JPH0119852B2 - - Google Patents

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JPH0119852B2
JPH0119852B2 JP56173609A JP17360981A JPH0119852B2 JP H0119852 B2 JPH0119852 B2 JP H0119852B2 JP 56173609 A JP56173609 A JP 56173609A JP 17360981 A JP17360981 A JP 17360981A JP H0119852 B2 JPH0119852 B2 JP H0119852B2
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JP
Japan
Prior art keywords
electric heater
smoke
smoked
valve
vessel
Prior art date
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Expired
Application number
JP56173609A
Other languages
English (en)
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JPS5876044A (ja
Inventor
Katsuhiro Nishioka
Koichiro Sawada
Tsutomu Matsuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP56173609A priority Critical patent/JPS5876044A/ja
Publication of JPS5876044A publication Critical patent/JPS5876044A/ja
Publication of JPH0119852B2 publication Critical patent/JPH0119852B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蒸気加圧式の燻製品製造装置に関し、
特に燻煙の漏洩がなくて室内での使用が可能であ
り、しかもコンパクトな構造となし得る汎用形燻
製品製造装置を提供しようとするものである。
ビーフ、チキン、ポークなどのローストスモー
クフードは食生活の洋式化が進むにつれてひろく
賞味されるようになつてきており、従つて燻製品
製造装置もホテル、レストラン等で多く使用され
る傾向にある。
この種の燻製品製造装置は熟練した調理士の手
をわづらわさなくても取扱える簡便なものである
ことは勿論であるが、汎用品に適した低コストで
あることも普及を推進する上で重要な点であつ
て、それ等の点を考慮したコンパクトな形態の装
置が最近になつて一部出まわつてきている。
この種の装置の代表的なものとしては第4図に
示している如く、圧力容器に形成した器体1′の
内底部に水を容れて、器体1′の側壁下部に巻装
してなる電気ヒータ4′によつて水を加熱するこ
とにより、器体1′内に高圧(1Kg/cm2G)の蒸
気を充満させる一方、器体1′の側壁に燻煙発生
器5′を器内と気密連通するように接続して器内
に燻煙を拡散せしめることによつて、高温高圧の
蒸気雰囲気下で燻製調理するようにしたものであ
る。
かかる装置では、容器外から加熱しているため
に熱効率が悪くても電気ヒータに容量が大きいも
のを使用しなければならなくて不経済であり、ま
た、処理時間を短縮しようとして電気ヒータの容
量を大きくすると、器体1′の温度が上昇する結
果となり、従つて器体1′には耐熱性および熱伝
導性にすぐれた特殊な材質のものが必要となり、
高くつく欠点があつた。
さらに器体1′の側壁に大きい穴を穿つて燻煙
発生器5′を溶着した構造であるので、この部分
の気密を保持するための加工が複雑で熟練者に依
存しなければならず、装置コストが高騰するばか
りでなく強度的にも問題が生じ耐用年数を短縮さ
せるなど経済上の不利を有していた。
特に、この種の装置は器体1′内の圧力を一定
に保つために、開閉蓋2′にリリーフ弁23を設
けているが、燻製用原料を収容し開閉蓋2′を閉
止した後は器内空気の逃げが全然なくて閉じ込め
られた状態となり、1Kg/cm2Gの圧力のもとでは
空気が存在していると、120℃程の蒸気が得られ
なくなり、燻煙処理に時間が多く要して燻製品原
料からのドリツプ(たれ)が増える結果、品質の
低下をもたらすと共に、空気が混在しているため
温度分布が不均一となる欠点は免れ得なかつた。
しかも、リリーフ弁23から蒸気が洩れる際に
器体1′内に拡散している燻煙も一緒に洩れ出る
こととなつて、煙で周囲を汚染する不都合があ
り、調理場以外の室内で使用するには不適当であ
つた。
以上述べた如く、従来のこの種の燻製品製造装
置が多くの問題を有している実状に鑑みて、本発
明はかかる欠点を克服し得て一般家庭用としても
十分対応できる如き新規な構造の燻製品装置を提
供すべく成されたものであつて、特に、圧力容器
からなる器体の内底部を所定量の水を貯溜する貯
水部に形成して、該貯水部における水没位置に電
気ヒータを配設する一方、燻煙発生器を器体の内
側壁に沿わせて取着すると共に、開閉弁が介設さ
れた空気抜管を器体に気密接続して前記貯水部の
直上の空間部に連通せしめてなり、前記電気ヒー
タを器体内が大気圧よりも高い一定圧力に保たれ
る如く加熱量制御すると共に、前記開閉弁を電気
ヒータの加熱開始から所定時間開放せしめること
によつて器体内の空気を排出し、さらに前記燻煙
発生器の発煙用電気ヒータに通電して、この器体
内に収容した燻製品用原料を高温高圧の蒸気雰囲
気下で燻製調理し得る如くした構成を特徴とす
る。
以下、本発明の具体的構成について添付図面の
1例を参照しつつ詳細に説明する。
第1図において、1は気密閉止し得る開閉用上
蓋2を有する縦丸胴形の圧力容器からなる器体で
あつて、その内底部を所定量の水を貯溜する貯水
部3に形成している。
4は電気ヒータであつて、貯水部3の水没する
位置に配設して、加熱運転により直接接している
水を沸騰させ蒸気に転じさせるためのヒータであ
る。
この電気ヒータ4は器体1内の圧力を検知すべ
く設けた圧力スイツチ13に電気的関連を持たせ
ており、器体1内の圧力が一定圧力例えば1Kg/
cm2Gに達しない間は通電され、一定圧力以上にな
ると通電が解かれるようになつている。
5は燻煙発生器で、ヒツコリーチツプあるいは
芳香性のある木片等の燻煙材を収容する燻煙材収
容箱6と発煙用電気ヒータ7とからなつており、
器体1の内側壁に沿わせて着脱可能に取着してい
て、例えば器体1内での出張り代が可及的少くな
るように、厚み方向の寸法を高さ寸法に比して相
当小さくしていて、赤熱する前記電気ヒータ7が
下側から燻煙材に直接接触し得る如く形成するこ
とにより、発生した燻煙を器体1内に拡散させる
ことができる。
前記器体1には、空気抜管8,蒸気抜管10お
よびドレイン抜き管21を夫々接続して有し、ま
た、安全弁14および圧力計15を側壁の適当個
所に接続し、さらに保温用の面状ヒータ12を外
壁中間部に囲繞させて配設している。
空気抜管8は開閉弁9例えば電磁弁を管途中に
介設して有すると共に、器体1内で前記貯水部3
の直上の空間部に連通せしめている。
一方、蒸気抜管10は開閉弁11例えば手動コ
ツクを管途中に介設して有すると共に、器体1内
で上方空間部に連通せしめている。
さらに、ドレン抜き管21は開閉弁22例えば
手動コツクを管の途中に介設して有すると共に、
器体1の最底部に接続して貯水部3に連通せしめ
ている。
叙上の構造になる装置は第2図に例示する如
く、牛肉等の燻製品用原料18…を支持部材16
によつて支持した状態で器体1内に収容し開閉蓋
2を閉止して、前記両電気ヒータ4,7を通電作
動させることによつて、高温高圧の蒸気雰囲気下
で燻煙調理を行うものであり、前記支持部材16
としてはラツク形、スタンド形等各種の形態のも
のが使用されるが、第2図々示例はスタンド形の
支持部材16であつて、ドリツプ受け皿を兼ねる
丸座19の中央部から立設した支持棒20に天板
を固定して該天板に設けたフツクに燻製品用原料
18…を吊架するようにしている。
この場合、支持部材16の安定を良くするため
に、前記貯水部3の液面の直ぐ上に多孔板17を
中底状となして横設しこの多孔板17上に前記丸
座19を載せるようにしている。
この丸座19は貯水部3で発生した蒸気の上昇
流を妨げることがないようにする上から、丸座1
9周縁と器体1内壁との間に2cm程の間隙が存す
る如き適宜の寸法のものを使用している。
次に上述した装置を使用して燻製処理を行う場
合の運転態様を第1図乃至第3図にもとづいて説
明する。
前述した要領に従い、原料18…を支持部材1
6に支持させて器体1内に収容し、一方貯水部3
には所定量の水を入れて、開閉蓋2を気密閉止す
ると共に、開閉弁11を閉弁する。
しかる後、図示しない運転スイツチを投入して
電気ヒータ4に通電する。
電気ヒータ4への通電と同時に発煙用電気ヒー
タ7にも通電してもよいが、図示例はタイマー
(図示せず)を用いて両電気ヒータ4,7への通
電に時間差を有せしめている。
電気ヒータ4への通電と同時に前記タイマーが
計時作動して、瞬時閉成限時開放の第1接点によ
り電磁弁9が開弁する。
電気ヒータ4の加熱運転開始によつて貯水部3
の水は温度上昇し、やがて沸騰することにより蒸
気を発生する。
この蒸気は器体1内の空気に比し比重が小さい
ので、上層の空気と置換する結果、空気抜管8を
介して器体1内の空気が漸次追い出される。
そして運転スイツチ投入後15分以下の適当時間
例えば10分が経過した時点に至ると、蒸気の大量
発生によつて器体1内の圧力が上昇し、空気は
略々完全に空気抜管8を通じて器外に追い出され
ることにより器体1内は高温浄気の雰囲気となつ
て空気抜管8から蒸気の一部が洩れ出してくる。
この時点になると前記タイマーが第1段の設定
時間到来によつて、前記第1接点が開放し電磁弁
9を閉止させると同時に、瞬時閉成限時開放の第
2接点により電気ヒータ7に通電がなされる。
かくして電磁弁9の閉止により器体1内は気密
室となり、電気ヒータ4の加熱運転による水蒸気
の発生が続いて圧力が上昇すると同時に、燻煙発
生器5からは燻煙が生じ、加圧蒸気下でこの燻煙
が原料18…にしみこみ、同時に120℃程度の蒸
気雰囲気によつて原料18…は調理される。
器体1内の変動する圧力は圧力スイツチ13に
より検出され、1Kg/cm2Gを超えると電気ヒータ
4への通電が止まり、1Kg/cm2Gから僅かに下つ
たところで再び電気ヒータ4に通電され、この発
停制御が行われることにより、器体1内は120℃、
1Kg/cm2Gの高温高圧状態に保たれる。
そして運転スイツチ投入後、予じめ設定してお
いた時間例えば50〜70分になると前記タイマーが
第2段の作動を行つてリセツトされる結果、前記
両電気ヒータ4,7への通電は断たれ、燻製調理
の一行程が終了する。
この調理終了に伴つて保温用ヒータ12に自動
あるいは手動で通電させると共に、開閉弁11を
手動で開かせて、器体1内の蒸気を抜くと共に保
温運転に切り換える。
以上説明した順序作動、一連の行程は第3図に
示した通りである。
本発明装置の構成ならびに作用は以上述べた通
りであつて、つづいて本発明の効果を挙げる。
(イ) 高温蒸気による加圧下で処理する方式である
ので原料18からのドリツプが少ないし、加工
時間が常圧下で行うものに比して短縮される結
果、高品質の燻製品が得られる。
(ロ) 器体1に燻煙が出ないので室内でも使用可能
である。特に空気の追出し後に発煙用電気ヒー
タ7に通電するようにすれば、燻煙の漏出は全
然なくなり煙害の不都合は解消される。
(ハ) 貯水部3に電気ヒータ4を水没的に設けてい
るので、加熱効率が高いし、器体1の材質につ
いても特に制限はなく汎用の素材を使用可能で
ある。
(ニ) 燻煙発生器5を器体1の内側壁に沿わせて取
着しているので、器体1を特殊な形状にする必
要がなく、かつ接合個所もなくなつて耐圧性の
良い単純形の器体に形成でき、コスト低減が果
せると共に耐用年数の増加が期待できる。
(ホ) 空気抜きを行つて高温高圧の蒸気雰囲気下で
加工処理するようにしたので、過熱蒸気を容易
に生成し得るし、空気の混在が全然ないので器
体内の温度分布が一様となり良品質の製品を得
る上に著効を有する。
以上述べた如く、本発明は実用価値に富むとこ
ろ多大であつて、一般家庭に至るまで普及を推進
することができる汎用装置として適した燻製品製
造装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明装置の各例に係る
略示構造図、第3図は本発明装置の運転態様を示
すタイムチヤート、第4図は従来の燻製品製造装
置の略示構造図である。 1…器体、2…開閉用上蓋、3…貯水部、4…
電気ヒータ、5…燻煙発生器、6…燻煙材収容
箱、7…発煙用電気ヒータ、8…空気抜管、9…
開閉弁、16…支持部材、18…燻製品用原料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 気密閉止し得る開閉用上蓋2を有する圧力容
    器からなる器体1の内底部を、所定量の水を貯溜
    する貯水部3に形成して、該貯水部3における水
    没位置に電気ヒータ4を配設する一方、燻煙材収
    容箱6と発煙用電気ヒータ7とからなる燻煙発生
    器5を器体1の内側壁に沿わせて取着すると共
    に、開閉弁9が介設された空気抜管8を器体1に
    気密接続して前記貯水部3の直上の空間部に連通
    せしめてなり、前記電気ヒータ4を器体1内が大
    気圧よりも高い一定圧力に保たれる如く加熱量制
    御すると共に、前記開閉弁9を電気ヒータ4の加
    熱開始から所定時間開放せしめることによつて器
    体1内の空気を排出し、さらに発煙用電気ヒータ
    7に通電して、支持部材16より支持されて器体
    1内に収容した肉等の燻製品用原料18を高温高
    圧の蒸気雰囲気下で燻製調理し得る如くなしたこ
    とを特徴とする燻製品製造装置。 2 前記開閉弁9の開放時間ならびに発煙用電気
    ヒータ7の通電開始の制御が、前記電気ヒータ4
    の加熱開始に連動するタイマーにより自動的に成
    される特許請求の範囲第1項記載の燻製品製造装
    置。 3 前記発煙用電気ヒータ7の通電開始が前記開
    閉弁9の開放終了に続けて成される特許請求の範
    囲第2項記載の燻製品製造装置。
JP56173609A 1981-10-28 1981-10-28 燻製品製造装置 Granted JPS5876044A (ja)

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JP56173609A JPS5876044A (ja) 1981-10-28 1981-10-28 燻製品製造装置

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JP56173609A JPS5876044A (ja) 1981-10-28 1981-10-28 燻製品製造装置

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Publication Number Publication Date
JPS5876044A JPS5876044A (ja) 1983-05-09
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JP56173609A Granted JPS5876044A (ja) 1981-10-28 1981-10-28 燻製品製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135861A (ja) * 1983-12-26 1985-07-19 Toyota Motor Corp 高周波焼割れ検査方法およびその装置
JPS6225931A (ja) * 1985-07-25 1987-02-03 Chokichi Sato 肉類の燻煙調理装置

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JPS5876044A (ja) 1983-05-09

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