JPH01179290A - カートリッジ型カセットテープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、通常のカセットテープと同外形の標準フレー
ムに薄型カセットテープを装着して使用するカートリッ
ジ型カセットテープに関するものである。

（従来の技術） 従来、録音再生用のカセットテープは、磁気テープ、２
つのテープリール、ハーフと呼ばれるフレームによって
構成されている。

現在もっとも背反しているカセットテープは、磁気テー
プ幅＝Ｉ／４インチ（６ｊａ＋ｍ）のコンパクトカセッ
トと呼ばれるものである。また、もうワンサイズ小さな
カセットテープは、磁気テープ幅：３．８ｏ＋＋ｗであ
ってマイクロカセットと呼ばれるもので、いずれも往復
走行用である。

またここで磁気テープは、通常ポリエステル樹脂フィル
ムの基体の表面上に磁性金属の針状結晶をバインダーで
塗布したものが使われている。

テープリールとは、−平面同心円上に巻かれる磁気テー
プの芯となるらのであって、録音再生時（テープ走行時
）には両者が同方向に回転し、−方のテープリールがテ
ープを巻き取ることによって他方のテープリールからテ
ープを洪絵するものである。

フレームは、磁気テープを収納し、テープリールを回転
自在に支持し、録音再生用のテープレコーダーに合致さ
せる形状を有するものであって、通常は熱可塑性樹脂に
よって１′Ｆ、られている。

（発明が解決しようとする問題点） 最近では、携帯用録音再生用のテープレコーダーが小型
軽景化しており、その大きさはカセットテープの大きさ
よりもひとまわり大きい程度のものも開発されている。

つまり、録音再生を行うハードウェア自体に対して、情
報を収納するための空間は大きな比率を占めるようにな
った。

ハードウェアがコンパクト化されている現在、情報収納
空間をもコンパクト化したいという要求が当然生まれて
くる。しかし、情報収納空間を小さくするために、カセ
ットテープ自体の大きさを変えることは技１４・ｉ的に
は可能であっても、規格サイズから外れたカセットテー
プを製造することは、テープレコーダーをも交換しなけ
ればならないことになり、大変不経済である。

（問題点を解決するための手段） 規格サイズであるコンパクトカセット（若しくはマイク
ロカセット）の大きさを変えることなく情報収納空間を
小さくすることができないが、と考えた本発明者が鋭意
研究した結果、本発明にたどり着いたのである。

即ち、本発明によれば、 磁気テープと、磁気テープの両端各々を固定し磁気テー
プを巻き取る２つのテープリールと、２つのテープリー
ルを回転可能に支持したフレームとによって形成される
カセットテープに於て、磁気テープを一方走行のみによ
る録音再生を行う狭幅磁気テープとし、２つのテープリ
ール各々をテープ幅に対応した薄型テープリールとし、
フレームを狭幅磁気テープと薄型テープリールとを支持
する薄型フレームとし、狭幅磁気テープを巻いたテープ
リールを回転可能に支持収納し磁気テープの一部を露出
させて一方のテープリールに巻かれている狭幅磁気テー
プを他方のテープリールに巻き取る際に録音再生を行う
ことを可能とした薄型カセットテープと、薄型カセット
テープを着脱可能に収納しテープレコーダーに適用可能
な外形を有する標準フレームとによって形成されること
を特徴とするカートリッジ型カセットテープ、が提供さ
れる。

本発明を更に詳しく説明する。

本発明のカセットテープの狭幅磁気テープとは、従来の
カセットテープが往復走行による録音再生を行えるとこ
ろを、片道走行による録音再生のみを可能とし、磁気テ
ープの幅を従来の半分としたものである。

薄型カセットテープとは、薄幅磁気テープと薄型テープ
リールと薄型フレームとによって形成されているもので
ある。薄型フレームには、ハブ用、ガイドローラー用の
穴が設けられており、この薄型フレームによって形成さ
れる薄型カセットテープは、標準フレームに収納される
。

標準フレームとは、従来のハーフと同様の外形であって
、薄型フレームと同様に、ハブ用、ガイドローラー用の
穴が設けられており、薄型カセットテープを着脱可能に
収納して録音再生を行えるような外形を有するものであ
る。

従来のテープレコーダーによって薄幅カセットテープの
録音再生を行うため、薄型カセットテープの磁気テープ
露出部を、テープレコーダーの録音、再生、消去を行う
ヘッドの位置に合致するような高さに、標準フレームは
薄型カセットテープを着脱可能に収納している。

薄型フレームを着脱可能に形成する態様は、側面からの
挿入、上面又は下面からの内装、或いは１票準フレーム
を開放して装着、等が考えられる。

本発明のカートリッジ型カセットテープは、現在普及し
ているカセットテープの規格サイズ（コンパクトカセッ
ト、マイクロカセット）を変えることなく、狭幅磁気テ
ープと薄型フレームとを採用することによって、実際に
録音再生を行っている薄型カセットテープ自体の収納空
間容積を小さくし、更にこの薄型カセットテープをしよ
う可能とするために標準フレームに着脱可能としたこと
を特徴としている。

（実施例） 以下、本発明を実施例によって更に詳しく説明するが、
本発明のカートリッジ型力セッ１−テープが、以下に記
す実施例に限られることがないことは明らかで、？）ろ
う。

「第１実施例」 第１図は、コンパクトカセットテープに適合したサイズ
を持つ本発明のカートリッジ型片セッ１−デープの斜視
図を示したものである。

カートリッジ型カセットチー１３０は、従来のコンパク
トカセットテ−プ ぼ１／２の厚さとなるような長方形のカード状の形状を
有する薄型カセットテープ１０と、その薄型カセットテ
ープ１０を内部に着脱可能に収納し従来のコンパクトカ
セット・とほぼ同様の外形を標準フレーム２０とによっ
て形成されている。

薄型カセットテープ１０は、薄型フレーム１１と、従来
のコンパクトカセットテープの磁気テープの幅の１／２
の狭幅磁気テープ１２と、狭幅磁気テープ１２の幅に対
応した厚さの２つの薄型テープリール１３とによって形
成されている。

薄型フレーム１１は、狭幅磁気テープ１２のチー１幅に
対応した内厚と、標準フレーム２０よりもやや小さい長
方形の、カード状の外形を有しており、狭幅磁気テープ
１２と薄型テープリール１３とを収納支持している．ま
た、狭幅磁気テープ１２を走行させるための、２つのハ
ブ用穴１５と４つのガイドローラー用穴１６とが、従来
のコンパクトカセットテープとほぼ同様の位置に設けら
れている。

狭幅磁気テープ１２は，その幅を従来の半分として片道
走行用としである．またこの狭幅磁気テープ１２は、薄
型フレーム１１の露出面１７から一部露出して、録音再
生が可能となっている。

薄型テープリール１３は、′ｒｉ型フレーム１１のハブ
用穴１５に回転可能に装着され一平面同心円状に巻かれ
る狭幅磁気テープ１２の芯となるものである。

一方の薄型テープリール１３が回転巻き取りを行い、他
方の薄型テープリール１３が同一方向に回転することに
よって狭幅磁気テープ１２を供給する．これによって狭
幅磁気テープ１２が走行し、録音再生が行われる。

標準フレーム２０は、通常のコンパクトカセットテープ
とほぼ同様の外形を有し、正面板２１、２枚の側板２２
、奥板２３、上板２４、下板２５によって形成されてい
る。

また、その内部には、薄型フレーム１０を後備する特定
位置に収納するための上ストッパー２６及び下ストッパ
ー２７と、奥ストッパー２８とを設置している。

正面板２１は、薄型カセットテープ１０を上板２４と平
行に挿入可能であるような大きさの開口部を、正面板２
１の水平方向の中心線よりもぼば狭幅磁気テープ１２の
厚さ分だけ下板２５に接近した位置に有している。

上板２４及び下板２５は、従来のコンパクトカセットテ
ープとほぼ同様め２つの位置に、ハブ用穴１５と４つの
ガイドローラー用穴１６とを有する。

本実施例においては、上ストッパー２６、下ストッパー
２７、奥ストッパー２８は直方体形状を有しているが、
この形状に限られるものではない。

正面Ｗ、２１の開口部から標準フレーム２０の内部に装
着される薄型カセットテープ１０を平板２１と平行に位
置させるため、下板２５には低い高さの上ストッパー２
６よりも小さな高さの下ストッパー２７を設置し、上Ｗ
、２４には上ストッパー２６を設置している。

奥ストッパー２８は、正面板２１の開口部からＩ！準フ
レーム２０の内部に装着される薄型カセットテープ１０
の露出面１７と正面板２１の外面とでひとつの面を形成
させるためのものであって、下Ｗ、２５のｒＡ１２３側
の内面に設置されている。

「第１実施例の実際の使用」 次に、薄型カセットテープ１０を像準フレーム２０に収
納し、実際に使用する際の説明をする。

まず片道走行用である薄型カセットチー１１０の狭幅磁
気テープ１２をずべて巻き戻した状態のものを標準フレ
ーム２０に収納させる場合について説明する。

このときには、薄型カセットテープ１０の露出面１７の
反対の面をＥ１ｍフレーム２０の開口部に位置させ、上
ストッパー２６、下ストッパー２７にガイドされながら
與ストッパー２８に衝接するまで薄型カセットチー１１
０を標準フレーム２０に押し込んで挿着を行う。

こうして形成されたカートリッジ型カセットテープ３０
が、録音又は再生のために通常のコンパクト力セットテ
ーグ用テープレコーダーに挿着される際、テープレコー
ダーのヘッド位置に狭幅磁気テープ１２が合致するよう
な方向から行わなければならない０通常は、標準フレー
ム２０の上面２２が、テープレコーダーの外表面に近く
なるような方向から挿着される。

挿着されたカートリッジ型カセットテープ３０の２つの
ハブ用穴１５と４つのガイドローラー用穴１６とは、当
然テープレコーダーのハブ、ガイドローラー位置に一致
する。

よって、本実施例カートリッジ型カセットテープは、通
常のコンパクトカセットテープ用テープレコーダーによ
る、片道走行時の録音再生が行える。又録音再生が終了
した後は、巻き戻し等を行うことができる。

尚、本実施例では、正面板２１から薄型カセットテープ
を挿入させる態様を示したが、側板２２或いは與［２３
からの挿入によっても本発明のカートリッジ型カセット
テープの実施が行えることは言うまでもない。

「第２実施例」 次に、薄型カセットテープ１０と凛串フレーム２０とに
よる池の着脱の態様による実施例について説明する。

第２図は、標準フレーム２０を二分して開閉自在とした
カートリッジ型カセットテープしている。

この実施例では、標準フレーム２０の構造を変えたのみ
であって、薄型カセットテープ１０は前記した第１実施
例と同じである。

標準フレーム２０は、通常のコンパクトカセットテープ
とほぼ同様の外形を有し、正面板２１、２枚の側板２２
、ＩＪ［２３、上板２４、下板２５によって形成されて
おり、その内部には、薄型フレーム１０を後述する特定
位置に収納するための上ストッパー２６及び下ストッパ
ー２７と、奥ストッパー２８とを設置していることは，
第１実施例と同じである。

本実施例においては、正面板２１と２枚の側板２２とは
、はぼ中央付近で上板２４側と下板２５側とに二分され
る．また輿板２３は、正面板２１と２枚の側板２２とが
二分される切線と一直線を形成する折曲線を有する．こ
れらによって標準フレーム２０は、上板２４側と下板２
５側とを自在に開閉可能であるように形成されている。

標準フレーム２０は、薄型カセットテープ１０を収納す
る際、この折曲線を境にしてその内部の収納空間を提供
し、薄型カセットテープ１０を収納し、カートリッジ型
カセットテープ３０を形成する。

カートリッジ型カセットテープ３０を形成した後の実際
の使用は、前記した第１実施例のものと同じである。

「実施例の効果」 本実施例のカートリッジ型カセットテープによれば、 （１）薄型カセットテープ１０を、従来のコンパクトカ
セットの磁気テープの幅の１／２の狭幅磁気テープ１２
の幅に対応した厚さのカセットテープとしたこと、 （２）従来のコンパクトカセットテープと同じ外形を持
つ標準フレーム２０を、通常のコンパクトカセットテー
プとほぼ同様の外形を有し、正面板２１．２枚のｆｉｌ
板２２、興板２３、上板２４．下板２５によって形成し
、内部には上ストッパー２６と下ストッパー２７と輿ス
トッパー２８とを設置したこと、 （３）その正面＆２１を、狭幅磁気テープ１２の幅だけ
中央からずらして着脱可能に収納可能であるように開口
部を設け、内部には上ストッパー２６と下ストッパー２
７と與ストッパー２８とによって、狭幅磁気テープ１２
の露出部をテープレコーダーの録音、再生、消去を行う
ヘッドの位置に合致させたこと 、によって、従来のコンパクトカセ・ソトテープ用テー
プレコーダーによる録音再生を行うことができる。

本発明のカーミーリッジ型カセットテープは、録音再生
は、片道走行分しか行うことはできないが、早送り及び
巻き戻しは、通常どおり行うことができる。

また、情報収納空間としての薄型カセットテープ１０は
、コンパクトカセットの１７２以下の厚さであり、大き
な突起もないので、郵送を行いたいときや、多くの情報
収納空間の携帯を必要とするとき等に便利である。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明のカートリッジ型カセット
テープによれば、 従来の磁気テープの幅の１／２の幅の狭幅磁気テープと
その狭幅磁気テープに対応した薄型カセットテープとを
採用し、その薄型カセットテープをコンパクトカセット
（若しくはマイクロ力セッＩ・）と同様の外形を有する
標準フレームに着脱可能に収納させたので、情報収納空
間がコンパクトになり、これによって、 携帯性に優れ、 郵送も簡便に行える 、という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、コンパクトカセットテープに適合したサイズ
を持つ本発明のカートリッジ型カセ・１トチ−１の斜視
図を示したものである。 第２図は、標準フレームを二分して開閉自在としたカー
トリッジ型力セヴトテープを示している。 １０：薄型カセットテープ　１１：薄型フレーム１２：
狭幅磁気テープ １３：薄型テープリール　　１５：ハブ用穴１６：ガイ
ドローラー用穴　１７；露出面２０：標準フレーム　　
　　２１：正面板２２：側板　　　　　　　　２３：　
ｉＸＩ板２４：上板　　　　　　　　２５：下板２６二
上ストツパー　　　　２７−下ストッパー２８：　＠ス
トッパー ３０：カートリッジ型カセットテープ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気テープと、 磁気テープの両端各々を固定し磁気テープを巻き取る２
   つのテープリールと、 ２つのテープリールを回転可能に支持したフレームとに
   よって形成されるカセットテープに於て、磁気テープを
   一方走行のみによる録音再生を行う狭幅磁気テープとし
   、 ２つのテープリール各々をテープ幅に対応した薄型テー
   プリールとし、 フレームを狭幅磁気テープと薄型テープリールとを支持
   する薄型フレームとし、 狭幅磁気テープを巻いたテープリールを回転可能に支持
   収納し磁気テープの一部を露出させて一方のテープリー
   ルに巻かれている狭幅磁気テープを他方のテープリール
   に巻き取る際に録音再生を行うことを可能とした薄型カ
   セットテープと、薄型カセットテープを着脱可能に収納
   しテープレコーダーに適用可能な外形を有する標準フレ
   ームとによって形成されることを特徴とする カートリッジ型カセットテープ。