JPH01211243A - 情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は人容着の記録媒体を使用する記録・再生装置に
おいて、欠陥を含む媒体であっても高速アクセスを可能
にする記録・再生装置に使用する情報記録媒体に関する
。

［従来の技術及びその解決しようとする課題］大容量の
記録媒体として近年光デイスク装置が用いられるように
なってきた。光ディスクのような光記録媒体を使用する
装置にあっては、オート・トラッキングは必須技術であ
ることは公知である。しかし光ディスクのみならず光記
録媒体は−・般に磁気記録媒体に比較してエラーレート
が大きい。このエラーのなかには単に情報の記録・再生
ができないというものから、トラッキング外れを引き起
こすような重大なエラーがある。従来の光ディスクでは
トラッキング外れを引き起こすような欠陥を含む媒体に
対して、それを回避する適切な手段を持っておらず、基
本的には無欠陥媒体を対象とした装置構成になっていた
。従って、トラッキング外れを引き起こすような欠陥が
あると、通常の動作と同様にトラッキングを行ないなが
らシーク動作を行なうので、その欠陥によりトラッキン
グ外れを引き起こし現在位置を見失うない、再び現在位
置を確認するという動作を繰り返すことになり高速アク
セス性が損なわれるという問題点があった。さらに情報
の記録時にトラッキング外れが生じると周辺のデータを
破壊する恐れも有していた。

また、従来の装置では、前記したようにトラッキング外
れを起こす欠陥を含む媒体に対して適切な回避手段を持
っていないため、媒体出荷時に全数、トラッキング外れ
を起こすか否かを検査し、良品のみ出荷していた。これ
は、もともとエラーレートの大きい光記録・再生媒体に
あっては不良率が必然的に高くなりコスト上問題である
。

さらに、光記録・再生媒体を使用する記録・再生袋ｊδ
の多くは媒体交換を可能にしているものが多い。媒体交
換可能型であると、固定磁気ディスク装置のように密閉
構造がとりにくいので、必然的にゴミ、ホコリの影響を
受けやすく、媒体上にのったゴミ、ホコリによってトラ
ッキング外れを起こすことがある。このようなときに従
来では、トラッキング外れを検出すると、そのトラック
の周辺の数トラツクを使用不可として、トラックアクセ
スの対象から外す処理を行っていた。この従来方式では
、１ケ所の欠陥のために多数のトラックを捨てることに
なるので、記録媒体の全使用可能領域のうち有効使用領
域が大幅に減少する問題点があった。

［課題を解決するための手段］ 本発明の目的はヒ記問題点に鑑み、粗シーク手段を持ち
高速アクセスを可能にしている装置において、高速アク
セス性をそこなわずに、かつ、エラー発生トラックのみ
をアクセス対象から外すことを可能にするアクセス方法
を採用した情報記録再生装置に使用する情報記録媒体を
提供することにある。

以上のような目的は、トラッキング手段を用いながらシ
ーク動作を行なう情報記録再生装置に使用する情報記録
媒体において、 前記トラッキング手段のトラッキングに不都合を及ぼす
記録媒体の異常個所のアドレスが前記記録媒体の所定個
所に記録されていることを特徴とする情報記録媒体によ
り達成される。

［作用］ 本発明の情報記録媒体を使用する情報記録再生装置のト
ラックアクセス方法は、粗シークのイ☆置決め精度Ｎと
トラッキング外れを起こすトラック番地情報Ｐ（以後エ
ラートラック情報と略する）により、シーク実行時、粗
シークを用いなければならない距離であるとき、目的ト
ラックアドレスＭとエラートラック情＠Ｐとを比較し、
Ｍ＋Ｎの範囲にＰがなければ目的トラックアドレスヘシ
ークし、そうでないときは、ＰとＭからエラートラック
と目的トラ・ツクとの位置関係を知ることにより、エラ
ートラック位Ｒ１，Ｐのないほうから目的トラックＭに
近づく方法を取ることにより前記問題点を解決する。例
えば、現在位置と目的トラックＭの間にエラートラック
Ｐがある場合には、エラートラック位ｉＰを飛びこし、
更に目的トラック位置Ｍを飛びこした位置で、かつその
位置は目的トラック位置Ｍにおける粗シーク位置決め精
度Ｎをも飛びこす位置ヘシークし、そこから微シーク機
購により目的トラックへたどりつく方法を取る。よって
、欠陥の多い記録媒体でも高速アクセス性が損なわれな
い。

このようなアクセス方法を実施するためには、トラッキ
ング外れを引き起こすような欠陥のアドレス位置を記録
した記録媒体が必須である。また、そのデータを記録す
る時によって、いろいろな形態取りうることになる。例
えば、前記不都合を及ぼす記録媒体の異常個所が記録媒
体の出荷時に検査したトラッキング外れを引き起こす、
？ｃｌＩ録媒体の欠陥（ゴミ、キズ等を含む）である場
合、または６１１記不都合を及ぼす記録媒体の異常個所
が、記録媒体の出荷後に生じたトラッキング外れを引き
起こす記録媒体の欠陥（ゴミ、キズ等を含む）である場
合なとである。

さらに記録媒体の機能（例えば、再生のみ、追記のみ、
書き換え可能型等）に応じて、前記異常個所のアドレス
記録が出荷時に行なわれる場合（プリフォーマット形式
）や、前記記録媒体が追記型または書き換え可能型の記
録媒体であるときに、前記異常個所のアドレス記録が記
録媒体使用時に行なわれる場合などがある。

上記本発明の情報記録媒体を使用する情報記録１り主装
置には、記録媒体を初めて使用するときに、全トラック
を検査してトラック外れを起した全てのトラックアドレ
スを前記記録媒体の所定の個所に記録することを特徴と
する情報記録再生装置や、 記録、再生動作等のシーク実行時にトラック外れを起し
たトラックアドレスを記録媒体の所定の個所に記録する
ことを特徴とする情報記録再生装置などが考えられる。

［実施例］ 以下、本発明に係る情報記録媒体について、図面に基づ
き詳細に説明する。

第２図は本発明に係るトラックアクセス方法が適用でき
る光デイスク装置の模式的な構成図である。同図におい
て、ｌは光ディスク、２は後述する本発明のアクセス方
法を制御するコントローラ、３は−Ｌ位のコンピュータ
等の指令などのインターフェイス信号バス、４はシーク
モータ、５は記録再生する光ヘッド、６は光ディスクＩ
を回転させるスピンドルモータである。なお、本発明の
アクセス方法を制御するコントローラ２で処理できない
ものは不図示のコンピュータが判断する。

一般に多数の情報トラックを有する記録・両生媒体を使
用する記録・再生装置では高速アクセスを実現するため
に、シークの実行機構として、相シーク、微シークの機
能を有している。第２図の装置で粗シーク、微シークの
機能を説明すると、シークモータ４が図示しないエンコ
ータ出力により大まかな位置決めを行う。光ディスクに
おいてはトラックピッチは数ミクロンｍであり、それに
対してエンコーダは数十ミクロンｍが最少ピッチである
から、今トラックピッチを２μｍ、エンコーダは４０μ
ｍとすれば、エンコータ出力のみによる位置誤差は最大
２０トラック分となる。このよりな粗シークに対して微
シークは、第２図の光ヘツド５内の図示しないトラッキ
ング用アクチュータをディスクの半径方向に移動させる
ことにより実現される６ 第３図は本発明に係るトラックアクセス方法による特徴
を最も良く表わした図であり、ディスク状の記録媒体の
トラックを示した図である。第３図において、Ｒは現在
のヘッド位置、Ｍが目的トラック位置、Ｐがトラッキン
グ外れが起こるエラー位置、Ｑが本発明に係る仮の目的
トラック位置である。また、第４図は第３図の動作を説
明するフローチャートである。

第３図及び第４図を用いて本発明によるアクセス方法を
説明する。

Ｍ番地へのシーク命令を受信したとき（第４図における
ステップ５０）、現在のヘッド位置がＲ地点であるとす
る。コントローラ２は（Ｒ−Ｍ）の計算を行い、粗シー
クが必要である距離と判断したとき、Ｍ±Ｎの範囲にエ
ラートラックがあるか否かをコントローラ２内にあるの
エラーテーブル１０の内容から判断する（ステップ５１
）。これは、相シークの精度からしてエラートラックＰ
を通過する危険があるかどうかを判断するものである。

その範囲内にエラートラックがあれば（ステップ５Ｉの
ＹＥＳ）、本発明に係る動作を実行する。また、その範
囲内にエラートラックがなければ（ステップ５１のＮＯ
）、通常どうりの目的トラックＭへのシークを実行する
（ステップ５５）。前記範囲内にエラートラックＰがあ
る場合は、次にＰがＭよりも大きいかどうかを判断する
（ステップ５２）、これはエラートラックＰが目的トラ
ックＭに対して内周、外周のいずれかに存在するのかを
判断するためで、Ｐ＜ＭのときはＲ地点から見て、エラ
ートラックＰは目的トラックＭより内側にあることを知
り、Ｐ＞ＭのときはエラートラックＰは目的トラックＭ
より外側にあることを知る。内側にあるときは（第３図
に示した場合）、粗シークの位置精度はＮトラック分で
あるから、粗シークによる目的番地をＭ＋Ｎにすること
により、粗シークの完了した時点では目的トラックＭよ
り必ず外側のＱ点にヘッドは着地する（ステップ５３）
。

粗シーク完了後、現在アドレスを媒体ｌから読み出しく
ステップ５６）、目的トラック番地Ｍと比較しくステッ
プ５７）、一致していればシーク動作終了であり（ステ
ップ５９）、一致していなければ、現在アドレスが目的
トラック番地Ｍへ近づく方向へ１トラツクシークしくス
テップ５８）、ステップ５６に戻り、以後　Ｑ＝Ｍの条
件が成立するまでステップ５６〜５８を繰り返す。

以上が基本的なフローである。

また、ステップ５８において現在アドレスＱと目的トラ
ックアドレスＭとの差が所定量以上であるときは、トラ
ックアドレスを確認しないで複数トラックのジャンプを
行ういわゆるマルチトラックジャンプを用いて所定量だ
けジャンプし、それからステップ５６に戻る実施例をと
ることもできる。

また、ステップ５２．５３では粗シーク誤差Ｎに対して
マージンを持つ意味、あるいは粗シーク量により粗シー
ク誤差ｆｆＮが変化する場合もあるので、Ｎ＋ａ　（ａ
は正の整数）をＮとすることによりオーバーシュート等
による、ヘッド５のオーバーランを吸収することも可能
である。

なお％Ｒから見てエラートラックＰが目的トラックＭよ
り手前にいる時も、あるいは、目的トラックＭに対して
現在アドレスＲが内側にいるときも、−り記と同様のス
テップを実行することにより実現できる。

第６図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）はそのようなパターンの
一例を示した図であり、Ｒは現在のトラック位置、Ｍは
目的トラック位置、Ｐはエラートラック位置、Ｑは仮の
目的トラック位置、破線はＲからＱへのトラックジャン
プを示す。

（ａ）が前述のＲから見てエラートラックＰが目的トラ
ックＭより手前にいる時であり、（ｂ）。

（ｃ）がそれぞれ目的トラックＭに対して現在アドレス
Ｒが内側にいるときを示した図である。

前述したアクセス方法を実現するためには、第５図に示
したようなエラートラックの位置を記録したエラーテー
ブルｌＯが必要である。第１図はエラーテーブル１０の
記録された領域８０を有する記録媒体を示した図であり
、（ａ）はディスク状（ｂ）はカード状の記録媒体を示
している。

このようにエラーテーブル１０は記録媒体の所定の箇所
に記録されており、コントローラ２は該箇所の情報を読
み出し、内蔵メモリ内にエラーテーブル１０を作成する
。

次にエラー情報を記録媒体に記録する本発明に係る情報
記録再生装置の実施例を説明する。

なお１本発明に係る情報記録再生装置において記録再生
装置とは、再生、記録、消去の処理の少なくとも１つの
機能を備えた装置を言うものとする。

未記録の媒体が記録・再生装置にローティングされた時
、記録・再生装置は自動的に、あるいは記録・再生装置
に接続されている不図示の上位装置からコマンドを受信
することにより、エラートラックの検出動作に入る。こ
のエラートラックの検出動作の方法は、トラックアドレ
スを順次読み出しながら、該トラック内でトラッキング
外れがなければ次のトラックヘジャンブし、あればその
トラックのアドレスを読み出す動作を繰り返すことによ
って行なわれる。第７図はその検出動作の一例を示すフ
ローである。同図において、まず、検査しようとするト
ラックの一番最初の番号を決め（第７図ステップ７１）
トラッキングを開始し、エラートラックを検出すると（
ステップ７３のＹＥＳ）、コントローラ２はコントロー
ラ２内のエラーテーブル１０にトラックアドレスを格納
する（ステップ７４）と共に、この情報を使つて、本発
明のアクセス方法を用いてエラートラックの次のトラッ
クから再度エラートラックの検出動作を繰り返す（ステ
ップ７９）。媒体全面が終了したら（ステップ７５のＹ
ＥＳ）、エラーテーブルｌＯの情報を第１図に示したよ
うな媒体１の所定の箇所に記録する（ステップ７８）。

このようなエラーデータを記録した情報記録媒体は、再
生のみの記録媒体においても出荷時にエラーデータをプ
リフォーマットに近い状態で記録をすることが可能であ
り、追記型、書き換え可能型の記録媒体ならユーザーが
その記録媒体を使用中においてエラーデータを記録する
ことが可能である。

例えば、通常の記録、再生、あるいは、シークの実行時
に媒体欠陥によるトラッキング外れが発生したときに、
記録媒体の所定の箇所に、該トラックアドレスを記録す
るようにすれば、検査時にはなかった箇所に対してのキ
ズ等による影響を避ける事ができる。あるいは通常の記
録、再生等において、前記エラートラック検出動作と併
用することにより検査時にはなかった箇所に対してのキ
ズ等による影響を避ける事ができる。

また、前記実施例においては、光デイスク装置を例に取
り説明したが、本発明の思想は、例えば、光ディスクの
トラッキング方法と略同じ方法を採用する光カード装置
における光カードにおいても同様に実施できることは明
らかである。

［発明の効果］ 以上、詳細に説明したように、本発明のアクセス方法に
よれば、 ■エラートラックのみを避けて使用することができるの
で媒体使用率が多くなる。

■エラートラックが沢山あっても高速シーク性がそこな
われない。

■微シークをマルチトラックジャンプとシングルトラッ
クジャンプを併用することにより相シーク位置精度が悪
くても高速シークが可能である等の実用上極めて優れた
効果を有し、本発明の記録媒体によれば、扱う記録媒体
及び扱う情報処理システムに応じた高速アクセス及びエ
ラートラックの処理体系を構築することも可能になる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はエラーテーブルが記録された本発明の記録媒体
を示す図である。 第２図は本発明のトラックアクセス方法が適用できる光
デイスク装置の模式的な構成図である。 第３図は本発明のトラックアクセス方法による特徴を最
も良く表わした図であり、ディスク状の記録媒体のトラ
ックを示した図である。 第４図は第３図の動作を説明するフローチャートである
。 第５図はエラーテーブルを示した図である。 第６図は本発明を適用したアクセス方法を説明する図で
ある。 第７図はエラー発生トラックアドレス書き込み方法の一
例を説明するフローチャートである。 １：記録媒体、２：コントローラ、 ３：上位装置と接続するだめのインターフェースパス、 ４：粗シークを行うためのシークモータ。 ５：光ヘッド、 ６：ディスクを回転させるためのスピンドルモータ。 代理人　弁理士　　山　下　穣　手 箱１図 （ｂ） 第２図 第ろ図 了ｒレス上曾カＯガ旬 第÷図 第５図 第６図 （ａ）　　　　　　　（ｂ） （Ｃ）

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）トラッキング手段を用いながらシーク動作を行な
   う情報記録再生装置に使用する情報記録媒体において、 前記トラッキング手段のトラッキングに不都合を及ぼす
   記録媒体の異常個所のアドレスが前記記録媒体の所定個
   所に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
2. （２）前記不都合を及ぼす記録媒体の異常個所が記録媒
   体の出荷時に検査したトラッキング外れを引き起こす記
   録媒体の欠陥（ゴミ、キズ等を含む）であることを特徴
   とする請求項第１項記載の情報記録媒体。
3. （３）前記不都合を及ぼす記録媒体の異常個所が、記録
   媒体の出荷後に生じたトラッキング外れを引き起こす記
   録媒体の欠陥（ゴミ、キズ等を含む）であることを特徴
   とする請求項第１項記載の情報記録媒体。
4. （４）前記異常個所のアドレス記録が出荷時に行なわれ
   ることを特徴とする請求項第１項記載の情報記録媒体。
5. （５）前記記録媒体が追記型または書き換え可能型の記
   録媒体であるときに、前記異常個所のアドレス記録が記
   録媒体使用時に行なわれることを特徴とする請求項第１
   項記載の情報記録媒体。
6. （６）記録媒体上に記録されたトラックアドレスを読み
   とる手段と、指定されたトラックアドレスにシークする
   手段を有し、該シーク手段は粗シークおよび微シーク手
   段を持ち、粗シーク手段による位置決め精度がＮトラッ
   ク分であり、 相シークを用いるシーク動作のときに、指定された目的
   トラックアドレスがＭであるとき、トラック外れを起こ
   すトラックＰが、 Ｍから（Ｍ＋Ｎ）の範囲内にあるときは （Ｍ−Ｎ−ａ）番地（ａは任意の正の整数）を、また、
   Ｍから（Ｍ−Ｎ）の範囲内にあるときは（Ｍ＋Ｎ＋ａ）
   番地を仮の目的トラックアドレスとしてシークを実行し
   、 それから真の目的トラックアドレスＭに到達するまで微
   シーク手段を用いてシークすることを特徴とするトラッ
   クアクセス方法を使用した情報記録再生装置に使用する
   請求項第１項記載の情報記録媒体。