JPH01224326A - 抗寄生虫剤 - Google Patents

抗寄生虫剤

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JPH01224326A
JPH01224326A JP63050705A JP5070588A JPH01224326A JP H01224326 A JPH01224326 A JP H01224326A JP 63050705 A JP63050705 A JP 63050705A JP 5070588 A JP5070588 A JP 5070588A JP H01224326 A JPH01224326 A JP H01224326A
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JP
Japan
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perillyl
alcohol
aldehyde
ginger
parasiticide
Prior art date
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Pending
Application number
JP63050705A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Kasuya
粕谷 志郎
Senju Goto
後藤 千寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抗寄生虫剤に関するものである。
[従来の技術および課題] 寄生虫は様々な媒体を経て、ヒトに寄生するもので小児
の消化管下部に発生するギョウ虫等をはじめとして多く
の寄生虫が知られている。
最近特に、アニサキス症という寄生虫病が増加している
。このアニサキス症は寄生虫であるアニサキスが魚に隠
伏し、その魚を食したヒトの胃壁あるいは腸壁を穿通す
ることにより発症する、激痛を伴う疾患である。胃アニ
サキスの場合、内視鏡検査等の根治療法もあるが、腸ア
ニキサスに至っては診断、治療方法が確立されておらず
、未だ課題を残していた。
そこで、これらの寄生虫を駆虫する薬剤の開発が望まれ
ていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、有効な抗寄生虫剤を見い出すべく、鋭意
研究を重ねた結果、駆虫効果を有するものを見い出すに
至った。
すなわち、本発明は以下に示す如くである。
(1)シソ、ワサビ、ショウガおよびニンニクより選ば
れる少なくとも一つの食品よりなる抗寄生虫剤。
(2)シソ、ワサビ、ショウガおよびニンニクより選ば
れる少なくとも一つの食品の抽出物を有効成分とする抗
寄生虫剤。
(3)ペリリルアルデヒドおよび/またはペリリルアル
コールを有効成分とする抗寄生虫剤。
以下、(1)〜(3)をまとめて本発明の抗寄生虫剤と
称する。
シソ、ワサビおよびショウガは通常に食されるものであ
れば、いかなるものであってもかまわない。特に、漢方
処方に用いられる蘇葉(PerillaeIt e r
 b a )や主要(Zingiberis Rhiz
oma)等を用いてらよい。抽出にあたっては水、水性
アルコール等を用いることができる。
また、ペリリルアルデヒド(Perillyl ald
ehyde)およびペリリルアルコール(Perill
yl alcohol)の構造式は以下に示す如くであ
る。
(ペリリルアルデヒド] [ペリリルアルコール] 次に、本発明の抗寄生虫剤が優れた抗寄生虫効果を有す
ることについて実験例を示して説明する。
実験例1 シソおよびワサビをそれぞれ家庭用中性洗剤、水および
蒸留水で順次洗い、凍結乾燥した。
これらを生理食塩水にて濃度5%(w/v)となるよう
にガラスホモジナイザーで懸濁、乳化し、得られた各上
清をそれぞれ抽出液とした。さらに、この抽出液を各々
2歳をセラチューブ(グライナー ゾリンゲン: W−
Germany社製)に分注した。
次に、スケソウグラの内臓をペプシン消化して得たアニ
サキス幼虫を各チューブに8〜12匹分配した。これら
を37℃に保温し、その後24時間、アニサキスの運動
麻痺までの平均時間(時間)および24時間後の致死し
た虫体数の割合(%)(以下、致死率と称する。)を調
べた。その結果を第1表に示す。
第1表 実験例2 実験例1と同様の実験をショウガ(終濃度2.5%)を
加えて再度行った。その結果を第2表に示す。
第2表 実験例3 実験例1と同様の実験をショウガ(終濃度2.5%およ
び5%)、ニンニク(5%)を用いて再々度行った。そ
の結果を第3表に示す。
第3表 実験例4 ペリリルアルデヒドおよびペリリルアルコールの5%、
0.5%、0.05%エタノール溶液を作製し、次いで
これらにそれぞれ生理食塩水を加えてガラスホモジナイ
ザーで@濁、乳化し、0.05%、0.005%、0.
0005%の希釈液を作製した。次に、この希釈液各々
2dをセラデユープ(グライナー ゾリンゲン: W−
Germany社製)に分注した。
次に、スケソウグラの内臓をペプシン消化して得たアニ
サキス幼虫を各チューブに8〜12匹分配した。これら
を37℃に保温し、その後24時間、アニサキスの24
時間後の致死率を調べた。
その結果を第4表に示す。
第4表 このように、本発明の抗寄生虫剤は抗寄生虫効果を何す
るものであり、ヒトの消化管に寄生する寄生虫すべてに
対して効果のあるものである。
尚、シソ、ワサビ、ショウガおよびニンニクは古来より
前哨、殺菌の目的で料理等に瀕用され、またペリリルア
ルデヒドおよびペリリルアルコールはシソに含まれる成
分であることから、本発明の抗寄生虫剤の安全性は周知
である。
これらの食品はそのまま本発明の抗寄生虫剤として用い
てもよく、抽出物を以下に述べる製剤の常法に従って製
剤として用いてもよい。
次に、ペリリルアルデヒドおよびペリリルアルコールの
投与量および製剤化について説明する。
ペリリルアルデヒドおよびペリリルアルコールは、その
まま、あるいは慣用の製剤担体と共に動物および人に投
与することができる。投与形態としては、特に限定がな
く、必要に応じ適宜選択して使用され、錠剤、カプセル
剤、顆粒、細粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、半割等の
非経口剤が挙げられる。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年
令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人でペリ
リルアルデヒドまたはべりリルアルコールの重重として
100〜500 xgを、1日数回に分けての服用が適
当と思われる。
ペリリルアルデヒドおよびペリリルアルコールの錠剤、
カプセル剤、顆粒剤等の経口剤は、例えばデンプン、乳
糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、
コーンスターチ、無機塩類等を用いて常法に従って製造
される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。それぞれの具体
例は以下に示す如くである。
[結合剤] デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊剤] デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート 800[滑沢剤] タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネンウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤] 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム。
また、ペリリルアルデヒドおよびペリリルアルコールは
、懸濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤
としても投与することができ、これらの各種剤層には、
矯味矯臭剤、着色剤を含有してもよい。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人でペ
リリルアルデヒドまたはべりリルアルコールの重量とし
て1日0.5〜100 R9までの静注、点滴静注、皮
下注射、筋肉注射が適当と思われる。
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロ
コシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル等を用いることができる。さらに必要に応じて、殺菌
剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、この非経口
剤は安定性の点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常
の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾
燥物から液剤を再調製することもできる。更に、必要に
応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等を
加えても良い。
実施例1 ■コーンスターチ       449■結晶セルロー
ス      4og ■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      0.5g■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■ペリリルアルデヒド    
log 計     toog 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、打鍵機にて
圧縮成型して一部200119の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、ペリリルアルデヒド20L9が含有
されており、成人1日5〜25錠を数回にわけて服用す
る。
実施例2 ■結晶セルロース     84.59■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■カルボキシメチル セルロースカルシウム    59 ■ペリリルアルコール    109 計     1009 上記の処方に従って■、■および■の一部を均一に混合
し、圧縮成型した後、粉砕し、■および■の残量を加え
て混合し、打鍵機にて圧縮成型して一部200119の
錠剤を得た。
この錠剤−錠には、ペリリルアルコール20m9が含有
されており、成人1日5〜25錠を数回にわけて服用す
る。
実施例3 ■結晶セルロース     34.59■10%ヒドロ
キシプロピル セルロースエタノール溶液 509 ■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■ステアリン酸マグネシウム 0.5g■ペリリルアル
デヒド    104?計      1009 上記の処方に従って■、■および■を均一に混合し、常
法によりねつ和し、押し出し造粒機により造粒し、乾燥
・解砕した後、■および■を混合し、打鍵機にて圧縮成
型して一部20 Q MLiの錠剤を得た。
この錠剤−錠には、ペリリルアルデヒド20m9が含有
されており、成人1日5〜25錠を数回にわけて服用す
る。
実施例4 ■コーンスターチ       849■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      0.59■ペリリルアル
コール    10g 計     1007 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、圧縮成型機
にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒剤
を得た。
この顆粒剤+9には、ペリリルアルコール+ 00 R
9が含有されており、成人2日1〜5gを数回にわけて
服用する。
実施例5 ■コーンスターチ     89.59■軽質無水ケイ
酸      0.59■ペリリルアルコール    
10g 計     1009 前記の処方に従って■〜■を均一に混合し、200 x
tiを2号カプセルに充填した。
このカプセル剤Iカプセルには、ペリリルアルコール2
0R9が含有されており、成人1日5〜25カプセルを
数回にわけて服用する。
実施例6 ■大豆油            5g■注射用蒸留水
       89.59■大豆リン脂質      
  2,59■グリセリン          2g■
ペリリルアルデヒド      1g計       
l OO9 上記の処方に従って■を■および■に溶解し、これに■
と■の溶液を加えて乳化し、注射剤を得た。
特許出願人  株式会社 津村順天堂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シソ、ワサビ、ショウガおよびニンニクより選ば
    れる少なくとも一つの食品よりなる抗寄生虫剤。
  2. (2)シソ、ワサビ、ショウガおよびニンニクより選ば
    れる少なくとも一つの食品の抽出物を有効成分とする抗
    寄生虫剤。
  3. (3)ペリリルアルデヒドおよび/またはペリリルアル
    コールを有効成分とする抗寄生虫剤。
JP63050705A 1988-03-04 1988-03-04 抗寄生虫剤 Pending JPH01224326A (ja)

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JP63050705A JPH01224326A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 抗寄生虫剤

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JP63050705A JPH01224326A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 抗寄生虫剤

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JPH01224326A true JPH01224326A (ja) 1989-09-07

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JP63050705A Pending JPH01224326A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 抗寄生虫剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241068A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Univ Nagoya 生理活性物質とその製造方法、辛味生理活性物質の無味化方法、及び保健・医療用組成物
KR100644762B1 (ko) * 2005-02-16 2006-11-14 정주호 깻잎 추출물을 포함하는 비만 예방 및 치료용 약학적 조성물 및 기능성 식품
JP2018501233A (ja) * 2014-12-23 2018-01-18 ニーム バイオテク リミティド 抗微生物組成物

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