JPH0118178Y2 - - Google Patents

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JPH0118178Y2
JPH0118178Y2 JP10458782U JP10458782U JPH0118178Y2 JP H0118178 Y2 JPH0118178 Y2 JP H0118178Y2 JP 10458782 U JP10458782 U JP 10458782U JP 10458782 U JP10458782 U JP 10458782U JP H0118178 Y2 JPH0118178 Y2 JP H0118178Y2
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main body
liquid
syringe
injection pipe
liquid injection
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JP10458782U
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は血液等粘度にある液体の過を空気
圧を利用して効率的に行うことのできる液体過
器に関するものである。
従来血液等粘度のある液体過器として第1図
示のものが知られていた。この過器1は上面に
注液孔2を有するコーン状の上部筐体3と漏斗状
の内底面中央に排液管4を有する下部筐体5とを
盤状材6を挾んでフランジ結合してなり、かつ
下部筐体5の内底面には材6を支えるリブ7が
設けられているとともに排液管4の外端部内面に
は注射器(図示せず)の針取付部が密挿できるテ
ーパー面8が設けられている。この過器1は注
液孔2より上部筐体3内に注入した液体を、下部
筐体5の排液管4に接続した注射器により吸引
し、下部筐体5内を負圧に維持することによつて
材6を透過させるようにしているが、注射器は
液体が必要量透過されるまでの間、一定の治具
(図示せず)を用いて吸引状態に保持しておく必
要があつて煩わしかつたばかりでなく、過液は
前記吸引用の注射器の筒内に流入するため、過
液を試験試料として使用するときは試験管等に移
し替えなければならず、面倒であつたし、注射器
に付着した過液がロスになるなど各種の問題が
あつた。
この考案は上記の問題を解消するためのもの
で、筒尻部に排液管を突出させた注射筒状の主体
と、該主体の上端面に止着した注液管を有する蓋
体とからなり、前記主体の筒尻部内面に一定の空
隙を介して材を装填し、かつ前記注液管の適所
に逆止め弁を形成し血液等粘度にある液体を注射
器により余分の空気とともに注液管より主体内に
注入することによつて、材より上方の主体内空
間を高圧になし、その空気圧によつて液体を過
できるようにする一方、逆止弁の作用で、高圧状
態を長時間維持できるようにした液体過器を提
供することを目的としている。
次に、この考案を第2図以下の図面に示す実施
例にもとづいて説明する。
10は筒尻部11に排液管12を突出させた注
射筒状の主体で、該主体10は透明または半透明
の合成樹脂あるいはガラスにより成形している。
なお合成樹脂を使用する場合は試験試料としての
過液を正確に調べるため化学的吸着性の少ない
材質(例えばポリプロピレン、ポリエチレン等)
がよい。13は前記主体10の上端に止着した蓋
板で、該蓋体13には注液管14が備えられてい
る。前記主体10と蓋体13との止着手段は特に
問わない。注液管14はその外端部内面がルアテ
ーパー15になつており、注射器16の針取付部
17が密挿できるようにしている。18は前記主
体10の筒尻部内面に一定の空隙19を介して装
填した材で、該材18の外周面は主体10の
内周面に密着している。この材18はそれ自体
が薄い限外過膜の如き場合にはサポータ(図示
せず)とともに装填することが必要である。前記
空隙19は筒尻部11の内面に第3図Aの如く放
射状のリブ20を設けることにより、あるいは同
図Bの如く筒尻部11の内面を漏斗状にすること
により形成できる。もつとも、これ以外に適当な
手段(例えば筒尻部内面に溝を刻設するなど)が
あればそれによることは自由である。
21は前記蓋体13の注液管14の内端面に設
けた逆止め弁で、該逆止め弁21は注液管14の
内径より大きい外径の弁体21aの一部を蓋体1
3の内面に設けたリツプ状のリブ21bに止着し
ているが、第4図Aの如く、注液管14の途中に
下向きに段部22を設け、該段部22の弁体21
aの一部を止着してもよいし、注液管14の途中
に環状凹溝23を設け、該凹溝23に弁体21a
を遊動自在に装填してもよい。
この考案は以上の如く、筒尻部に排液管を突出
させた注射筒状の主体と、該主体の上端面に止着
した注液管を有する蓋体とからなり、前記主体の
筒尻部内面に一定の空隙を介して材を装填し、
かつ、前記注液管の適所に逆止め弁を形成してな
るものであるから、血液等粘度のある液体を過
するに際し、まず、前記液体の適量を注射器に吸
入した後、該注射器内にその液体と同量かそれ以
上の空気をとり入れる(この逆でも可)。次いで、
注射器の針取付部を蓋体13に設けた注液管14
に接続して液体を余剰の空気とともに主体10内
に注入すれば主体10の材18より上方の空間
は高圧状態になる。この高圧状態は注射器を注液
管より抜いた後も逆止め弁21の作用で継続して
保持される。従つて、主体10内に注入された液
体は主体10内の空気圧によつて材10を徐々
に浸透しつつ過され、筒尻部11の内面より排
液管12を伝つて試験管等の容器(図示せず)に
収容される。
このように、この考案によれば、注射器に液体
とともに余剰の空気を吸入して注液管より注入す
るのみで、主体10内は容易に高圧になるととも
に、逆止め弁の作用でその状態を長時間維持する
ので、主体10を立て掛ける器具さえあれば血液
等粘度のある液体の過が容易にでき、従来のよ
うに、注射器を吸引状態に長時間保持するための
治具が不要となるばかりでなく、過液は試験管
等の容器に直接とれるので、試料のロスがない。
また、主体10内の空気圧が時間の経過とともに
減圧したときも、再度注射器を接続して空気のみ
を注入すれば簡単に高圧状態を再現できるなど各
種のすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面正面図、第2図〜第
4図はこの考案の実施例を示し、第2図は断面正
面図、第3図A,Bは筒尻部の拡大斜視図および
断面図、第4図A,Bは逆止め弁の他の例を示す
拡大断面図である。 10……主体、11……筒尻、12……排液
管、13……蓋体、14……注液管、18……
材、21……逆止め弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒尻部に排液管を突出させた注射筒状の主体と
    該主体の上端面に止着した注液管を有する蓋体と
    からなり、前記主体の筒尻部内面に一定の空隙を
    介して材を装填し、かつ前記注液管の適所に逆
    止め弁を形成してなる血液等粘度のある液体過
    器。
JP10458782U 1982-07-09 1982-07-09 血液等粘度のある液体濾過器 Granted JPS5910818U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10458782U JPS5910818U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 血液等粘度のある液体濾過器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10458782U JPS5910818U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 血液等粘度のある液体濾過器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5910818U JPS5910818U (ja) 1984-01-23
JPH0118178Y2 true JPH0118178Y2 (ja) 1989-05-26

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ID=30245511

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10458782U Granted JPS5910818U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 血液等粘度のある液体濾過器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5730695B2 (ja) * 2011-02-15 2015-06-10 株式会社雅精工 血液分離シリンダ
JP6257406B2 (ja) * 2014-03-25 2018-01-10 テルモ株式会社 赤血球瀉血用具

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Publication number Publication date
JPS5910818U (ja) 1984-01-23

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