JPH01188247A - 切り粉除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、工作物の切削加工箇所を切削液中に浸漬し
て切削加工を行なう工作機械における切削加工時の切り
粉除去装置に関するものである。

［従来の技術］ 第３図は従来の工作機械における切削加工時の切削液の
流れを示す構成及び説明図である。

図において、（１）は工作物（４）の切削加工箇所を切
削液（１５）中に浸漬して切削加工を行なうボール盤等
の工作機械本体、（２）はスピンドルヘッド、（３）は
ドリル等の切削工具で、スピンドルヘッド（２）の先端
に取付けられている。

（４）は工作物で、工作機械本体（１）のテーブルに取
付けられている。（５）は工作物（４）を切削液中に浸
漬する切削液を蓄えておく補助タンク、（６）は切削液
を汲むポンプ、（７）は切削液中の微粉末を除去するフ
ィルタ、（８）はバルブ、（９）は圧力計、（１０）は
切削液を吹出すノズル、（１１）は給液用配管、（１２
）は排液用配管、（１３）は工作物（４）の切削加工箇
所を切削液中に浸漬する工作側タンク、（１４）は切削
液（１５）を冷却するクーラー、（１５）は工作機械本
体（１）側に供給された切削液である。

次に、上記のように構成された従来の切り粉除去装置の
動作について説明する。

工作機械本体（１）に取付けられた工作物（４）は、ス
ピンドルヘッド（２）の先端に取付けられた切削工具（
３）にて加工される。この間、補助タンク（５）に貯え
られた切削液（１５）は、ポンプ（６）によって加圧さ
れ、フィルタ（７）で濾過され、クーラー（１４）で冷
却され、バルブ（８）及び給液用配管（１１）を経由し
てノズル（１０）から、工作機械本体（１）側の工作側
タンク（１３）内の工作物（４）の切削加工箇所に吹出
される。工作機械本体（１）側では、工作物（４）の切
削箇所を切削液（１５）中に浸漬して切削加工を行ない
、一定量貯えられた切削液（１５）は２重矢印で示され
るように、工作側タンク（１３）内の仕切板（１３ａ）
をオーバーフローし、排液用配管（１２）を経由して補
助タンク（５）に戻される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の工作機械の切り粉除去装置は以上のように構成さ
れているので、切削加工によって発生する切り粉は、工
作機械本体（１）側の工作側タンク（１３）内に貯えら
けた切削液（１５）中に浮遊し、切削箇所に悪影響を及
ぼすなどの課題があった。

そこで、この発明は上記のような課題を解消するために
なされたもので、工作物の切削加工箇所付近の切削液中
に浮遊する切り粉を除去し、切削加工の精度及び生産性
を高めることができる切り粉除去装置を得ることを課題
とする。

［課題を解決するための手段］ この発明にかかる切り粉除去装置は、切削加工箇所の近
辺に渦流を発生させる渦流発生器を設け、前記切削液中
に発生する渦流によって、切削加工箇所から切り粉を除
去するものである。

［作用］ この発明においては、渦流発生器が切削加工箇所の近辺
の切削液に渦流を発生させて、工作物の加工箇所近辺の
切り粉を浮上させ、渦流によって切削加工箇所の近辺か
ら切り粉を除去するものである。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図を用いて説明する。第１
図はこの発明の一実施例による工作機械の切り粉除去装
置を示す構成及び説明図である。

図において、（１）は工作物（４）の切削加工箇所を切
削液（１５）中に浸漬して切削加工を行なうボール盤等
の工作機械本体、（２）はスピンドルヘッド、（３）は
ドリル等の切削工具で、スピンドルヘッド（２〉の先端
に取付けられている。

（４）は被加工物となる工作物で、工作機械本体（１）
に取付けられている。（５）は工作物（４）を切削液中
に浸漬する切削液（１５）を蓄えておく補助タンク、（
６）はポンプ、（７）は切削液（１５）中の微粉体を除
去するフィルタ、（８）はバルブ、（９）は圧力計、（
１０）は切削液（１５）を吹出すノズル、（１１）は切
削液（１５）を工作側タンク（１３）に供給する給液用
配管、（１２）は切削液（１５）を工作側タンク（１３
）から補助タンク（５）に排出する排液用配管、（１３
）は工作物（４）の切削加工箇所を切削液中に浸漬する
工作側タンク、（１４）は切削液（１５）を冷却するク
ーラー、（１５）は工作機械本体（１）側の工作側タン
ク（１３）に供給された切削液、（１６ａ＞、（１６ｂ
）はスクリュー等からなる渦流発生器、（１７ａ）、（
１７ｂ）は切り粉受は器、（１８ａ）、（１８ｂ）は切
り粉受は器（１７ａ＞、（１７ｂ）に回収された切り粉
を示す。

次に、上記のように構成された上記実施例の切り粉除去
装置の動作について説明する。

工作機械本体（１）のテーブルに取付けられた工作物（
４）は、スピンドルヘッド（２）の先端に取付けられた
切削工具（３）にて加工される。

補助タンク（５）に貯えられた切削液（１５）はポンプ
（６）によって加圧され、フィルタ（７）で濾過され、
クーラー（１４）で冷却され、バルブ（８）及び給液用
配管（１１）を経由してノズル（１０）から噴出され、
工作機械本体（１）の工作側タンク（１３）内に供給さ
れる。工作機械本体（１）側では、工作物の切削箇所を
切削液（１５）中に浸漬して切削加工を行ない、一定量
貯えられた切削液（１５）は、２重矢印で示されるよう
にオーバーフローし、排液用配管（１２）を経由して補
助タンク（５）に戻される。

そして、工作機械本体（１）に設置された渦流発生器（
１６ａ＞、（１６ｂ）が回転すると、切削液（１５）に
第１図に示す様な渦流が発生する。

この渦流効果によって、切削液中の切り粉は浮上し、第
１図に示す矢印の経路に沿って浮上した切り粉は、渦流
の速度が低下する位置で切り粉受は器（１７ａ＞、（１
７ｂ）に回収される。

次に、この発明の他の実施例について説明する。

第２図はこの発明の他の実施例の工作機械の切り粉除去
装置を示す部分構成及び説明図である。

なお、図中、（１）、（３）、（４）、（１０）、（１
１）、（１２）、（１３）、（１３ａ＞、（１５）で示
す構成部分は、上記実施例の第１図に示す構成部分と同
じであるので、その説明を省略する。特に、ここでは上
記実施例との相違点のみ説明する。

図において、（・１６）は渦流発生器、（１７）は切り
粉受は器、（１８）は回収された切り粉を示す。

この実施例においては、渦流発生器（１６）が　１台の
み設けられており、この渦流発生器（１６）の回転によ
る渦流が、切削液中の切り粉を浮上させ、第２図の矢印
に示される経路に沿って切り粉を搬送し、搬送された切
り粉は渦流の速度が低下した位置で切り粉受は器（１７
）に回収される。

なお、上記各実施例に記載されている切り粉受は器（１
７）、（１７ａ＞、（１７ｂ）は、切り粉を容易に廃棄
できるように取外し自在に配設するのが好適である。そ
の場合、第１図に示す切り粉受は器（１７ａ＞、（１７
ｂ）は、例えば、フック等により釣り下げる構造等にす
るとよく、第２図に示す切り粉受は器（１７）は、工作
機械本体（“１）の上面部分に乗せて置く構造にすると
よい。

このように、上記実施例の工作機械の切り粉除去装置は
、渦流発生器（１６）、（１６ａ）。

（１６ｂ）により工作物（４）の加工箇所近辺の切削液
（１５）に渦流を発生させ、切削液（１５）中に含まれ
る切り扮（１８）、（１８ａ＞、（１８ｂ）を浮上させ
て回収させることにより、切削加工の切り粉（１８）の
排除を促進させ、生産性が高まり、また、加工精度も高
まるという効果がある。更に、切り粉受は器（１７）、
（１７ａ）。

（１７ｂ）を設けたことにより、切り粉（１８）。

（１８ａ＞、（１８ｂ）を効率よく回収できるという効
果もある。

ところで、上記実施例の前記切削加工箇所の近辺に渦流
を発生させる渦流発生器（１６）、（１６ａ）、（１６
ｂ）は、１個または２個を工作機械本体（１）の工作側
タンク（１３）内に配設する事例で説明したが、本発明
を実施する場合には、上記実施例に限定されるものでは
なく、単数または複数設置したものとすることができる
。

また、上記実施例の工作側タンク（１３）内に配設した
渦流発生器（１６）、（１６ａ）、（１６ｂ）は、工作
側タンク（１３）内の底部に配設しているが、本発明を
実施する場合には、上記実施例の配置に限定されるもの
ではなく、工作物（４）の加工箇所近辺の形態に応じて
渦流発生器（１６）、（１６ａ）、（１６ｂ）が起ス渦
流ヲ変化できるように、その配置箇所を変更することも
できる。

そして、工作側タンク（１３）から補助タンク（５）に
排出する切削液（１５）は工作側タンク（１３）の仕切
板（１３ａ＞をオーバーフローしたものを排液用配管（
１２）を経由している。しかし、本発明を実施する場合
には、工作側タンク（１３）の切り粉受は器（１７ａ＞
、（１７ｂ）の下部等から直接排液用配管（１２）に排
出することもできる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明の切り粉除去装置は、切削加工
箇所の近辺に渦流を発生させる渦流発生器を設け、前記
切削液中に発生する渦流によって、切削加工箇所から切
り粉を除去するものであるから、切削液中に含まれる切
り粉を切削液中に浮上させて回収さぜることができ、切
削加工の切り粉の排除を促進させ、生産性が高まり、ま
た、加工゛　精度も高まるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による工作機械の切り粉除
去装置を示す構成及び説明図、第２図はこの発明の他の
実施例の工作機械の切り粉除去装置を示す部分構成及び
説明図、第３図は従来の工作機械の切り粉除去装置を示
す構成及び説明図である。 図において、 １：工作機械本体、　　　４：工作物、１３：工作側タ
ンク、　１５：切削液、１６．１６ａ、１６ｂ：渦流発
生器、 １８．１８ａ、１８ｂ：切り粉、 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）工作物の切削加工箇所を切削液中に浸漬して切削
   加工を行なう工作機械において、 切削加工箇所の近辺に渦流を発生させる渦流発生器を設
   け、前記切削液中に発生する渦流によつて、切削加工箇
   所から切り粉を除去することを特徴とする切り粉除去装
   置。