する。まず車
両■を案内レール２，２′間の所定位置に停車させる。

門型走行フレーム１は第４Ａ、第４Ｂ図左端位置にあり
、そして上面および一対の側面回転ブラシ４および５．
５′を回転させると共に洗剤吹イ」管９から洗剤溶液を
車体面に向けて吹き付けながら門型走行フレーム１を右
方向に往行させると、上面回転ブラシ４は車体上面をブ
ラッシング洗浄し、また一対の側面回転ブラシ５．５は
車体の前面、両側面および後面をブラッシング洗浄する
。そして門型走行フレーム１が第４Ａ、４Ｂ図を右端位
置に達したところで車体のブラッシング洗浄を終了し、
前記上面および一対の側面回転ブラシ４および５，５の
回転および洗剤吹付管９からの洗剤溶液の吹き付けを停
止させる。

次いで門型走行フレーム１を、それが第５Ａ。

５Ｂ図左端位置に到るまで復行させて、そこで−時停止
させる。その−時停止時において作業員が水垢除去装置
１２の作動スイッチ２９を閉じると共に、ブラシ１５を
手に持ってその毛先部を車体面に近づけると、前述のよ
うにブラシ１５より泡状水垢除去液を車体面に勢いよく
吹きイ」けることができる。従って、作業員がブラシ１
５の毛先部を車体面に押し付けて該車体面に沿って往復
動させると、そのブラッシング作用と、水垢除去工程来
の水垢除去作用とによって、該車体面の水垢を極めて効
果的に除去することができる。この場合、水垢除去液は
泡状を呈しているので、車体面より流れ落ちることなく
それに良く付着し、水垢除去作業の能率を高めることが
できると共に水垢除去液の浪費を抑えることができる。

かかる水垢除去作業を終了した後に作動スインチ２９を
開く。尚、かかる水垢除去工程は、上記のように門型走
行フレーム１の復行完了時に行うのではなく、その走行
フレーム１の復行途中において適当な位置で同フレーム
１を一時停止させて、そこで行うようにしてもよい。

ところで上記水垢除去工程の実施中において、作業員は
、車体面の隅々にまで水垢除去液を万遍なく吹き付けて
上記水垢除去作業を行う為に、ブラシ１５を手に持って
車両Ｖの周囲を動き回る必要があるが、その作業員の移
動の際には、支持アーム２８がブラシ１５の動きに応じ
て左右に自由に旋回しながらホース１４を支承すること
ができるので、作業員がいちいち手でホース１４の中間
部を持ち上げなくても該ホース１４が地面や車体面を引
き擦られるような虞れはなく、その結果、上記水垢除去
作業を容易且つ能率よく行うことができる。

次いで、第６Ａ、６Ｂ図に示すように上面および一対の
側面回転ブラシ４および５，５を回転させると共に清水
吹付管１０から清水を車体面に向けて吹き付けながら、
門型走行フレーム１を右方向に再往行させて車体面に付
着している水垢除去液を洗い落とし、引続き車体面にワ
ックス吹付管８より水性ワックスを吹き付けてワックス
掛けを行い、その後門型走行フレーム１を右端位置で停
止させる。

最後の工程として、第７Ａ、７Ｂ図に示すように門型走
行フレーム１を再復行させて乾燥装置の側部および上面
乾燥用空気吹付ノズル６．７より車体面全体に加圧空気
を吹き付けて、車体面上の水滴を吹飛ばす、または蒸発
させて車体面を乾燥□し、その後門型走行フレーム１が
左端位置に達したときその走行を停止し、また乾燥装置
を停止させる。

Ｃ９発明の効果 以上のように本発明によれば、洗車機の門型走行フレー
ムに支持アームの基部を旋回可能に支持し、その支持ア
ームの先部に、洗浄液供給源に連なるホースを支持させ
、そのホースの自由端部に、前記洗浄液供給源からの供
給洗浄液を車体面に吹き付け得る、手作業用の洗浄具を
接続したので、車両に対し近接した位置に門型走行フレ
ームを停止させた状態で、上記洗浄具より洗浄液を車体
面各部に吹き付けるべく作業員が該洗浄具を手に持って
車両の周囲を移動すれば、」二記支持アームは洗浄具の
動きに応じて自由に旋回しつつ上記ホースを支持するこ
とができ、従ってその作業中に同ボースが地面や車体面
に対して引き擦られる虞れはなくなり、上記洗浄具を用
いた手作業による洗浄作業を容易且つ能率よく行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明が適用された洗車機の一実施例を示す
全体斜視図、第２図は同実施例の縦断側面図、第３図は
水垢除去装置の概略口、第４Ａ。 第４Ｂ乃至第７Ａ、第７Ｂ図は本発明の工程を示す洗車
機および車両の側面図および平面図である。 Ｃ・・・洗車装置、■・・車両、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両（Ｖ）を跨いでその前後方向に往復動し得る門型走
   行フレーム（１）に、その走行フレーム（１）の走行時
   に前記車両（Ｖ）の車体面を自動的に洗浄し得る洗車装
   置（Ｃ）を設けてなる、洗車機において、前記門型走行
   フレーム（１）に支持アーム（２８）の基部を旋回可能
   に取付け、その支持アーム（２８）の先部に、洗浄液供
   給源（１３）に連なるホース（１４）を支持させ、その
   ホース（１４）の自由端部に、前記洗浄液供給源（１３
   ）からの供給洗浄液を車体面に吹き付け得る、手作業用
   の洗浄具（１５）を接続したことを特徴とする、洗車機
   。