JPH01160697A - サインペン用芯体 - Google Patents

サインペン用芯体

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JPH01160697A
JPH01160697A JP62321887A JP32188787A JPH01160697A JP H01160697 A JPH01160697 A JP H01160697A JP 62321887 A JP62321887 A JP 62321887A JP 32188787 A JP32188787 A JP 32188787A JP H01160697 A JPH01160697 A JP H01160697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
fibers
fiber
core
toecap
Prior art date
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Pending
Application number
JP62321887A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hiramatsu
憲二 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
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Publication of JPH01160697A publication Critical patent/JPH01160697A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は水性または油性インクのサインペンの先芯もし
くは中継芯などの芯体に関するものである。
[従来の技術] サインペンは通常、水性または油性のインクを保持して
おくインク吸蔵体と、そのインクを吸蔵体から取り出し
、実際の被書体に書くための先芯とから成っている。ま
た最近では、吸蔵体と先芯の間に中継芯と呼ばれる中間
体を利用し、インクを吸蔵体から先芯に移行させる機能
を持ったものを使用する場合もある。これらの先芯、ま
たは中継芯としては、たとえば第3図または第4図に模
式図で示した如き繊維を用い、繊維束を接着したもの、
もしくはフェルト状にしたものが一般に使用されている
[発明が解決しようとする問題点] サインペンに要求される性能として、インクの吸蔵体は
インクをできるだけ沢山含有する機能が必要であり、先
芯または中継芯にはインクを円滑に移行する機能、およ
びインク吸蔵体中に含まれるインクを徐々に、そしてで
きるだけ多く取り出して被書体へ移行させる機能が要求
される。これらはインク利用率と呼ばれ下記のようにし
て求められている。
通常、この利用率は70〜80%が限度である。この利
用率を向上させることは、同じ量のインク含有量でより
沢山の字が書けることになり、実用上、非常に有意義で
ある。従来はインク吸蔵体の繊維素材の表面張力および
インク吸蔵体の繊維密度を使用する先芯または中継芯と
比較して、適宜調整していたが限界があった。即ち、表
面張力は使用する素材によりあまり変えられない。また
繊維密度の変更も吸蔵体として使用する場合の′成形体
としての形を保っ−ために制限がある。本発明は特殊な
断面を持つ繊維を使用することにより、インクの吸蔵体
のインクの利用率をできるだけ多くせんとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、繊維断面が少なくとも一部で外方へ開放され
た部分を持つ中空断面形状をなす合成繊維を主体繊維と
して含むことを特徴とするサインペン用芯体に関するも
のである。即ち本発明は、先芯または中継芯の素材とし
て、合成繊維の断面の少なくとも一部が外方へ開放され
た部分を有する中空断面形状を持つ糸を使用することに
より、非常に高い利用率が得られるものである。
次に本発明を図面で説明する。第1図はサインペンの全
体構成を示す模式図である。■はペン本体であり、2は
インク吸蔵体、3は先芯を示す。このサインペンの先芯
において、本発明の芯体構成繊維の模式図を第2図に示
した。第2図は繊維の一部が開放された部分を有する中
空断面形状をなす先芯構成繊維である。第3図および第
4図は従来の先芯構成繊維の1例である。本発明の先芯
構成繊維の構造により、繊維間の毛細管現象に加えて、
バインダー繊維に殆ど影響されない繊維内部の中空部に
よる毛細管現象により、インクの浸出が更に容易となっ
ているからである。本発明で使用される合成繊維はポリ
エステル、ポリプロピレン、ナイロンζアクリル、ビニ
ロンなどの中空断面状の合成繊維が好ましい。そして使
用されるインクが水性インクの場合は、更にその機能を
向上させるために、低分子量変性ポリエステル系の親水
性付与剤を表面に付着する方法が極めて有効である。第
5図は親水剤を表面に付与した状態を示す模式図である
。そして先芯または中継芯として使用するための成形加
工は従来の方法が適用される。この場合のバインダー繊
維の混合率は20〜70重屯%がよい。20重1%より
少ないときは、成形性が悪いので、先芯として実用性が
ない。また70重量%以上になるとき、インクの利用率
が悪くなる。好ましくは40〜50重量%を使用する。
又芯体の空隙率も毛細管現象と密接な関係があり、その
空隙率が80%以上にあがる時、繊維密度は疎となり、
繊維間の毛細管現象の効率が低下する。従って芯体の空
隙率は80%以下が好ましい。
なおここでいう空隙率とは下記の式で表されるものとす
る。
d、 = d、’ x ^+da”XB:芯体の平均密
度d : 芯体の見掛は密度 d0′:  中空繊維の真密度 do”  :  接着繊維の真密度 A ; 中空繊維の構成割合 B : 接着繊維の構成割合 ただしA+B=1 ここに得た先芯を使用して、第1図の模式図で使用した
構造のペン体を作り、2のインク吸蔵体の中に一定量の
インクを含有させ、先芯3よりインクの出なくなった時
のインクの利用率を測定した結果は90〜95%という
飛躍的に高い利用率が得られた。
[実施例] 次に、本発明の実施態様を実施例で具体的に説明する。
実施例1 ポリエステルで作った第2図(イ)の断面を有する繊維
(繊度:3デニール、繊維長 102mm)に親水剤:
5R−100[高松油脂(株)コを0,6%(繊維重量
当たり)付着したらの50重量%と、鞘成分に変性ポリ
エステルの低融点成分(融点110℃)を有し、芯成分
が高融点ポリエステルの芯鞘型のバインダー繊維(繊度
:3デニール、繊維長: 102mm)を50重量%と
を均一に混綿したものをカードウェブとじ絡合処理して
、130℃で2分間圧着成型したもので先芯を作った。
この先芯の見掛は密度は0.55であり空隙率は60%
であった。そしてインクの吸蔵体としてポリエステル繊
維(繊度:3デニール、繊維長: 102mm)を使用
して、繊維重量の45倍重量の水性インクを含浸させ、
第1図のようなサインベンを作った。このサインベ、ン
で被書体に線引きし、線が書けなくなったときのインク
吸蔵体中のインク残量を測定し、インク利用率を求めた
ところ95%であり極めて良好であった。
実施例2 ポリエステルで作った第2図(ロ)の断面を有する繊維
(繊度、3デニール、繊維長: 102mm)を50重
1%と、鞘成分に変性ポリエステルの低融点成分(融点
110℃)を有し、芯成分が高融点ポリエステルの芯鞘
型のバインダー繊維(繊度:3デニール、繊維長: 1
02mm)を50重量%とを均一に混綿したものをカー
ドウェブとじ絡合処理してフェルト化し、130℃で2
分間圧着成型したもので先芯を作った。この先芯の見掛
は密度は0.55であり空隙率は60%であった。そし
てインクの吸蔵体としてポリエステル繊維(繊度:3デ
ニール、繊維長: 102mm)を使用して、繊維重量
の4.6倍M量の水性インクを含浸させて第1図のよう
なサインベンを作った。このサインベンで被書体に線引
きし、線が書けなくなった時のインク吸蔵体中のインク
残量を測定し、インク利用率を求めたところ85%であ
り良好であった。
比較例1 ポリエステルで作った第4図に示す通常の史実型断面を
有する繊維(繊度:3デニール、繊維長: 102mm
)に親水剤:5R−100[高松油脂(株)製]を0.
6%(繊維重量当たり)付着したちの50重量%と、鞘
成分に変性ポリエステルの低融点成分(融点110℃)
を有し、芯成分が高融点ポリエステルの芯鞘型のバイン
ダー繊維(繊度、3デニール、繊維長: 102m11
+)を50重量%とを均一に混綿したものをカードウェ
ブとし絡合処理してフェルト化し、130℃で2分間圧
着成型したもので先芯を作った。この先芯の見掛は密度
はo、55であり、空隙率は60%であった。そしてイ
ンクの吸蔵体としてポリエステル繊維(繊度 3デニー
ル、繊維長二102mm)を使用し、繊維重量の45倍
重量の水性インクを含浸させて第1図のようなサインベ
ンを作った。このサインベンで被書体に線引きして、線
が書けなくなったときのインク吸蔵体中のインク残量を
測定し、インク利用率を求めたところ75%であり、不
良であった。この様に通常の史実型繊位では表面を親水
処理しても良好なインク利用率は得られない。史実型繊
維では繊維間の毛細管現象のみなのでインクの移行mが
小さく本発明のインク利用率に劣るわけである。
比較例2 ポリエステルで作った第3図に示す中空断面を有する繊
維(繊度:3デニール、繊維長: 102mm)を50
重量%と、鞘成分に変性ポリエステルの低融点成分(融
点110℃)を有し、芯成分が高融点ポリエステルの芯
鞘型のバインダー繊維(繊度 3デニール、繊維長: 
102mm)を50重1%とを均一に混綿したものをカ
ートウェッブとじ絡合処理してフェルト化し、130℃
で2分間圧着成型したもので先芯を作った。この先芯の
見掛は密度は055であり、空隙率は60%であった。
そしてインクの吸蔵体として、ポリエステル繊維(繊度
 3デニール、繊維長: 102mm)を使用し、繊維
重量の46倍重量の水性インクを含浸させて第1図のよ
うなサインベンにて被書体に線引きし、線が書けなくな
ったときのインク吸蔵体中のインク残量を測定し、イン
ク利用率を求めたところ60%であり不良であった。こ
の様に通常の中空繊維では良好なインク利用率は得られ
ない。
[発明の効果] 本発明の繊維断面が少なくとも一部で外方へ開放された
部分を有する中空断面形状の繊KLを主体繊維とした先
芯あるいは中継芯に使用することにより、インク利用率
の高いペンが作れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサインベンの全体構成を示す模式図、第2図は
本発明の芯体を構成する断面の少なくとも一部が外方へ
開放された中空断面形状の繊維の模式図、第3図および
第4図は従来の芯体構成繊維を、第5図は親水性処理剤
を付与した本発明の芯体構成繊維の模式図を示す。 特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)繊維断面が、少なくとも一部で外方へ開放された部
    分を持つ中空断面形状をなす合成繊維を主体繊維として
    含むことを特徴とするサインペン用芯体。 2)主体繊維の表面が親水性化処理されている特許請求
    の範囲第1項に記載のサインペン用芯体。 3)熱接着性繊維を含み、該繊維によつて繊維間が接着
    されている特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    サインペン用芯体。
JP62321887A 1987-12-18 1987-12-18 サインペン用芯体 Pending JPH01160697A (ja)

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JP62321887A JPH01160697A (ja) 1987-12-18 1987-12-18 サインペン用芯体

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JP62321887A JPH01160697A (ja) 1987-12-18 1987-12-18 サインペン用芯体

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JPH01160697A true JPH01160697A (ja) 1989-06-23

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ID=18137510

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JP (1) JPH01160697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020443A (ja) * 2009-06-15 2011-02-03 Teibow Co Ltd 繊維製液体供給芯及び該繊維製液体供給芯の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011020443A (ja) * 2009-06-15 2011-02-03 Teibow Co Ltd 繊維製液体供給芯及び該繊維製液体供給芯の製造方法

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