JPH01179512A - 自動レベル制御増幅器 - Google Patents

自動レベル制御増幅器

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JPH01179512A
JPH01179512A JP361488A JP361488A JPH01179512A JP H01179512 A JPH01179512 A JP H01179512A JP 361488 A JP361488 A JP 361488A JP 361488 A JP361488 A JP 361488A JP H01179512 A JPH01179512 A JP H01179512A
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variable gain
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JP361488A
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Noriaki Uchida
内田 憲明
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は自動レベル制御増幅器の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 拡声機能付きの電話機のように、入力音声レベルの変動
に対し、一定の音量を保つように入/出力間の゛レベル
を自動コントロールする自動レベル制御増幅器がある。
これは入力レベルに応じて伝達コンダクタンスを可変す
ることにより利得制御を行うようにするもので、この自
動レベル制御機能付きの増幅器の従来例を第5図に示す
すなわち、図に示すように、基準電源7より出力される
所定レベルの基準電圧Vref’lを参照してこれと入
力信号との加算入力をgmコントロール回路5による伝
達コンダクタンスgIIlの制御出力に対応して増幅し
、電流信号として出力する利得可変増幅器1と、この利
得可変増幅器1の出ヵ電流を電圧に変換する電流電圧変
換用抵抗2と、閉ループゲイン(1+ 1/β)を存す
る帰還回路4を持ち、前記電流電圧変換用抵抗2による
電圧変換出力を増幅する増幅器3と、この増幅器3の出
力のレベルを基準電圧V rel’2を基準に比較検波
をしてレベル差を集束させるような出力を発生し、gm
コントロール回路5に制御出力として与えるレベル検波
回路4とより構成している。そして、入力信号は利得可
変増幅器1により基準電圧Vref’に加算され、gf
flコントロール回路5により与えられる伝達コンダク
タンスgmに対応する増幅率で増幅されて電流信号とな
った後、抵抗値Rなる電流電圧変換用抵抗2により電圧
に変換され、閉ループゲイン(1+1/β)を有する増
幅器3により当該増幅率で増幅され、最終出力となる。
この最終出力はレベル検波回路4に与えられ、ここで予
め与えられるレベル設定基準値と比較して前記最終出力
のレベルが検波されて、比較結果により基準レベルに集
束するようにその入力のレベルに応じた制御出力を発生
し、g[nコントロール回路5に与える。gmコントロ
ール回路5はこの入力に従って、gmをコントロールす
る。そのため、利得可変増幅器1は入力が変化しても出
力のレベルが一定になるように増幅率を制御されること
になる。
ところで、このような構成の利得制御増幅器におけるゲ
インGvは次のように表わすことができる。
−gfflXRx (1+β)/β    ・・・(1
)但し、VINは入力電圧、VOUTは出力電圧である
。従って、(1)式より伝達コンダクタンスgfflを
変えればゲインが変ることになり、上述のように基準レ
ベルに対する最終出力のレベルを比較し、最終出力が基
準レベルに収まるようにレベル差に応じたgm制御を行
うことで、最終出力のレベルが一定となるようにコント
ロールすることができる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで一般にIC化された従来の自動レベル制御増幅
器は、カレントミラー回路を有する差動増幅器と可変電
流源とより構成される可変利得増幅器を用い、最終出力
を比較基準電圧と比較してこの基準電圧に対応するレベ
ルの出力となるような最終出力が得られるような制御出
力を出し、これに従って、可変利得増幅器を制御し、レ
ベル一定となるように制御している。そして、可変利得
増幅器はカレントミラー回路を有する差動増幅器と可変
電流源とより構成されるので、その出力は電流信号とな
るから電流電圧変換用抵抗により電圧信号に変換してい
る。そして、利得可変増幅器としての利得は可変電流源
の設定値と電流電圧変換用抵抗により決定されるが、こ
れだけでは十分なゲインを確保できず、大きな出力を得
ることができないので、次段に増幅器を設ける。そして
、この増幅器により増幅して最終出力を得ることになる
。そのため、直流出力オフセット電圧も電圧変換用抵抗
で生じたものをそのまま増幅器で増幅してしまうことに
なり、しかも、増幅器の持つオフセット電圧も加算され
るため、大きくなると云う問題があった。
そこでこの発明の目的とするところは、ゲインを十分確
保できるとともに直流出力オフセット電圧を低減できる
ようにした自動レベル制御増幅器を提供することにある
〔発明の構成〕
(間゛照点を解決するための手段) 上記目°的を達成するため、本発明は次のように構成す
る。すなわち、人力信号を増幅し電流信号として出力す
る第1の利得可変増幅器と、帰還信号を逆位相で増幅し
電流信号として出力する帰還用の第2の利得可変増幅器
と、これら両利得可変増幅器の出力電流信号を加算する
加算回路と、この加算電流信号出力を電圧信号に変換し
て最終出力信号を得る電流電圧変換増幅器と、この電流
電圧変換増幅器の出力を電流信号化し前記第2の利得可
変増幅器に帰還信号として与える帰還回路と、前記最終
出力信号を設定基準レベルと比較し最終出力が所定レベ
ルに集束するようその差に応じた制御出力を発生して前
記第1または第2の利得可変増幅器のうち少なくとも一
方の伝達コンダクタンスを可変する制御回路とより構成
する。
(作 用) このような構成において、入力信号は第1の利得可変増
幅器により増幅され、帰還用の第2の利得可変増幅器の
出力と加算回路により加算されて電流電圧変換増幅器に
与えられる。そして、この電流電圧変換増幅器により電
流/電圧変換され、且つ増幅されて後、最終出力となる
。この最終出力はレベル検波回路、gmコントロール回
路に送られ、ここで基準レベルと比較されてその差が集
束するような制御出力に変換される。そして、該制御出
力に対応した電流となるように前記第1または2の利得
可変増幅器の少なくとも一方を制御するので、両利得可
変増幅器の出力の加算出力は人力信号の変動に対し、出
力信号のレベルが一定になるように制御されることにな
る。
ここで、本装置においては前記最終出力はまた、帰還回
路により電流信号となり、前記最終出力が第2の利得可
変増幅器により逆位相で増幅されて第1の利得可変増幅
器の出力と加算されるので、直流出力オフセット分は相
殺され、また、電流電圧変換は変換用の抵抗を利用しな
いので利得可変増幅器の誤差電流があってもこれによる
オフセットも入る余地がなくなり、直流出力オフセット
は大きく低減されることになる。また、帰還回路の帰還
′率を抑え、電流電圧変換増幅器の変換効率を大きくす
ることでゲインを高くすることができ、また、全体のゲ
インの可変制御は第1の利得可変増幅器のゲインに対す
る第2利得可変増幅器のゲインの比とにより定まるから
、利得可変増幅器のゲインを定めるコントロール回路に
より第1または第2の利得可変増幅器のうち少な・くと
も−方の伝達コンダクタンスを可変することにより全体
の利得を細かく可変できるようになる。
従って、この発明によれば、ゲインを十分確保できると
ともに直流出力オフセット電圧を低くすることができる
自動レベル制御増幅器を提供できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図乃至第4図を参
照して説明する。
第1図は本発明装置の基本構成を示すブロック図である
。図中11及び12は利得可変増幅器であり、これらは
grIllコントロール回路16により、伝達コンダク
タンスgmを可変制御できるようにしである。ここで、
gIIIコントロール回路1Bにより与えられる伝達コ
ンダクタンスgfflは利得可変増幅器ll用のものを
gmL利得可変増幅器12用のものをgm2と表わすこ
とにする。これらは各別に制御できる。利得可変増幅器
11.12はそれぞれ差動増幅回路を用いており、利得
可変増幅器11は一方の入力端子(+)を信号入力端子
19として用い、また、他方の入力端子(−)゛は利得
可変増幅器12の一方の入力端子(+)とともに基準電
位Vref’を与える基準電源15に接続されている。
また、利得可変増幅器12の他方の入力端子(−)は電
流電圧変換増幅器14の出力を帰還する帰還回路17に
接続され、また、利得可変増幅器11と12の出力側は
加算回路13に接続され、ここで加算されて電流電圧変
換増幅器14に与える構成としである。18はこの電流
電圧変換増幅器14により変換された電圧信号の出力端
子、また、19は外部からの信号の入力端子である。1
5はレベル検波回路であり、電流電圧変換増幅44の出
力をレベル検波して出力する回路である。前記Gffl
コントロール回路16は、レベル検波回′路15の出力
と基準電圧Vref2との差に応じた信号を誤差を集束
させるような利得を得ることのできるgffl制御信号
として第1または第2の利得可変増幅器11.12のう
ち、少なくとも一方に与えるものである。
このような構成において、gωコントロール回路16に
より、伝達コンダクタンスgmを可変制御できるので、
これにより、可変利得増幅器11゜12は予め所望の利
得にゲイン設定する。そして、入力端子19に入力信号
を与えると利得可変増幅器11は人力信号と基弗電位V
ref’との加算信号を設定ゲイン対応の増幅率で増幅
し、加算回路13に与える。また、利得可変増幅器12
は帰還回路17より帰還された電圧分と基準電位Vre
fとの差分の信号を設定ゲイン対応の増幅率で増幅し、
加算回路13に与える。加算回路で加算された両利得可
変増幅器11、12の出力は電流電圧変換増幅器14に
より電流/電圧変換され、増幅されて最終段の出力とな
る。
帰還回路17は入力端子19に入力された信号を反映す
る最終出力を利得可変増幅器12に帰還するものであり
、利得可変増幅器12はこれと基準電位Vrefとの差
分を逆位を目で増幅して出力するものであるから、少な
くとも二つの利得可変増幅器11.12にてそれぞれ増
幅した信号値を加算した出力値は電流電圧変換増幅器1
4より出力された信号に含まれる直流出力オフセット電
圧を(正しくは利得可変増幅器12の増幅率で増幅した
分)を相殺したものとして得られる。従って、この分、
上記加算信号はレベルが低くなるが、電流電圧変換増幅
器14により電圧変換と増幅が成され、従って、電流電
圧変換増幅器14の変換効率と増幅度を十分確保すれば
、直流出力オフセット電圧を十分に抑制して、しかも、
十分なゲインを持ち、ゲインコントロールを行うことが
できる。
一方、前記出力端子18の最終出力はレベル検波回路1
5によりレベル検波され、その検波出力がgmコントロ
ール回路16゛に入力される。すると、このgfflコ
ントロール回路16はレベル検波回路15の出力と基準
電圧V rel’2との差に応じた信号を誤差を集束さ
せるような利得を得ることのできるgmm制御倍信号し
て第1または第2の利得可変増幅器11.12のうち、
少なくとも一方に与える。従って、入力端子19に入力
される外部からの入力信号のレベルが変動しても一定の
出力レベルとなるような自動レベル制御ができることに
なる。
ここで、本装置は入力信号を増幅する利得可変増幅器1
1と最終段の出力を逆位相で増幅する利得可変増幅器1
2の出力とを加算して直流出力オフセット電圧をキャン
セルするがこれによっても利得制御できる理由を示して
おく。
今、利得可変増幅器11.12の伝達コンダクタンスを
それぞれg ml、  g m2とする。また、電流電
圧変換増幅器14の変換利得をに1帰還回路17の帰還
率をβとすると、可変可能なゲインGVは次式のように
表わすことができる。
(3)式において、K)1/βとなるように変換利得k
を選ぶと1/には無視できるから、となる。このように
gn+1若しくはgff12または双方を可変すること
により、上記(3)式の範囲でゲインGVを可変するこ
とができ、人力信号がレベル変動してもその変動値に応
じてgmlまたはgI112を制御することにより最終
出力を一定に制御することができる。そのため、従来の
ようなゲインを十分確保しようとして増幅段の増幅率を
大きくすると、直流出力オフセット電圧も大きくなると
云う問題を回避することができるようになる。
尚、第1図において、利得可変増幅器11.12の基準
電位を与える入カポインドである符号Xを付した接続を
分離し、前者には基準電位Vrer′をまた、後者には
基準電位Vref’を与える構成とすれば、利得可変増
幅器11は利得可変増幅器12のシステム電源と全く別
のシステム電源で駆動させることができたり、基準電位
を利得可変増幅器11と12とでそれぞれ任意に設定し
て利用することができるようになる。
第2図、第3図、第4図に第1図の構成の具体的な構′
成例を示しておく。
図において、Q1〜Q22はトランジスタであり、これ
らのうちQl、 〜Q4.  QL7〜Q20はPNP
形、Q5〜Q16.  Q21.  Q221;tNP
N形である。Vceは直流の正極側電源ラインであり、
前記Ql、 Q2及びQ3゜Q4及びQ9.  QIO
及びQ12.  Q13及びQ14.  Q15及びQ
17.  Q18及びQ19.  Q20はそれぞれカ
レントミラー回路を形成している。第1の利得可変増幅
器11は差動トランジスタベアQ5. QBのエミッタ
共通部を可変電流源を構成するためのトランジスタQ1
3のコレクタに接続し、Q5のベースを入力端子19及
びバイアス抵抗R5に接続し、Q6のベースを基準電位
Vreflに接続することで構成しである。また、第2
の利得可変増幅器12は差動トランジスタペアQ7. 
Q8のエミッタ共通部を可変電流源を構成するためのト
ランジスタQ15のコレクタに接続し、Q7のベースを
基/$電位Vreflに接続し、Q8のベースをNF端
子に接続することで構成しである。加算回路13及び電
流電圧変換増幅器14はエミッタに抵抗R1,R2を挿
入してVccに接続したカレントミラー回路Ql、 Q
2のベース及びQ2のコレクタをQ5. Q7のコレク
タに接続し、エミッタに抵抗R3,R4を挿入してVc
cに接続したカレントミラー回路Q3. Q4のベース
及びQ3のコレクタをQB、 Q8のコレクタに接続し
、エミッタ抵抗R12,R13を挿入して接地したカレ
ントミラー回路Q9.  QIOのベース及びQ9のコ
レクタをQlのコレクタに接続し、Q4及びQIOのコ
レクタをエミッタが接地点(GND)に接続されたQI
Lのベースに接続し、Qllのコレクタを定電流源11
及び出力端子18に接続することで構成しである。また
、帰還回路17はR11を出力端子18とNP端子との
間に挿入し、NF端子と接地点との間に抵抗RIOとコ
ンデンサCIの直列回路を接続することにより構成しで
ある。レベル検波回路15はQIBのベースを抵抗R1
4を介して出力端子■8に接続し、Ql[iのコレクタ
をVceに接続し、また、Ql6のエミッタと接地点間
に抵抗R21とコンデンサC2の並列回路を接続するこ
とにより構成しである。gI11コントロール回路1B
は差動トランジスタベアQ21゜Q22のエミッタをそ
れぞれ抵抗R19,R20を介して定電流*12に接続
し、Q21のベースをQlBのエミッタに接続し、Q2
2のベースは出力レベルを設定する基準電位V ref
’2に接続し、Q21のコレクタはエミッタにR15,
RlBを挿入してVccに接続したカレントミラー回路
Q17.  Ql8のベース及びQl8のコレクタに接
続し、Ql7のコレクタはエミッタにR8,R9を挿入
して接地したカレントミラー回路Q14.  Ql5の
ベース及びQl4のコレクタに接続し、Q22のコレク
タはエミッタにR17,R18を挿入してVccに接続
したカレントミラー回路Q19゜Q20のベース及びQ
l9のコレクタに接続し、Q20のコレクタはエミッタ
にRI3. R7を挿入して接地したカレントミラー回
路Q12.  Ql3のベース及びQl2のコレクタに
接続することにより構成される。
このような構成の回路の動作は基本的には前述の如くで
あり、入力端子INより入力された信号は基準電圧Vr
eflに加算された形でカレントミラー回路とトランジ
スタQ5. QGにて構成される差動増幅器におけるト
ランジスタQ5のベースに入力される。すると、この差
動増幅器は該人力に対し、Q5に該入力に対応する電流
を流す。
一方、レベル検波回路15で検波された出力値に対応す
る電圧をgmコントロール回路16の021に与えるの
で、Q21はこの電圧に対応するコレクタ電流を流し、
これによって、Ql9.  Q20で構成されるカレン
トミラーに上記コレクタ電流対応の電流を流す。これに
より第1の利得可変増幅器11のカレントミラーに該対
応の電流が流れ、この電流とQ5の電流の差がQ6に流
れる。この差電流は第2の利得可変増幅器12に流れる
電流と加算回路13にて加算され、その加算電流がQl
lと電流源11により構成される電流電圧変換増幅器1
4に与えられて、ここで電圧信号に変換され最終出力と
なる。
この最終出力はR11及びRIOとCtの直列回路によ
る帰還回路17を介して第2の利得可変増幅器12に逆
位相で帰還されるので、加算回路13では第1の利得可
変増幅器11の出力と第2の利得可変増幅器12の出力
との差を出力することになる。第1の利得可変増幅器1
1はレベル検波回路15の出力と基準電荷V ref2
及び固定電流源12の電流値で決まる電流が総組′流値
となるように機能し、また、第2の利得可変増幅器12
は最終出力の帰還信号を固定電流源I3とレベル検波回
路15の入力対応の電流値との総和で決まる電流値対応
分の出力として増幅し加算回路13に供給するので、加
算回路13は固定電流源i3を適宜に設定することによ
り最終出力に含まれる直流オフセット電圧をキャンセル
する形で、入力端子19に入力される入力信号レベルが
大きくなれば、増幅出力が小さくなるように、また、入
力信号レベルが小さくなれば、増幅出力が大きくなるよ
うに機能することになる。従って、全体のゲインは次の
式のようになる。
この回路における利得制御増幅器としてのゲインは利得
可変増幅器11.12の伝達コンダクタンス°g ml
、  g m2がそれぞれgml−Ic Q 13/2
VT         ・−(4)gm2= (Ic 
Q ts+I3) /2VT     −(5)(但し
、vTはトランジスタ熱電圧、I CQ 13 +I 
CQ 15はそのコレクタ電流)であり、電流電圧変換
係数にと帰還率βはQllの電流増幅率をβNQI と
すると−1 K=(βNQ l +1) X  R11・・・(6)
β−RIO/ (R10+  R11)       
  ・・・(7)となる。従って、ゲインGVはK)1
/βとすると、(3)式より次のようになる。
GV = ((R10+R11)/RIO)X (Ic
 Q 13/ I CQ 15++3)  ・・・(8
)となる。この(8)式よりゲインはI CQ 13と
I CQ 15の比により可変でき、この場合、I C
Q 13を増加もしくはI CQ 15を減少させると
ゲインは大きくなり、逆にI C013を減少もしくは
I CQ 15を増加させるとゲインは小さくなる。
第2図の回路は出力端子18の出力レベルをレベル検波
回路15で検波して出力レベルが大きくなるとQ21の
ベース電位がV ref2より上がり、I CQ 21
 > I CQ 22 %  I CQ 15 > I
 CQ 23となり1ゲインが減少して出力レベルを下
げようとし、逆に出力レベルが小さくなるとQ21のベ
ース電位がV ref2より下がり、I CQ 21 
< I CQ 22、I CQ 15 < I CQ 
23となり、ゲインが増加して出力レベルを上げ、出力
レベルがVref’2により設定されたし′ベルとなる
ように自動的にコントロールしている。
第3図の回路構成は第2図のものにおける第2の利得可
変増幅器12を利得固定の増幅器に変更したものであり
、これを単なる増幅器としても第1の利得可変増幅器1
1により人力のレベル変動に応じて出力が一定になるよ
うにゲイン制御することができる。
また、第4図の回路構成は第2図のものにおいて、トラ
ンジスタQ5. Q6のエミッタとQ13のコレクタ間
に抵抗R22,R23を挿入し、Q7. Q8のエミッ
タとQ15のコレクタ間に抵抗R24,R25を挿入し
て、gmLとgm2を抵抗により変えた場合の実施例で
ある。この場合、増幅器としてのゲインはR22−R2
3、R24−R25とすると、利得可変増幅器11. 
12の伝達コンダクタンスg ml、  g m2がg
rAl=1/(2VT/Icq13+R22)   −
(9)gm2−1/(2VT / (I CQ +5 
+ 13) +R24)・・・(10) となるため、K)1/βとすると(3)式よりGV =
 ((R10+R11)/RIO) X (2VT /
 (I CQ +5 +13) +R24)/(2VT
 / ICQ 13+R22)           
  ・” (11)となる。従って、ゲインは(8)式
同様にICQ15SI CQ +3を可変することによ
り、コントロールでき、更に、R22とR24の比によ
り利得可変増幅器部分でもゲインを稼げることがわかる
このように本装置は、入力信号を増幅し電流信号として
出力する第1の利得可変増幅器と、帰還信号を逆位相で
増幅し電流信号として出力する帰還用の第2の利得可変
増幅器と、これら両利得可変増幅器の出力電流信号を加
算する加算回路と、この加算電流信号出力を電圧信号に
変換して最終出力信号を得る電流電圧変換増幅器と、こ
の電流電圧変換増幅器の出力を前記第2の利得可変増幅
器に帰還信号として与える帰還回路と、前記最終出力信
号を設定基準レベルと比較し最終出力が所定レベルに集
束するようその差に応じた制御出力を発生して前記第1
または第2の利得可変増幅器のうち少なくとも一方の伝
達コンダクタンスを可変する制御回路とより構成したも
のである。そして、入力゛信号は第1の利得可変増幅器
により増幅され、帰還用の第うの利得可変増幅器の出力
と加算回路により加算されて電流電圧変換増幅器に与え
られ、電流/電圧変換され、且つ増幅されて後、最終出
力となるが、この最終出力はレベル検波回路を介してg
mコントロール回路に送られ、ここで基弗レベルと比較
されてその差が集束するような制御出力に変換され、そ
して、該制御出力に対応した電流となるように前記第1
または2の利得可変増幅器の少なくとも一方を制御する
ことで、両利得可変増幅器の出力の加算出力を入力信号
あ変動に対する出力信号のレベルが一定になるように制
御させるものである。
ここで、本装置においては前記最終出力はまた、帰還回
路により電流信号となり、前記最終出力が第2の利得可
変増幅器により逆位相で増幅されて第1の利得可変増幅
器の出力と加算されるので、直流出力オフセット分は相
殺され、また、電流電圧変換は変換用の抵抗を利用しな
いので利得可変増幅器の誤差電流があってもこれによる
オフセットも入る余地がなくなり、直流出力オフセット
は大きく低減されることになり、また、帰還回路の帰還
率を抑え、電流電圧変換増幅器の変換効率を大きくする
ことでゲインを高くすることができ、また、全体のゲイ
ンの可変制御は第1の利得可変増幅器のゲインに対する
第2利得可変増幅器のゲインの比とにより定まるから、
利得可変増幅器のゲインを定めるコントロール回路によ
り第1または第2の少なくとも一方の利得可変増幅器の
伝達コンダクタンスを可変することにより細かく制御で
きるようになる。
従来においては利得可変部分のゲインは直流出力オフセ
ット電圧が増加したり、ノイズが増加する等の問題点が
あり、ゲインをあまり大きくすることができず、また、
直流出力オフセット電圧の問題もあったが、上述したよ
うに本発明によれば利得可変増幅器と電流電圧変換増幅
器により高ゲインを得ることができるようになり、また
、電流電圧変換を従来では抵抗により行っていたため、
可変利得増幅器の誤差電流により直流出力オフセット電
圧゛の発生を招いていたが、このような抵抗による電流
電圧変換を行わないので、電流電圧変換部分でのオフセ
ット電圧の問題はなくなって全体の直流出力オフセット
電圧を小さくできる他、二つの利得可変増幅器の一方ま
たは双方のgm制御により、全体のゲインを制御できる
ので目的に応じた制御形態を採用することができ、設計
の自由度が高くなる。また、第1の利得可変増幅器の基
準電位と第2の利得可変増幅器の基準電位とを別系統に
すれば、システム電位の異なる他の系統のシステムの信
号を合成して使用することができるなどの応用が可能に
なる。
〔発明の効果〕
以上、詳述したようにこの発明によれば、ゲインを十分
確保できるとともに直流出力オフセ・ソト電圧を低くす
ることができる自動レベル制御増幅器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の基本構成を示すプロ・ツク図、第
2図乃至第4図はその具体的な回路構成を示す回路図、
第5図は従来例を説明するためのブロック図である。 11、12・・・利得可変増幅器、13・・・加算回路
、14・・・電流電圧変換増幅器、15・・・レベル検
波回路、16・・・gI11コントロール回路、17・
・・帰還回路、18・・・出力端子、19・・・入力端
子。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力信号を増幅し電流信号として出力する第1の利得可
    変増幅器と、帰還信号を逆位相で増幅し電流信号として
    出力する帰還用の第2の利得可変増幅器と、これら両利
    得可変増幅器の出力電流信号を加算する加算回路と、こ
    の加算電流信号出力を電圧信号に変換して最終出力信号
    を得る電流電圧変換増幅器と、この電流電圧変換増幅器
    の出力を電流信号化し前記第2の利得可変増幅器に帰還
    信号として与える帰還回路と、前記最終出力信号を設定
    基準レベルと比較し最終出力が所定レベルに集束するよ
    うその差に応じた制御出力を発生して前記第1または第
    2の利得可変増幅器のうち少なくとも一方の伝達コンダ
    クタンスを可変する制御回路とより構成したことを特徴
    とする自動レベル制御増幅器。
JP361488A 1988-01-11 1988-01-11 自動レベル制御増幅器 Pending JPH01179512A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5148121A (en) * 1989-10-11 1992-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Amplifier circuit designed for use in a bipolar integrated circuit, for amplifying an input signal selected by a switch circuit
JP2008252816A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Corp 周波数変換器、およびこの周波数変換器を用いた無線受信機
JP2008306296A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Mitsubishi Electric Corp ミクサ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5148121A (en) * 1989-10-11 1992-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Amplifier circuit designed for use in a bipolar integrated circuit, for amplifying an input signal selected by a switch circuit
JP2008252816A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Corp 周波数変換器、およびこの周波数変換器を用いた無線受信機
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