JPH0121724Y2 - - Google Patents

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JPH0121724Y2
JPH0121724Y2 JP5408484U JP5408484U JPH0121724Y2 JP H0121724 Y2 JPH0121724 Y2 JP H0121724Y2 JP 5408484 U JP5408484 U JP 5408484U JP 5408484 U JP5408484 U JP 5408484U JP H0121724 Y2 JPH0121724 Y2 JP H0121724Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、倣い加工機で倣い加工された加工製
品の加工精度を測定するようにした、倣い加工機
用測定装置に関するものである。
(従来技術) 一般に、倣い加工機はモデルに沿わせてトレー
サを移動させ、その移動に伴なわせて工具を移動
させて金型等の被加工物を加工するものである。
倣い加工機でモデルを使用して、金型などの加
工製品を倣い加工した後、該加工製品の加工精度
を測定するには、加工製品とモデルとを移し換え
て三次元測定機によつて比較測定する方法、ある
いは、倣い加工を終えたままの状態で倣い加工機
上に種々の測定具類を取り付けて比較測定する方
法がある。
しかし、三次元測定機による測定方法によれ
ば、重量物である加工製品の運搬作業が危険であ
り、加工時と測定時とにおいて取付位置が変化す
ることにより測定値が異なり、しかも、大きな加
工誤差を測定した際は再加工に要する時間損失が
大となる。また、倣い加工機上での測定方法によ
れば、上記測定具類を加工製品に応じてその都度
細工しなければならない煩雑さがあるだけでな
く、該測定具類の取付調整に要する時間が大とな
り、さらには測定誤差が大きく、特に加工製品の
立壁面の加工誤差の正確な測定が困難になつてい
る。
(考案の目的) 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、倣い加工を終えた状態で
倣い加工機上において加工製品の加工精度を正確
に短時間のうちに測定し得るようにした、倣い加
工機用測定装置を提供することにある。
(考案の構成) 本考案の倣い加工機用測定装置は、倣い加工機
の主軸に着脱可能に取付けられる本体と、 該本体にその軸方向へ摺動自在に装着されかつ
スプリングにより前記本体に対しその先端方向に
付勢され、加工製品のほぼ水平な加工面に接触す
る面高さ用測定子と、 該面高さ用測定子に接続されその変位量を読み
取るダイヤルゲージと、 前記本体に回転自在に装着され、周面に前記加
工製品の立壁面に接触させるための接触部を有す
るほぼ円盤形状で、前記主軸の軸から前記接触部
までの寸法が周方向へいくに伴ない変化する形状
を有し、かつ、前記接触部に倣い加工機のトレー
サの軸から倣いモデルの測定個所までの距離と主
軸の軸から加工製品の測定個所までの距離との誤
差を読み取るための目盛値が施してある立壁面用
測定子と、 から構成したことを特徴とするものである。
(作用) 上記の構成において、加工機の主軸に取付けら
れている工具を上記構成の測定装置に取り換え、
倣い加工を終えた加工製品を倣い加工機上に取付
けたままの状態で加工精度を測定する。
この加工精度を測定する際、加工製品の加工面
において水平方向より一定角度(例えば、30°)
以下の傾きの小さい個所は測定装置の面高さ用測
定子で測定し、それ以上の傾きの大きな個所は測
定装置の立壁面用測定子で測定する。すなわち、
加工面の傾きが小さい個所は主軸の軸方向の変位
により加工精度を測定することができるが、加工
面の傾きが大きな個所は軸方向の変位からでは測
定できず、主軸の軸と測定個所の水平方向の距離
により加工精度を測定する。
まず、加工面の傾斜の小さい個所を測定するた
めの面高さ用測定子での測定は、面高さ用測定子
を加工製品の加工面に当てた状態でモデルに倣つ
て移動させたときの軸方向の変位量を検出するこ
とにより比較測定が行なえる。
また、加工面の傾斜の大きな個所を測定するた
めの立壁面用測定子での測定は、モデルに倣つて
移動させて、測定する個所において立壁面測定子
を回転させ加工製品の加工面に接触部を接触さ
せ、そのときの接触部に施してある目盛値により
比較測定が行なえる。なお、立壁面の加工精度
は、測定個所と主軸の軸線との水平方向の距離を
基準として測定されるため、このように回転させ
るだけで測定する個所と主軸との距離が解るよう
にした構成の立壁面用測定子を用いると容易にか
つ正確に比較測定が行なえる。
本装置において、立壁面用測定子が加工製品の
立壁面に接触したことを容易に認知するために
は、加工製品の多くが導電性を有するものである
ことを利用して、立壁面用測定子と加工製品との
接触により電気的に作動するランプまたブザー等
の接触確認手段を具備させればよい。なお、面高
さ用測定子と立壁面用測定子は、一体に構成する
こともできる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図について説明する
と、第1図および第2図において、1は、倣い加
工機本体、2は、倣い加工機本体1に取り付けら
れたモータ(図略)により回動する主軸で、主軸
2には締付ネジ3等により、中空状の本体4が着
脱可能に取り付けられている。
5は、倣い加工された金型等の加工製品の加工
面に接触する面高さ用測定子としての機能と、加
工製品の立壁面(主軸2の軸方向とほぼ平行な加
工面)に接触する立壁面用測定子としての機能と
を有する測定子で、測定子5は、本体4の先端側
に設けた軸受6を介して、本体4に回動自在に装
着され、前記軸受6は本体4に対し主軸2の軸方
向に摺動自在に取り付けられている。
第3図は測定子5を示す正面図で、測定子5の
上部には周方向に延びる溝7が形成され、溝7の
下端面7aには板8が接着されている。測定子5
の最下端には、加工製品9の加工面9aに接触す
る半球状の面高さ用測定部10が設けられ、この
測定部10は主軸2の軸心l上に位置している。
また、測定子5はその下端部分に、加工製品9の
立壁面9bを測定するための略円盤形状の立壁面
用測定部11を有している。測定部11の大径部
外周の半分には、第4図に示すように、加工製品
9の立壁面9bに接触する凸部12が、外周方向
に沿つて等間隔おきに複数個形成され、測定部1
1の回動中心すなわち主軸2の軸心lから凸部1
2までの寸法値Rは、第4図における矢印AA′で
示す周方向へいくに伴い、次第に増減するように
設定されている。そして、本実施例では、Oの位
置がトレーサの軸とトレーサがモデルを倣つてい
る個所との距離に設定されており、加工面との接
触がOの位置となる場合には誤差がOであり、そ
して、A方向に回転されるにつれて0.1mmづつ大
きくなり、A′方向に回転されるにつれて0.1mmづ
つ小さくなるように設定されている。
13は、本体4に設けた導電性のスプリング受
けで、スプリング受け13と測定子5間には、測
定子5を本体4に対しその先端方向に付勢する導
電性のスプリング14が装着され、これにより、
測定子5の溝7の上端面7bは、本体4に固着し
たストツパ15に当接し規制されている。16
は、測定子5の軸方向の変位置を表示するための
ダイヤルゲージで、ダイヤルゲージ16は、取付
部材17を介して、ネジ18によつて本体4にネ
ジ固定され前記板8に接触する触針16aを有し
ている。触針16aと板8間の隙間は、ダイヤル
ゲージ16の取付部材17もしくは触針16aの
取付位置を変えることにより、適宜調整すること
ができる。
20は本体4の孔19に装着した電池で、この
電池20の一極とスプリング受け13とは導線2
1で接続され、導線21の途中には接触確認手段
としての表示ランプ22が設けられている。電池
20の他極は本体4に当接し、倣い加工機本体1
に電気的に導通している。なお、スプリング受け
13と本体4間、ストツパ15と本体4間、板8
と測定子5間には、それぞれ図示を略す絶縁材が
設けられている。
本実施例の測定装置を使用して加工製品9(第
3図参照)の加工精度を比較測定するときは、本
体4を主軸2に締付ネジ3等で固定し、加工製品
9は倣い加工機に取り付けたままで行い得る。例
えば、加工製品9の加工面9aを測定する場合
は、測定子5の半球状測定部10が加工面9aに
接触する高さ位置まで測定子5を下降させ、下降
後、モデルに倣つて、測定子5を加工面9aに沿
つて側方に動かしていく。その際、測定子5は、
加工面9aの高さに応じてスプリング14に抗し
て移動変位するため、これに伴い、板8を介して
ダイヤルゲージ16の触針16aが押し上げら
れ、加工面9aの面高さがダイヤルゲージ16に
よつて連続的に表示され、これによつて加工面9
aの加工精度の比較測定が可能となる。
また、加工製品9の立壁面9bを測定する場合
は、モデルに倣つて測定子5を移動させ、このと
き、立壁面用測定部11の凸部12が形成されて
いない部分を加工面9b側にしておき、測定個所
にきたならば、立壁面用測定部11を軸芯lを中
心として凸部12のRが大きくなる方向(A方
向)に回転させていく。そして、凸部12が立壁
面9bに接触すると、電池20の一極と他極と
は、本体4、主軸2、倣い加工機本体1、加工製
品9、測定子5、スプリング14、スプリング受
け13および導線21を介して導通するため、表
示ランプ22が点灯する。表示ランプ22の点灯
により測定子11の回動を停止させ、このとき立
壁面9bと接触している凸部12に符された目盛
値を直読し、これによつて立壁面9bの加工精度
の比較測定が可能になる。
このように本実施例においては、倣い加工を終
えたままの状態で倣い加工機上にてモデルと対比
しつつ、加工製品9の加工面9aおよび立壁面9
bの加工精度を測定するものであり、勿論、加工
製品9の曲面の加工精度も測定することができ
る。
本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば測定子5の測定部11は、連続的な測
定を可能ならしめるため、第5図に示すように真
円形のものであつてもよく、この場合、測定部1
1は、その中心Oを主軸2の軸心lに対し偏芯さ
せて設けるものとする。ただし、第5図の測定部
11の目盛値は、円周方向に不等間隔おきに表示
される。また、面高さ用測定部10と立壁面用測
定部11とは互いに別体構造としてもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案の測定装置は、モデルに倣
つて移動する加工機の主軸に取付けられ、加工後
そのまま加工機上に取付けられている加工製品を
測定するにあたつて、傾斜の小さい加工面は面高
さ用測定子の軸方向の変位により測定し、傾斜の
大きい立壁面は異なる径方向の寸法を有する形状
の立壁用測定子を回転させて接触する位置により
測定するようにしたため、加工作業と同じ要領で
測定作業を行い得るので、加工製品を運搬する必
要がないばかりか、得られた測定値が加工誤差と
対応し計算が不要となり、測定ミスの発生が極力
抑制されるとともに、測定作業を短時間のうち簡
単に行うことができ、測定精度が著しく向上する
効果がある。特に、本考案の立壁面用測定子で
は、モデルの倣いに伴なつて移動する測定子を、
測定個所において回転させ加工面と接触する位置
で誤差が測定できるため立壁面ないし立体的に湾
曲した加工面の加工誤差も、従来に較べて高精度
に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図の縦断面図、第3図は第1図の測定子
を示す正面図、第4図は第3図の平面図、第5図
は第3図の測定子の立壁面用測定部の変形例を示
す平面図である。 1……倣い加工機本体、2……主軸、4……本
体、5……測定子、9……加工製品、9a……加
工面、9b……立壁面、10……面高さ用測定部
(面高さ用測定子)、11……立壁面用測定部(立
壁面用測定子)、12……凸部、13……スプリ
ング受け、14……スプリング、16……ダイヤ
ルゲージ、22……表示ランプ(接触確認手段)、
R……寸法値、l……軸心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 倣い加工機の主軸に着脱可能に取付けられる
    本体と、 該本体にその軸方向へ摺動自在に装着されか
    つスプリングにより前記本体に対しその先端方
    向に付勢され、加工製品のほぼ水平な加工面に
    接触させるための面高さ用測定子と、 該面高さ用測定子に接続されその変位量を読
    み取るダイヤルゲージと、 前記本体に回転自在に装着され、周面に前記
    加工製品の立壁面に接触させるための接触部を
    有するほぼ円盤形状で、前記主軸の軸から前記
    接触部までの寸法が周方向へいくに伴ない変化
    する形状を有し、かつ、前記接触部に倣い加工
    機のトレーサの軸から倣いモデルの測定個所ま
    での距離と主軸の軸から加工製品の測定個所ま
    での距離との誤差を読み取るための目盛値が施
    してある立壁面用測定子と、 から構成したことを特徴とする倣い加工機用測
    定装置。 (2) 本体には、立壁面用測定子の接触部が加工製
    品に接触したとき電気的に作動する接触確認手
    段が設けてあることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の倣い加工機用測定装
    置。
JP5408484U 1984-04-12 1984-04-12 倣い加工機用測定装置 Granted JPS60165136U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5408484U JPS60165136U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 倣い加工機用測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS60165136U JPS60165136U (ja) 1985-11-01
JPH0121724Y2 true JPH0121724Y2 (ja) 1989-06-28

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JP5408484U Granted JPS60165136U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 倣い加工機用測定装置

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