JPH01221496A

JPH01221496A - 液体洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH01221496A
Application number: JP4638388A
Authority: JP
Inventors: Shoichi Miyano; 宮野　正一; Kazuhiro Yamazaki; 和広山崎; Koichi Yamada; 幸一山田
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1988-02-29
Filing date: 1988-02-29
Publication date: 1989-09-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】飛１しＬカ＋Ｕｔ匁Ｉ− 本発明は、住居用の液体洗浄剤組成物に関し、特に厨房
内等に付着した頑強な油汚れや、浴室・トイレ内に付着
した汚れに対しても優れた洗浄力を発揮する液体洗浄剤
組成物に関する。

従来の技術厨房内の汚れには、調理の際に用いた油や、食物中に含
まれる油が加熱時に微粒子となって舞い上り付着したも
のが多い。これらの油は、長期間放置しておくと熱や空
気中の酸素による酸化作用などを受け、褐色の粘稠性樹
脂状物に変質する。このようになった変質油は頑強な汚
れであり通常の洗浄剤では除去できない為、これまでに
種々の洗浄剤が提案されている。この目的の為使用され
る液体洗浄剤としては、界面活性剤に苛性ソーダ、苛性
カリ、珪酸アルカリ、アルカノールアミン等のアルカリ
剤を配合し、更に溶剤としてエチレングリコールまたは
、ジエチレングリコールのモノアルキルエーテルなどを
配合したアルカリ洗浄剤（特開昭５４−１．５８４０８
号）が従来から知られている。

一方、浴室内の汚れは、脂肪酸金属塩（主としてカルシ
ウム塩）、遊離脂肪酸、グリセリド、含窒素化合物等の
有機物や泥等の無機物の混合したものから成っている。

従来、このような湯垢汚れを除去する洗浄剤としては、
酸物質としてヒドロキシカルボン酸と、界面活性剤およ
び水溶性溶剤とを組合せた酸性洗浄剤（特開昭５２−７
７１１１１号）が知られている。

上記の２タイプの洗浄剤の汚れに対する作用は油汚れ用
洗浄剤の場合、厨房内の汚れである変質油にアルカリ剤
が反応し脂肪酸石鹸を生成し、さらに界面活性剤、溶剤
により、乳化、分散、可溶化等の作用で除去するもので
ある。−方、浴室用洗浄剤の場合は、湯垢の主成分であ
る脂肪酸カルシウムを酸物質により分解し、界面活性剤
、溶剤により、乳化、分散、可溶化等の作用で除去する
と１：）うのが−船釣な考え方である。このように、洗
浄の対象汚れ、洗浄基剤および汚れとの作用機構等が異
なっている為、同一洗浄剤で厨房内の油汚れ、浴室内の
湯垢いずれの汚れに対しても満足な洗浄力を発揮する洗
浄剤はない。

発明が解決しようとする課題本発明は、油汚れ洗浄力に優れ、しかも浴室内の湯汚洗
浄力にも優れた効果を発揮し、住居用のオールパーパス
タイプの液体洗浄剤を提供するものである。

光訓表青玖本発明の液体洗浄剤組成物は、以下の（Ａ）、（Ｂ）、
（Ｃ）および（Ｄ）成分を含むことを特徴とする。

（Ａ）界面活性剤：０．１〜２０重量％（Ｂ）下記一般
式（１）で表される溶剤：１〜２０重量％ＲＯモ（Ｃ２Ｈ４０）ｍ　（Ｃ３ＨＧＯ）ｎ−３−Ｒ’
　　　（Ｉ）〔式中、Ｒ，Ｒ’、ｍ、ｎはそれぞれ下記
のものを表わす。

Ｒ，Ｒ’：水素または炭素数１〜６の直鎖もしくは分岐
アルキル基であり、それぞれ同一でも異ってもよい。

ｍ、ｎ：■；　ｍ　＝　Ｏ−４、ｎ　＝　Ｏ−４、ｍ　
＋　ｎ　＝　１〜６（但し、Ｒの炭素数＋Ｒ′の炭素数＝１〜７のとき） ■；ｍ　＝　Ｏ、ｎ　＝　５−２５（但し、Ｒ，Ｒ’が共に水素のとき）〕（Ｃ）下記一般式（ｎ）〜（Ｖ）で表わされるアミノ　
　　・カルボン酸またはその塩；０．５〜２０重量％〔
式中、Ａ、Ｂは次のものを示す。

Ａ　ニーＣＨ２Ｃ０ＯＨまたは−Ｃ２８４ＣＯＯＨＢ　
：　−ＣＨ２ＣＯＯＨ１−Ｃ２Ｈ４０Ｈ１−Ｃ２Ｈ４Ｎ
　（ＣＨ２Ｃ０ＯＨ）２または −Ｃ２Ｈ４Ｎ　（ＣＨ７ＣＯＯＨ）Ｃ２Ｈ４Ｎ　（ＣＨ
，、Ｃ００Ｈ）２）（Ｄ）無機アルカリから選ばれるア
ルカリ物質二０．１〜１５重量％以下、本発明についてさらに詳細に説明する。

（Ａ）成分の界面活性剤は、汚垢への湿潤、乳化作用を
促進できるものであれば特に限定されず、アニオン性、
ノニオン性、両性の界面活性剤が使用できる。（Ａ）成
分の界面活性剤の代表例を示せば次の通りであり、これ
らは単独であるいは２種以上組合せて用いることができ
る。

（イ）アニオン界面活性剤（１）スルホネート系・直鎖または分岐アルキル（ｃｌｌ〜２□）ベンゼンス
ルホン酸塩・長鎖アルキル（６８〜２□）スルホン酸塩など（２）サルフェ−１へ系・長鎖モノアルキル（ｃｌｌ〜２□）硫酸エステル塩・ポリオキシエチレン（１〜６モル）長鎖アルキル（Ｃ
Ｓ〜２□）エーテル硫酸エステル塩・ポリオキシエチレン（１〜６モル）アルキル（ｃ　ｅ
〜□８）フェニルエーテル硫酸エステル塩など（３）ホスフェート系・長鎖モノアルキル、ジアルキルまたはセスキアルキル（Ｃ，＋６２□）リン酸塩・ポリオキ
シエチレン（１〜６モル）モノアルキル、ジアルキルま
たはセスキアルキル（Ｃ８〜２□）リン酸塩など（４）カルボキ
シレート系・炭素数１０〜２４の飽和および／または不飽和脂肪酸
塩上記各アニオン界面活性剤の対イオン（陽イオン）は、
ナトリウム、カリウム、マグネシラム等のアルカリ金属
イオンまたはアルカリ土類金属イオン；モノエタノール
アミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン等
のアルカノールアミンイオン、アンモニウムイオンなど
である。

（ロ）ノニオン性界面活性剤・ポリオキシエチレン（１〜２０モル）長鎖アルキル（
ＣＳ〜２□）エーテル・ポリオキシエチレン（１〜２０モル）アルキル（ＣＳ
〜１８）フェニルエーテル・ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポ
リマー・高級脂肪酸アルカノールアミドまたはそのアルキレン
オキシド付加物など（ハ）両性界面活性剤・アミノ酸型両性界面活性剤・アルキルスルホベタイン、アルキル酢酸ベタインなど
のベタイン型両性界面活性剤・イミダシリン型両性界面活性剤など（Ａ）成分の界面活性剤の洗浄剤組成物への配合量は、
０．１〜２０ｗｔ％、好ましくは１〜１０讐ｔ％の範囲
である。配合量が０．１νｔ％未満では、乳化分散作用
や可溶化作用が十分でない。一方、２０ｗｔ％を超える
配合量では、洗浄力に格別な向上効果はもたらさず、か
えって泡切れ・すすぎ性が劣化するので好ましくない。

（Ｂ）成分の溶剤としては、以下のものが用いられる。

Ｒ○モ（Ｃ２Ｈ４０）ｎＩ（Ｃ３Ｈ６０）。±Ｒ’　　
　（１）〔式中、Ｒ，Ｒ’、ｍ、ｎはそれぞれ下記のも
のを表わす。

ｍ、ｎ：■：ｍ＝０−４、ｎ　＝　Ｏ−４、ｍ　＋ｎ　
＝　１〜６（但し、Ｒの炭素数＋Ｒ′の炭素数＝１〜７のとき） ■；ｍ＝ｏ、ｎ＝５〜２５（但し、Ｒ，Ｒ’が共に水素のとき）〕（Ｂ）成分の溶剤は、末端基の種類によって、エチレン
オキシドおよびプロピレンオキシドの付加モル数が異な
ってくる。上記■の場合は、ポリプロピレングリコール
を示す。なお、エチレンオキシＦ（ＥＯ）とプロピレン
オキシド（Ｐ○）の付加順序および形式は問わす、ラン
ダム付加、ブロック付加のいずれでもよい。

（Ｂ）成分の溶剤の代表例としては、エチレンクリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
クリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジ
メチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルブチルエーテル、ジエ
チレングリコールジエチルエーテル、プロピレンクリコ
ールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモツ
プチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノプロビルエーテル
、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、Ｃ４Ｈ９０（
Ｃ２Ｈ４０）１（Ｃ３Ｈ６０）２．Ｉ　Ｈ。

ＣＨ３０（Ｃ２Ｈ４０）、（Ｃ，Ｈ，Ｏ）□２Ｃ２Ｈ５
などが例示できる。

（Ｂ）成分の溶剤は、組成物中に０．５〜２（ｈｔ％、
好ましくは１〜１５ｗｔ％配合される。

この配合量が０．５νｔ％未満では汚垢の除去に効果が
得られず、一方、２０ｔｉｔ％を越えて配合すると、組
成物の安定性が劣化する。

（Ｃ）成分としては、下記一般式（ＩＩ）〜（Ｖ）で表
されるアミノカルボン酸またはその塩が、単独で、ある
いは２種以上の混合物として用いられる。

（以下余白）〔式（ＩＩ）〜（ＴＶ）中、Ａ、Ｂは次のものを示す。

Ａ　ニーＣＨ２Ｃ０ＯＨまたは−Ｃ２Ｈ４Ｃ００ＨＢ　
ニーＣＨ２Ｃ′ＯＯＨ，−Ｃ２Ｈ４０Ｈ，−Ｃ２Ｈ４Ｎ
　（ＣＨ２ＣＯＯＨ）２または −Ｃ２Ｈ４Ｎ　（ＣＨ２ＣＯＯＨ）Ｃ２Ｈ４Ｎ　（ＣＨ
２ＣＯＯＨ）２　）（Ｃ）成分のアミノカルボン酸の代
表例としては、エチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレ
ントリアミンペンタ酢酸、Ｎ−ヒドロキシエチルエチレ
ンジアミントリ酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオ
ン酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、エチレング
リコールジエチルエーテルジアミンテトラ酢酸、シクロ
ヘキサン−１゜２−ジアミンテトラ酢酸などが例示でき
る。

これらアミノカルボン酸は、酸の形で配合してもよく、
水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウ
ムおよびモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、
ジエチルエタノールアミン、モルホリン等でカルボキシ
ル基の一部ないし全部を中和して塩として配合してもよ
い。

（Ｃ）成分のアミノカルボン酸またはその塩は、組成物
中に０．５〜２０警ｔ％、好ましくは１〜１０ｗｔ％配
合される。この配合量が０．５ｗｔ％未満では洗浄力が
不十分であり、一方、２０ｗｔ％を超えて配合しても、
著しい効果が認められない。

（Ｄ）成分のアルカリ物質としては、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリおよび珪酸塩、炭
酸塩、燐酸塩などが用いられる。

この配合量は、０．１〜１５νｔ％、好ましくは０．５
〜１０ｗｔ％であり、この量が０．１ｗｔ％未満では変
性油をケン化除去する力が弱く、１５ｗｔ％を越えた配
合でもより以上の顕著な効果の向上が認められない。

不発−明の液体洗浄剤組成物は、上記（Ａ）、（Ｂ）、
（Ｃ）および（、Ｄ）成分を必須成分として配合するこ
とにより得られるが、さらに必要に応じて任意成分を配
合することができる。

これら任意成分としては、ハイドロ１へロープ剤、殺菌
剤、防腐剤、防カビ剤、色素、香料、紫外線吸収剤など
を挙げることができる。

発明の舛釆− 本発明の液体洗浄剤組成物によれば、（Ａ）界面活性剤
と、（Ｂ）特定の溶剤と、（Ｃ）特定のアミノカルボン
酸またはその塩と、（Ｄ）アルカリ剤とを組み合せるこ
とにより、これら各成分が相乗的に作用し、厨房内等に
付着した頑強な油汚れや、浴室内の湯垢汚れの主成分で
ある脂肪酸金属塩をすみやかに分解し、被洗物に対する
汚垢の付着力を低下させることができ、油汚れ、湯垢汚
れに対して極めて優れた洗浄力効果を発揮し、住居内の
汚れに対して幅広く用いられる液体洗浄剤組成物が実現
できる。

以下、実施例により本発明の効果をより具体的に説明す
るが、それに先だって実施例における洗浄剤組成物の評
価方法について示す。

（１）変質油汚れに対する洗浄力（ｉ）汚れの種類１サラダ油を高温で長時間加熱して粘稠化した油を合板に
塗布し、室内に長時間放置した後、油が黄褐色の樹脂状
になったものを汚垢板として用いた。液体洗浄剤を塗布
した後、綿メリヤスに５００　ｇの荷重をかけて１０往
復し、汚れの状態を次の基準により目視判定した。

５点・・汚れ落ち良好４点・汚れ落ちやや良好３点・汚れ落ちにむらがある２点・・・若干汚れが落ちる１点・・殆ど汚れが落ちない（］ｉ）汚れの種類２サラダ油とカーボンブラックを重量比で１００／２の割
合で混合したものを鉄板に均一に塗布し、ついで１７０
〜２００℃の温度で４０〜６０分焼成したものを汚垢板
とした。これに液体洗浄剤を塗布した後、綿メリヤスに
５００　ｇの荷重をかけて１０往復させ、汚れの状態を
次の基準により目視判定した。

５点　汚れ落ち良好４点　汚れ落ちやや良好３点・汚れ落ちにむらがある２点　若干汚れが落ちる１点　殆ど汚れが落ちない（２）湯垢汚れに対する洗浄力こすった程度では容易に除去できない風呂桶（ポリプロ
ピレン製）に付着した湯垢汚れ（１ケ月使用品）に洗浄
液（原液）をふりかけ、桶表面を約５００ｇの荷重でス
ポンジ（ウレタン製）により１０往復こすり、汚れの除
去状態を視覚判定する。

５点・汚れ落ち良好４点・汚れ落ちやや良好３点　汚れ落ちにむらがある２点・若干汚れが落ちる１点・殆ど汚れが落ちない実施例１表−１に示した液体洗浄剤組成物を調製し、本発明の必
須成分の添加効果を検討した。その結果を同表に示す。

（以下余白）実施例２表−２に示す組成の各洗浄剤組成物を調製し、変質油汚
れおよび湯垢汚れに対する洗浄力を評価した。結果を表
−２に示す。

（以下余白）手続補正書昭和６３年４月２５日昭和６３年特許願第４６３８３号２、発明の名称液体洗浄剤組成物３、　補正をする者事件との関係　　特許出願人東京都文京区西片１−１５−１８５、補正の対象明細書の「特許請求の範囲」および「発明の詳細な説明
」の各欄６、補正の内容（１）特許請求の範囲を別紙Ｉの通りに補正する。

（２）明補書第１３頁３行に「式（ＩＩ）〜（■）」と
あるのを、１式（ＩＩ）〜（Ｖ）」に訂正する。

（３）同第１９頁の表−］を別紙Ｈの通りに訂正する。

（４）同第２１頁の表−２を別紙■の通りに訂正する。

７、添付書類の目録別　　紙■〜■　　　　　　各１通以上別　紙Ｉ特許請求の範囲］、、（Ａ）界面活性剤＝０．１〜２０重量％（Ｂ）下
記の一般式（Ｉ）で表される溶剤：１〜２０重量％ＲＯ（−（Ｃ２Ｈ４０）ｍ　（Ｃ３Ｈ，，０）ｎ−）Ｒ
’　　　（１）〔式中、Ｒ，Ｒ’、ｍ、ｎはそれぞれ下
記のものを表わす。

ｍ、ｎ：０７ｍ−０〜４、ｎ＝ｏ〜４、ｍ＋ｎ”１〜６（但し、Ｒの炭素数＋Ｒ′の炭素数＝１〜７のとき） ■；ｍ＝Ｑ、Ｈ＝５〜２５（但し、Ｒ，Ｒ’が共に水素のとき）〕（Ｃ）下記一般式（ＩＩ）〜（Ｖ）で表わされるアミノ
カルボン酸またはその塩；０．５〜２０重量〔式（ｎ）
〜（Ｖ）中、Ａ、Ｂは次のものを示す。

Ａ　ニーＣＨ２Ｃ０ＯＨまたは一０２’８４ＣＯＯＨＢ
ニーＣＩ＋□Ｃ０ＯＨ，−Ｃ２Ｈ４０１（、−Ｃ２Ｈ４
Ｎ（ＣＨ２ＣＯＯＨ）２または −Ｃ２８４Ｎ（ＣＨ２Ｃ００１１）’Ｃ２Ｈ，Ｎ（ＣＨ
２ＣＯＯＨ）、〕（Ｄ）無機アルカリから選ばれるアル
カリ物質二０．１〜１５重量％を含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。

Claims

【特許請求の範囲】１、（Ａ）界面活性剤：０．１〜２０重量％（Ｂ）下記
の一般式（ I ）で表される溶剤：１〜重量％ ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ）〔式中、Ｒ、Ｒ′、ｍ、ｎはそれぞれ下記のものを表わ
す。Ｒ、Ｒ′：水素または炭素数１〜６の直鎖もしくは分岐アルキル基であり、それぞれ同一でも異ってもよい。ｍ、ｎ：［１］；ｍ＝０〜４、ｎ＝０〜４、ｍ＋ｎ＝１
〜６（但し、Ｒの炭素数＋Ｒ′の炭素数＝１〜７のとき）［２］；ｍ＝０、ｎ＝５〜２５（但し、Ｒ、Ｒ′が共に水素のとき）〕（Ｃ）下記一般式（II）〜（Ｖ）で表わされるアミノカ
ルボン酸またはその塩；０．５〜２０重量％ ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（II） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（III） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（IV） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（Ｖ）〔式（II）〜（Ｖ）中、Ａ、Ｂは次のものを示す。Ａ：−ＣＨ＿２ＣＯＯＨまたは−Ｃ＿２Ｈ＿４ＣＯＯＨ
Ｂ：−ＣＨ＿２ＣＯＯＨ、−Ｃ＿２Ｈ＿４ＯＨ、−Ｃ＿
２Ｈ＿４Ｎ（ＣＨ＿２ＣＯＯＨ）＿２または −Ｃ＿２Ｈ＿４Ｎ（ＣＨ＿２ＣＯＯＨ）Ｃ＿２Ｈ＿４Ｎ
（ＣＨ＿２ＣＯＯＨ）＿２〕（Ｄ）無機アルカリから選
ばれるアルカリ物質：０．１〜１５重量％を含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。