JPS60227214A - 双眼実体顕微鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、種々の観察、照明及び映像記録用のユニット
が交換取付可能である双眼実体顕微鏡に関する。

従来技術 従来一般に双眼実体顕微鏡においては、対物レンズが変
倍鏡体部に直接に取付けられており、その使用方法は限
定されてしまい、システム展開を行なうには不適であシ
、且つ架台部も本体に対して固定的に構成されているた
め架台部の組合せを変えることによシ標本を上下及び側
方から観察することは不可能であった。

目　的 本発明は、以上の点に鑑み、観察、照明及び映像記録用
のユニットを交換取付可能に構成して種種の標本に合わ
せて最適な観察照明法により種々の方向から観察し且つ
映像記録し得るようにシステム化した双眼実体顕微鏡を
提供することを目的としている。

概要 この目的は、二つ以上の独立した観察または映像記録用
の光学系を有しており、対物レンズ、対物レンズ取付座
、変倍鏡体部及び双眼鏡筒部の各各の間で光学系がアフ
ォーカルになっている双眼実体顕微鏡において、対物レ
ンズ、対物レンズ取付座、変倍鏡体部、双眼鏡筒部、接
眼レンズ及び架台部が各々着脱可能なユニットとして構
成されていることを特徴とする、双眼実体顕微鏡により
解決される。

さらに好ましくは、光路中にある対物レンズが架台部の
支柱から離れて配設されており、対物レンズ取付座に取
付けられている他の対物レンズまたは変倍鏡体部からの
張出し部が該支柱と光路との間に収容されるように構成
されている。

実施例 以下図面に示した実施例に基づき本発明を説明すれば、
第１図において、■は本発明による双眼実体顕微鏡で、
２は変倍鏡体部で、両側に変倍操作ハンドル２ａが大き
く張シ出している。３は変倍鏡体部２に着脱可能に取付
けられている対物レンズ取付座４に着脱可能に取付けら
れた環状溝３ａを有する対物レンズ、５は変倍鏡体部２
の上部に着脱可能に取付けられた双眼鏡筒部で、例えば
変倍鏡体部２に設けられた方向決め用ピン２ｂと双眼鏡
筒部５に設けられた溝５ａとの係合により変倍鏡体部２
に対して正確な光軸合せが行なわれ、さらに該ピン２ｂ
及び溝５ａが光軸０に対して対称な位置にも設けられて
いることによシ、該双眼鏡筒部５は変倍鏡体部２に対し
て光軸０に関して１８０°回転させて取付けることもで
きるようになっている。６は双眼鏡筒部５に着脱可能に
取付けられた一対の接眼レンズである。７は変倍鏡体部
２を支持し且つ焦準ノンドル７ａによシ該変倍鏡体部２
を光軸０に沿って一定範囲内で移動させることによシ焦
準を行なう照準操作部、８は変倍鏡体部２に設けられた
上下方向の貫通孔２Ｃ内に着脱可能に堆付けられた落射
照明灯で、架台部９の上面で且つ光軸０上に載置された
観察標本１０を照明するようになっている。１１は架台
部９の上部に設けられたスリーブ９ａに着脱可能に嵌合
せしめられ且つネジによシ固定される支柱で、前記照準
操作部７が該支柱１１に沿って上下動可能に且つ該支柱
１１の周りに回動可能に該支柱１１に装架されておシハ
ンドル７ｂにより該支柱１１に対して固定せしめられる
。１２は該支柱１１に摺動可能に且つ回動可能に取付け
られていて照準操作部７及び変倍鏡体部２等の落下を防
止するリングで、ハンドル１２ａによシ該支柱１１に対
して固定せしめられる。尚、架台部９の上面には、観察
光軸Ｏを中心に回転可能なステージ、平行移動可能なス
テージ等の各種ステージが着脱可能に取付けられ得る。

このように構成された双眼実体顕微鏡ｌによれば、落射
照明灯８により照明された観察標本１０からの光は対物
レンズ３によりアフォーカルな光束となって対物レンズ
取付座４を介して変倍鏡体部２に入射し、該変倍鏡体部
２内で変倍光学系によりパワーを変換せしめられ且つ再
びアフォーカルな二本の光束にされて双眼鏡筒部５に入
り該双眼鏡筒部５の結像レンズにより左右一対の接眼レ
ンズ６の前側焦点位置に結像し、これが該接眼レンズ６
を介して観察される。

第２図は、第１図に示した双眼実体顕微鏡１において架
台部９の代りに同様に着脱可能な透過照明用架台部１３
を取付け、さらに変倍鏡体部２と双眼鏡筒部５との間に
各々着脱可能な同軸落射照明装置１４及び映像記録装置
１５が介装されている構成を示している。透過照明用架
台１３の光源１３ａによシフイルター１３ｂ（第３図の
如く光路内に挿脱可能）及び反射鏡１３ｃを介して照明
された観察標本ｌＯからの光は対物レンズ３によりアフ
ォーカルな光束となって対物レンズ取付座４を介して変
倍鏡体部２に入射し、さらに同軸落射照明装置１４を通
過して映像記録装置１５に入射し、光束の一部は第１図
の場合と同様に双眼鏡筒部５に入って接眼レンズ６によ
り観察され、残りの一部の光束は映像記録装置１５の半
透鏡１５ａによシフィルム、撮像素子等の撮像面１５ｂ
上に結像し、観察標本ｌＯの映像の記録が行なわれる。

また、同軸落射照明装置１４の光源１４ａがら出た光は
第４図に示されているように反射鏡により変倍鏡体部２
の二本のアフォーカルな光束と同軸に導かれ変倍鏡体部
２の変倍光学系、対物レンズ取付座４及び対物レンズ３
を介して観察標本ｌＯを照明する。かくして、第２図の
構成によれば透過照明及ヒ偵たは同軸落射照明によシ照
明された観察標本１０が接眼レンズ６によシ観察され且
つ映像記録装置１５により記録される。

第５図において、２０　、２０’は第１図の双眼実体顕
微鏡における架台部９と同じ構成の架台部で、その上面
に設けられたスリーブ２０ａ、２０’ａに支柱２１　、
２１’が着脱可能に取付けられている。

２２　、２２’は二本の垂直な支柱２１　、２１’に四
つの継手２３を介して平行に取付けられた二本の水平バ
ー、２４　、２４’は各々水平バー２２　、２２’に摺
動可能に取付けられた移動継手で、垂直方向の支柱２５
によシ固定的に連結されており、該支柱２５には双眼実
体顕微鏡の態率操作部７が第１図の場合と同様に取付け
られておシ、該態率操作部７は変倍鏡体部２．双眼鏡筒
部５等を支持している。この構成によれば、双眼実体顕
微鏡全体が水平バー２２　、２２’に沿って水平方向に
そして支柱２１　、２１’に沿って垂直方向に広い範囲
に亘って平行移動可能であり、支柱２１．２１’、２５
及び水平バー２２　、２２’の長さは双眼実体顕微鏡の
用途に従って適宜に選定され得る。

第６図において、３０は第１図の架台部９に比べて大型
の架台部で、その上面に設けられたスリーブ３０ａに支
柱３１が着脱可能に取付けられている。３２は支柱３１
に継手３３を介して取付けられた水平バーで、該水平バ
ー３２には双眼実体顕微鏡の態率操作部７が変倍鏡体部
２の光軸Ｏが水平になるように横向きに取付けられてお
シ、さらに該態率操作部７を架台部３０に対して支持す
るための支持部材７友が着脱可能に該態率操作部７に取
付けられている。３４．３５は各々支柱３１に対して着
脱可能に取付けられた反射装置及び観察標本を載置する
ためのステージである。この構成によれば、観察標本を
倒立型顕微鏡の如く下方から観察することができる。

第７図は、第１図の双眼実体顕微鏡１においてを 対物レンズ取付座４の代シに微動焦準装置３６が着脱可
能に取付けた例を示しており、そのハンドル３６ａを回
転することによって矢印方向に対物レンズ３のみを微動
させて照準を行なうようになっている。

第８図は、第１図の双眼実体顕微鏡１の使用例を示した
もので、架台部９の端面（第１図右側端面）に設けられ
た二本の足９ｂ、９ｂと態率操作部７のハンドル７ｂと
によシ横向きに安定して設置されておシ、架台部９０対
物レンズ３側の面には観察標本１０′が適宜の方法で観
察位置に固定され、背面または前面から光源３７により
該観察標本１０′を照明することによって該観察標本１
０’が接眼レンズ６により観察されるようになっている
。

第９図は、第１図の双眼実体顕微鏡１において対物レン
ズ取付座４の代りにレボルバ一台及びレボルバ−から成
るレボルバ−装置３８が着脱可能に取付けられており、
例えば二つの対物レンズ３及び３′が選択的に観察光路
に挿入され得るようになっている。この構成によれば、
観察光路中にはない不使用の対物レンズ３′が観察光路
中にある対物レンズ３と支柱との間に位置するため観察
を妨げない。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、対物レンズ。

対物レンズ取付座、変倍鏡体部、双眼鏡筒部、接眼レン
ズ及び架台部が各々着脱可能なユニットとして構成され
ているから、対物レンズ取付座の代シに微動焦準装置を
取付ければそのハンドルを回転することにより対物レン
ズのみを微動させて非常に軽く而も検鏡姿勢を変えるこ
となく照準を行なうことができ、またレボルバ−装置を
取付けることもできる。さらに双眼鏡筒部は１８０°反
転して取付けることができ検鏡が楽になると共に、変倍
鏡体部から双眼鏡筒部への光束はアフォーカルになって
いることにより、その間にアフォーカルな光学系を有す
る同軸落射照明装置、映像記録装置や描画装置、供覧鏡
筒装置等の中間装置を重ねて介装することができ、また
対物レンズの環状溝にリング状螢光灯照明装置等を安価
に且つ確実に取付けることができ、変倍鏡体部及び焦準
操作部のハンドルは両側に大きく張シ出しているので操
作中にゴミ等が観察標本上に落下して汚染するようなこ
ともなく、さらに変倍鏡体部の奥行を大きくとって中間
装置類の焦準操作部との干渉を避は且つレボルバ−装置
を取付は得るので操作性が良くなる。また映像記録装置
は特に重量が重くなることが多いが実施例の如く反射鏡
によシ支柱に近い部分に重心があるように構成すれば安
定性が良く転倒の危険性は少なくなり、さらに変倍鏡筒
部の奥行を大きくとって焦準操作部に近い位置に垂直な
貫通孔を設は該孔に落射照明灯を取付ければ該落射照明
灯が操作を妨げることなく従って操作中に誤って手を触
れて火傷を負う危険性がなくなシ面も放熱効果が良くな
シ、この開口部による放熱効果は変倍鏡体部の直上に同
軸落射照明装置を設けた場合にも有効である。尚、架台
部の上面に設けられたスリーブの長さと、該スリーブに
取付けられた支柱に固定される落下防止用リングの長さ
とが常用する対物レンズの作動距離に合せて選定されて
いると支柱に焦準操作部を取付ける場合に高さを調整す
る必要がなく容易に取付けることができ、長さの異なる
支柱、水平バー等が容易に取付けられるので使用目的に
応じて広い範囲に亘って双眼実体顕微鏡を任意の位置に
移動させたり培養標本等の観察標本を下側から観察する
こともでき、また試験管内に沈殿した物質や水中植物等
の観察標本を側面から観察することもでき、特に−回反
射させて観察を行なうと標本の実際の動きと観察像の動
きが一致するため好ましい。本発明による双眼実体顕微
鏡は、上述の如く極めて多岐に亘って種々の観察が容易
に行なわれ且つその操作性が格段に向上する等、極めて
効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による双眼実体顕微鏡の一実施例を示す
一部破断側面図、第２図は透過照明用架台部、同軸落射
照明装置、映像記録装置を取付けた双眼実体顕微鏡の側
面図、第３図は透過照明用架台部の平面図、第４図は同
軸落射照明装置の平面図、第５図は顕微鏡全体を水平方
向に移動可能に支持する架台部に取付けた双眼実体顕微
鏡の斜視図、第６図は標本を下方から観察し得る架台部
に取付けた双眼実体顕微鏡の側面図、第７図は微動焦準
装置を取付けた双眼実体顕微鏡の側面図、第８図は横に
して使用する例を示す斜視図、第９図はレボルバ−装置
を取付けた双眼実体顕微鏡の側面図である。 ｌ・・・・双眼実体顕微鏡、２・・・・変倍鏡体部、３
゜３′・・・・対物レンズ、４・・・・対物レンズ取付
座、５・・・・双眼鏡筒部、６・・・・接眼レンズ、７
・・・・焦準操作部、８・・・・落射照明灯、９，２０
．２０’。 ３０・°・°架台部、１０　、１０’・・・・観察標本
、１１゜２１．２１’、２５．３１・・・・支柱、１２
・・・・リング、１３・・・・透過照明用架台部、１４
・・・・同軸落射照明装置、１５・・・・映像記録装置
、２２　、２２’。 ３２・・・・水平バー、２３．３３・・・・継手、２４
゜２４′・・・・移動継手、３４・・・・反射装置、３
５・・・・ステージ、３６・・・・微動焦準装置、３７
・・・・光源、３８・・・・レボルバ−装置。 １１図 才２図 １３ｃ　１３ｂ 才３図　才４図 第５図 ２６図 ３０　７ｂ オフ図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　二つ以上の独立した観察または映像記録用の光
   学系を有しておシ、対物レンズ、対物レンズ取付座、変
   倍鏡体部及び双眼鏡筒部の各々の間で光学系がアフォー
   カルになっている双眼実体顕微鏡において、 対物レンズ、対物レンズ取付座、変倍鏡体部。 双眼鏡筒部、接眼レンズ及び架台部が各々着脱可能なユ
   ニットとして構成されていることを特徴とする、双眼実
   体顕微鏡。
2. （２）光路中にある対物レンズが架台部の支柱から離れ
   て配設されており、対物レンズ取付座に取付けられてい
   る他の対物レンズまたは変倍鏡体部からの張出し部が該
   支柱と光路との間に収容されるように構成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲（１）に記載の双眼実体
   顕微鏡。