JPH0118168B2 - - Google Patents

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JPH0118168B2
JPH0118168B2 JP7907587A JP7907587A JPH0118168B2 JP H0118168 B2 JPH0118168 B2 JP H0118168B2 JP 7907587 A JP7907587 A JP 7907587A JP 7907587 A JP7907587 A JP 7907587A JP H0118168 B2 JPH0118168 B2 JP H0118168B2
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JP
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yarn
fibers
fluid
fluid jet
jet port
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JP7907587A
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Takeo Honjo
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0118168B2 publication Critical patent/JPH0118168B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/22Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
    • D02G3/36Cored or coated yarns or threads
    • D02G3/367Cored or coated yarns or threads using a drawing frame
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/11Spinning by false-twisting
    • D01H1/115Spinning by false-twisting using pneumatic means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なる捲覆糸の製造方法に係る。
〔従来の技術〕
本発明において捲覆糸とは糸内部に存在するコ
アとなる繊維束とこれを取りまく繊維群とより構
成される糸をいう。従来捲覆糸は空気噴射ノズル
を用いた所謂空気紡績法により製造されるがその
品質において一般のリング糸とは較べものになら
ぬ程劣つており、特に強力が低く、外観が悪く、
手触りが硬いことから未だ実用段階には至つてい
ない。
かかる従来の捲覆糸又はその製造方法として代
表的なものでは特公昭43−28250又は特公昭49−
38382が知られている。特公昭43−28250に明示さ
れている捲覆糸は「事実上真の撚りのないコアの
束及び10゜乃至80゜の範囲内の種々の角度の不規則
な螺旋状をなしてコアの繊維の束の周りにかたく
撚られた表面繊維により与えられる重点的な真の
撚りをもつ表面包絡を有することを特徴とする緊
密な束状に結びついた事実上断続した織物繊維の
コアを含む紡績糸」である。ここに事実上真の撚
りのないコアの束とはその明細書に示されている
如くリボン状繊維束がアスピレータにより牽伸装
置から引き取られ「トルクジエツトに供給された
とき、通常の擬似撚りと同様な撚りをかけられた
大部分のコア繊維とこれより少ない程度に撚りを
かけられた少量の表面繊維からなり、この繊維束
がトルクジエツトの中心線を通過すると通常の擬
似撚り方法における如くコア繊維が完全に撚りも
どされる様に回転される」ことにより得られるも
のでありそのコアの繊維束は何んら攪乱を受ける
ことなく単純に加撚解撚されることにより平行繊
維よりなる繊維束として存在する。かかる平行繊
維によるコアの束は強力には寄与しない。従つて
この捲覆糸の強力はコアの束の周りにかたく撚ら
れた少量の表面包絡繊維により与えられる。これ
に対して一般のリング糸の場合は糸中の全ての繊
維が外層から内層へ更に内層から外層へと「移
動」(マイグレーシヨン)していることによりリ
ング糸を引張つた場合には各繊維が互いに密着し
合つて繊維同志の摩擦抵抗により強い糸強力が発
生しているのである。従つて特公昭43−28250に
明示されている捲覆糸の場合、リング糸の如き繊
維の「移動」(マイグレーシヨン)はなく、その
強力はリング糸のせいぜい70%に達するにすぎな
い。しかもかかる糸はその外周に固く捲きついた
表面繊維によつてのみ強力が得られるものである
から強力を高めんとすれば表面繊維を増やすこと
になり、これは糸表面の硬化を招き、ゴワゴワし
た手触りの布しか作り得ず、固い表面繊維の量を
減ずれば僅かの引張り力で抜けの生じる糸とな
り、実際面での実用化は未だなされていない。
一方特公昭49−38382には複合体を攪乱流体流
により処理せしめることにより複合糸を構成する
繊維を相互に交絡せしめると共に短繊維によるル
ープ、たるみ、毛羽を付与せしめたのち、糸表面
に突出した毛羽を該糸の外周に捲回せしめること
を特徴とする無撚紡績糸の製造方法が開示されて
いる。しかしながら一般の織物用、編用の糸にあ
つてはその糸表面の美しさ均整さが最も要求され
糸の中にループ、たるみ等が混在するのは布の外
観を害するもととなり最も避けるべきことであ
る。又糸の中にループ、たるみが存在すれば必然
的に強力の弱い糸となり製編、製織の工程に耐え
ることができない。かかる欠点によりこの方法に
よる捲覆糸も実用的でない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はこれら従来技術の欠点を解消し、リン
グ糸と同等の強力を有すると共に外観においても
リング糸と同等又はそれ以上の均整さを有する捲
覆糸の製造方法を提供することを目的とする。
即ち本発明により得られる捲覆糸はステープル
繊維若しくはステープル繊維とフイラメント繊維
を混合してなる捲覆糸であつて、中心コアを構成
している各繊維又は数本の繊維よりなる繊維の束
が糸の長手方向に沿つて不規則な状態で互いに加
撚され且つ絡み合わされているものであり「コア
の繊維が実質的に撚りを有さず平行な状態で存在
する特公昭43−28250における捲覆糸」と異なり
コアの中でも繊維の「移動」を生じているからコ
アのみでも相当の強力を有するものである。更に
本発明方法による捲覆糸は中心コアを構成する繊
維の一部が該中心コアの外周に捲回しているから
糸を引つぱれば捲回している繊維が中心コアの既
に絡み合つている繊維束を締めつけるからますま
す強力は上昇することになる。
しかも本発明による捲覆糸においては特公昭49
−38382に明示されている捲覆糸と異なり、該捲
覆糸を構成している各繊維にはループやたるみを
生じていないから糸表面は極めて均整な形態を有
している。従つて本発明による糸は従来技術にお
ける低強力、外観の劣悪という欠点を克服し一般
高級糸として市場に共しうる実用的なものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による捲覆糸の製造方法はステープル繊
維と連続フイラメント繊維を混合してなる繊維束
をS,Zの交互の噴出方向をもち、且つ回転力の
異なる複数の圧縮流体流の噴出口を有する1個の
流体ノズルに導入、通過させることにより繊維束
に回転、加熱解撚、緊張、交絡捲覆を同時に起さ
しめループのたるみのない交絡を有するコアの束
の外周に、該コアを構成する繊維の一部からなる
繊維を強固に捲回したもので、フロントローラよ
り送り出される繊維を、長手方向に順次噴出方向
が逆転する入口側流体噴出口と出口側流体噴出口
とを有し且つ両流体噴出口にオリフイスを有する
流体ノズルに通し、入口側流体噴出口の吹き出し
出口の部分において、入口側流体噴出口と出口側
流体噴出口との噴気により繊維に加えられる双方
の撚数がほぼ等しくなるよう両流体噴出口による
回転力を調整して前記繊維に噴気流の吹き当て、
噴気流を吹き当てられた前記繊維を流体ノズルか
らデリベリローラによつて引き出し、上記フロン
トローラとデリベリローラの周速比を+10%〜−
5%の範囲でオーバーフイードするごとく設定し
た。
〔実施例〕
本発明方法を実施する装置の概略を第1図と共
に説明する。第1図で供給粗糸Sは一対のバツク
ローラ17と一対のミドルローラ16に把持され
つつその周速の差により牽伸され、一対のエプロ
ン18の走行により前進する。フロントローラ1
0は高速で回転しており前進した来た繊維束から
糸一本分の繊維束を引き抜き流体ノズル1の軸心
に向かつて繊維束を供給する。流体ノズル1は、
糸通路4と、糸通路を途中で区切るオリフイス3
と、糸通路に対し接線方向に圧縮流体流を噴き出
す出口側流体噴出口2、出口側流体噴出口2
及び圧縮流体流ノズルに供給する流体導入口2
6、流体溜め部30よりなつている。フロントロ
ーラ10により供給された繊維束には、糸通路4
を通過するとき圧縮流体流の作用でS及びZの撚
りが入れられ、糸として形成された後、流体ノズ
ル1を通過後、撚り戻されデリベリローラ11で
把持され送り出される。
本発明で使用される流体ノズルの基本となるも
のは米国特許第3009309号において既に公知であ
る。この公知流体ノズルを第3a図(縦断面図)
第3b図、第3c図(横断面図)に示す。1は流
体ノズル本体であり、2は圧縮流体流を噴出する
噴出口(以下流体噴出口という)である。ここ
で、入口側流体噴出口2、出口側流体噴出口2
は噴出方向が逆方向となつている。例えば入口
側流体噴出口2がS撚方向とすれば出口側流体
噴出口2はZ撚方向であるが如きである。
本発明の、捲覆糸の製造方法は、上記の公知の
逆方向噴出口を有するノズルを利用し、これに改
良を加えることにより達成される。
本発明において使用する流体ノズルの最も簡単
なものの断面図を第4図に示す。第4図では二列
の流体噴出口群が示されている列の流体噴出口
を入口側流体噴出口2,列の流体噴出口を出
口側流体噴出口2とする。入口側流体噴出口2
と出口側流体噴出口2の噴出方向は第3図に
示す如く逆である。3は流体噴出口群の入口側流
体噴出口2と出口側流体噴出口2との中間に
設けたオリフイスであり、流体噴出口から流出し
た圧縮流体流を絞り、その流れの方向を変える役
目をする。ここで公知の逆方向噴出口を有する流
体ノズルにおける圧縮流体流の流れ方(第5図)
と本発明のオリフイスを設けた場合の圧縮流体の
流れ方(第6図)を比較する。入口側流体噴出口
2から出た圧縮流体流の軌跡を6、出口側流体
噴出口2から出た圧縮流体流の軌跡を7とす
る。第5図の公知のノズルの場合(オリフイス3
がない場合)は糸通路4の管壁9に沿つて流れる
旋回気流6は旋回気流7と衝突し攪乱流となり管
路長手方向の流量は著しく低下する。従つて圧縮
流体の旋回能力は弱められ糸通路4に糸を通して
もその回転数は著しく低下する。この場合の糸の
回転数、回転方向は入口側流体噴出口2と出口
側流体噴出口2の噴出力の差によつて決まり噴
出力の大きい方の回転方向に回転する。従つて、
この公知のノズルの効果は単一方向の流体噴出口
を有するノズルと較べて糸の回転数が低下するの
みである。これに対し糸通路にオリフイス3を設
けた場合(第6図)には入口側流体噴出口2よ
り噴出した圧縮気流は糸通路4の管壁9に沿つ
て旋回軌跡6を描くが、やがてオリフイス3によ
り絞られ、オリフイス3の肩8に衝突し、気流の
旋回成分は減少すると共にその流れの大部分は軸
方向流となつて糸通路4のほぼ中央を徐徐に拡散
しながら糸の進行方向に進む。従つてこの気流6
はこれと逆方向であつて管壁9に沿つて流れる
旋回気流7と干渉することはない。このようにオ
リフイス3を設けた第6図のノズルの場合には旋
回気流6,7は弱められることなく、それぞれの
糸を逆方向に回転させる。この様子を第7図に示
す。糸をYで示し、その進行方向をXで示す。第
7図において糸Yは区画ではZ方向に仮撚りが
かけられ区画ではS方向に仮撚りがかけられ
る。
第7図は糸の旋回方向を示すための概念図であ
つて本発明の場合、実際には糸はあるテンシヨン
下で緊張状態に置かれるので第7図の如き極端な
旋回運動は行わず第9―a図に示す如き一種の単
弦振動的旋回運動を行う。
次に第8図、第9図にて撚り数の分布状態につ
いて説明する。
第8図はノズルが一個の流体噴出口2を有する
場合で第8―a図の如く、ノズル端にオリフイス
のない時は第8―b図の如く流体噴出口の中心線
と糸が接する点14の近傍において撚り数が最大
となり、その前後で左右非対称にフロントローラ
10,デリベリローラ11に向つてなだらかに減
少する。一方ノズルの流体噴出口2の前後に第8
―c図の如くオリフイスを設けた場合、撚りの伝
幡の仕方が変わつてくることが確認された。即ち
第8―d図に示す如く加撚側(糸の進行に対し上
流側)においては撚り数の減衰が防止され、かえ
つて撚りが上流側へよく伝軸達され、これに対し
て解撚側(糸の進行に対し下流側)では撚り数は
オリフイス部で急激に減少し僅かの撚りが伝達さ
れる。この理由は、糸の回転によるバルーンをノ
ズルにより絞ることによりバルーンの節が生じバ
ルーンの長さが短くなることにより加撚(若しく
は解撚)の効果が上昇し上流側ではよく加撚され
下流側ではよく解撚される現象が生じているもの
と考えられる。
本発明ではこのオリフイスを正逆方向の流体噴
出口の中間に設けたことにり、前記したS,Z
両方の回転を糸に生起させること、前記した撚
り伝幡の特殊性の二点に着目し、これを利用する
ことにより新規な構造を有する捲覆糸の製造方法
を発明するに至つたのである。特に本発明にあた
つては、該捲覆糸のコアを形成させるため互いに
逆方向に噴出する圧縮流体の流体噴出口を有する
一本のノズルに繊維束を供給し流体噴出口間の加
撚力に差を設けたこと及び糸がノズルを通過する
工程中糸を常に緊張状態に置くことが重要であ
る。
以下に該捲覆糸のコアの部分が如何に形成され
るかを説明する。
第9図にて本発明方法を実施するためのノズル
を用いた撚り分布を説明する。ここで出口側流体
噴出口2による回転方向S撚、入口側流体噴出
口2による回転方向をZ撚とする。両者の回転
力には後記する如き差が設けてある。第9―b図
には、入口側流体噴出口2と出口側流体噴出口
2を各々単独で作用させた場合の撚り分布を、
第9―a図の各要素の位置関係と対応させて描い
てある。たて軸にS撚りを+にZ撚りを−に取つ
た。従つて入口側流体噴出口2による撚り分布
は−側に表わされ、出口側流体噴出口2による
撚り分布は+側に表わされる。この場合、入口側
流体噴出口2の噴出し出口の部分(IO部)の
両者の撚り数S,Zがほぼ等しくなる様に入
口側流体噴出口2、出口側流体噴出口2によ
る回転力を調節する。この流体噴出口による回転
力とは当然流体噴出口から流出する圧縮流体によ
る糸の回転力であり流体噴出口の径、形状、個
数、流体噴出口、入口13における流体の圧力、
流体噴出口のノズル軸に対する傾き角θによつて
決定されるが、更に糸がこの旋回気流にさらされ
ている長さKや糸通路の径Dによつても変化する
ものである。従つてこれらの寸法や圧力を適当に
決定することにより(IO部)におけるS,Zの
両撚り分布における撚りの量S,Zをほぼ等
しくすることができるのである。この様に撚り量
SとZを等しくするためには各噴出部におけ
る回転力(具体的には撚り数Z,Sで表わさ
れる)には差が必要であり、この例の場合出口側
流体噴出口2による噴出し出口の部分Oの撚
り数をSとするとS>Zとなつている。実
際に糸通路4を通過する糸には出口側流体噴出口
2による撚り分布と入口側流体噴出口2によ
る撚り分布の差の分の撚り分布が生じる。これを
示したのが第9c図である。第9c図で最も重要
なのは区間a―d(入口側流体噴出口2により
Z方向の旋回をしている部分)において撚り数が
0又は0に等しくなることである。S,Zの撚り
を単純に合成すれば区間a―cには撚りが表わさ
れるのは可であるが、実際には出口側流体噴出口
2にはS撚が無撚り又は無撚りに近い為区間c
―dを越えて前方へ進行することはないから区間
a―dは無撚り又は無撚に近い状態となると考え
られる。又区間a―dにおいて撚りが常に完全に
0である必要はない。Sが若干Zより大きく
区間a―dに甘いS撚りが表われることは差し支
えない。甘いS撚とは旋回気流15により繊維が
開繊交絡されうる程度の甘撚である。以下この程
度の無撚り又は甘撚りの状態を実質的に無撚りと
称する。従来より有撚の糸条を流体攪乱域に供給
せしめて糸の解繊加工するもの(特公昭43−
28263)(特公昭31−5976)も知られているが本発
明の場合、本来無撚りの繊維束を供給する点で異
なる。ここでもし区間a―dの距離が供給する
繊維の内の最長のものよりも長い場合は、糸が実
質的に無撚り、即ち無撚り又は無撚りに近くなる
区間a―dでは糸は抜け切れてしまう確率が高く
なる。従つて距離は該最大繊維長より短くし、
更に平均繊維長よりも短いことが望ましい。而し
てこの実質的無撚りとなる区間a―dでは次のご
とき現象が発生する。
糸通路4のc部における断面図を第10図に示
す。第10図において圧縮流体流15は流体噴出
口2より噴出し回転中の糸束Yに衝突する。この
時区間a―dで糸束は実質的無撚りの状態にある
から、繊維同志の集束性は殆ど無く圧縮流体流1
5の衝突により容易に開繊され、分繊され、まぜ
合わされて、糸束を構成していた各単繊維又はそ
の束はそれまで保つていた平行性を乱されると同
時に回転せられ無作為に撚りを加えられる。この
状態を更に詳しく説明すると、第10図で圧縮流
体流15は各繊維断面で示された糸Yに衝突す
る。糸Yは実質的に無撚りであるから各繊維Fは
集束力が働かず圧縮流体流15の力で分離、開繊
され、圧縮流体流15が繊維相互の間を流れ各繊
維Fを押しのけたり回転させたりして繊維相互の
位置関係が変えられる。勿論全ての繊維が完全に
分離するのではなく2〜3本繊維がかたまつて一
緒に回転したり位置が変わつたりする場合もあ
る。この様な状態がcからdまでの区間続き、糸
束の中心コアに該当する繊維束を構成する各単繊
維F又はこれらの束が互いに絡まり合い撚りをか
けられ第11図の如き状態となる。更に本発明の
重要な特徴は、ノズル内を通過する糸条が一定の
緊張状態に置かれることである。もしノズル内で
糸条が必要以上に弛緩した場合にはc―d図で実
質的無撚りの状態になつた繊維束に圧縮流体流が
衝突した場合、緩んだ繊維の大部分はループ、た
るみ等となり後に形成される糸条の外観を乱し糸
の艶を無くしその表面をゴワゴワしたものにし、
経済的価値の低いものとなる。又かかる弛緩状態
で紡出された糸を引張試験機にかけて得られる応
力―伸びのグラフは第12図のAの曲線の様にな
る。糸の中に存在するループやたるみが序々に引
き伸されるため応力が上下し凹凸した曲線を描き
つつ最大応力Pに達する。又最大応力Pに達しつ
つ後もそこで急に糸が切れるわけでなく徐々に抜
ける様にして応力が減少する。この点本発明にお
いてはフロントローラ10とデリベリローラ11
の周速の比率を一定の範囲内に制限することによ
りその間に把持され進行する糸Yを緊張状態に保
ちもつてa―d区間で実質的無撚りの糸条に圧縮
流体流15を作用させて、ループ、たるみを形成
することなく糸条に解繊、まぜ合せ、からみ合い
を付与するものである。但しあまり過度の緊張状
態を起させた場合には圧縮流体流による解繊は不
可能となるばかりでなく糸切れの原因とみなり好
ましくない。発明者は実験の結果フロントローラ
10の周速をデリベリローラ11の周速より+10
%から−5%の範囲でフイードするように設定す
るのが最適であることを確認した。ここに+10%
のオーバーフイードでは理論的には糸Yは両ロー
ラ間で弛緩することになるが、実際にはノズル1
による加撚により糸Yは撚り縮みを起こすことに
よりc―d区間の糸は緊張状態に置かれる。アク
リルNm48Sを660m/minの糸速で紡出し該オー
バーフイード率を+6%とした場合のc―d間の
テンシヨンは20g/25gであつた。しかしこの撚
り縮みにも限度があり上記オーバーフイード率が
10%を越えると糸の応力―伸び曲線は第10図の
Aの様になり糸にループ、たるみが発生している
ことが確認される。又上記オーバーフイード率が
−5%以下であると実質的無撚りの状態にある区
間c―dにある糸は容易にドラフトされて抜け切
れるが不正なドラフトにより糸斑が大きくなると
同時に区間c―dでの開繊が阻害されるという事
態が生じ、糸強力の低下を招く。従つて上記オー
バーフイード率は+10%から−5%の間であるこ
とが必要である。
本発明により得られる捲覆糸は上記の如く一定
の緊張状態下で圧縮流体流による開繊作用を受け
るためループ、たるみをそのコアの中にも外表面
にも形成することなく、かつコアを形成する繊維
は交絡され撚られ混ぜ合わされているからその応
力―伸び曲線はリング糸のそれと近似し第12図
のBの様になる。
以上述べた本発明方法による糸の解繊、交絡、
撚り合せの状態及び糸の緊張状態の説明により本
発明における捲覆糸の中心コアが形成される過程
及びそのコアの構成が明らかとなつた。次に上記
コアの外周を捲回する表面繊維がどの様に発生し
表面包絡として固定されるかを説明する。理解を
容易にするため全体図である第1図においてドラ
フト装置のバツクローラ17、ミドルローラ1
6、エプロン18、フロントローラ10の上半分
を除いた平面図を第2図に示す。第2図では供給
粗糸を1本Sとしてあるがこれは2本以上であつ
てもかまわない。但し、後述する如く2本以上の
方が捲覆糸の外周を捲回する表面繊維の量が多く
なるという効果がある。粗糸Sはバツクローラ1
7に供給され続いてエプロン18で牽伸されつつ
前進し、次いで高速で回転するフロントローラ1
0で糸一本分の繊維束19として把持され引き出
される。この時フロントローラに供給される粗糸
は完全に若しくは殆ど無撚りであり、この粗糸に
衝突する僅かな気流によつても平行性を乱され、
その一部分が毛羽状に粗糸の束の外へ突出する。
一方フロントローラは高速で回転しているからフ
ロントローラ周上に相当の随伴気流が流れており
この気流はニツプ線上付近でフロントローラ10
の軸方向に流れの方向を変える。従つて粗糸Sは
フロントローラ10にニツプされる直前にこの随
伴気流による繊維端を突出する作用をうけ、その
一部の繊維が突出端20として粗糸Sの外へ突き
出る。突出端20は他の平行な繊維と同様フロン
トローラ10で把持され引き出されるがその突き
出している状態は変わらない。これらの突出端O
を含む繊維束19はノズル1の糸通路を通過する
際撚りをかけられるが、この撚りは前述の如くニ
ツプローラのニツプ点aからオリフイス3の入口
部dまでは実質的に無撚りでありその後S方向の
撚り分布をもつ。この様にして繊維束19はオリ
フイス3の入口dで撚り込まれて、以後糸Yとな
る。しかし突出端はオリフイス3の入口dで糸Y
が形成された後も毛足の長い毛羽として糸Yの外
表面に突出している。この毛羽として突き出して
いる突出端20がその後本発明の捲覆糸において
その外周を捲回する表面包絡繊維となり突出端2
0を除いた繊維束の大部分が中心コアの束を形成
することになる。従つて十分な表面包絡繊維を得
るためには十分な突出端の発生が必要であるが、
これは供給、粗糸の本数についていえば一本より
二本以上の方が有利である。
一方出口側流体噴出口2の噴出方向を例えば
S方向とすると撚り伝幡の図(第9図)の説明か
ら解る様にオリフイス3の入口dまで伝幡してい
る撚りの方向はS方向である。第9図のa―d区
間では実質的無撚り状態で且つZ方向の回転気流
15にさらされて前述した通り開繊、混ぜ合せ等
が行われる。又区間a―dでは糸芯の中にそれま
で存在していた繊維端は圧縮流体流15にさらさ
れることにより、その内何本かは糸束の外へ噴き
出され前述の突出端20と同様の突出端として糸
束の外へ突き出る。この様にして、もともと存在
していた突出端と新たに発生した突出端の両者を
含む突出端20は圧縮流体流であつてZ方向に回
転する旋回気流15にさらされ糸芯の周りにZ方
向に捲きつく。しかし、この捲きつきはたかだか
気流によるものであるから強固でなく軽く捲きつ
いている程度である。この様に芯となる「コアの
束」と「コアを構成する繊維の一部からなる突出
端がからみついた表面繊維」とからなる糸Yはオ
リフイス3を通過してS方向の撚りが入れられ、
出口側流体噴出口2からの圧縮流体にさらされ
る点fに到達した後強裂に撚り戻される。従つて
コアがS方向の撚り分布になつた時点(e又は
f)でそれまでZ撚であつた表面包絡繊維は甘撚
り又は無撚りになるがこれが点fを通過して強裂
に撚りもどされるときには実質上のZ撚りが加え
られコアの周りにしつかりと捲回することにな
る。この様にして、コアの外周に捲回する表面短
絡繊維が形成される。
一方コアの部分は撚りもどされた後も前述した
如くコアを構成する単繊維又はその数本よりなる
束が長手方向に沿つて不規則な状態で互いに加撚
され且つ絡み合わされ、且つループ、たるみのな
い状態で存在する。この絡み合いや撚りはコアが
前記表面包絡繊維により強固に締めつけられてい
るところからコアの中で安定して存在する。
本発明に使用する供給粗糸は100%ステープル
繊維である必要はない。特に強力を高めたい場
合、糸の特性(例えば洗濯性、耐皺性、防収縮性
等)を改良したい場合、糸切れを減らしたい場合
等にはフイラメント繊維束22をフロントローラ
に供給することができる。第1図にこの構成を示
す。フイラメント繊維束22は、チーズ23から
供給することもできるが延伸工程を通過した直後
のものを直接供給してもよい。フイラメント繊維
束を入れる場合は特殊の用途の糸の場合を除いて
捲覆糸のコアの中に入つていることが望ましい。
染色斑等の原因となるからである。従つてフイラ
メント繊維束はドラフトされつつある供給粗糸S
の中心に供給することが望ましい。(第1,2図)
供給組糸が二本の場合にはその粗糸の中間に又三
本以上の粗糸を供給する場合は実質的な中心に供
給すれば良い。更に区間c―dでの開繊を容易に
するためフイラメント繊維束は無撚り又は甘撚り
のものを供給することが望ましい。
これまではオリフイス3の左右に各一列づつ互
いに逆方向の流体噴出口のある場合を述べて来た
が、流体噴出口の列は三列以上あつても差し支え
ない。
第13図にオリフイス3の左右に二列づつ流体
噴出口を配した場合を記す。流体噴出口の列数、
個数はオリフイスに対し左右非対称であつてもか
まわない。又オリフイスの数は一個に限ることな
く複数個であつてもよい。オリフイスを三個設け
てこれにより流体噴出口群が分割されている場合
を第14図に示す。各流体噴出口群を2,2
,2,2とした場合噴出方向は各流体噴出
口群毎に交互に逆方向となつている。但し一個の
流体噴出口群内での噴出し方向は一定である。流
体噴出口による回転力は前述した如く流体噴出口
入口の圧力によつても回転力は変わる。従つて第
15図に示す様に各流体噴出口群に供給する圧縮
流体源を各群に分割し別個の圧縮流体源からそれ
ぞれ圧力の異なる圧縮流体を流体通路261,2
62、流体溜部28,29を経て供給しても良
い。
本発明においては糸条Yの一部を実質的に無撚
状態となしその無撚りの部分で圧縮流体の作用で
開繊、交絡、混ぜ合わせするのであるが、この作
用は流体流が途中から攪乱状態に移行すれば更に
効率よく達成される。かかる作用はオリフイスの
直前に圧縮流体流の排出口27を設けることによ
り強力に発揮されることが実験により確認された
(第15図)。これはそれまで旋回していた圧縮流
体流の一部が突然方向を変えて排出され繊維に攪
乱が生じるためである。又かかる無撚り状の糸に
圧縮流体流を噴きつけることにより天然繊維等に
含まれる極めて短い繊維や繊維粕、葉粕等が糸か
ら分離し、オリフイス入口に堆積し、オリフイス
を塞ぐ等のトラブルが生じるが、この排出口27
を設けることにより短繊維等がそこから流体と一
緒に排出され、上記トラブルが回避されると同時
に糸に含まれた葉粕等の雑物が取り除かれ糸の質
が向上するという長所もある。しかしこの排出口
を大きくしすぎて糸が完全に大気にさらされる状
態になるとかえつて気流による攪乱は阻害され糸
の強力の低下を招くことになる。又紡出開始時に
糸が排出口から飛び出し紡出不能となる等の不合
理も発生する。従つて廃棄口27の通過の排気量
を調節する図示しない弁を設けるか、糸種、番手
等に応じて排気口の断面積を変えることが望まし
い。
第4図に点線で示す如く糸通路4の入口部5に
オリフイス12を設けることは流体噴出口21に
よる糸Yの回転を安定させると同時に繊維束の把
持点を設けることになり繊維束がよく集束し区間
a―dで糸が抜け切れてしまうのを防ぐ効果があ
る。
本発明において使用しうる繊維は全ての天然繊
維及び合成繊維のステープル繊維及び連続フイラ
メント繊維を含む。天然繊維とは例えば綿、羊
毛、絹、ラミー、亜麻、ジユート麻、***を含み
合成繊維としてはポリエステル、ポリアミド、ア
クリル、酢酸セルロース等のセルロース繊維、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリビニル等を含
む。又本発明では圧縮流体ノズルで使用しうる流
体は全てのガスを含むが容易に入手しうる圧縮空
気を用いるのが有利である。
〔発明の効果〕
本発明の有用性を以下に列挙する。
(1) 操作が高速である。
本装置によればアクリル系Nm48Sを糸束
160m/minで紡出できた。同じ番手でリング
精紡機の回転数8000rpmの紡出速度に比較して
17倍となる。又本発明方法により混紡率50%−
50%の綿とエステルの混紡糸(Nm60S)を紡
出した場合は紡出速度は150m/minが最適で
あつた。これは同番手の糸をリング精紡機で
1000rpmで紡出した場合の約13倍に相当する。
(2) 強力の高い糸が得られる。
本捲覆糸は中心コアを構成する繊維が交絡移
動(マイグレーシヨン)し更にこれを表面繊維
がしめつけている構造となつているから引張り
に対し高い強力を有する。
(3) 外観の美しい糸が得られる。
中心コア及び外表面にもループ、たるみ等が
発生せず糸表面が一様で凹凸のない糸が得られ
る。
(4) 細い番手の糸が容易に得られる。
フロントローラより送り出される糸が安定し
た撚りで集束されるから糸切れが少なく細番手
糸の製造に適す。
(5) 均質な糸が生成される。
粗糸に含まれる葉粕、ネツプ、短繊維が糸の
生成過程で取り除かれ糸の均整度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置全体の構成
を示す一部断面側面図、第2図は同平面図、第3
a図は公知の交互撚ノズルを示す断面図で第3b
図、第3c図は第3a図の各々J―J、K―K断
面図、第4図は本発明ノズルの断面図、第5図、
第6図は各々公知ノズル、本発明方法を実施する
ノズルの空気流の模様を示す図、第7図は同ノズ
ルの糸旋回の模様を示す図、第8図、第9図は同
ノズルによる撚り分布を示す図で第8図は流体噴
出口が一個のノズル、第9図は本発明方法を実施
するノズルの場合を示す。第10図は繊維束が流
体流により交絡する模様を示す図、第11図は繊
維の交絡状態を示す図、第12図は応力―伸び曲
線、第13図、第14図、第15図は本発明方法
を実施する流体ノズルの各実施例の断面図を示
す。 1……流体ノズル、2……流体噴出口、3……
オリフイス、10……フロントローラ、11……
デリベリローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フロントローラより送出される繊維を、長手
    方向に順次流体噴出方向が逆転する入口側流体噴
    出口と出口側流体噴出口とを有し且つ両流体噴出
    口間にオリフイスを有する流体ノズルに通し、入
    口側流体噴出口の吹き出し出口の部分において、
    入口側流体噴出口と出口側流体噴出口との噴気に
    より繊維に加えられる双方の撚数がほぼ等しくな
    るよう両流体噴出口による回転力を調整して前記
    繊維に噴気流を吹き当て、噴気流を吹き当てられ
    た前記繊維を流体ノズルからデリベリローラによ
    つて引き出し、上記フロントローラとデリベリロ
    ーラの周速比を+10%〜−5%の範囲でオーバー
    フイードする如く設定したことを特徴とする捲覆
    糸の製造方法。
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