JPH01160275A - テレビ電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は静止画テレビ電話装置、特に電話回線を用いて
通話中に所望の静止画を送受信する静止画テレビ電話装
置の改良に関するものである。

［従来の技術］ 電話通信回線を用いて音声と画像とを同時に送るテレビ
電話が要望されているが、実際上、現在の電話通信回線
では、膨大なデータ量を必要とする動態画像を連続的に
送受信することが困難であり、静止画像を通話中に相手
方に送信する静止画テレビ電話が実用化されつつある。

この静止画テレビ電話は、通常の音声による通話中に、
この通話を一時的に中断して所望の静止画、例えば話者
の顔、通話内容に応じた写真画面あるい（≠絵等を任意
に送ることが可能である。

従って、このような静止画テレビ電話によれば従来不可
能であった画像を電話回線によって送受信することがで
き、またその都度−枚のみの静止画像を送るためにデー
タ処理量も限られて、テレビ電話の実用化を容易に行う
ことができるという利点があった。

このような静止画の伝送を行えるテレビ電話は、例えば
外国通信技術１９８６年１０月号などに示されている。

第２図は、その簡易静止画テレビ電話機の回路構成図で
ある。図において、（１）はハンドセット、（２）はマ
イクロホン、（３）は音声入出力回路、（４）はアナロ
グ回路、（５）はマトリクススイッチ、（６）は電話イ
ンタフェース回路（以下、電話１／Ｆ回路）、（７）は
電話回線接続端子、（８）はスピーカ、（９）はキーバ
ッド、（１０）は入出力ポート、（１１）はＣＰＵ、（
１２）はプログラムメモリ、（１３）は変復調回路、（
１４）はテレビカメラ、（１５）はイメージコントロー
ラ、（１６）は画像メモリ、（１７）はデイスプレィで
ある。

次に、この従来のテレビ電話機の音声と画像信号伝送の
動作を第２図及び第３図に基づいて説明する。

第２図において、音声による通話はハンドセット（１）
またはマイクロホン（２）から音声入出力回路（３）、
アナログ回路（４）、マトリクススイッチ（５）、電話
１／Ｆ回路（６）を経て電話回線接続端子（７）に送出
される。また、通話相手からの音声信号は上記信号経路
と逆の経路を経てハンドセット（１）またはスピーカ（
８）で再生される。

ここで、画像信号を送信する場合は、第３図に示すよう
に通信相手が同一データ形式画像データの通信能力があ
るテレビ電話機であるかを確認するため、能力について
のデータを含むＩＤコードの送出を行う。そして、相手
からのＩＤコード返送を受け、同様の能力を有すること
を確認した後に画像データの送信を行う。

すなわち、第２図において、キーバッド（９）によって
画像送出を指示すると、入出力ポート（１０）を介して
ＣＰＵ　（１１）がこれを検知し、プログラムメモリ（
１２）に予め格納されたプログラムに従ってＩＤコード
を変復調回路（１３）に送出する。そして、このＩＤコ
ードをアナログ信号に変調した後にマトリクススイッチ
（５）を介して電話回線接続端子（７）から送出する。

通信相手からのＩＤコードは上記信号経路と逆の経路を
経てＣＰＵ（１１）がコードを確認する。

一方、この間にテレビカメラ（１４）でとらえた画像は
イメージコントローラ（１５）で量子化され、画像メモ
リ（１６）に格納されて逐次デイスプレィ（１７）に導
出表示され、ＣＰＵ　（１１）の命令によって画像メモ
リ（１６）から電話回線接続端子（７）に出力される。

また、通信相手からＩＤコードまたは画像データの入力
があると、マトリクススイッチ（５）が受信したキャリ
ア信号によって送出先を電話インタフェース回路（６）
からの受信信号をアナログ回路（４）から変復調回路（
１３）へ切り替える。

そして、前記受信信号を変復調回路（１３）で復調した
後、ＣＰＵ　（１１）かＩＤコードの返送または画像メ
モリ（１６）へデータを格納し、イメージコントローラ
（１５）が自画像データと相手画像データを逐次導出し
てデイスプレィ（１７）に表示する。

なお、画像の送受信が終了して変復調回路（１３）から
のキャリア信号が無くなると、マトリクススイッチ（５
）は電話Ｉ／Ｆ回路（６）とアナログ回路（４）を接続
して音声による通話に復旧する。

このように、従来の静止画テレビ電話通信方式では、送
受信の両通話端で用いられるテレビ電話機の通信可能な
データ形式か必ずしも一致していないことから、送受信
の都度送受信両端テレビ電話機によるＩＤコードの送受
信により両型詰機の能力の確認を行い、適当な種別の画
像を選択する必要があった。なお、上記ＩＤコードが含
む送受信側の電話機の能力は、例えば送受信画面の画素
の大きさ等を示し、これらの画素は４８Ｘ４８．６４Ｘ
６４．９６Ｘ９６．１２８Ｘ１２８画素等の幾つかの種
別に区分けされている。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来のテレビ電話装置は以上のような構成だったので、
該テレビ電話装置は、通常の電話回線を介して音声の送
受信を行う電話通信方式と、テレビカメラにて撮影した
自己の画像表示又は電話回線を介して受信した画像の表
示のみにしか適用できなかった。

従って、端末局内の複数個所の監視を行う場合は他のホ
ームオートメーションシステム（以下、ＨＡシステムと
略称す）を別個に使用しなければならなかった。

すなわち、各カメラにて撮影した画像を画像データに変
換する手段と、画像表示手段と、をそれぞれテレビ電話
用の装置とＨＡシステム用の装置とがそれぞれ必要であ
るという問題点があった。

本発明に係るテレビ電話装置は上記のような問題点を解
消するために為されたものであり、従来単独に用いられ
てきたテレビ電話装置をＨＡシステムと融合するように
拡張されたテレビ電話装置を提供することを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ 」二記目的を達成するために、本発明は、電話通信回線
を用い、て、通話中に所望の画像を送受信するテレビ電
話装置において、端末局内に設けられ、監視を行うため
の監視用テレビカメラ、監視用マイク、及び監視用スピ
ーカと、電話回線を介して音声及び画像データの送受信
を行う通話モードと、テレビカメラを前記監視用テレビ
カメラに切換えるとともに、端末局内の監視を行う監視
モードとに切換えるモード切換え手段と、前記切換え手
段にて監視モードに切換わった後オンフック状態時に、
端末局内のテレビ電話装置のハンドセットと、前記監視
用マイク及び前記スピーカと、を用いて被監視対象と通
話を可能とする音声切換え手段と、を含むことを特徴と
する。

［作用コ 従って、本発明によれば、通常の電話回線を介して、音
声及び画像データの送受信を行う通話モードと、端末局
内に設けられたテレビカメラにより端末局内の監視を行
うことができる。

またさらに、監視用マイク及び監視用スピーカを設置し
ているので、テレビ電話装置の）１ンドセツトと前記監
視用マイク及びスピーカを用いて被監視対象と通話をす
ることも可能となる。

［実施例］ 以下、本発明の好適な一実施例について、第１図に基づ
いて説明する。

なお、第２図従来例と同一部分には同一符号を付し、説
明を省略する。

第１図には、本実施例によるテレビ電話装置のブロック
構成が示されており、（１８）は端末局内に設けられた
監視用テレビカメラ、（１９）は゛監視用マイク、（２
０）は監視用スピーカである。

そして、モード切換えスイッチ（２１）は、電話回線を
介して音声及び画像データの送受信を行う通話モードと
、テレビカメラを前記テレビカメラに切り換えると共に
、端末局内の監視を行う監視モードとに切り替える。

また、前記切換えスイッチ（２１）にて監視モードに切
り換わった後、オフフック状態にするとテレビ電話装置
のハンドセット（１）と前記監視用マイク（１９）及び
前記スピーカ（２０）とを用いて被監視対象者と通話を
可能とする音声切換え回路（２２）が設けられている。

従って、モード切換えスイッチ（２１）を通話モードに
設定すれば通常のテレビ電話装置として該テレビ装置は
動作する。また、前記モード切換えスイッチ（２１）を
監視モードに設定すれば、監視用テレビカメラ（１８）
にて撮影した画像データを従来の自己の画像表示の手順
と同じ方法で動画表示がなされる。

例えば監視用テレビカメラ（１８）を玄関の外側に設置
し、来訪者のあったときに前記モード切換えスイッチ（
２１）を監視モードに切り替えれば、ハンドセット（１
）又はハンドフリースイッチ（図示せず）によりオフフ
ック状態にすれば来訪者と会話が可能となる。

また、前記モード切換えスイッチ（２１）をドアの外側
に設けられたドアチャイムに連動して監視モードを自動
的に切り換わるようにすれば、該テレビ電話装置をドア
ホンとしても有効に活用できる効果を奏する。

また、上記実施例では監視用テレビカメラ（１８）をた
だ一つ設けた例を示したが、前記監視用テレビカメラ（
１８）を複数個設け、テレビカメラを選択する選択スイ
ッチを設ければ、テレビ電話装置設置個所にて複数個所
の監視を行うことが可能となる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係るテレビ電話装置によ
れば、通常の電話回線を介して音声及び画像データの送
受信を行う通話モードと端末局内の監視を行う監視モー
ドとに利用でき、テレビ電話装置にてＨＡシステムにも
活用できるというテレビ電話装置を得ることができる。

これによって種々の機能の拡張が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るテレビ電話装置の好適な一実施例
によるテレビ電話装置のブロック構成図、第２図は従来
のテレビ電話装置のブロック構成図、第３図は従来のテ
レビ電話装置の通信の手順を示す図である。 図において、（１）はハンドセット、（１８）は監視用
テレビカメラ、（１９）は監視用マイク（２０）は監視
用スピーカ、（２１）はモード切換えスイッチ、（２２
）は音声切換え回路である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　弁理士　大　岩　増　雄 （他　２名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）通話中に、テレビカメラで撮影した画像を画像デ
   ータに変換し、電話回線を通じ送受信するテレビ電話装
   置において、 端末局内に設けられ、監視を行うための監視用テレビカ
   メラ、監視用マイク、及び監視用スピーカと、 電話回線を介して音声及び画像データの送受信を行う通
   話モードと、テレビカメラを前記監視用テレビカメラに
   切換えるとともに、端末局内の監視を行う監視モードと
   に切換えるモード切換え手段と、 前記切換え手段にて監視モードに切換わった後オフフッ
   ク状態時に、端末局内のテレビ電話装置のハンドセット
   と、前記監視用マイク及び前記スピーカと、を用いて被
   監視対象と通話を可能とする音声切換え手段と、 を含むことを特徴とするテレビ電話装置。
2. （２）ドアの外側に、前記監視用テレビカメラ、前記監
   視用マイク、及び前記監視用スピーカと、をそれぞれ設
   け、 前記モード切換え手段は、ドアの外側に設けられたドア
   チャイムに連動して監視モードに自動的に切り替わるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテレビ電話
   装置。