JPH0122388Y2 - - Google Patents

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JPH0122388Y2
JPH0122388Y2 JP19052182U JP19052182U JPH0122388Y2 JP H0122388 Y2 JPH0122388 Y2 JP H0122388Y2 JP 19052182 U JP19052182 U JP 19052182U JP 19052182 U JP19052182 U JP 19052182U JP H0122388 Y2 JPH0122388 Y2 JP H0122388Y2
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JP
Japan
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winding
recess
laminated core
winding jig
base
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JP19052182U
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JPS5992579U (ja
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は放射状のスロツトが形成された積層コ
アの突極間に巻回された導電線を、求心方向に移
動させる巻線治具に関するものである。
従来技術 放射状のスロツトが形成された積層コアの突極
間に導電線を巻回して形成された電動機として、
例えば特公昭56−19196号公報に記載されたもの
が存在する。この電動機の固定子は、相隣接する
1対の突極間に一定回数の巻線を施した後、順次
他の1対の突極間に一定回数の巻線を施して、こ
れを形成するのであるが、ここで問題となること
は、1対の突極間に巻回された巻線を固定子の求
心方向に移動させることである。1対の突極間に
巻線を施すと、導電線がどうしてもばらけたり、
外周近傍に集中してしまう。この状態を示すのが
第1図である。従つてこのばらけたり、外周近傍
に集中する巻線を、固定子の求心方向に移動させ
ねばならない。そこで、この巻線を固定子の求心
方向に移動させるため、従来は第2図および第3
図に示すような治具を使用していた。以下この治
具について第1図ないし第3図に従がい説明す
る。1は一辺にコ字状の凹所2が削設された基体
で、軟質のゴムにて形成される。この基体1の厚
さはスロツト3…の外周側開口の間隙より厚く、
凹所2の幅は積層コア4の積厚より若干広く形成
される。そして、この凹所2には、同じ側の辺に
積層コア4の積厚より狭い幅の凹所15が削設さ
れた、金属製の押込板6が嵌着される。この押込
板6の厚さは、スロツト3…の外周側開口の間隙
より薄く形成される。基体1の後方には、この治
具を駆動部材(図示せず)に固定するための長孔
7,7が開設された、固定板8が備えられる。実
際には、この固定板8と押込板6は一体的に形成
され、基体1はこれを挟持するように備えられ
る。
而して、この治具で巻線(巻回された導電線)
9…を固定子(積層コア)4の求心方向に押し込
むと、基体1の凹所2の上下端部が巻線9に当接
し、巻線9はそのままの状態で求心方向に押し込
まれる。その際に問題になることは、巻線9が突
極10…に沿つて移動するときに、そのエツジで
こすられることである。突極10のエツジでこす
られると、巻線9が破損する虞れがある。また、
基体1の凹所2の幅より、積層コア4の積厚が薄
い場合には、巻線9が直接押込板6によつて押し
込まれるので、やはり破損する虞れがある。
考案の目的 本考案は斯る従来技術の難点に鑑みてなされた
もので、巻線を固定子の求心方向に押し込む際
に、巻線を上下方向に押し広げて、突極のエツジ
でこすられることを防止する巻線治具を提供する
ことを目的とするものである。
考案の構成 本考案は放射状のスロツトが形成された積層コ
アの、相隣接する少なくとも2個の突極間に巻回
された導電線を求心方向に移動させる巻線治具に
おいて、 厚さがスロツトの外周側開口の間隙より厚く、
先端に積層コアの積厚よりも広い幅の凹所が形成
された軟質材にてなる基体と、スロツトの外周側
開口の間隙より薄く、先端が積層コアの積層より
も狭い幅狭部と、この幅狭部の上下端に連なり後
方に行くに従い漸次幅広となるテーパー部とを備
えた硬質材にてなる押込板とよりなり、この押込
板は幅狭部とテーパー部が基体の先端から突出す
るように基体の凹所に位置せしめられることを特
徴とするものである。
而して、押込板にて巻線を押し広げて、巻線が
突極と接触することを防止するものである。
実施例 第4図は本考案の一実施例を示す正面図、第5
図は側面図である。11は厚さがスロツト3…の
外周側開口の間隙より厚く、一端に積層コア4の
積厚より若干広い幅の凹所12が形成された基体
で、軟質のプラスチツク若しくはゴムにて形成さ
れる。13は基体11の凹所12に嵌着された、
金属若しくは硬質プラスチツク製の押込板であ
る。この押込板13の厚さはスロツト3…の外周
側開口の間隙より薄く、先端が積層コア4の積厚
より狭くて、後方に行くに従がい漸次幅広にテー
パをつけて形成される。また、基体11の後方に
は、この治具を駆動機構(図示せず)に固定する
ための長孔14,14が開設された、固定板15
が備えられる。なおこの実施例では、固定板15
は前記押込板13と一体に形成されているが、別
体であつてもよいことはいうまでもない。
而して、この治具を巻線9の正面に押し当て、
求心方向に押圧すると、巻線9は押込板13のテ
ーパ部に沿つて上下に広がる。その状態で治具を
更に押し進めると、広がつた巻線9の上下端が基
体11の凹所12の上下端部に当接し、求心方向
に押し込まれることになる。第6図ないし第8図
は、上記押込手順を示す斜視図である。
従つて、巻線9は上下に広がつた状態で、突極
10…に沿つて求心方向に押し込まれ、突極10
…のエツジに摺接することはない。
考案の効果 本考案は、厚さがスロツトの外周側開口の間隙
より厚く、先端に積層コアの積厚よりも広い幅の
凹所が形成された軟質材にてなる基体と、スロツ
トの外周側開口の間隙より薄く、先端が積層コア
の積厚よりも狭い幅狭部と、この幅狭部の上下端
に連なり後方に行くに従がい漸次幅広となるテー
パー部とを備えた硬質材にてなる押込板とよりな
り、この押込板は幅狭部とテーパー部が基体の先
端から突出するように基体の凹所に位置せしめら
れるものであるから、巻線が跨ぐスロツトに押込
板を挿入することにより、押込板のテーパー部に
て巻線を積層コアの積厚方向に一旦押し広げた後
に、基体の凹所の上下端部にて巻線をスロツトの
奥側に押し込むので、巻線が突極のエツジと接触
せず、破損する虞れはない。
また、押込板の先端部を充分に狭くしておけ
ば、積層コアの積厚に若干の変動があつても吸収
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は積層コアおよび巻線を示す斜視図であ
る。第2図および第3図は従来例を示す正面図お
よび側面図である。第4図および第5図は本考案
の一実施例を示す正面図および側面図である。第
6図ないし第8図は押込手順を示す斜視図であ
る。 3……スロツト、4……積層コア、9……巻線
(導電線)、10……突極、11……基体、12…
…凹所、13……押込板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 放射状のスロツトが形成された積層コアの、
    相隣接する少なくとも2個の突極間に巻回され
    た導電線を、求心方向に移動させる巻線治具に
    おいて、 厚さがスロツトの外周側開口の間隙より厚
    く、先端に積層コアの積厚よりも広い幅の凹所
    が形成された軟質材にてなる基体と、 スロツトの外周側開口の間隙より薄く、先端
    が積層コアの積厚よりも狭い幅狭部と、この幅
    狭部の上下端に連なり後方に行くに従がい漸次
    幅広となるテーパー部とを備えた硬質材にてな
    る押込板とよりなり、 この押込板は幅狭部とテーパー部が基体の先
    端から突出するように基体の凹所に位置せしめ
    られることを特徴とする巻線治具。 2 基体の材料がゴム若しくは軟質プラスチツク
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の巻
    線治具。 3 押込板の材料が金属若しくは硬質プラスチツ
    クである実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    巻線治具。
JP19052182U 1982-12-15 1982-12-15 巻線治具 Granted JPS5992579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19052182U JPS5992579U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 巻線治具

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JP19052182U JPS5992579U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 巻線治具

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Publication Number Publication Date
JPS5992579U JPS5992579U (ja) 1984-06-23
JPH0122388Y2 true JPH0122388Y2 (ja) 1989-06-30

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ID=30410489

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JP19052182U Granted JPS5992579U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 巻線治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2727656B2 (ja) * 1989-05-25 1998-03-11 株式会社デンソー 電機子コイルの装填方法

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Publication number Publication date
JPS5992579U (ja) 1984-06-23

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