JPH0123046Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0123046Y2
JPH0123046Y2 JP1984101073U JP10107384U JPH0123046Y2 JP H0123046 Y2 JPH0123046 Y2 JP H0123046Y2 JP 1984101073 U JP1984101073 U JP 1984101073U JP 10107384 U JP10107384 U JP 10107384U JP H0123046 Y2 JPH0123046 Y2 JP H0123046Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
drop
drain pan
air
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984101073U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6115416U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984101073U priority Critical patent/JPS6115416U/ja
Publication of JPS6115416U publication Critical patent/JPS6115416U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0123046Y2 publication Critical patent/JPH0123046Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は天井埋込型、天井吊型等のような高所
に設置する形態の室内ユニツトを有する空気調和
機に係り、特にドレン排出機構の構造に関する。
【従来の技術】
天井埋込型、天井吊型などの高所の狭い空間に
設置する形態の室内ユニツトでは設置スペース或
いは威圧感の軽減等の観点から薄型化が要求さ
れ、ドレンパンのドレン収容能力が少ないこと、
また、ドレン排出のためのヘツドが大きくとれな
くて排出が円滑に行なわれ難いことなど種々の理
由から、ドレン排出はドレンポンプを用いた強制
排出方式が従来から採用されており、実公昭57−
9623号公報などによつて公知である。 この強制排出方式によるドレン排出機構は第4
図に略示される通りであつて、ドレンポンプ1
0′をドレンパン8′よりも低く設置して、それら
の間を排水管Pで接続せしめている。 そして、かかるドレン排出機構を有する室内ユ
ニツトは、例えば吸込口、吹出口を有する正面板
【正面グリル】を天井板に対して略々面一となる
ように天井埋込方式で設置した場合を考えると、
第5図に概要示する如くドレン排出機構のサービ
スは本体側面の外板16をはずして行なう横勝手
方式によらねばならなかつた。
【考案が解決しようとする問題点】
前述する如く強制排出によつてドレンを排出し
ようとすると、ドレンパン8′内でのヘツドが大
きくとれないのでドレンポンプ10′を付勢した
際に排水管P内のドレン流速が可成り速いこと
と、ドレンパン8′内の低い液面が低下してくる
こととによつて、ドレンパン8′に設けたドレン
排出口の周囲の液面が急激に低下してドレン排出
口が大気に開口するために空気かみ込み現象が発
生し易く、ドレンポンプ10′が空運転となつて
ドレンの排出が停つてしまう不都合があつた。 また、天井埋込方式の場合は前述するように横
勝手方式であるために、天井内でサービス作業を
しなければならなくて面倒であり、多少の困難を
覚悟の上で正面板
【正面グリル】を外して下方か
らサービス作業を行なつたのでは、狭い空間を通
じて奥で側方から手先を挿入する姿勢では、確認
がし難いだけでなく、無理な作業姿勢であるため
に完全なサービスが果されない問題があり、結
局、天井内で行なうか、あるいは本体を下におろ
してから行なうかいずれにしても不便さは免れ得
なかつた。 このように種々の実用上の問題点であることに
鑑みて、本考案は成されたものであつて、特にド
レンパン及びドレンポンプを含むドレン排出機構
を、全体としてヘツドが小さい構造と成し得なが
ら、ポンプ付勢時の空気かみ込み現象を排除せし
めることによつて、ドレン排出の円滑化を室内ユ
ニツトの薄形保持下において確実に果させ、さら
に、ドレンポンプが配設された個所のドレンパン
を下方からの着脱可能な下方サービス勝手方式の
分割構造となすことにより、点検サービス性の改
善をはかり、もつてドレン排出機能を長期に亘り
安定的に発揮せしめるようにしたものである。
【問題点を解決するための手段】
しかして本考案は、添付図面の実施例を参照し
て明らかな如く、ケーシングの室内側コイル6の
下方となり、吸込グリル4を着脱可能に備えた下
面の空気吸込口2の上方となる位置に、フアン室
とコイル室との仕切りを兼ねるドレンパン8を配
設した天井設置型の空気調和機において、前記ド
レンパン8の底を、前記空気吸込口2からのサー
ビスが可能な個所の一部が他部に比し一段低い落
し込み部9に形成された二段底構造となすととも
に、下方に筒状に延ばして外周に雄ねじ部を設け
た筒部9Aと、雌ねじ部が内周に設けられ前記筒
部9Aに螺合してその略々全部に掩わせる底蓋部
Bとにより前記落し込み部9を形成せしめて、
筒部9Aの外周に嵌め込んだリング状のシール部
材14をドレンパン8の底と前記蓋部9Bの上端
縁とで挟み付けることによつて落し込み部9の液
シールを行わせてなり、一方、ドレンを高所に排
出するためのドレンポンプ10を前記落し込み部
9内に配設せしめたことを特徴とする。
【作用】
上述の手段を有する本考案は、ドレンポンプが
落し込み部において配設されているので、所謂水
中ポンプとしての形態をとることからドレンパン
内のドレンを全量近くまで汲上げてもなおポンプ
吸込口を水中に浸漬した状態に保ち得て空気かみ
込み現象を解消でき、一方、前記落し込み部の底
蓋側を回動操作させ、ねじを緩めて手動操作のみ
によりばずし得ることによつて、この落し込み部
に臨む正面グリル等の正面板を取り除けば、下方
からドレンポンプに対するサービスが簡単にしか
も楽な姿勢で行なえるものであつて、ここに所期
の目的は達成される。
【実施例】
本考案の実施例を添付図面にもとづいて以下説
明する。 第1図は天井埋込型室内ユニツトを示している
が、この室内ユニツト1のケーシングは正面とな
る下面の中央部に空気吸込口2、該吸込口2を挟
んで左右両辺部に空気吹出口3,3を夫々開口し
て有し、空気吸込口2には吸込グリル4を配設
し、空気吹出口3には吹出グリル5を配設してい
る。 そしてケーシング内を仕切板を兼ねるドレンパ
ン8と側板13とによつて空気吸込口2に臨むフ
アン室と空気吹出口3,3に臨むコイル室とに区
分せしめ、フアン室には、シロツコ型等の遠心式
フアン7を配置して、その吐出口をコイル室に臨
ませて設けており、一方コイル室には、室内側コ
イル6,6をドレンパン8の上方に配設せしめて
いる。 そしてフアンモータ7を付勢すると、空気吸込
口2から室内空気を吸込んでこれを室内側コイル
6,6を経て前記側板13の外側のチヤンバーを
通つて空気吹出口3,3から冷風あるいは温風と
して室内に送出する空気循環が成される。 前記ドレンパン8は、室内側コイル6,6の直
下部に延びる部分と、この2つの部分をつなぐ部
分とからなるコ字状をなす浅底形の皿を成してい
て、前記フアン7の吐出口を囲繞させて配設して
いるが、その底で空気吸込口2からのサービスが
可能な個所の一部を他部に比して一段低くさせ、
後述するドレンポンプ10を収容するに足るだけ
の容積を持つ落し込み部9に形成せしめドレンパ
ン8を二段底構造となしている。 上記落し込み部9は、第2図及び第3図に示す
ように、ドレンパン8本体に対して着脱可能に係
合し得る分割構造となしているが、係合するため
の接合部分を本体側が外周に雄ネジを有する筒部
Aに、該筒部9Aに係合させて相手側が内周に雌
ねじが設けられた円形深皿状をなして筒部9A
略々全部に掩わせる底蓋部9Bに夫々形成せしめ
ていて螺合による係合を行なわせている。 この場合、係合部分において漏水が生じないよ
うにするために、Oリング状のシール部材14を
用いてこれを外周に雄ネジを有する筒部9Aの周
りに嵌め込ませてドレンパン8本体側の外底面と
前記丸深皿部をなす底蓋部9Bの上端縁との間に
挟圧下で介在せしめるようにしており、かくして
接合面からの漏水は確実に防止できる。 なお、前記落し込み部9はドレンパン8の下方
のフアン室からの着脱可能であつて、底蓋部9B
を脱した際に落し込み部9が下向きに開口して空
気吸込口2からのサービスが行える下サービス勝
手となる形態をとり得るものであることが肝要で
ある。 以上の如く構成した落し込み部9の内方にドレ
ンポンプ10を収設するが、このドレンポンプ1
0は上下方向の寸法が小さい薄形であつて、これ
にドレン排水管12を接続すると共に小形モータ
11を軸直結せしめて、適当な支持部材15を介
してケーシングに固定する。 上記ドレンポンプ10は例えば遠心形ポンプで
あつて上下方向に薄いポンプハウジング内に回転
子を縦軸の水平に配置して、該回転子と前記モー
タ11とを軸結せしめるが、ポンプハウジングの
底板で前記回転子の直下部に吸入口を開口せしめ
ると共にポンプハウジングの側板に吐出口を開口
せしめた構造であつて、ドレンパン8の高い方の
上底よりも低い位置に前記吸入口が存する如く配
設せしめるものである。 なお、ドレンポンプ10の固定に際しては、落
し込み部9の分割体を脱した際に、下向きの開口
部からドライバなどの工具を用いて取り付け、取
り外しが可能なようにすることが好ましく、図示
例は前記支持部材15をケーシングに固定したブ
ラケツト部材
【15A】とドレンポンプ10に止
着した鈎状部材
【15B】とから形成して両部材
【15A】,
【15B】をネジ締めによつて一体結
合し得るようにしており、このネジ締め部が前述
する如く下向きの前記開口部から挿入したドライ
バーによつて操作し得る位置に設けられている。 このように、ドレンパン8に落し込み部9を設
けて、該落し込み部9にドレンポンプ10を収納
せしめてなることによつて、ドレンパン8内の上
底から上のドレンヘツドが小さくても、落し込み
部9内のドレンポンプ10の吸入口におけるヘツ
ドは大きい値とすることができるので、ドレンポ
ンプ10を付勢した際に、前記上底部より上方の
ドレンが無い状態でも吸入口の液シールを保持す
ることが可能であり、従つて吸入口が大気にさら
されて空気かみ込み現象が生じるのを回避するこ
とができる。 なお、ドレンパン8の上底は落し込み部9に向
けて緩やかな下り勾配とすることが好ましく、ま
た落し込み部9は、吸込口2に臨むフアン室内で
吸込グリル4を脱した際に見通しが良く、しかも
容易に手の届く個所を選定して設けるようにする
のが望ましい。 しかして、ドレンポンプ10やドレン排水管1
2などの点検サービスを行なう場合には、例えば
吸込グリル4を室内側から取り外した後、前記落
し込み部9の底蓋部9Bを取り外すことによりド
レンポンプ10及びドレン排水管12の接続部が
下向きの開口部から視認し得ると共に、サービス
勝手が下方向であるので、ドレンポンプ10等の
取り付け、取り外しは簡単に行なえて、室内ユニ
ツト1は据付けた状態のまゝで単に吸込グリルな
どを有する正面板のみを取り外すだけでサービス
が可能である。
【考案の効果】
以上述べた如く、ドレンパン8を落し込み部9
が存する二段底構造となして、この落し込み部9
にドレンポンプ10を配設した構成としたことに
よつて、ドレンポンプ10の吸入口におけるドレ
ンヘツドを実質的に大きくすることができ、しか
も常に液シール下に保持し得るので、殆ど全量に
近いドレンを円滑に汲上げ排出できると共に、空
気かみ込みを排除して安定した強制排水を行ない
得る。 さらに、前記落し込み部9を、下方に筒状に延
ばして外周に雄ねじ部を設けた筒部9Aと、雌ね
じ部が内周に設けられて筒部9Aに螺合しその
略々全部に掩わせる底蓋部9Bとにより形成して
いるので、工具類を一切使用せず、手にて底蓋部
Bを弛めて脱することにより、ドレンポンプ1
0、ドレン排水管等に対するサービスが下から上
に向けての下勝手となつて、室内ユニツト1の正
面板を取り外すだけで簡単かつ容易にサービス作
業が行なえ、その結果、サービス工数の低減なら
びに信頼性の高いサービスを期すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1例に係る室内ユニツトの略
示断面図、第2図及び第3図は第1図におけるド
レンパン落し込み部の拡大示断面図及び拡大示分
離斜視図、第4図は従来の空気調和機におけるド
レン排出機構の略示断面図、第5図は従来の空気
調和機における要部構造図である。 1……室内ユニツト、8……ドレンパン、9…
…落し込み部、10……ドレンポンプ、14……
シール部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング内の室内側コイル6の下方となり、
    吸込グリル4を着脱可能に備えた下面の空気吸込
    口2の上方となる位置に、フアン室とコイル室と
    の仕切りを兼ねるドレンパン8を配設した天井設
    置型の空気調和機において、前記ドレンパン8の
    底を、前記空気吸込口2からのサービスが可能な
    個所の一部が他部に比し一段低い落し込み部9に
    形成された二段底構造となすとともに、下方に筒
    状に延ばして外周に雄ねじ部を設けた筒部9Aと、
    雌ねじ部が内周に設けられ前記筒部9Aに螺合し
    てその略々全部に掩わせる底蓋部9Bとにより前
    記落し込み部9を形成せしめて、筒部9Aの外周
    に嵌め込んだリング状のシール部材14をドレン
    パン8の底と前記蓋部9Bの上端縁とで挟み付け
    ることによつて落し込み部9の液シールを行わせ
    てなり、一方、ドレンを高所に排出するためのド
    レンポンプ10を前記落し込み部9内に配設せし
    めたことを特徴とする空気調和機。
JP1984101073U 1984-07-03 1984-07-03 空気調和機 Granted JPS6115416U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984101073U JPS6115416U (ja) 1984-07-03 1984-07-03 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984101073U JPS6115416U (ja) 1984-07-03 1984-07-03 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6115416U JPS6115416U (ja) 1986-01-29
JPH0123046Y2 true JPH0123046Y2 (ja) 1989-07-14

Family

ID=30660513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984101073U Granted JPS6115416U (ja) 1984-07-03 1984-07-03 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6115416U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101163860B1 (ko) 2007-09-07 2012-07-11 도시바 캐리어 가부시키가이샤 공기 조화기의 실내 유닛
JP5148240B2 (ja) * 2007-10-24 2013-02-20 東芝キヤリア株式会社 空気調和機の室内機
JP5311888B2 (ja) * 2008-06-10 2013-10-09 東芝キヤリア株式会社 天井埋込形空気調和機
JP5492601B2 (ja) * 2010-02-26 2014-05-14 東芝キヤリア株式会社 天井埋め込み形空気調和機
JP6638166B2 (ja) * 2015-06-12 2020-01-29 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ドレンパン、及び空気調和機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550399U (ja) * 1978-09-29 1980-04-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550399U (ja) * 1978-09-29 1980-04-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6115416U (ja) 1986-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020157415A1 (en) Room air-conditioner
US6892551B2 (en) Air conditioner
JPH0123046Y2 (ja)
JPH0218455Y2 (ja)
JPH024337Y2 (ja)
JP3293238B2 (ja) 空調換気扇
JP2004317032A (ja) 厨房用空気調和機及びドレンアップ装置
JP3664107B2 (ja) 空調換気扇
JPS586194Y2 (ja) 除湿機
JPS645700Y2 (ja)
JPS6340731Y2 (ja)
JPS6138044Y2 (ja)
CN214619909U (zh) 加湿器
JP2022019496A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JPH078967Y2 (ja) 空気調和機
JP3075965B2 (ja) 壁掛型空気調和機及びその取付方法
JPS6032813Y2 (ja) 空気調和機
JPS637777Y2 (ja)
JPS5818589Y2 (ja) 空気調和機
JP7113208B2 (ja) 加湿装置
JPS5842814Y2 (ja) 加湿器
JPS6119383Y2 (ja)
JP2765955B2 (ja) 熱交換ユニット
JPH0144986Y2 (ja)
JPH0754743Y2 (ja) 熱交換ユニット