JPH01216130A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

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JPH01216130A
JPH01216130A JP3930788A JP3930788A JPH01216130A JP H01216130 A JPH01216130 A JP H01216130A JP 3930788 A JP3930788 A JP 3930788A JP 3930788 A JP3930788 A JP 3930788A JP H01216130 A JPH01216130 A JP H01216130A
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JP
Japan
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drive shaft
cam
torque
wheel drive
pair
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Pending
Application number
JP3930788A
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English (en)
Inventor
Masaji Yamamoto
正司 山本
Toshibumi Sakai
俊文 酒井
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、4輪駆動車に用いる駆動力伝達装置に関する
ものである。
〈従来の技術〉 前輪側駆動軸と後輪側駆動軸との間に配置され両軸の間
でトルクを伝達する多板クラッチと、この多板クラッチ
を作動する作動ピストンを備えた駆動力伝達装置におい
ては、前輪側駆動軸と後輪側駆動軸との相対回転に応じ
た油圧を発生する油圧発生手段を備え、この油圧を作動
ピストンに作用して多板クラッチを摩擦係合させるよう
になっている。
ところで、自動車が走行中にブレーキ操作を行った場合
、車輪スリップ率が10〜20%の領域でブレーキ力が
最大になる。このことからブレーキ操作時におけるブレ
ーキ油圧を制御して車輪スリップ率を上記範囲内に抑え
て車輪のロックを防止し、ブレーキ力を最大に保つよう
にしたABS(Anti−rock Break 5y
sten+)を備えた4輪駆動車においては、ブレーキ
操作時にはABS制御に支障が生じない程度に前後輪間
の伝達トルクを低く抑えることが必要となる。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような要望を満たすべく、従来例えば特開昭62−
50234号あるいは特開昭62−43325号に記載
されているように、ABSの作動を検出し、ABSの作
動が検出されたときには前後輪の直結状態を解除するよ
うにしたものが知られている。
しかしながら、上記したようなものにおいては、ABS
の作動を検出するために各種センサおよびコントローラ
を設けなければならず、構成が複雑となってコスト高と
なるとともに、センサ等の故障に対する対応を必要とす
る問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、制動時においては後輪側からトルクが流れる
逆入力トルク特性となり、反面通常走行時には前輪側か
らトルクが流れる正人力トルク特性となる点に着目し、
この考えを利用して上記した従来の問題を解決するもの
で、その構成は、前輪側駆動軸および後輪側駆動軸の一
方にハウジングを連結し、他方に前記ハウジングに回転
可能に軸承された回転軸を連結し、前記ハウジング内に
円周方向に相対回転可能にカム係合し相対回転によって
前記多板クラッチを押圧する一対のカム係合体を配置し
、この一対のカム係合体の一方を前記回転軸に連結し、
他方を前記回転軸に相対回転可能に嵌合し、前記カム係
合体をカム係合体の回転方向に傾斜する傾斜面とカム係
合体の回転方向に対して直角な係止面からなるカム形状
にて構成した。ものである。    ” く作用〉 上記した構成により、前輪側駆動軸からトルクが伝達さ
れる正入力トルクに対しては、前輪側駆動軸と後輪側駆
動軸の相対回転速度差が増大し、多板クラッチの摩擦係
合力が増大して伝達トルクが皿ばねにて設定されたバイ
アス以上になると、一対のクラッチ係合体が相対回転し
て傾斜面によるカム作用により軸方向に相対変位する。
かかる一対のクラッチ係合体の軸方向相対変位によりア
ウタプレートとインナプレートが押圧され、アウタプレ
ートとインナプレートはほぼ直結状態に結合される。こ
れによって多板クラッチによる伝達トルクは急激に上昇
し、ぬかるみ等からの脱出を容易にするとともに、アウ
タプレートとインナプレートの滑り摩擦を抑制して両プ
レートの損傷を未然に防止する。
逆に後輪側駆動軸からトルクが伝達される逆入力トルク
に対しては、係止面により一対のクラッチ係合体の相対
回転が阻止されるため、一対のクラッチ係合体の軸方向
相対変位によるアウタプレートとインナプレートの押圧
作用は生じなく、これによって多板クラッチによる伝達
トルクは油圧発生手段のみによる比較的低いものとなり
、ABSとのマツチングが図られる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図において、10はエンジン、11はトランスミッ
ション、13は前輪側差動装置、14は後輪側差動装置
、15は前輪側駆動軸、16は後輪側駆動軸、17は前
輪、18は後輪、20は前輪側駆動軸15と後輪゛側駆
動軸16間に設けられた駆動力伝達装置を示す。エンジ
ン10の出力はトランスミッション11を介して前輪側
差動装置13に伝えられ、前輪17を駆動するとともに
、前輪側駆動軸15に伝えられ、その回転は駆動力伝達
装置20を介して後輪側駆動軸16に伝達され、後輪1
8を駆動する。
前記駆動力伝達装置20は、第1図に示すように、回転
ハウジング21と、この回転ハウジング21内を縦貫し
て回転可能に軸承された回転軸22と、これら回転ハウ
ジング21と回転軸22との差動回転に応じた油圧を発
生する油圧発生手段23と、この油圧発生手段23にて
発生した油圧力が作用される作動ピストン24と、この
作動ピストン24の押圧力によって摩擦係合される多板
クラッチ25とによって主に構成されている。
前記回転ハウジング21の一端には前記前輪側駆動軸1
5が一体的に結合され、また前記回転軸22内には前記
後輪側駆動軸16がスプライン係合されている。回転ハ
ウジング21内には回転軸22と同心的に潤滑油チャン
バ27が形成され、この潤滑油チャンバ27の一端開口
はエンドカバー28にて閉塞されている。潤滑油チャン
バ27内には一対のカム係合体30の7方を構成するク
ラッチハブ31が回転軸22の外周に回転かつ軸方向移
動可能に支持され、このクラッチハブ31の端面に複数
の保合ボール32が円周上等角度間隔に保持されている
。クラッチハブ31の一端には前記多板クラッチ25を
作動ピストン24との間で挟持するようにトルク受承体
31Aが設けられている。また回転軸22の外周には前
記一対のカム係合体30の他方を構成するカムプレート
33がスプライン係合されている。カムプレート33の
前記クラッチハブ31の端面に対向する面には前記係合
ボール32に係合するそれと同数のカム溝34が円周上
等角度間隔に形成され、このカム溝34は第3図に示す
ように回転方向に対して傾斜する傾斜面34Aと、回転
方向に対して垂直な係止面34Bとからなり、これら傾
斜面34Aと係止面34Bとで係合ボール32を挟込む
ように配置されている。これによってクラッチハブ31
が矢印方向に回転する場合には、係止面34Bの作用に
よって保合ボール32を介しカムプレート33に一体的
に回転を伝達し、クラッチハブ31が反矢印方向に回転
する場合には、傾斜面34Aの作用によってカムプレー
ト33に軸方向分力を付与するようになっている。しか
してカムプレート33のカム溝34は、通常クラッチハ
ブ31との間に介挿された皿ばね35の光力により係合
ボール32に係合されている。
また前記潤滑油チャンバ27内には多板クラッチ25を
構成する複数のアウタプレート37とインナプレート3
8が交互に配置されており、アウタプレート37は回転
ハウジング21の内周にスプライン係合され、インナプ
レート38は回転軸22の外周にスプライン係合されて
いる。
前記作動ピストン24と回転ハウジング21の内端との
間には、軸方向に制限された円筒状の空間部40が形成
され、この空間部40にその軸方向寸法より僅かに小さ
な肉厚のロータ41が摺接可能に収納されている。かか
るロータ41は第2図に示すように、中心部を前記回転
軸22の外周にスプライン係合され、また直径方向に延
びる2枚のブレード42を有している。これにより前記
空間部40は、複数のブレード42によって円周上複数
の圧力室43に区画され、これら各圧力室43空間部に
シリコンオイル等の高粘度油44が充填されている。し
かして上記した円筒状空間部40に収納されたブレード
42を持つロータ41および高粘度油44により前記油
圧発生手段23を構成している。かかる油圧発生手段2
3によって発生する油圧力により、第5図の伝達トルク
特性に示すように差動回転に対して比較的低めの伝達ト
ルクを発生するようにしている。
上記した構成において、通常の走行状態においては、前
輪側から後輪側にトルクが流れる正入力トルク特性とな
るため、前輪側駆動軸15と後輪側駆動軸16とが相対
回転して前記ロータ41が回転ハウジング21内で相対
回転すると、圧力室43に充填された高粘度油44がブ
レード42により、接近した2面間を回転速度差に応じ
た流速で強制移動される。この際、回転ハウジング21
および作動ピストン24の両端面との粘性摩擦により圧
力室43内にロータ41の回転速度に比例した内圧が発
生する。すなわちこの内圧は、ブレード42が回転ハウ
ジング21に対して矢印方向に回転することにより、隣
接する2つのブレード42で囲まれた圧力室43の先行
するブレード側をB、後続するブレード側をAとすると
、A点で最も高く、B点で最も低い圧力分布となり、圧
力室43にブレード42の回転速度に比例した圧力が発
生し、この圧力が作動ピストン24に作用して多板クラ
ッチ25を押圧する。
従って複数のアウタプレート37とインナプレート38
が作動ピストン24に作用する油圧力に応じた押圧力で
摩擦係合され、多板クラッチ25を介して前輪側駆動軸
15より後輪側駆動軸16に回転トルクが伝達される。
しかしてかかる伝達トルクは比較的低めに設定されてい
る。
ところで、前輪側駆動軸15と後輪側駆動軸16の差動
回転(相対回転速度差)が増大し、それに伴って伝達ト
ルクが皿ばね35にて設定されたバイアス以上となる差
動回転がNl(第5図)に達すると、クラッチハブ31
とクラッチプレート33が皿ばね35に抗して相対回転
して係合ボール32がカムプレート33の傾斜面34A
に乗り上げ、その結果クラッチハブ31はクラッチプレ
ート33に対して軸方向に変位し、そのトルク受承体3
1Aにて多板クラッチ25を作動ピストン24に向かっ
て押圧する。かかるクラッチハブ31の軸方向変位によ
りアウタプレート37とインナプレート38はほぼ直結
状態に結合され、4輪駆動状態になる。これにより多板
クラッチ25による伝達トルクは、第5図のトルク伝達
特性に示すように所定の差動回転N1を境にして急激に
上昇し、ぬかるみ等からの脱出を容易にする。
ところが制動時においては、後輪側から前輪側にトルク
が流れる逆入力トルク特性となるため、カムプレート3
3の係止面34Bによりクラッチハブ31とクラッチプ
レート33との相対回転が規制されるため、上記した伝
達トルクの急激な上昇は生起せず、多板クラッチ25の
滑りが許容されてABSに支障を及ぼさないようになる
上記した実施例においては、作動ピストン24に作用す
る油圧力を、高粘度油をブレードによって強制移動させ
ることにより発生させる例について述べたが、従来周知
の差動ポンプを用いて行うようにしてもよい。
また上記した実施例においては、一対のカム係合体30
を係合ボール32を介して係合した例について述べたが
、同様な考えの基に一対のカム係合体30を鋸歯状のカ
ム面同士で係合させてもよい。
〈発明の効果〉 以上述べたように本発明は、正入力時には差動回転に応
じて伝達トルクが上昇するように、また逆入力時には差
動回転に対しても伝達トルクがあまり上昇しないように
カム係合体を構成したので、ABSを備えた4輪駆動車
においてもABS制御に支障を起こさず、しかもこのよ
うな伝達トルク特性が特別な制御を何ら行わずして得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は駆動力伝
達装置の断面図、第2図は第1図のn−■線断面図、第
3図は第1図の■−■線拡線断大断面図4図は4輪駆動
車の概略図、第5図は差動回転に対する伝達トルク特性
を示す線図である。 15・・・前輪側駆動軸、16・・・後輪側駆動軸、2
1・・・回転ハウジング、22・・・回転軸、23・・
・油圧発生手段、24・・・作動ピストン、25・・・
多板クラッチ、31,33・・・カム係合体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前輪側駆動軸と後輪側駆動軸との間に配置され両
    軸の間でトルクを伝達する多板クラッチと、この多板ク
    ラッチを押圧する作動ピストンと、前記前輪側駆動軸と
    後輪側駆動軸との差動回転に応じた油圧力を前記作動ピ
    ストンに作用させる油圧発生手段とを備えた駆動力伝達
    装置において、前記前輪側駆動軸および後輪側駆動軸の
    一方にハウジングを連結し、他方に前記ハウジングに回
    転可能に軸承された回転軸を連結し、前記ハウジング内
    に円周方向に相対回転可能にカム係合し相対回転によっ
    て前記多板クラッチを押圧する一対のカム係合体を配置
    し、この一対のカム係合体の一方を前記回転軸に連結し
    、他方を前記回転軸に相対回転可能に嵌合し、前記カム
    係合体をカム係合体の回転方向に傾斜する傾斜面とカム
    係合体の回転方向に対して直角な係止面からなるカム形
    状にて構成してなる駆動力伝達装置。
JP3930788A 1988-02-22 1988-02-22 駆動力伝達装置 Pending JPH01216130A (ja)

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