JPH01216901A - 発泡性白蟻防除剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発泡施工による白蟻防除方法に用いる発泡性白
蟻防除剤組成物に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、発泡施工による白蟻防除方法は良く知られて
いる。（特公昭５８−１７１６１号）この施工方法は、
白蟻防除剤を泡状として処理するが、この時薬液に発泡
性をもたせることが必要である。このためには、所定の
濃度に水で希釈調製された薬液に所定量の起泡剤を混合
する２液型か、又は防除剤原液にあらかじめ起泡剤を配
合したものを、使用の際に適宜、水で希釈して調製する
１液型の２通りの方法がある。２液型の場合は、作業が
煩雑になるが１液型は、薬剤原液の所定量を水で希釈す
るだけで、所定濃度の施工液ができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の１液型の発泡性白蟻防除剤は、特
公昭６２−１２７６１号にも記載の通り薬剤原液の安定
性の点から、水を含まない起泡剤を使用するか、又は製
剤中に水を加えることは出来なかった。さらに、白蟻防
除剤等の有効成分と溶剤を乳化するためにｉｔ、起泡剤
だけでは不十分なため、これらの界面活性剤の他に、ア
ニオン系とノニオン系の界面活性剤が使用されていた。

しかし、製剤中に水が存在すると、アニオン系界面活性
剤と起泡剤との反応が起こり沈殿、ニゴリ等を生じるた
め薬剤原液の安定性が極めて悪かった。又、水を含まな
い起泡剤は粉末、ペースト状、固形物であり、取り扱い
が煩雑である上、種類も限られ一般的でなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者は、水を含むか又は配合した起泡剤を使用して
なる一液型の発泡性白蟻防除剤について、鋭意研究を重
ねた結果、起泡剤の他に、式φＯ（ＣＨ２ＣＨａ　Ｏ）
　ｎ　Ｈ（φ：アルキルフェニル基又は、アリルフェニ
ル基ｎ＝８〜１２を示す）で表されるノニオン系の界面
活性剤を含むことにより、安定な一液型発泡性白蟻防除
剤原液の製剤化が可能なことを見いだしこの知見に基づ
いて本発明を完成した。

すなわち本発明は、水を含む又は配合した高級アルコー
ル硫酸エステル塩からなる、起泡剤及び式φＯ（ＣＨ２
ＣＨｚ　Ｏ）　ｎ　Ｈ（φ：アルキルフェニル基又はア
リルフェニル基ｎ＝８〜１２を示す）で表されるノニオ
ン系の界面活性剤を含むことを特徴とする発泡性白蟻防
除剤組成物を提供するものである。

本発明の白蟻防除剤組成物は、前記２種類の界面活性剤
の他に通常の白蟻防除剤に用いられる、白蟻防除剤有効
成分、溶剤、補助溶剤、起泡補助剤、水等を均一に混合
分散してなるものであり、使用の際、適宜水で希釈して
用いられる。

本発明において用いられる起泡剤である高級アルコール
硫酸エステル塩類としては、ナトリウム塩、アンモニウ
ム塩、トリエタノールアミン塩などであり例えばラウリ
ル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリ
ル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウ
リル［１ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸
トリエタノールアミンなどをあげることができる。

また前記高級アルコール硫酸エステル塩を用い水を加え
るときは製剤中に水を１〜２Ｏ重量％の範囲で含有させ
るのが好ましい。

本発明の式φＯ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（φ：アルキ
ルフェニル基又は、アリルフェニル基ｎ＝８〜１２を示
す）で表されるノニオン系の界面活性剤としては、エー
テル型として、ポリオキシエチレンアルキルアリルエー
テル類があげられ、例えばポリオキシエチレンスチリル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、エステル型としては、ポリオジエチレン水添ヒマシ
油などがある。

本発明に用いる白蟻防除剤有効成分としては、クロルピ
リホス、ホキシムに代表される有機リン系薬剤があげら
れ、この他力−バメート系、ピレスロイド系薬剤も配合
可能であり、さらに木材防腐剤など、例えばＰ−クロル
フェニル−３−ヨードプロパルギルホルマール、３−ブ
ロモ−２，３−ショート−２−プロペニルエチルカルボ
ナートなども配合してさしつかえない。

また溶剤としては白蟻防除剤に一般的に使用される白灯
油、キシレン等の炭化水素類、グリコール系溶剤、アル
コール系溶剤も使用できる。又、補助溶剤としては、セ
ロソルブ類、カービトール類に代表される、エーテル類
、例えばメチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ、メチルカービトール、エチルカービトール
、プチルカービトールなどが配合されることもある。

また本発明においては、起泡補助剤として広く知られて
いるラウリルアルコール脂肪酸アルキロールアミド類の
ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド、ラウリン酸ジェタノ
ールアミドなとも使用される。

〔実　施　例〕

以下に実施例を挙げて本発明を説明する。

実施例１ クロルピリホス　　２５重量％ 芳香族系溶剤　　２Ｏ重量％ プチルカービトール　　　２Ｏ重量％ ポグオキシエチレンスチヅル７！ニルエーテル　　　　
　７重量％（日本乳化剤製ニュー１−ル６１ｏ） γルキル硫酸トリエタノール１ミン　　　　　　２５　
重量％（三洋化成工業製すンデフトＬＴＭ）（内１６％
水含有）ラウリルアルコール　　　　２重量％ ヤシ油脂肪酸ジェタノール１ミド　　　　　　　１　重
量％（三洋化成工業製１υ７アン［！Ｘ２４）実施例２ ホ　　　キ　　　　シ　　　ム　　　　　　２Ｏ重量％
芳香族系溶剤　　１８重量％ ブ　　タ　　ノ　　−　　ル　　　　　　　２重量％プ
チルカービトール　　　２Ｏ重量％ ポリオキシエチレン　水添しマシ油　　　　１０重量％
（東邦化学工業製ベグノールＩＣ−１０）ラウリル硫酸
ナト亨つム　　　２５重量％（東邦化学工業製フルスゴ
ーＩＬＮ−４ＯＡ）（内１５％水含有）ラウリルアルコ
ール　　　　３重量％ ヤシ油脂肪酸ジェタノール１ミド　　　　　　　２重量
％比較例１ クロルピリホス　　２５重量％ 乳　　　　　化　　　　　剤　　　　　　５Ｍ量％（ノ
ニオン系＋７ニオン系　） ラウリル硫酸ｔトタウム　　　２５重量％（内１５％水
含有） ブチルセロソルブ　　　４３重量％ ラウリルアルコール　　　　２重量％ 比較例２ ホ　　　キ　　　シ　　　ム　　　　　　２Ｏ重量％芳
　　香　　族　　溶　　剤　　　　　１８重量％ブ　　
タ　　ノ　　−　　ル　　　　　　　　２重量％ボ亨オ
キシエチレンラウ亨ル　硫酸アンモニウム２Ｏ　重量％
（内１２％水含有） ブチルセロソルブ　　　３３重量％ ラウリルアルコール　　　　２重量％ 乳　　　　　化　　　　　剤　　　　　　５重量％（ノ
ニオン系＋にオン系　） 前記各配合を均一に混合分散して、実施例１〜２及び比
較例１〜２の発泡性白蟻防除剤原液を得た。

試験例１ 各発泡性白蟻防除剤原液での安定性について製剤直後、
−５℃１力月後、４５℃１力月後の状態を観察した。結
果、実施例１、実施例２共にいずれの場合も分解、沈殿
等もなく安定であった。しかし比較例１、比較例２共に
製剤直後に白濁し４５℃でそれが沈殿し、さらに、比較
例１においては一５℃でクロルピリホスの結晶が析出し
た。

試験例２ 発泡性について実施例１及び実施例２の原液の２５倍及
び２Ｏ倍水希釈乳液と市販の白蟻防除用乳剤（神東塗料
社製商品名「エバーウッド乳剤Ｌ−４００バブ」）の４
０倍水希釈乳液に、市販の起泡剤（神東塗料社製商品名
「エバーウッドバブ用起泡剤」）を２％添加した発泡性
施工液を比較対照として、市販の発泡施工用ノズル（神
東塗料社製商品名［スプレーガンバブＪを使用し発泡性
を調べた結果、良好な発泡性能を示し全く差は認められ
なかった。

〔発明の効果〕

本発明の方法に従うと、起泡剤として、水を含む高級ア
ルコール硫酸エステル塩を使うか又は、高級アルコール
硫酸エステル塩を使い、製剤中に水を加えても沈殿、ニ
ゴリ等を生じない安定な一液型発泡性白蟻防除剤が得ら
れるうえに、水を含むため、溶剤の選択によっては、非
危険物に該当する薬剤が製剤化可能になる（実施例１の
製剤品は引火点が認められず非危険物扱いとなる）ので
、従来法の欠点である、特殊性、コスト高、火気に対す
る危険性が除かれるので汎用性、経済性、安定性が高く
、発泡性白蟻防除剤として好適である。

特許出願人　　神東塗料株式会礼

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 水を含む又は配合した高級アルコール硫酸エステル塩か
   らなる発泡性の界面活性剤（以下、起泡剤と称す）及び 式φＯ−（ＣＨ＿２ＣＨ＿２Ｏ）ｎＨ （φ：アルキルフェニル基又はアリルフェニル基ｎ＝８
   〜１２を示す）で表されるノニオン系の界面活性剤を含
   むことを特徴とする発泡性白蟻防除剤組成物。