JPH01189436A

JPH01189436A - 環境試験装置

Info

Publication number: JPH01189436A
Application number: JP1070288A
Authority: JP
Inventors: Sukemitsu Kobayashi; 小林　佑光; Ryohei Minowa; 箕輪　良平
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-01-22
Filing date: 1988-01-22
Publication date: 1989-07-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は空冷ヒートポンプ式チラーユニットの性能試験
装置に係り、特に省エネ化に好適な空調装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の試験装置は冷温水の負荷側の熱は冷却塔により枚
熱される。暖房時は加熱するためのヒータまたは蒸気等
別置の熱源機器を必要とする。又試験機の空気側熱交換
器から生ずる熱負荷分を見込んだ空調器を必要とした。

この種の装置として関連するものには１日本冷凍協会発
行「冷凍空調技術ＪＶｏＬ、２８（昭和５２年４月号）
が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では空調器の容量は試験機の空気側熱交換
器から生ずる熱負荷分を見込む必要があり、又試験機の
冷温水食荷分の冷却および加熱装置を設けることとなり
、設備容量が大きくなる問題があった。

以下従来例の方式を第２図によって説明する。

試験室１の中に試験機２を置き、負荷用熱交換器３の間
を冷温水配管４．水ポンプ５により冷水又は温水が循環
し、流量計６．出入口温度計７゜８にエリ、試験機の能
力を測定する。

この負荷用熱交換器３は冷房能力試験時（冷水製造時）
は冷却能力に見合った加熱負荷を与え。

暖房能力試験時（温水製造時）は加熱能力に見合った冷
却負荷を与えるものである。

環境室内の温度を所定の温度にするための空調器１１お
よび負荷を与える冷熱源機器９，１０の容量は各々の負
荷に見合ったものが必要であった。

本発明の目的は省エネシステムによる冷熱源機器省略化
及び容量を小形化できる環境試験装置を提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、空調器の人口側に熱回収用コイルを設け、
試験機より・発生する負荷熱をフードで捕集し、空調器
の吸込側へつなぎ、負荷用熱交換器にて熱変換したプラ
インを熱回収コイルに導くことにより達成される。

〔作用〕

空冷ヒートポンプ式チラーユニットの空気側熱交換器は
冷房時は凝縮器として作用し、暖房時は蒸発器として作
用する。

従って冷房時は凝縮熱が冷却ファンから放出されるため
試験室内は熱負荷が増え、空調器により冷却せねばなら
ない。しかし本発明ではこの凝縮熱を試験機の上部に設
けたフードにより捕集し、空調器の吸込口へ導き熱回収
コイルにより冷却する。熱回収コイルは負荷用熱交換器
にて冷水により冷却されたプラインの供給を受けて冷却
コイルとして作用し、前記試験機より放出された高温の
空気を冷却することになる。

暖房運転時はこの逆となり、低温の空気を熱回収コイル
にて予熱することになる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図により説明する。

試験室１の中に試験機２ｔ−置き、負荷用熱交換器３０
間を冷温水配管４．水ポンプ５により冷水又は温水を循
環し、流量計６．出入口温度計７，８により試験機の能
力を測定する。

試験機１の上部には試験機の冷却ファン９から放出され
る空気を有効に捕集するための捕集フード１０があり、
空調器１１の吸込口１２につながっている。空調器１１
の入口には熱回収コイル１３を設置し負荷用熱交換器３
から熱交換されたプラインを導く。試験室内の温湿度を
調節する空調器１１の冷却、加熱源としてグラインチラ
ーエニット１４にて作りだした冷ブライン及び温プライ
ンをそれぞれ冷プラインタンク１５．温プラインタンク
１６に貯え冷ブラインポンプ１７．温プラインポンプ１
８にエリ空調器の冷却コイル１９と加熱コイル２０に導
く。

負荷用プラインポンプ２１により負荷用熱交換器３ヘブ
ラインを導く。試験機が冷房運転時は加熱負荷を与える
ため、負荷用熱交換器３へは温プラインが供給できるよ
う切替弁２２により冷温プラインの切替えを行なうよう
になっている。

負荷用熱交換器３にて温プラインは冷却され低温プライ
ンとなり、熱回収コイルに入り冷却コイルの役目をする
。

「室内設定温度〉冷水温度」の条件にて熱回収コイルに
プラインを通すよう三方弁２３を切替え。

「室内設定温度く冷水温度」になった場合はプラインを
熱回収コイルを通さずに直接温プラインタンクへ戻すよ
うにしている。暖房運転時はこの逆の動作となる。

以上のように試験機２の空気側熱変換器は冷房時は凝縮
器として作用し、暖房時は蒸発器として作用する。従っ
て冷房時は凝縮熱が冷却ファン９から放出されるため試
験室内は熱負荷が増え、空調器１１により冷却せねばな
らない。本実施例では、この凝縮熱を試験機２の上部に
設けた捕集フード１０により捕集し、空調器１１の吸込
口１２へ導き熱回収コイル１３により冷却する。熱回収
コイル１３は負荷用熱交換器３にて冷水により冷却され
たプラインの供給を受けて冷却コイルとして作用し、前
記試験機より放出された高温の空気を冷却することにな
る。

このように本発明にＬれば熱回収コイル１３により試験
機２で発生する熱を冷却あるいは予熱するので熱負荷と
して加算する必要がなく、この分省エネ化となる。

〔発明の効果〕

本発明によればプライン／水熱交換器、捕集フード、熱
回収コイル等により試験機より発生する熱を有効に回収
できるので（イ）試験機は熱負荷として加算する必要がないので省
エネ化となる。

（ロ）　試験機の冷温水に負荷を与えるだめの熱源機器
を別に見込む必要がないので設備が単純化される。

（ハ）試験機の排気は捕集フードに工り捕集されるので
、試験室内の空気と混合されることがなく室内温度を所
定の温度に容易かつ安定した制御ができる。

等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の環境試験装置の系統図、第
２図は従来方式の系統図である。１・・・試験室、２・・・試験機、３・・・負荷用熱交
換器。４・・・冷温水配管、５・・・水ポンプ、６・・・流量
計、７・・・入口温度計、８・・・出口温度計、９・・
・冷却ファン。１０・・・捕集フード、１１・・・空調器、１２・・・
吸込口。１３・・・熱回収コイル、１４・・・プラインチラーユ
ニット、１５・・・冷プラインタンク、１６・・・温プ
ラインタンク、１７・・・冷ブラインポンプ、１８・・
・温ブラインポンプ、１９・・・冷却コイル、２０・・
・加熱コイル、２１・・・負荷用プラインポンプ、２２
・・・切替弁、２３・・・三方弁。

Claims

【特許請求の範囲】

１、試験室の温湿度を調節する空調器、空調器に冷却、
加熱源のプラインを供給するプラインチラーユニツト、
冷、温プラインタンク、プラインポンプおよび冷温水に
負荷を与えるプライン／水熱交換器、連結するプライン
配管、冷温水配管、自動調節弁等からなる試験装置にお
いて、空冷ヒートポンプ式チラーユニツトの空気側熱交
換器から排出する熱を空調器の入口側に導き、有効に捕
集するためのフード、前記プライン／水熱交換器から熱
交換されたプラインの供給を受ける空調器の入口側に熱
回収用コイルを設けたことを特徴とする環境試験装置。