JPH01200213A

JPH01200213A - 斜め観察機能を有する顕微鏡用補助具

Info

Publication number: JPH01200213A
Application number: JP2473888A
Authority: JP
Inventors: Zensuke Sato; 佐藤　善祐
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-02-04
Filing date: 1988-02-04
Publication date: 1989-08-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は斜め観察機能を有する顕微鏡用補助具に係り
、特に補助具の斜め観察部による観察傾斜角度の調整を
可能とし、補助具と被観察物間の距離を大として作業性
を良好とし、使い勝手の向上を図る斜め観察機能を有す
る顕微鏡用補助具に関する。

〔従来の技術〕

近年、チップ部品や小型電子部品、あるいはＩＣ（集積
回路）、ＬＳＩ（大規模集積回路）の発達によりミクロ
・マクロ化が進み、これらのハンダ付は状態や実装状態
を観察する顕微鏡が開発されている。そして、このＵＢ
ｋ鏡を使用して観察や種々の作業および写真撮影を行う
際に、高解像力且つ高焦点深度でより鮮明な像質が要求
されるとともに、操作性や経済性の良好な顕微鏡が切望
させている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来の顕微鏡用補助具においては、顕微鏡の
対物レンズと被観察物との間、つまり顕微鏡の下端部位
に接続され、前記小型電子部品やＬＳＩ等の被観察物を
斜め上方から観察する斜め観察部と、スライド移動させ
ることにより被観察物を前記顕微鏡の接眼レンズと対物
レンズとを利用して垂直上方から観察する垂直観察部と
を有するものがある。

しかし、前記補助具には、斜め観察部にのみレンズが設
けられており、垂直観察部にはレンズが使用されていな
かった。また、斜め観察部の鏡面が固定されており、斜
め観察部による観察傾斜角度の調整ができなかった。

この結果、補助具と被観察物間の距離が常時率となるこ
とにより、補助具の交換や被観察物の交換等の作業性が
悪く、実用上不利であるという不都合がある。

また、前記補助具の斜め観察部による焦点深度が小さい
ことにより、被観察物のピント合わせが困難となり、観
察操作が面倒であるとともに、被観察物のハンダ付は状
態や実装状態を効率良く観察することができず、使い勝
手が悪いという不都合がある。

〔発明の目的〕

そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、箱状に形成した本体内に複数個のレンズを有する垂直
観察部と斜め観察部とを夫々並設し、本体上部にこの本
体を顕微鏡に接続させる接続部を設けるとともに、この
接続部により本体をスライド移動可能に設け、前記本体
下部には斜め観察部による観察傾斜角度の調整可能な傾
斜角度調整部を設けたことにより、斜め観察部による観
察傾斜角度の調整が可能となり、補助具と被観察物間の
距離を大とすることができ、作業性が良好となり、使い
勝手を向上し得る斜め観察機能を有する’ａｒｍ鏡用補
動用補助具するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するためにこの発明は、顕微鏡の対物レ
ンズと被観察物との間に介設される補助具において、こ
の補助具の本体を箱状に形成し、この本体内に複数個の
レンズを有する垂直観察部と斜め観察部とを夫々並設し
、前記本体上部にこの本体を前記８．ｒｉ微鏡に接続さ
せる接続部を設けるとともにこの接続部により前記本体
をスライド移動可能に設け、前記本体下部には前記斜め
観察部による観察傾斜角度の調整可能な傾斜角度調整部
を設けたことを特徴とする。

〔作用〕

上述の如く構成したことにより、補助具の斜め観察部に
よる被観察物の斜め観察の際には、傾斜角度調整部によ
る観察傾斜角度の調整が可能となり、補助具と被観察物
間の距離を大とすることができ、作業性が良好となり、
使い勝手を向上させている。

〔実施例〕

以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１〜７図はこの発明の実施例を示すものである。第１
図において、２は顕微鏡、４は支持台、６は支持棒、８
は支持アーム、ｌＯは重錘、１２は照明器具である。前
記支持台４上に支持棒６が立設され、この支持棒６には
高さ位置調整可能に支持アーム８の中央部位が固定され
る。この支持アーム８の一端に前記顕微鏡２が固定され
るとともに、他端には均衡を保持すべく前記重錘１０が
固着されている。

また、前記顕微鏡２の下部には補助具１４を接続し、下
方に載置した小型電子部品やＩＣ，ＬＳＩなどからなる
被観察物１６の垂直および斜め観察を行うべく構成する
。

前記補助具１４について詳述すれば、第２〜６図に示す
如く、直方体の箱状に補助具１４の本体１８を形成し、
この本体１８を無底・無蓋とするとともに、本体１８内
に垂直観察部２０と斜め観察部２２とを夫々並設する。

このとき、垂直観察部２０を上方から凸、凹レンズｂ、
ａの順に２個組合せて形成するとともに、斜め観察部２
２を上方から凹、凸、凹レンズａ、ｂ、ａの順に３個組
合せて形成する。

また、前記本体１８上部に接続部２４を設け、この接続
部２４の螺刻部２４ｎにより前記顕微鏡２下部に本体１
８を接続させるとともに、接続部２４により本体１８を
スライド移動可能に設ける。

つまり、第４図に示す如く、接続部２４の下部に本体１
８の長手方向に移動させるべくあり形状の突起２６を設
けるとともに、本体１８の上部には突起２６を係合させ
るあり溝２８を設け、スライド移動可能に構成する。

更に、前記本体１８下部には、前記斜め観察部２２によ
る観察傾斜角度の調整可能な傾斜角度調整部３０を設け
る。この傾斜角度調整部３０は、第２．３．５．６．７
図に示す如く、斜め上方に指向させて設けた第１鏡面３
２と、この第１鏡面３２に対峙するとともに下端を回動
可能に軸支し斜め下方に指向させて設けた第２鏡面３４
と、第２鏡面３４の上端を第１鏡面３２側たる内側方向
に回動すべく付勢するスプリング３６と、第２鏡面３４
の傾斜角度を調整する調整ネジ３８とを有する。

つまり、前記傾斜角変調整部３０の第２鏡面３４の傾斜
角度を調整ネジ３８によって調整し前記垂直観察部２０
と斜め観察部２２とによる夫々の焦点位置Ｐを同一とす
るものである。

なお符号４０は前記接続部２４に対し前記本体１８を回
動させた際に所望の位置に本体１８を固定させる第１固
定ネジ、４２は前記接続部２４の下部に設けた突起２６
とあり溝２８とによって所望のスライド移動位置におい
て前記本体１８を固定するスライド移動用第２固定ネジ
である。

次に作用について説明する。

前記補助具１４の斜め観察部２２による斜め観察の際に
は、第７図に示す如く、斜め観察部２２の観察傾斜角度
を前記調整ネジ３８によって所望の状態に調整し、前記
顕微鏡２の図示しない接眼レンズ、対物レンズ、補助具
１４の凹、凸、凹レンズａ、ｂ、ａの順に配列させ、第
５図に示す如く、被観察物１６の斜め観察を行う。

また、前記垂直観察部２０による垂直観察を行う際には
、第６図に示す如く、先ずスライド移動用第２固定ネジ
４２を緩め、接続部２４下部の突起２６とあり溝２８と
によって本体１８を長手方向、第６図においては左側方
向にスライド移動させ、スライド移動用第２固定ネジ４
２によって再度固定する。そして、前記顕微鏡２の図示
しない接眼レンズ、対物レンズ、補助具１４の凸、凹レ
ンズｂ、ａの順に配列させ、被観察物１６の垂直観察を
行う。

これにより、前記補助具１４と被観察物１６間の距ＭＳ
を大とすることができ、補助具１４の交換や小型電子部
品やＩＣ，ＬＳＩなどからなる被観察物１６の交換等の
作業性が良好となり、使い勝手を向上できる。

また、前記斜め観察部２２の観察傾斜角度を調整ネジ３
８によって所望の状態に調整することができることによ
り、斜め観察部２２による小型電子部品やＩＣ，ＬＳＩ
などからなる被観察物１６の斜め観察を容易に行うこと
ができるとともに、被観察物１６のハンダ付は状態や実
装状態を斜め上方から効率良く観察することができ、実
用上有利である。

更に、前記補助具１４の斜め観察部１６による焦点深度
を大とすることができることにより、被観察物のピント
合わせを容易に行い得て、観察操作を迅速に果し得るも
のである。

なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく
、種々の応用改変が可能である。

例えば、この発明の実施例においては、前記補助具の箱
状本体内に垂直観察部と斜め観察部とを夫々並設し、垂
直観察部を上方から凸、凹レンズの順に２個組合せて形
成するとともに、斜め観察部を上方から凹、凸、凹レン
ズの順に３個組合せて形成したが、垂直観察部や斜め観
察部を形成する際に凹、凸レンズの組合せ個数を変更す
ることも可能である。さすれば、凹、凸レンズの組合せ
個数の変更によって各観察部の焦点深度が変更され、前
記補助具から被観察物までの距離を変化させることがで
きるものである。− 〔発明の効果〕以上詳細に説明した如くこの発明によれば、箱状に形成
した本体内に複数個のレンズを有する垂直観察部と斜め
観察部とを夫々並設し、本体−Ｆ部にこの本体を顕微鏡
に接続させる接続部を設けるとともに、この接続部によ
り本体をスライド移動可能に設け、前記本体下部には斜
め観察部による観察傾斜角度の調整可能な傾斜角度調整
部を設けたので、斜め観察部による観察傾斜角度のｉＰ
Ｉ整が可能となり、補助具と被観察物間の距離を大とす
ることかでき、作業性が良好となり、使い勝手を向上し
得る。

【図面の簡単な説明】

第１〜７図はこの発明の実施例を示し、第１図は実体顕
微鏡への補助具の装着状態の概略図、第２図は補助具の
正面図、第３図は補助具の底面図、第４図は補助具の右
側面図、第５図は補助具による斜め観察状態を示す概略
拡大断面図、第６図は補助具による垂直観察状態を示す
概略拡大断面図、第７図は補助具の傾斜角度調整部によ
る鏡面の傾斜状態を示す要部拡大断面図である。図において、２は、顕微鏡、４は支持台、６は支持棒、
８は支持アーム、ｌＯは重錘、１２は照明器具、１４は
補助具、１６は被観察物、１８は本体、２０は垂直観察
部、２２は斜め観察部、２４は接続部、２４ｎは螺刻部
、２６は突起、２８はあり溝、３０は傾斜角度調整部、
３２は第１鏡面、３４は第２鏡面、３６はスプリング、
３８は調整ネジ、４０は第１固定ネジ、４２はスライド
移動用第２固定ネジ、ａは凹レンズ、ｂは凸レンズであ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

１、顕微鏡の対物レンズと被観察物との間に介設される
補助具において、この補助具の本体を箱状に形成し、こ
の本体内に複数個のレンズを有する垂直観察部と斜め観
察部とを夫々並設し、前記本体上部にこの本体を前記顕
微鏡に接続させる接続部を設けるとともにこの接続部に
より前記本体をスライド移動可能に設け、前記本体下部
には前記斜め観察部による観察傾斜角度の調整可能な傾
斜角度調整部を設けたことを特徴とする斜め観察機能を
有する顕微鏡用補助具。