JPH0122144Y2 - - Google Patents

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JPH0122144Y2
JPH0122144Y2 JP16232881U JP16232881U JPH0122144Y2 JP H0122144 Y2 JPH0122144 Y2 JP H0122144Y2 JP 16232881 U JP16232881 U JP 16232881U JP 16232881 U JP16232881 U JP 16232881U JP H0122144 Y2 JPH0122144 Y2 JP H0122144Y2
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container
transparent plate
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light
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JP16232881U
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JPS5870042U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガス絶縁開閉機、変圧器、リアクト
ル等の電気機器の異常を検出する装置に関するも
のである。
この種の電気機器は、SF6ガス或いは絶縁油等
の絶縁媒体を密封した容器内に機器を収納して構
成されるため、容器の内部で電気的な事故が生じ
た場合に、容器をあけることなく該事故を検出で
きるようにしておく必要がある。そこで従来か
ら、この種の電気機器の事故が殆んどの場合コロ
ナ放電またはアークの発生を伴なうことに着目し
て、フオトトランジスタ等の光センサにより容器
内部のアーク光等を検出する方法が採られてい
る。この場合、光センサの取付構造としては、第
1図または第2図に示したものが採用されてい
た。第1図に示した取付構造は、電気機器の容器
1の壁部の一部に設けた開口部2内に光センサ3
を配置し、この光センサを開口部2を気密または
液密に閉じる不透明な板4に支持したものであ
り、また第2図に示した取付構造は、開口部2の
内側に該開口部2を気密または液密に閉じるアク
リルまたはガラス等の透明板5を取付けて、この
透明板5の外側に光センサ3と遮光カバー6とを
配置したものである。これらのうち、第1図に示
した構造では、板4として機械的に強固なものを
用いることができ、板3の容器への取付も強固に
行なうことができるため容器1の気密または液密
を保持する上では信頼性が高いが、反面光センサ
3の点検や交換を行なう場合に機器の運転を停止
して容器1内の絶縁媒体を抜く必要があり、保守
点検が非常に面倒になる欠点があつた。また第2
図に示した構造では、しや光カバー6を外すこと
により容易に光センサ3の点検及び交換を行なう
ことができる利点があるが、反面透明板5の長期
に亘つての機械的強度や気密保持等に不安があ
り、信頼性に欠ける欠点があつた。
本考案の目的は、容器内の絶縁媒体を抜くこと
なく受光器の保守点検を容易に行なうことがで
き、しかも容器の長期に亘つての気密保持または
液密保持に関する信頼性を高めることができるよ
うにした電気機器の異常検出装置を提供すること
にある。
本考案は、上記の目的を達成するため、容器の
一部に透明板を設けて、該透明板の外側に光検出
用の受光器を配設した異常検出装置において、該
透明板の外側に該透明板と受光器とをしや光性の
壁部で覆う予備室を形成し、該予備室の壁部を貫
通する孔を設けて該孔を着脱可能な栓手段により
閉塞したことを特徴とする。
以下本考案の実施例を第3図を参照して詳細に
説明する。
第3図において10は内部に密封される絶縁媒
体に応じて気密または液密に構成された電気機器
の容器である。容器10の壁部の一部には開口部
11が形成され、この開口部11の周辺部には肉
厚部12が形成されている。開口部11を内側か
ら閉じるようにアクリル樹脂またはガラス等から
なる透明板13が配置され、この透明板13はO
リング等の気密または液密保持手段14を介して
肉厚部12の内面に当接されている。透明板13
はボルト等の図示しない固定手段により肉厚部1
2に対して締付けられ、この透明板により開口部
11が気密または液密に閉じられている。透明板
13の外側には受光器15が配置され、透明板1
3及び受光器15を外側から覆うようにケース1
6が取付けられている。ケース16はしや光性を
有してしかも十分な機械的強度を有する材料から
なつていて円筒状または箱状に形成され、その開
口端にはフランジ部16aが形成されている。ケ
ース16のフランジ部16aはOリング等の気密
または液密保持手段17を介して肉厚部12の外
面に当接されてボルト等により肉厚部12に結合
され、このケース16により透明板13と受光器
15とを外側から気密または液密に覆う予備室1
8が形成されている。受光器15はケース16の
底壁に支持され、容器10内の機器で生じたコロ
ナやアーク等の光を透明板13を通して受光する
ように、開口部11内に挿入されている。本実施
例における受光器15はフオトトランジスタ等の
光電変換器と受光用レンズとからなるもので、こ
の受光器15から得られる電気的な検出信号はケ
ース16の底壁を気密または液密に貫通して設け
られたシールド付リード線19を通して増幅器2
0に与えられている。
ケース16の底壁を貫通して孔21が設けら
れ、この孔21を気密または液密に閉じるように
盲栓の如き栓手段22が着脱自在に取付けられて
いる。また本実施例ではケース16の底壁を気密
または液密に貫通して予備室18内に連通する管
23が取付けられ、この管23に止弁24が取付
けられている。
電気機器がガス絶縁開閉装置である場合、容器
10内にはしや断器、接地装置、断路器、避雷
器、母線などの電力用開閉装置を構成するために
必要な機器が収納され、これらの機器は支持碍子
や絶縁スペーサ等により容器に対して絶縁されて
支持される。この場合容器内にはSF6等の絶縁ガ
スが所定の圧力で密封される。また電気機器が油
入機器、例えば油入変圧器である場合には、容器
10内に絶縁油とともに変圧器本体が収納され
る。
上記のように、透明板13及び受光器15を外
側から覆うように予備室18を形成すると、万一
透明板13の取付部の気密または液密が破れたり
透明板13が破壊したりした場合でも予備室18
により容器10内の絶縁媒体の外部への漏洩を阻
止することができる。透明板13の取付部からの
絶縁媒体の漏洩は、栓手段22を外すか、または
止弁24を開くことにより容易にチエツクするこ
とができる。
また受光器15の点検は、受光器に一定の光量
の光を与えて正規に作動するか否かをチエツクす
ることにより行なうが、本考案においては、栓手
段22を外して予備室18内に一定量の光を入れ
ることによりこの受光器の点検を容易に行なうこ
とができる。この場合、孔21の大きさや位置等
を受光器の点検に必要な光量の光を通すように予
め定めておけば、栓手段22を外すだけで受光器
の点検を行なうことができるので、点検作業が一
層容易になる。尚栓手段22を外した後、孔21
を通して予備室18内に点検用の光源を挿入する
ことにより受光器の点検を行なう方法を採ること
も勿論可能である。
受光器15を交換する場合には、容器10内の
絶縁媒体を抜くことなく、ケース16を外すだけ
でよいので、作業が容易であり、また機器の運転
を停止する必要がない。
上記実施例において、予備室18内に容器1内
の絶縁媒体の圧力に略等しい圧力の流体(好まし
くは絶縁媒体と同種の流体)を充填しておくよう
にすると、透明板13に差圧力が作用しなくなる
ため、透明板13の取付部の破損や透明板13の
破壊を防いで信頼性を向上させ、寿命を延ばすこ
とができる。この場合、予備室18内を管23及
び止弁24を通して容器1内に連通させて常時止
弁24を開いておくようにすると、予備室18内
の圧力を常時容器10内の圧力に等しくすること
ができる。
上記実施例において、受光器15は、ケース1
6により外部光に対して完全にしやへいされてい
るため、常時は受光器に光が入ることがなく、増
幅器20には信号が与えられない。容器10内の
機器に異常が生じ、コロナやアークが発生する
と、この光が透明板13を通して受光器15に達
し、増幅器20に検出信号が与えられる。この検
出信号は増幅器20で増幅され、図示しない警報
手段等に与えられる。
上記実施例において管23及び止弁24は省略
することができる。また栓手段22に止弁24を
備えた管23を取付けるようにしてもよい。
上記実施例においては、受光器15内にフオト
トランジスタ等の検出手段が収納されているとし
たが、受光器15には受光用レンズのみを設け、
このレンズを通して受光した光をケース16の壁
部を貫通させて設けた光フアイバケーブルを通し
て外部に導出し、この光フアイバケーブルの外端
部に検出手段を配置するようにしてもよい。また
場合によつては受光器のレンズを省略することが
できる。
以上のように、本考案によれば、透明板及び受
光器を外側からしや光性の壁部で気密または液密
に覆う予備室を形成したので、容器内の絶縁媒体
の外部への漏洩を阻止することができ、透明板の
破損等による絶縁媒体の漏洩により大きな事故が
生じるのを防ぐことができる。また予備室の壁部
を貫通して孔を設けてこの孔を着脱可能な栓手段
により閉塞するようにしたので、予備室を構成す
る壁部を外すことなく受光器の点検を行なうこと
ができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ異なる従来例を示
す要部断面図、第3図は本考案の一実施例を、内
部の機器を省略して示した断面図である。 10……容器、11……開口部、13……透明
板、15……受光器、16……ケース、18……
予備室、21……孔、22……栓手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 絶縁媒体を密封した容器内に機器を収納して
    なる電気機器の前記容器の一部に透明板を設
    け、該透明板の外側に前記容器内で異常時に発
    生する光を受光する受光器を配設してなる電気
    機器の異常検出装置において、前記透明板の外
    側に該透明板と前記受光器とをしや光性を有す
    る壁部で気密または液密に覆う予備室を形成
    し、前記予備室の壁部の一部を貫通させて孔を
    設け、前記孔を着脱可能な栓手段により閉塞し
    たことを特徴とする電気機器の異常検出装置。 (2) 前記予備室内には前記容器内の圧力に略等し
    い圧力の流体が充填されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の電気
    機器の異常検出装置。
JP16232881U 1981-10-30 1981-10-30 電気機器の異常検出装置 Granted JPS5870042U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16232881U JPS5870042U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 電気機器の異常検出装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16232881U JPS5870042U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 電気機器の異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5870042U JPS5870042U (ja) 1983-05-12
JPH0122144Y2 true JPH0122144Y2 (ja) 1989-06-29

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JP16232881U Granted JPS5870042U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 電気機器の異常検出装置

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JPS5870042U (ja) 1983-05-12

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