JPH0118866Y2 - - Google Patents

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JPH0118866Y2
JPH0118866Y2 JP1981079162U JP7916281U JPH0118866Y2 JP H0118866 Y2 JPH0118866 Y2 JP H0118866Y2 JP 1981079162 U JP1981079162 U JP 1981079162U JP 7916281 U JP7916281 U JP 7916281U JP H0118866 Y2 JPH0118866 Y2 JP H0118866Y2
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JP
Japan
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discharge chamber
discharge
frame body
cylinder
upper frame
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JPS57191877U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密閉型回転式圧縮機に関し、特に吐出
脈動の吸収、液圧縮時の冷媒の急激な圧力上昇の
吸収、さらには騒音の低減を目的としたものであ
る。
従来の回転式圧縮機は第3図に示すように構成
され、圧縮機にて圧縮された吐出ガスは吐出孔a
を通り一旦吐出室bに排出される。この吐出室b
はマフラーの役目をもつており、吐出ガスの騒音
および吐出の脈動を低減する。吐出ガスは、上蓋
cの開口部dから密閉容器e内へ吐出される。こ
の消音および吐出脈動の低減効果をより大きくす
るためには吐出室bの体積をより大きく、開口部
dの面積をより小さくとる必要がある。
しかしながら上部枠体fの上部に上蓋cを設け
た場合は電動機部gとの間にとれる体積に限りが
ある。
一方、圧縮機が液圧縮を起こした場合、前記吐
出室b内も液体で充満し、吐出室bは急激な圧力
上昇をおこし、場合によつては上蓋cを破損する
に至る。
このようなことを生じさせないためには開口部
dの面積を大きくすれば良い。しかしながら開口
部dを大きくとると定常運転時の脈動、騒音が大
きくなるという欠点が生じる。
本考案は、上記従来の欠点を解消するもので、
定常運転時における吐出ガスの脈動、騒音の低減
化をはかり、また圧縮機の液圧縮にともなう吐出
室の破損を防止することを目的とするものであ
る。
以下、本考案をその一実施例を示す添付図面の
第1図、第2図を参考に説明する。
同図において、1は密閉容器であり、この密閉
容器1の下部に回転式の圧縮要素2を、上部に電
動要素3を配設収納し、両要素2,3を回転軸4
により連絡している。前記圧縮要素2は、圧縮室
5を形成したシリンダ6と、前記圧縮室5の開口
面を閉塞する上部枠体7及び下部枠体8と前記圧
縮室5の内面に沿つて偏心回転するピストン9に
より構成されている。10は吐出弁11により開
口されるガス吐出孔であり、前記吐出孔10を包
囲するように上部枠体7に上蓋12を嵌着して、
吐出室13を形成している。前記吐出室13にて
拡散した吐出ガスが密閉容器1内に吐出するよ
う、前記上蓋12には開口部14が形成してあ
る。前記密閉容器1を貫通して吐出パイプ16が
取付けられている。17は吸入パイプで前記密閉
容器1を貫通して前記シリンダ6内に吸入孔6a
を介して連通されている。18は連通路であり、
前記上部枠体7、前記シリンダ6及び前記下部枠
体8を貫通して形成され、密閉容器1の下部に貯
蔵されている潤滑油層19と前記吐出室13とを
連通させており、これにより潤滑油は潤滑油面2
0まで連通路18に侵入している。
以上の構造のもとで、回転軸4が回転するとピ
ストン9が偏心回転し、このときの圧縮室5の容
積変化によつて被圧縮ガスが吸入パイプ17を介
して前記圧縮室5に吸入されるとともに、圧縮さ
れて上部枠体7の吐出口10を通過して上蓋12
にて形成された吐出室13に吐出される。この場
合、前記吐出室13内に形成された連通路18内
にある潤滑油面20は、密閉容器1内部の圧力と
吐出室13内部の圧力が平衡しようとし、その前
記密閉容器1内と前記吐出室13との圧力差に応
じて上下する作用をするものである。
したがつて、圧縮ガスが前記吐出室13内部に
吐出されるに際して、前記連通路18内部の潤滑
油面20まで吐出室として形成されるために、吐
出室13の容積の拡大がはかられ、より大きな消
音の効果が得られる。また、前記密閉容器1内及
び前記吐出室13内の圧力を均衡せしめるべく、
前記連通路18内部の潤滑油面20が上下するた
め、前記吐出弁11の開閉による圧縮ガスの吐出
脈動を減衰し、且つ液圧縮時に前記吐出室13内
部が液冷媒で充満されても、前記連通路18より
液冷媒が逃げることにより吐出室13内部での急
激な圧力上昇を防ぐことができる。
このように、順次前記吐出室13に吐出された
圧縮ガスは前記上蓋12の開口部14より前記密
閉容器1に吐出され、前記電動要素3の間隙部を
通つて、前記吐出パイプ16を介して密閉容器1
外に導出される。
なお本実施例では、前記連通路18は前記吐出
室13より前記上部枠体7、前記シリンダ6及び
前記下部枠体8を貫通して形成したが、本考案に
よればこれに限らず、前記吐出室13を形成する
前記上蓋12に管を接合し、前記吐出室13と前
記潤滑油層19とを連通させて形成する連通路で
もよい。この様にすればシリンダ6に連通路18
を形成する容積が無い場合及び多数の連通路を形
成出来る効果がある。
以上の様に本考案は、密閉容器内の上部に電動
要素を、下部に回転式の圧縮要素及び潤滑油を収
納し、前記圧縮要素をシリンダと、このシリンダ
内で偏心回転するピストンと、前記シリンダの上
下端面に設けられた上部枠体及び下部枠体とから
形成し、前記上部枠体に吐出孔を形成すると共に
前記上部枠体を上蓋にて被つて上部枠体と上蓋と
の間に吐出室を形成し、前記上蓋に前記密閉容器
内と前記吐出室内とを連通させる開口を形成し、
前記圧縮要素に、前記吐出室内と前記密閉容器内
下部に収納した潤滑油層とを連通させる連通路を
設けてなる密閉型回転式圧縮機であるから、吐出
室の容積の拡大をはかり、消音効果を増す働きを
有し、また、吐出弁開閉による吐出脈動に応じ
て、吐出室圧力と密閉容器内圧力とを均衡せしめ
ようと連通孔内部の潤滑油面が上下して、吐出脈
動を減衰させることができ、さらに、液圧縮時に
急激な圧力上昇に対応して吐出室内容積が大きく
なり、過度の圧力増加を防ぐことができるもので
あり、しかも、従来の密閉型回転式圧縮機に簡単
な連通路を設けることにより、潤滑油に吐出室内
容積及び圧力調整機能を持たせ前記のような有益
な効果を得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る密閉型回転式圧
縮機の縦断面図、第2図は同密閉型回転式圧縮機
の拡大縦断面図、第3図は従来例を示す密閉型回
転式圧縮機の縦断面図である。 1……密閉容器、2……圧縮要素、3……電動
要素、6……シリンダ、7……上部枠体、8……
下部枠体、10……吐出孔、12……上蓋、13
……吐出室、14……開口部、18……連通路、
19……潤滑油層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に吐出パイプを有する密閉容器内の上部に
    電動要素を、下部に回転式の圧縮要素及び潤滑油
    を収納し、前記圧縮要素をシリンダと、このシリ
    ンダ内で偏心回転するピストンと、前記シリンダ
    の上下端面に設けられた上部枠体及び下部枠体と
    から形成し、前記上部枠体に吐出孔を形成すると
    共に前記上部枠体を上蓋にて被つて上部枠体と上
    蓋との間に吐出室を形成し、前記上蓋に、前記密
    閉容器内と前記吐出室内とを連通させる開口を形
    成し、さらに前記圧縮要素に、前記吐出室内と前
    記密閉容器内下部に収納した潤滑油層とを連通さ
    せる連通路を設けてなる密閉型回転式圧縮機。
JP1981079162U 1981-05-29 1981-05-29 Expired JPH0118866Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981079162U JPH0118866Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29

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JP1981079162U JPH0118866Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29

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JPS57191877U JPS57191877U (ja) 1982-12-04
JPH0118866Y2 true JPH0118866Y2 (ja) 1989-06-01

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ID=29874764

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0674792B2 (ja) * 1985-05-24 1994-09-21 松下冷機株式会社 回転型圧縮機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443613B2 (ja) * 1973-05-09 1979-12-21

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JPS5443613U (ja) * 1977-09-02 1979-03-26

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JPS5443613B2 (ja) * 1973-05-09 1979-12-21

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JPS57191877U (ja) 1982-12-04

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