JPH01207302A - 塩素化エチレン系共重合体の製造方法 - Google Patents

塩素化エチレン系共重合体の製造方法

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JPH01207302A
JPH01207302A JP3344188A JP3344188A JPH01207302A JP H01207302 A JPH01207302 A JP H01207302A JP 3344188 A JP3344188 A JP 3344188A JP 3344188 A JP3344188 A JP 3344188A JP H01207302 A JPH01207302 A JP H01207302A
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Japan
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chlorination
copolymer
ethylene
chlorinated
temperature
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Application number
JP3344188A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
Shoji Sakurai
桜井 昭二
Yoshihiro Mogi
茂木 義博
Toshiyuki Iwashita
敏行 岩下
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエチレン系共重合体を水性懸濁液中て二段階で
塩素化させることによって塩素化エチレン系共重合体の
製造方法に関する。さらにくわしくは耐熱性および耐寒
性が良好であるのみならず、耐油性もすぐれており、し
かも耐候性および耐オゾン性か良好であり、さらに金属
や合成繊維の基布との接着性についてもすぐれており、
かつ架橋か可能であるばかりでなく、加硫についても比
較的簡易である塩素化エチレン系共重合体の製造方法に
関する。
(従来の技術) 以前から、塩素化されたエラストマーおよび樹脂はT業
的に生産され、多方面にわたって利用されている。これ
らの得られるkPIB化物は#候性。
耐溶性、耐薬品性、耐熱老化性および耐油性などにすぐ
れているために自動車、電気機謬、電子機塁、工業機器
などの部品として使用されていることはよく知られてい
る。
該塩素化物のうち、エチレンと(メタ)アクリル酸アル
キルとの共重合体またはエチレンと(メタ)アクリル酸
アルキルと(メタ)アクリル酸もしくは(無水)マレイ
ン酸との共重合体を塩素化させることによって得られる
塩素化物が提案されている(たとえば、特開昭59−1
9205号)、得られる塩素化物は透明性であり、しか
も耐油性であり、かつ柔軟であり、接着剤として有用で
あることか知られている。
(発明か解決しようとする課題) 該塩素化物は四塩化炭素のごとき溶媒に共重合体を溶解
し、溶液中で比較的高い温度において塩素化を行なって
製造している。この方法で塩素化物を製造するには2反
応系の溶媒の蒸気圧が高く、高温耐圧反応器を必要とし
、しかも生成するポリマー(塩素化物)の熱安定性が問
題となり、さらに得られた#1素化物か粉末状でない(
団塊状)、その上、塩素化後塩素化物より使用した溶媒
を除去するには、塩素化物が団塊状のために完全に除去
することか難しい。
以上のことから1本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち耐熱性および耐寒性がすぐれているのみな
らず、耐油性、耐候性および耐オゾン性も良好であり、
かつ比較的に低い温度において塩素化が可能であり、ま
た得られる塩素化物か団塊せず、しかも有機過酸化物に
よる架橋ばかりでなく、硫黄または硫黄含有化合物(硫
黄放出化合物)による加硫が可能である塩素化エチレン
系共重合体を得る方法である。
(課題を解決するための手段および作用)本発明にした
がえば、これらの課題は、メルトフローインデックス(
JIS  に721Oにしたかい、条件が4で測定、以
下r IIIFRJと云う)か0゜1〜100 g/1
0分であり、かっα、β−不飽和ジカルボン酸およびそ
の無水物の共重合割合か合計量として0.5〜25モル
%であるエチレンとa、β−不飽和ジカルボン酸および
/またはその無水物とのエチレン系共重合体を水性懸濁
液中で塩素ガスを接触させて塩素化エチレン系共重合体
を製造する方法であり、第一段階においてエチレン系共
重合体の融点よりも少なくとも25℃低い温度であるが
、50℃より高い温度において全塩素化量の20〜60
%を塩素化し、第二段階において前記第一段階における
塩素化温度よりも10℃以上高い温度であるが、該エチ
レン系共重合体の融点よりも5〜!5℃低い温度に3い
て残りの塩素化を行ない、塩素含有量が5〜45重量%
であり、かっムーニー粘度(ML、100℃)か5以上
である塩素化工1+4 チレン系共重合体の製造方法。
によって解決することかできる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(八)エチレン系共重合体 本発明の塩素化エチレン系共重合体を製造するにあたり
、原料であるエチレン系共重合体は少なくともエチレン
と「α、β−不飽和ジカルボン酸および/またはその無
水物」(以下「コモノマー(1)」と云う)との共重合
体である。該共1合体はエチレンとコモノマー(1)と
の共重合体でもよく、エチレンおよびコモノマー(1)
のほかに2第三共重合成分として[不飽和カルボン酸エ
ステル、アルコキシアルキルセr日アクリレートおよび
ビニルエステルからなる群からえらばれた少なくとも一
種の二重結合を有する七ツマ−」 (以下「コモノマー
(2)」と云う)とからなる多元共屯合体でもよい。
コモノマー(1)のうち、α、β−不飽和ジカルボン酸
の炭素数は通常多くとも20個であり、とりわけ4〜1
6個のものが好適である。該ジカルボン酸の代表例とし
ては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、 3.6−ニンドメチレンー 1.2.ゴ、6−チ
トラヒドローシスーフタル酸(ナデイソク庸@)があげ
られる。
本発明のα、β−不飽和ジカルボン酸成分のうち、前記
α、β−不飽和ジカルボン酸の無水物が望ましく、なか
でも無水マレイン酸が好適である。
コモノマー(2)のうち、不飽和カルボン酸エステルの
炭素数は通常4〜40個であり、特に4〜20個のもの
か好ましい0代表例としては、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレートなどの熱安定性のよ
いものか好ましい。
さらに、アルコキシアルキル台り目アクリレートの炭素
数は通常多くとも20個である。また、アルキル基の炭
素数が1〜8個(好適には。
1〜4個)のものか好ましく、さらにアルコキシ基の炭
素数が1〜8個(好適には、 1〜4個)のものか望ま
しい。好ましいアルコキシ[アルキルアクリレートの代
表例としては、メトキシエチルアクリレート、エトキシ
エチルアクリレート、およびブトキシエチルアクリレー
トかあげられる。
また、ビニルエステルの炭素数は、一般には多くとも2
0個(好適には、 4〜16個)である、好適なビニル
エステルの代表例としては、酢酸ビニルプロピオン酸ビ
ニル、ビニルブチレート、ビニルピバレートなどがあげ
られ、特に酢酸ビニルが好ましい。
本発明のエチレン系共重合体において、コモノマー(1
)の共重合割合は0.5〜25モル%であり、1.0〜
25モル%か好ましく、特に1.0〜20モル%が好適
である。コモノマー(1)の共重合割合か0.1モル%
未満のエチレン系共重合体を用いると、得られる塩素化
物の効果を発揮しない。
一方、25モル%を超えたエチレン系共重合体は工業的
に製造するさいにコストおよび装造上問題がある。
また、コモノマー(2)の共重合割合は製造的にも、コ
スト的にも一般には多くとも25モル%であり、0.5
〜25モル%のものか望ましく、とりわけ1.0〜25
モル%のものが好適である。
該エチレン系共重合体のMFRは0.1〜200g/l
O分であり、 0.5〜zoo g/10分のものか好
ましく、特に 1.0〜200 g/In分のものか好
適である。  MFRか0.1g/10分未満のエチレ
ン系共重合体を使うならば、得られるエチレン系共重合
体の成形性や混線性がよくない、一方、 慟o g /
 10分を超えたエチレン系共重合体を使用するならば
得られる塩素化エチレン系共重合体の機械的特性がよく
ない。
該エチレン系共重合体はエチレンとコモノマー(1)ま
たはエチレン、コモノマー(1)およびコモノマー(2
)とを50〜2500kg/ c rn’の超高圧下。
100〜280℃の温度において連鎖移動剤の存在下て
ラジカル重合させることによって製造されているもので
ある。この共重合体は工業的に製造され、多方面にわた
って利用されているものであり、その製造方法および各
物性はよく知られているものである。
本発明の塩素化エチレン系共重合体を製造するにあたり
、エチレン系共重合体としてエチレンおよびコモノマー
(1)とからなる共重合体を使用してもよいが、とりわ
けエチレンとコモノマー(1)およびコモノマー(2)
とからなる三元系共重合体を使うことにより、塩素化の
さいにブロッキングの発生がなく、容易に実施すること
かてきる。しかも、得られる塩素化エチレン系共重合体
はゴム弾性や耐熱性かすぐれているために好ましい。
本発明の塩素化エチレン系共重合体は以上のエチレン系
共重合体を後記の第一段階塩素化および第二段階塩素化
によって製造することができる。
第一段階および第二段階の塩素化は水性懸濁状態で実施
される。この水性懸濁状で塩素化を実施するには粒子状
または粉末状の前記のエチレン系共重合体を水性媒体中
に懸濁させる。この水性懸濁状態を保持するために、少
量の乳化剤、懸濁剤を加えることが好ましい、このさい
、必要に応じて、ベンゾイルパーオキサイド、アゾビス
イソブチロニトリルおよび過酸化水素のごときラジカル
発生剤、ライトシリコン油なとの消泡剤ならびにその他
の添加剤を加えてもさしつかえない。
(B)第一段階塩素化 第一段階において塩素化は使われるエチレン系共重合体
の融点よりも少なくとも25℃低い温度において実施さ
れる。とりわけ、該共重合体の融点よりも30〜60℃
低い温度で塩素化を行なったほうが望ましい、該共重合
体の融点よりも少なくとも25℃低い温度で塩素化を実
施した場合、反応中ての粒子の団塊化か起らず、続く第
二段階における塩素化を容易に行なうことがてきる。一
方、25℃未満の低い温度で塩素化を行なった場合1反
応中ての粒子の団塊化か起り易く、反応を継続すること
が困難になることかあり、さらに得られる生成物も不均
一な塩素化度分布をもったものになる。
該第−段階における塩素化は50℃よりも高い温度で実
施される。
また、この第一段階においては全塩素化量の20〜60
%の塩素化する必要があり(たとえば塩素含有率か30
重屋%である本発明の塩素化エチレン系共重合体を製造
する場合、この第一段階において%塩素化することか好
ましい。この段階において、全塩素化量の20%未満の
塩素化を行な9た場合、続く第二段階の塩素化反応にお
いて粒子の団塊化を起し易い。
一方、60%を越えて塩素化を実施すると、不均一な塩
素化か進行し、得られる生成物は、耐熱性および加工性
の悪いものになる。
このようにして第一段階における塩素化を実施した後、
下記のような条件て第二段階の塩素化を行なうことによ
って本発明の塩素化エチレン系共重合体を製造すること
ができる。第一段階の塩素化から第二段階の塩素化に移
行するにあたり、第一段階の塩素化において用いた反応
器中で条件を変えて第二段階の塩素化を実施してもよく
、またあらかじめ第二段階の塩素化の条件に制御された
別の反応器に第一段階の塩素化によって製造された塩素
化エチレン−プロピレン系共重合体を含む水性懸濁液を
移行してもよい。
(C)第二段階塩素化 第二段階の塩素化は第一段階の塩素化温度よりも10℃
以上高い温度であるか、使用しエチレン系共重合体の融
点よりも5〜15℃低い温度において残りの塩素化を行
なうことによって達成することかできる。とりわけ、第
一段階の塩素化温度よりも】0℃以上高い温度であるか
、該共重合体の融点よりも5〜l口℃低い温度で実施す
ることが望ましい。該共重合体の融点よりも5℃以上低
い温度で第二段階の塩素化を行なった場合、生成物は均
一なtm塩素化度分布有さす、かつ加工性および耐熱性
が劣る。
一方、用いられる共重合体の融点よりも15℃を越えた
低い温度でこの段階の塩素化を実施した場合、生成物は
不均一な塩素化度分布を有さず、加工性および耐熱性か
劣る。
以上の第一段階および第二段階の塩素化において、塩素
はガス状て単独または適当な不活性ガスで希釈して使用
することができる。この場合の塩素導入圧は通常5にg
/crrf以下である。塩素化の進行状況は、供給され
る塩素の重量減を測定することによって知ることかでき
るか、生成する塩化水素の量を測定することによって塩
素化度を知ることもできる。
このようにして得られた塩素化エチレン系共重合体は、
水洗して付着している塩酸、乳化剤などを除去した後、
乾燥することによって本発明の塩素化エチレン系共重合
体を製造することかできる。
(D)塩素化エチレン系共重合体の物性、機械的特性な
ど このようにして得られる塩素化エチレン系共重合体の塩
素含有率は5〜45重量%(好ましくは、5〜40重量
%、好適には、10〜35重層%)である。この塩素化
エチレン系共重合体の塩素含有率か5重量%未満では、
得られる塩素化エチレン系共重合体を回収および精製す
るのに問題がある。
その上、耐溶性か乏しい、一方、45重量%を越えると
生成される塩素化エチレン系共重合体は、熱安定性およ
び耐熱性において著しく低下するために好ましくない。
以上のようにして得られる塩素化エチレン系共重合体の
ムーニー粘度は100℃の温度においてラージ・ロータ
で 5以上ポイントであり、 5〜150ポイントか望
ましく、とりわけ10〜150ポイントか好適である。
さらに、本発明の塩素化エチレン系共重合体のメルトフ
ローインデックス(JIS  K−7210にしたかい
、条件か7で測定、以下r MFR(2) Jと云う)
は、一般には0.1〜100 g/10分であり、0.
2〜100 g/10分か好ましく、とりわけ0.5〜
80g/10分か好適である。
本発明の塩素化エチレン系共重合体の代表的な特性を下
記に示す。
密度は1.00〜1.:lOg / c m’である。
また、JISK−6:101にしたかって測定した引張
試験において、引張破断強さは5〜70Kg/ c r
n’であり。
引張破断伸びは800〜2500%である。さらに硬さ
(ショアー A)は30〜70である。
(E)加工、成形方法 本発明の塩素化エチレン系共重合体を加工、成形するに
あたり、一般に用いられている塩素化ポリエチレンに添
加される滑剤、着色剤、帯電防止剤、充填剤、ならびに
酸素、光および熱に対する安定剤のごとき添加剤を配合
してもよい、また、一般に用いられている塩素化ポリエ
チレン、スチレン−ブタジェン系共重合ゴム、アクリロ
ニトリル−ブタジェン系共重合ゴム、エチレンとプロピ
レンとを主成分とする二元または三元共重合ゴム、クロ
ロプレン系ゴム、クロロスルフォン化ボッエチレンゴム
状物、ブタジェン単独重合ゴムおよび天然ゴムのごとき
ゴム状物ならびにポリ塩化ビニル、エチレンおよび/ま
たはプロピレンを主成分とするオレフィン系樹脂、メチ
ルメタアクリレートを主成分とするメチルメタアクリレ
ート系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂お
よび前記ゴム状物にスチレン、アクリロニトリルおよび
メチルメタアクリレートのごときビニル化合物の少なく
とも一種をグラフト重合することによって得られるグラ
フト重合物のごとき樹脂状物を配合してもよい。
これらの組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術分野において一般に用いられているオープ
ンロール、ドライブレンダ−、バンバリーミキサ−およ
びニーグーのごとき混合機を使用して混合すればよい、
これらの混合方法のうち、−層均一な組成物を得るため
にはこれらの混合方法を二種以上適用してもよい(たと
えば、あらかじめドライブレンダ−で混合した後。
その混合物をオープンロールを用いて混合する方法)、
これらの混合方法のうち、塩素化エチレン系共重合体と
ゴム状物とを混合するには、混合温度は30〜120℃
であり、通常50〜100℃である。特に、混合時にお
いて、ゴム状物は凝集力によって発熱するために混合温
度を150℃以下に制御することが望ましい。また、塩
素化エチレン系共重合体と樹脂状物とを混合するには、
それらか溶融する温度以上であるが、 1ll(1’c
以下で実施することか好ましい。
本発明の塩素化エチレン系共重合体およびこれらの組成
物は一般のゴム業界および樹脂業界において通常使用さ
れている押出成形機、射出成形機、圧縮成形機、および
カレンダー成形機のごとき成形機を用いて所望の形状物
に成形されて使用される。なお、塩素化エチレン系共重
合体のみを成形する場合、その成形温度は70〜130
℃であり、一般には90〜120℃である。
(実施例および比較例) 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、引張試験はJIS
  K−5:101にしたがい、引張速度か500mm
/分の条件で測定した(ダンベルはJIS   No、
3号ダンベルを使用)、また、硬度はJIS硬度(ショ
アー A)を使用し、試験片はJIS  に−6301
にしたかってJIS   No、3号ダンベルを3枚重
ね合せて硬度計で測定した。さらに、ムーニー粘度はJ
IS  K−6101にしたがって温度か100℃、予
熱が1分でラージ・ローターを使用して4分値の値を測
定した。また、接着性試験は得られた各塩素化エチレン
系共重合体の試片(厚さ 4mm)をアルミニウム板(
厚さ 約1v++)に接着し、JISK63旧に準じ、
引張速度が50mmの条件で90度の方向に剥離して評
価した。
実施例 1 100JJのガラス内張りしたオートクレーブに80文
の水、80gのラウリル酸ナトリウムおよびエチレン系
共重合体としてMFR(1)かtoo g 710分で
あり、かつ融点か108℃であるエチレンーメチルメタ
クリレート−無水マレイン酸三元共重合体〔メチルメタ
クリレートの共重合割合 18.5モル%、m水マレイ
ン酸の共重合割合 1.5モル%、以下rEMMA(1
) Jと云う) 10Kgを仕込み、撹拌しながら50
〜85℃の温度範囲において該共重合体の塩素含有率が
5.0重量%になるまで塩素化した(第一段階塩素化)
、ついて、反応系を90〜103℃に昇温させ、この温
度範囲において塩素含有量か13.5重量%になるまで
塩素化しく第二段階塩素化)、塩素化エチレン系共重合
体(以下rc1.EEA (A) Jと云う)を製造し
た。
実施例 2 実施例1において、最終的に得られる塩素化エチレン系
共重合体の塩素含有量が30.1重量%になるまて塩素
化したほかは、実施例1と同様に塩素化し、塩素化エチ
レン系共重合体(以下r CLEMMA(B)」と云う
〕を製造した。
実施例 3 実施例1において使ったEMMA(1)のかわりに、M
FR(1)か50g/10分であり、かつ融点が120
℃であるエチレン−メチルメタクリレート−無水マレイ
ン酸三元共重合体(メチルメタクリレートの共重合割合
 9.6モル%、無水マレイン酸の共重合割合 1.2
モル%、以下rEMMA(2) Jと云う)を使用し、
温度範囲か50〜90℃において実施例1と同様に第一
段階塩素化を行なった。この段階において得られた塩素
化物の塩素含有量はg/.8重量%てあつた。ついて、
この反応系を昇温し、g5〜106℃の温度範囲におい
て塩素含有量か35.6重量%になるまで塩素化し、塩
素化エチレン系共重合体(以下r CLEMMA(C)
 Jと云う)を製造した。
比較例 1 実施例において使ったEMMA(1)のかわりに、MF
R(1)か:100g/10分であり、かつ融点が50
℃であるエチレン−メチルメタクリレート−無水マレイ
ン酸三元共重合体(メチルメタクリレートの共重合割合
 21.4モル%、無水マレイン酸の共重合割合 3.
8モル%)を用いたほかは、実施例1と同様に第一段階
塩素化および第二段階塩素化を行なった。得られたIM
素化エチレン系共重合体C以下r CLEMMA(D)
 Jと云う)の塩素含有量は31.3重量%であった。
比較例 2〜5 実施例1において使ったEMMA(1)を第1表に示す
温度範囲で塩素含有量を第1表に示すまで塩素化を行な
い、各第一段階塩素化を実施した。ついで、このように
して得られたそれぞれの塩素化物を直ちに第1表に示す
温度範囲で塩素化を行ない(第二段階塩素化)、第1表
に示される塩素含有量を有する塩素化エチレン系共重合
体を製造した。
第1表 1)第二段階塩素化後の各塩素化エチレン系共重合体の
塩素含有量なお、比較例1および5の第一段階塩素化に
おいて、団塊化か起り、塩素分布が不均一であった。ま
た、比較例2の第一段階塩素化において111素分布か
不均一てあった。さらに、比較例3および4では、第二
段階塩素化において、団塊化が起り、塩素分布か不均一
てあワた。
実施例工ないし3および比較例2によって得られたそれ
ぞれの塩素化エチレン系共重合体の各物性の測定を行な
った。それらの結果を第2表に示す。
第   2   表 なお、実施例1ないし3および比較例2によって得られ
た各塩素化エチレン系共重合体の接着性試験を行なった
。いずれも塩素化エチレン系共重合体の試片か切断した
(参考例) 本発明によって得られる塩素化エチレン系共重合体と一
般に市販されている塩素化ポリエチレンとの加硫性につ
いて比較検討する。
参考例 l 実施例1によって得られたCLEMMA(A)  10
0重量部に対して受酸剤として酸化マグネシウム10重
量部、充填剤としてカーボンブラック(旭カーボンブラ
ック社製、SRF 50.平均粒径 94n膳) 50
重量部、可塑剤としてトリオクチルトリメリテート30
重量部、加硫剤として硫黄0.5重量部および加硫促進
剤としてジエチルチオ尿素4.5重量部を室温において
オーブンロールな用いて20分間充分混練させながらシ
ートを作成した。
参考例 2 参考例1において使ったCLEMMA(A)のかわりに
、あらかしめ分子量か約20万であり、′f:度か0.
950g/cm″である高密度ポリエチレンを水性懸濁
法により塩素化させることによって得られるムーニー粘
度(ML、100℃)が70てあり。
1+4 塩素含有量か30.3重u%である塩素化ポリエチレン
を使用したほかは、参考例1と同様に混練させながらシ
ートを作成した。
このようにして得られた参考例1 (a)および参考例
2(b)の各シートを温度か165℃および角度か3度
の条件下でレオメータ−試験機にて加硫状態をi察した
。これらの加硫曲線を第1UAに示す。
(発明の効果) 本発明によって得られる塩素化エチレン系共重合体は、
第1図から明らがなごとく加硫性か通常のIll!J化
ボッエチレンに比べてすぐれているばかってなく、下記
のごとき効果を発揮する。
(1)耐オゾン性が良好である。
(2)反撥性かすぐれている。
(3)難燃性についても良好である。
(4)耐候性および耐久性もすぐれている。
(5)引裂性およびその他の機械的強度についても良好
である。
(6)#油性にすぐれている。
(7)さらに耐熱性および低温性についても良好である
(8)金属などとの接着性かすぐれている。
本発明の塩素化エチレン系共重合体は上記のごときすぐ
れた特性を有しているために多方面にわたって利用する
ことかてきる。代表的な応用例を前記に示す。
(+)ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジェン
−スチレン三元共重合樹脂(ABS樹脂)、高密度ポリ
エチレン、低密度ポリエチレン、塩化ビニル樹脂などと
樹脂ブレンドすることによってこれらの樹脂の難燃性を
改良するのみならず、機械的特性(たとえば、耐衝撃性
)を向上することがてきる。
(2)一般に用いられている難燃化剤を配合させること
により、より高度な難燃化材として利用することかでき
る。
(3)自動車用各種部品(たとえば、ホース、チューブ
材) (4)電線の被覆材 (5)接着剤 (6)電子機器、電気機塁などの部品
【図面の簡単な説明】
第1図は参考例1および参考例2によって得られた各シ
ート(組成物)のディスクレオメータ−を使って測定し
た加硫曲線図である。この図において、縦軸はトルク(
Kg−cm)を示し、横軸は加硫時間(分)を示す。な
お、aおよびbはそれぞれ参考例1および参考例2によ
って得られた各組成物の加硫曲線である。。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メルトフローインデックスが0.1〜100g/10分
    であり、かつα、β−不飽和ジカルボン酸およびその無
    水物の共重合割合が合計量として0.5ないし25モル
    %であるエチレンとα、β−不飽和ジカルボン酸および
    /またはその無水物とのエチレン系共重合体を水性懸濁
    液中で塩素ガスを接触させて塩素化エチレン系共重合体
    を製造する方法であり、第一段階においてエチレン系共
    重合体の融点よりも少なくとも25℃低い温度であるが
    、50℃より高い温度において全塩素化量の20〜60
    %を塩素化し、第二段階において前記第一段階における
    塩素化温度よりも10℃以上高い温度であるが、該エチ
    レン系共重合体の融点よりも5〜15℃低い温度におい
    て残りの塩素化を行ない、塩素含有量が5〜45重量%
    であり、かつムーニー粘度(ML_1_+_4、100
    ℃)が5以上である塩素化エチレン系共重合体の製造方
    法。
JP3344188A 1988-02-15 1988-02-15 塩素化エチレン系共重合体の製造方法 Pending JPH01207302A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235787A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsui Chemicals Inc ハロゲン変性オレフィン系重合体ペレットの製造方法

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